WOWOWで放送された中国ドラマ「陳情令」の
#26 雨の中の選択
蘭陵金氏が主催する百家宴。そこには藍氏を裏切り、帰郷後に自らの門派を開いた蘇渉の姿もあった。そんな中、金子勲が藍忘機らに飲めない酒を強要する。すると魏無羨が藍忘機に代わって酒を飲み、温氏の残党である温寧の行方を問いただし大騒ぎとなる。面目をつぶされた金光善金は大いに憤慨する。魏無羨は町で遭遇した温情を連れて窮奇道へと向かうが、案内された先で待っていたのはしかばねの山だった。
#27 揺るがぬ誓い
魏無羨を引き止めるため窮奇道にやって来た藍忘機。しかし魏無羨から、かつて交わした誓いを問われ、道を譲ることに。魏無羨は温氏の残党を引き連れて夷陵の乱葬崗へと入っていくのだった。一方、魏無羨が温寧を傀儡にして舎監を殺したことで、宗主の立場にある江澄は矢面に立たされていた。江澄は各世家に対し、魏無羨を連れ戻して陰虎符を没収することを約束する。江澄は魏無羨の敷いた結界を破り……。



#28 双傑の対峙
乱葬崗を訪れた江澄。そこには家を建て耕作に励み、日々を生きようとする温氏の人々の姿があった。温氏と手を切って戻るよう説得する江澄に対し、魏無羨は温情と温寧の恩を忘れたのかと問い詰める。翌日、2人は決闘を行ない、魏無羨は乱葬崗に残り、江澄は江氏が魏無羨を破門したことを天下に告げるのだった。しばらくして、夷陵を訪れた藍忘機は小さな男の子から足をつかまれ……。
#29 我が道を行く
久しぶりに再会した魏無羨と藍忘機。阿苑を交えて食事をしていると乱葬崗から異変の知らせが。急いで乱葬崗へ戻ると、目覚めた温寧が禁制の術を解いて悪霊を放ち暴れだしていた。魏無羨と藍忘機は陳情笛と忘機琴で温寧を鎮め、温寧は理性を取り戻す。喜びに沸く温氏の人々を見て乱葬崗を後にする藍忘機は、別れ際、魏無羨に“今の状況を続けるのか”と問うが、魏無羨は温氏の生き残りを見捨てることはできないと語り……。
#30 涙の晴れ姿
温寧と街へ出た魏無羨は、突然、江澄から呼び止められる。江澄の案内で空き家に入った魏無羨の前に現われたのは師姉の江厭離だった。金子軒との婚礼が間近のため、花嫁姿を魏無羨に披露しに来たのだ。江厭離は感無量になる魏無羨にまだ生まれてこない息子のためにあざなを考えてほしいと告げ、3人は久しぶりに師姉の蓮根の汁物を囲んで再会を喜ぶ。その夜、温情は街から帰ってきた魏無羨の様子が違うことに気付き……。
#31 予期せぬ悲劇
魏無羨のもとに藍忘機から書状が届く。金子軒と江厭離の息子、金凌の生誕満1カ月を祝ううたげへ招待したいという内容だった。喜んだ魏無羨は自ら作った魔よけの腕輪を持参して、温寧と金麟台へ向かうため窮奇道を通るが、そこには金子勲が各家の子弟を率いて待ち伏せしていた。金子勲から千瘡百孔の呪いを解けと身に覚えのない因縁をつけられた魏無羨は、温寧を操り、矢を放ってきた金子勲たちに対抗するが……。
#32 絶望の叫び
金子軒の死に打ちひしがれる江厭離の姿を見て心を痛める魏無羨。一方、各世家は犠牲になった仙師を弔うべく不夜天で決起大会を敢行、温氏残党はむくろがさらされていた。そんな中、不夜天に魏無羨が現われ、ついに各世家の仙師たちと戦うことに。魏無羨は陳情を奏でるが、突然、笛の調べが変わり、仙師たちが傀儡となって襲い掛かる。異変を察して慌てる魏無羨だったが……。
#33 16年後
江厭離を失い自暴自棄となった魏無羨は、陰虎符をバラバラにして、藍忘機と江澄の目の前で不夜天の谷底へと姿を消す。それから16年後、莫玄羽として復活した魏無羨は藍忘機と再会、久しぶりに姑蘇藍氏の雲深不知処にとどまるが、莫家荘で捕らえた剣霊の力が強大なため、問霊を行なった藍啓仁が負傷してしまう。剣霊が誰かの手で故意に莫家荘に放たれたと踏んだ魏無羨と藍忘機は、剣霊が指し示す北西の地・清河へと向かうが……。
