空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎
妖猫傳
LEGEND OF THE DEMON CAT
2018年中国・日本(東宝・KADOKAWA)
監督: チェン・カイコー[陳凱歌]
原作: 夢枕獏 『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』
脚本: チェン・カイコー
ワン・フイリン[王蕙玲]
音楽: クラウス・バデルト
主題歌: RADWIMPS 『Mountain Top』
VFXスーパーバイザー: 石井教雄
サウンドデザイナー: 柴崎憲治
出演: 染谷将太(空海)
ホアン・シュアン[黄軒](白楽天)吹替え:高橋一生
チャン・ロンロン(楊貴妃)吉田羊
チン・ハオ[秦昊](陳雲樵/ 陳玄礼)桐本拓哉
キティ・チャン[張雨綺](春琴)沢城みゆき
チェン・タイシェン[成泰燊](瓜翁)山寺宏一
チャン・ティエンアイ[張天愛](玉蓮)花澤香菜
シャー・ナン(麗香)
チャン・ルーイー[張鲁一](玄宗皇帝)イッセー尾形
オウ・ハオ[欧豪](丹龍)寛一郎
リウ・ハオラン[劉昊然](白龍)東出昌大
シン・バイチン[辛柏青](李白)六角精児
ティアン・ユー[田雨](高力士)金田明夫
リウ・ペイチー[劉佩琦](黄鶴)不破万作
リー・チュン[李淳](執事官)
チン・イー[秦怡](老女官)
阿部寛(阿倍仲麻呂[晁衡])
火野正平(大師[空海師父])
松坂慶子(白玲)
六平直正(妖猫の声)
遣唐使として同国を訪れていた空海は不可解な病に侵された玄宗を救うよう
祈祷するために宮中に招かれるが、皇帝は亡くなってしまう。皇帝の死は
単なる病死とするよう記録するように命じられた白居易は、不満を抱えて
空海に声をかける。空海は宮中に黒猫がいるのか白居易に尋ねるが・・・。
久々の更新です(--;)
本日、二回目、観て来ました。2月25日に一人で、行っていたのですが、
思わぬ経路で前売り券をを頂いたので、友人を誘い、行って来ました。
前回観た後、感想も書かねばなんて思いながら、上娘の卒業式や
下娘の引越しやら何かとあって、やっと落ち着いてきた今頃に♪
さすがは陳凱歌監督作品、お金も時間もたっぷりかけた超大作です。
綺麗で、見応えたっぷり♪
お話は夢枕獏さんの原作ですが、かなり省略されてます・・・大筋だけかな?
だけかな?というのは、原作を読んでいるところなので(笑)
今半分くらい読んだところ・・・一回目の時は4分の1程読んでいましたが、
既に違うよね~って感じでしたから原作ファンには受けが悪いかも。
でも、原作通りは映像化が難しいのではってところもありますし、
これはこれで好かったのではないかな。
都の規模とか雰囲気なんて、日本人の想像をはるかに越えてましたし、
原作にはない描写とかもあって、これは中国の方じゃないと、と感心しました。
それに、この大きさは日本じゃ絶対、映画化、無理ですね。
賛否両論は覚悟の上だろうけど、『PROMISE』がOKだった方は
大丈夫なのでは・・・愛を描いているところでは、同じように思えるから。
この、愛の形、泣けましたね・・・二回とも同じ所で。
映像美もこだわり尽くした感じがいっぱい・・・栄華と衰退、美と醜、のような
両極にあるようなものを一度に見せられているような感じで圧倒されました。
だから余計に切なさが迫ってくるのです。
ただ、登場人物の絡み具合がちょっと複雑で、予備知識がないと難しいかな。
せめて楊貴妃がどんな人物なのかぐらいは知らないと、辛いのでは。
原作読んでいればいたで、今度は単純化されすぎてないか?って
思えるところも出てくるし・・・原作を先に読んでる(半分だけど)私としては、
なぜ空海がこの事件を解くことになったのかが重要だったような気がするので
そこが描かれてないのが残念だったなぁと思いました。
空海とコンビを組んでた橘逸勢はしっかり消えてるし・・・まぁ、中国では
知名度低いだろうし、彼の役割を白楽天にかぶせたことで、<長恨歌>を
詠った想いがしっかり描かれることになるので、仕方がないのかな。
あと・・・
邦題の「空海」というのは、空海の半生かな?なんて思って観に来る方も
絶対いるだろうから、これは反則だよね(笑)
原作自体、「陰陽師」の陰に隠れて地味な扱いだったし・・・と、思うのは
私だけか?・・・映画公開の少し前に知ったばかりだったから(^^;)
原作と同じ題名で好かったのではないかな、角川映画なんだから・・・
いやいや、それが逆に狙いだったりして・・・こうして、原作読んでる自分が
いるんだものね、見事にひっかかったわけね(笑)
それから、日本語版しかないのも残念でした。染谷くんの中国語や黄軒の
声が聴きたかったなぁ・・・あ、でも中国語、吹き替えてしまいますね。
(これについては、YouTubeにあったので速攻クリア♪)
黄軒といえば、少し前に観た「女医・明妃伝」で景泰帝での姿のインパクトが
強くて、気持ちのリセットが間にあわず奇妙な感じでした(笑)が、
笑顔が好いのよ♪
染谷くんも、「寄生獣」をちょっと前に観たばかりで・・・でも、坊主頭は可愛い♪
阿部さんに至っては、本編上映前に『蚤とり侍』の予告のイメージがっ!
映画出すぎでしょ(笑)
そうそう、皇帝のお側にいた執事官役の李淳さんは、アン・リー[李安]監督の
息子さんだそうです。
この記事へのコメント
キョーコ
私もコレ観たけど感想書いてませんわ。汗
ネコせんべいにはクスッとなりましたよね。
おりんご
どんな話かちょっと気になるのでネット配信されたら見ようかな。いつになるかは分からないけど…。
ひらで~
こんばんは~
返事が、相変わらず遅くてごめんなさい!!
ネコせんべい・・・ああなるとは、思いも
しませんでした(--;)
まだ原作全部は読めてないですが、映画は
映画、原作は原作で楽しんでます(笑)
映画の感想、待ってます♪
ひらで~
こんばんは
返事が遅くなりごめんなさい!!
奇想天外・・・まさしくです(^^)
日本の作家作品が中国で映画化された
ことにも驚きでしたが、こういう話が
やっぱりみんな好きなのです(笑)
機会がありましたら是非♪