豊臣と徳川の決戦が始まった。大阪城を出て、野戦に持ち込む幸村だったが、形勢は圧倒的に不利。死を覚悟する茶々に、幸村は「望みを捨てなかった者にのみ、道は開ける」と諭す。やがて勝永らの活躍により戦況は一転、豊臣方は徳川軍を次々と撃破する。だが秀頼のもとに、幸村が寝返ったといううわさが広がる・・・。幸村は、家康ただ一人に狙いを定め、一騎で突き進んでいく!とうとう、最終回。今までの大河とは違った終わり方をするらしいと、
かなりの期待で観たのですが・・・重くなく、カラっとして清々しい感じ。
戰など大きな出来事があっても歴史というか、時間は止まることもなく
人は生き続けて、命をつないでいく存在なんだなぁ~とも。
もちろん胸が熱くなるところ、切なくなるところがしっかり描かれていて、
思わず涙してしましましたが、え?そういう展開になるんだ~!って
驚かされるところも、笑えるところもありの、あっという間の55分でした。
梅ちゃんは回想にはあったけど、さすがに本編には出てこなかったな(笑)
でも、六文銭はちゃんと出てきてくれました。
信之さんの六文銭に繋がるとは・・・素敵な兄弟でした。
だから、タイトル、私が付けるとすれば「兄弟」。
家康さんが戦国の世の勝者ならば、敗者の思いを一人で背負いこんだような
幸村さん。敗者復活戦のような大阪の陣にすべての思いを継ぎこんで、
あと一歩というところまで追い込んだけれど、時代が必要としなかったとしか
思えないような最後・・・秀忠さんの勝ち誇った表情が印象的で、彼にも彼の
物語があったんだなぁと実感しました。
幸村さんの最後は、自害したということになっていましたが、
結果、首は取れなかったけれど、苦しみは充分与えることはできたから
この形の最後は、無念さより解放感が漂っていたような・・・。
幸村さんは生きた証を残すため、家康さんの首を狙った・・・ってことに
なるのかな、なんて安易に考えていたけど、最後の最後まで人のために
戦う人ととして描かれるとは・・・。
戦国時代の最後の武将でもあるのだろうけれど、天下をとる!って言うような
特別な野心があるわけではなく、目の前の問題に右往左往しながら
解決し、ひたすら生き抜くことを考えていて、誰もがそうであるように
尊敬したり、愛したり大切にしたい人々が周りにいる普通の人間だった
ところが、良かったなって。巧く言えないのだけど、もちろん、普通と言っても
誰にも優しくて気が利くところなどあって、誰にでも可愛がられるタイプだから
そうそういないっていったら、そうなんだっけど・・・でも近所にいそうな
人の好いお兄さんって感じだったのが受け入れやすかったのよね。
描かれているのも、家族の絆とか、色んな形の父と息子や
上司と部下の関係だったりするので、どこかしかに共感できるところが
あって、理解し易かったのも良かったです。
そして、幸村さんを取り巻く人たちが素敵で・・・
ともかく、最後まで楽しく観ることができたのは、幸村さんをはじめ、
登場人物誰もが個性的で愛おしい存在だったってことに尽きるのですよね。
観ている方は、気が抜けなくて大変だったけど(笑)
舞台でしかお目にかかれなかった素敵な役者さんを知ることもできましたし、
歴史の舞台になった場所への興味も膨らみ、実際に行ってみたり、
調べてみたりと、ドラマ以外で楽しむこともできて、とても有意義で
楽しい一年が過ごせました♪
一人一人語りたいけど、キリがないので(笑)
ホントにこれで終わってしまうなんて寂しい限り・・・
ラスト、信行さんについてのナレーションに、松代藩が輩出した有名人(?)
象山先生が出てきましたが、「新選組!」繋がりか?(笑)
でも、象山先生を主人公にして、新たな幕末モノをまた大河で!って
期待もしてるんだけどな♪
スピンオフも期待してま~す!!