#34 懐かしき顔
清河に到着した魏無羨と藍忘機。郊外の行路嶺に人食い妖怪が出る霊堂があるという怪談を耳にする。2人が早速霊堂に行くと、中には刀を入れたひつぎがあり、壁には金凌が埋められていた。金凌を救い出し、霊堂を出た2人の前に怪しい影が。魏無羨はその影を藍忘機に追わせ、自分は金凌を宿まで連れて行くが、金凌の足には悪詛痕という呪いが取りついていて……。
#35 刀霊の導き
金凌に取りついた悪詛痕を自分の体に移した魏無羨。宿にいたのはかつての友人で、今は聶氏宗主の聶懐桑だった。行路嶺にある人食い霊堂の噂の真偽を聞いた魏無羨と藍忘機は、翌日再び霊堂に入り、ひつぎに入った刀を調べる。だがそこには唯一、前宗主聶明玦の覇下だけが見当たらなかった。聶懐桑から聶明玦の身に起きた怪事を聞いた2人は、刀霊が聶明玦の骸のもとへ呼んでいると推測し……。
#36 知己の告白
頭に刺顱釘を埋め込まれて何者かに操られていた温寧。魏無羨のおかげで温寧は正気を取り戻す。すると突然、酔った藍忘機が現われ、魏無羨は藍忘機の行動に振り回されることに。ようやく宿に戻ると、そこには刀霊を奪おうとする仮面の男が。魏無羨と藍忘機は仮面の男を撃退し、翌日、刀霊の導きで蜀の東、義城に到着する。だが義城は濃い霧に覆われ、人の気配もしない不気味な町で……。
#37 操りし者
義城で大勢の傀儡に遭遇し、あばら屋に身を隠した魏無羨たち。魏無羨が解毒のかゆを作っていると、外にはつえを突く白瞳の娘の姿が。そこへ遠くから霜華剣を背負ったひとりの男が現われる。見覚えのある姿に魏無羨は男を家の中へと助け入れるが、今度は頭上から屋根を突き破り1体の傀儡が襲ってくる。なんとその傀儡は宋嵐だった。魏無羨は藍思追に問霊をさせ、誰に操られているのかと問うが……。
#38 束の間の安息
魏無羨は暁星塵のむくろのもとへ導いた白瞳の娘の記憶に入り込む。10年前、失明したふりをして盗みを働いていた阿箐は、ある時、失明した暁星塵に出会う。阿箐は暁星塵と旅をするようになるが、道中で瀕死の男を発見、義城の義荘で治療してやることに。その瀕死の男こそお尋ね者となっていた薛洋だった。阿箐は薛洋を悪人だと疑うも、薛洋は正体を隠して目の見えぬ暁星塵と平穏な日々を送っていたのだが……。
#39 こぼれ落ちた飴
義城での悲しい真実を知った魏無羨たち。薛洋は藍忘機の剣に倒れる。魏無羨と藍忘機は正気を取り戻した宋嵐にその場を託し、阿箐を埋葬する。宋嵐は薛洋にとどめを刺し、薛洋は薄れゆく意識の中、自ら命を絶った暁星塵のことを思い返しながら死んでゆくのだった。義荘に戻った魏無羨と藍忘機は宋嵐を見送った後、刀霊が示す場所を探ってみると、なんと首のない1体のむくろが現われ……。
#40 首級の行方
蘭陵金氏の金麟台で開かれる清談会に現われた藍曦臣と藍忘機。魏無羨も仮面を着けて同行するが、莫玄羽と思い会場内は騒然とする。莫玄羽は金光瑶の妻である秦愫に付きまとっていたとの噂だった。その夜、聶明玦の首級を捜すため、術をかけた魏無羨が金光瑶の寝殿へと潜入。寝殿では何者かの告発の文を受け取った秦愫が金光瑶を激しく責めていた。すると金光瑶は秦愫の動きを封じて奥の密室へと連れて行き…。
#41 両者の溝
芳菲殿の密室で聶明玦の首級を見つけた魏無羨は、聶明玦の記憶に入り込む。聶明玦と金光瑶の因縁は、金光瑶がまだ孟瑶と名乗っていたころ、夜狩で子弟たちに侮辱されていたことに端を発す。副将に抜擢された金光瑶だったが、聶氏を追放され、その後、藍曦臣も加えて義兄弟となるも聶明玦との溝は埋まらず……。
#42 清心音の謎
金光瑶に隠し部屋を開くよう迫る魏無羨と藍忘機。衆人が見届ける中、突然、秦愫が短刀を奪い自害してしまう。そして金光瑶は、仮面を着ける男が夷陵老祖であることを暴く。藍忘機は金凌に刺された魏無羨を連れ辛うじて金麟台を脱出、雲深不知処の静室にかくまうことに。藍曦臣から金光瑶が黒幕である根拠を問われた魏無羨は、聶明玦と共情した際に金光瑶が弾いていた清心音を吹いて聞かせ……。
