ラスト15分、アクション映画史上最も苛烈で壮絶な死闘が勃発!
レイジング・ファイア今年最初の劇場鑑賞作品です。
怒火・重案 Raging Fire
2021年 香港・中国
監督・脚本:ベニー・チャン
音楽:ニコラ・エレナ
アクション監督:ドニー・イェン
スタントコーディネート:谷垣健治
出演:ドニー・イェン[甄子丹](チョン警部[張崇邦])
ニコラス・ツェー[謝霆鋒](ンゴウ[邱剛敖])
チン・ラン[秦嵐](チョンの妻[藍可盈])
パトリック・タム[譚耀文](チョンの上司[袁家宝])
ケニー・ウォン[黄徳斌](チョンの部下[戴卓賢])
ディープ・ン[呉浩康](チョンの部下[周子俊])
ジーナ・ホー[何珮瑜](チョンの部下[呂慧思])
アンガス・ヤン[楊天宇](チョンの部下[曹寧])
ブルース・タン[湯君慈](チョンの部下[関頌謙])
プリンス・マック[麦亨利](ンゴウの手下[招志强])
キット・チャン[張文傑](ンゴウの手下[朱旭明])
トニー・ウー[胡子彤](ンゴウの手下[羅剣華])
デレク・クォック[郭政鴻](ンゴウの元部下[張德標])
レイ・ロイ[呂良偉](イウ警部[姚若成])
サイモン・ヤム[任達華](監察長[駱智輝])
サミュエル・クォック[郭鋒](フォック会長[霍兆堂])
ベン・ユェン[袁富華](副総監[司徒傑])
ベン・ラム[林國斌]
(茶果嶺のボス・マンクァイ[猛鬼])
ロー・ワイコン[盧惠光]
(ンゴウを裏切るヤクザのボス[馬交榮])
今夜のデカいヤマを前に、東九龍警察本部のチョン警部(ドニー・イェン)は気を引き締めていた。何年も追ってきた凶悪犯のウォン・クワンが、ベトナムマフィアと大量の薬物を取引する現場に踏み込むのだ。出動まで待機するチョンに、上司から呼び出しの電話が入る。数日前に逮捕した若者が、有力者の息子で示談も成立したから調書を書き直せというのだ。どんな悪も許さないチョンは、断固としてはねのけるのだった。
本部に戻ったチョンは愕然とする。上からの嫌がらせで、チョンが率いるチームが出動から外されていた。チョンとは兄弟同然のイウ警部のチームが、取引場所へと向かう。ところが、不気味な仮面をつけた5人のグループが、ベトナムマフィアとウォンを殺して薬物を奪い、駆けつけた刑事たちも襲撃する。瀕死のイウに向かって男たちは仮面を取り、リーダーらしき男が「久しぶりだな」と不敵に笑う。彼の名前はンゴウ(ニコラス・ツェー)、チョンを慕っていた元エリート警官で、他の4人は当時の彼の部下だった・・・。公式サイトより
こちらでは1月28日からの公開で、まさかのレイトショーのみの上映・・・ちょっと迷ったけれど、久々の香港映画、久々のニコくん♪となれば行くしかない!と行って来ました。
いやぁ~行って正解! これぞ香港映画!しかも広東語♪こうでなくっちゃ!!と大満足でございます。
物語は単純・・・出世のために上司の言いなりに動いた挙句に切り捨てられた恨みを晴らそうとする元警官たちと、上からも疎まれるほど正義感が強いばかりに元警官たちに逆恨みされた警官との戦い・・・なので、頭を使うことなく派手で緻密な(?)バトルを堪能することができました。
ド兄さんの珍しいイチャイチャぶりから始まって(笑)暗闇廃モールでの銃撃戦、スラム街でのバトル、街中カーチェイスに市民を巻き込む銃撃戦、そして最後のバトルとどんどんスケールアップするアクションはお約束とばかりに裏切りません。途中から楽しくなっちゃうくらい・・・もちろん、暴力を楽しんでいるわけじゃなくて、そこまでするのか?と目を覆いたくなるところもあるのだけど、そう思わせるくらいに作り込まれているのを楽しむって感じでしょうか。巧く言えないけど。
なにより、キレ味するどいニコくんの動き・・・ナイフとか刃物持たせたら一番だわ♪・・・が、美しい。ここでの悪役もあんまり感情移入できないような独りよがりな悪役に作り込んでいるのもポイント高いし・・・最後はもう、ド兄さんの最後の表情が物語る哀れさしかないもの。
そして、エンディングのニコくんの唄に涙・・・ベニー・チャン監督を悼みながら、それまでの作品も思い出しておりました。
主題歌《對峙》唄:謝霆鋒
レイジング・ファイア【Blu-ray】 [ ニコラス・ツェー ] 価格:4,065円 |
この記事へのコメント
ケフコタカハシ
すっっっかりご無沙汰してます。
この作品、先日レンタルして観ましたよ。
終盤に出てきたサイモン・ヤムがカッコ良くてニヤニヤしちゃいました。
随分お偉いさんになっちゃってる〜、ドニーさんはまだまだ下っ端(中間管理職?)なのに〜とか。笑
まぁドニーさんは、役者としても役柄としてもずっと現場の人ですもんね。
ところで、いよいよ鎌倉殿もクライマックスですね。
ひらで~
こんにちは♪
こちらこそ、すっっっかりご無沙汰しております。
レンタルでご覧になったのですね。
ヤムヤム、さらに貫禄ついてカッコ良い♪ニヤニヤしちゃうのもうなずけます。
ドニーさんの実年齢、ヤムヤムより7つくらい若いので部下でもおかしくないのですが、差がなく見えますね~
ドニーさんは、動いていてのドニーさんですから現場が似合います。
鎌倉殿、どんな終わり方をするのか楽しみです♪