#43 重なり合う心
金光瑶が聶明玦に聞かせた清心音に邪曲の旋律が組み込まれていたと踏んだ魏無羨と藍忘機、そして金光瑶の裏の顔に動揺を隠せない藍曦臣。その藍曦臣に、魏無羨は藍忘機の体にある戒鞭の痕について問う。実は16年前、藍忘機は魏無羨をかばったとして藍啓仁から戒鞭300回と3年の面壁を科せられていた。そんな中、金光瑶が雲深不知処を訪れ乱葬崗に傀儡が現われたと告げ……。
#44 裏切り者の旋律
蘭陵金氏の仙師だった綿綿に再会した魏無羨と藍忘機。その後、温寧も合流し乱葬崗に向かうが、乱葬崗の伏魔殿には金凌や藍思追ら各世家の子弟たちが何者かに捕らえられていた。すると各世家の宗主たちも到着、傀儡を操ったと魏無羨を問い詰める。そこへ傀儡の大群が現われ退治しようととするが、奇妙なことに宗主らは霊力を失っていた。ひとまず伏魔殿の中で陣を張り傀儡を防ぐ中、魏無羨は蘇渉にある仮説を述べ……。
#45 在りし日の面影
戦曲のからくりを見抜かれた蘇渉。魏無羨から「乱魄抄」を見せられ、その場を逃げ出す。傀儡が襲ってくる中、魏無羨と藍忘機が囮となって全員を乱葬崗から脱出させ、一行は乱葬崗から近い蓮花塢へ身を寄せることに。その道中、温寧から身の上を尋ねられた思追は、温寧に既視感を覚える。その後、一行が蓮花塢に到着すると、それを待ち受けたかのように2人の女が訪ねてくる。女たちの口からは驚愕の証言が……。
#46 金丹の真実
金光瑶の恐ろしい事実を宗主たちの前で告げた思思と碧草。2人は何者かに金光瑶の悪事を暴くように仕向けられていた。動揺し、声高に打倒金光瑶を叫ぶ各世家の仙師たちを後に、魏無羨は藍忘機を連れて江氏の祠堂を訪れ、亡き江一族の位牌にお参りする。それを見た江澄は、魏無羨が藍忘機や温氏を守ったことで江氏を犠牲にしたと罵倒する。霊力を消耗していた魏無羨はその場に倒れてしまい……。
#47 華麗なる弁舌
雲萍にある金光瑶の私有地を訪れた魏無羨と藍忘機。そこは街中に立つ観音廟だった。2人は温寧を外に残し廟をのぞくと、中には金氏の子弟や霊力を奪われた藍曦臣の姿が。廟に侵入しようとした金凌を守ろうとした魏無羨。だが金光瑶に琴弦で首を絞められたため藍忘機も反撃を断念する。聶懐桑は蘇渉に捕らえられ、江澄も金光瑶の弁舌に動揺した隙に霊力を奪われてしまう。そんな中 金光瑶は急いである物を掘り起こさせ……。
#48 暴かれた呪い
江澄に金丹のことを問いただされた魏無羨は、過去には執着していないから忘れるよう江澄に伝え、魏無羨の想いに江澄もわだかまりを解いていく。一方ようやく目当ての品を掘り当てた金光瑶だったが、地中から毒が噴き出し手を負傷、箱を開けると入っていたのは首をつながれた聶明玦の骸だった。
#49 不義の果て
追い詰められた金光瑶。藍曦臣から秦愫をめとり金光善を殺した理由を問われ、他に道はなかったと告げる。そして蘇渉を使って温寧が金子軒を殺すように仕向けたことも告白、魏無羨と金凌が動揺した隙に、金凌を人質に取るのだった。ところが金光瑶が金凌を連れて逃げようとしたその時、廟の入り口から聶明玦の得物“覇下”を持つ黒い気に包まれた人物が現われ……。
#50 忘羨
聶懐桑が叫んだ瞬間、とっさに金光瑶に剣を向けた藍曦臣。すさまじい怨念の力で廟が崩れ始め、魏無羨や藍忘機たちは外へ逃げるが、金光瑶は藍曦臣を外へ突き飛ばしひとり廟に残る。一方江澄はかつての自分と魏無羨の姿に想いをはせ、金凌と共に去っていく。そして廟を後にした藍忘機と魏無羨を、藍思追と温寧が追いかけてくる。藍思追は魏無羨に幼いころのおぼろげな記憶を告げ……。
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