そうそう、話は戻りますが、信州繋がりで・・・作兵衛さんの最後のシーン、
大事な畑を踏み荒らされて怒りながら言うセリフ、
「おめたーぁ!」
聞き違いだったらごめんなさいですが、
“お前たち!”の信州弁(北信・東信)だと思う・・・これ聞いて、
うわ~って思った信州人はいるはず。
第49回
真田丸
19日追記:観てすぐに書き込んだので、なんだかめちゃくちゃ・・・
一晩たって、ちょっと手直ししましたが、あまり変わってないかも(笑)
まだ、興奮してる感じ・・・これが、世に言う“ロス”ってことなのかな。
ドラマ館、また行ってこようかな。もうすぐ終わってしまうから・・・
と言いながら、実は土曜日に行って来ました(笑)
トークイベントに行ってきた、と言いたいところですが、ハズレ(--;)
別の用事で上田に行くことがあって・・・二度目ですが、展示も変わっていて
充分楽しむことができました。真田丸のセットを疑似体験できたのが
嬉しかったです♪何より、お土産の種類が増えててびっくり。
今回自分用に買って来たのは、年賀状に使おうかなと家紋マスキング
テープ、綺麗な缶に入っている金平糖、真田紐ストラップ
お菓子は“櫓門最中”♪この最中、ちゃんと形が上田城の櫓門なのです。二種類のあんこ入り♪
上田のお菓子のお土産といえば、みすず飴とくるみそば(蕎麦じゃないよ)
でしたが、お薦めお菓子の仲間入りです(^^)
この一年、このドラマを観なければ行くことがなかったであろう沼田に行ったり、
近いからいつでもいいやなんて思って行くことがなかった真田の郷など
巡ることができました。記事にUPしようと思ってはいたけれど、歳のせいか
億劫になってきて、ドラマの感想を週一でUPするのが精一杯でした。
感想と言っても大した内容じゃいので、読んでくださった方には
申し訳なく思っていますが、コメントなどくださり感謝でいっぱいです♪
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
来年も・・・大河は観るつもりですが、記事はどうかな~でも、たまに
UPするかもしれないので、その時はよろしくお願いします(^^)
最後に・・・オープニングのタイトルに出て来る滝・米子大瀑布の
紅葉時の写真です♪上にはもちろんお城はありません(笑)
出演
真田信繁(幸村)・・・堺雅人
真田信之・・・大泉洋
きり・・・長澤まさみ
春・・・松岡茉優
高梨内記・・・中原丈雄
堀田作兵衛・・・藤本隆宏
佐助・・・藤井隆
真田大助・・・浦上晟周
矢沢三十郎頼幸・・・迫田孝也
小山田茂誠・・・高木渉
与八・・・今野浩喜
梅・・・大出菜々子
河原綱家・・・大野泰弘
真田信吉・・・広田亮平
真田信政・・・大山真志
すえ・・・恒松祐里
石合十蔵・・・加藤諒
大蔵卿局・・・峯村エリ
本多正純・・・伊東孝明
明石全登・・・小林顕作
千・・・永野芽郁
直江兼続・・・村上新悟
大野治房・・・武田幸三
伊達政宗・・・長谷川朝晴
片倉景綱・・・ヨシダ朝
豊臣秀頼・・・中川大志
片桐且元・・・小林隆
大野治長・・・今井朋彦
徳川秀忠・・・星野源
毛利勝永・・・岡本健一
大角与左衛門・・・樋浦勉
近藤正次・・・三村晃弘
才蔵・・・博多華丸
六郎・・・矢本悠馬
甚八・・・岩井秀人
清海入道・・・村松邦洋
鎌之介・・・梅垣義明
十蔵・・・鈴木拓
伊佐入道・・・脇知弘
五兵衛・・・水嶋義人
茶々・・・竹内結子
上杉景勝・・・遠藤憲一
寧・・・鈴木京香
本多正信・・・近藤正臣
徳川家康・・・内野聖陽
回想
武田勝頼・・・平岳大
とり・・・草笛光子
真田昌幸・・・草刈正雄
薫・・・高畑淳子
梅・・・黒木華
織田信長・・・吉田鋼太郎
松・・・木村佳乃
出浦昌相・・・寺島進
豊臣秀吉・・・小日向文世
石田三成・・・山本耕史
加藤清正・・・新井浩文
豊臣秀次・・・新納慎也
板部岡雪斎・・・山西 惇
北条氏政・・・高嶋政伸
大谷吉継・・・片岡愛之助
塙団右衛門・・・小手伸也
後藤又兵衛・・・哀川翔
長宗我部元親・・・阿南健治
この記事へのコメント
キョーコ
終っちゃいましたね~。
ゲンジローや豊臣の面々がその後どうなったのか、はっきりとは触れられてませんでしたな。
豊臣の人たちなんてナレ死ですらなかったし。
次も戦国時代なので、最初は見てみようかなと思ってます。
ひらで~
終わっちゃいました~~~~~
その後は、知っての通り・・・って
感じでしょうか(笑)
ゲンジローくんが観ていた世界だけを
描くことにこだわってのことだとすれば
その後はどうなろうと知ったこっちゃない
ってことかも・・・最後まで徹底していて
あっぱれです♪
次回作、春馬くんが結構好きなので
なんだかんだと、観ちゃいますわ(^^)
おりんご
話は変わりまして、「真田丸」、最終回のオンエアを見ました。やっと終わったという感じです。面白い所もあったり、個性派俳優の名演技に感動したりしましたが、家康と茶々の成長の変化が乏しかったのが私には不満でした。関ヶ原後のキーマンの初登場が強烈に変なキャラだったからかな?
やはり三谷幸喜ドラマは現代劇に限るなと思いました。歴史物はもう、ごめんです。
ひらで~
コメント、ありがとうございます。
返事が遅くなってすみません!!
「真田丸」終わってしまって、
寂しい週末でした・・・
真田家中心に描くことを最後まで
やり抜いた感じが、さすがでした。
好き不好き、いろいろあって当然です。
不満を抱えながらも、最後までご覧に
なってくださったのは、贔屓者としては
嬉しい限り。コメントもくださり
ありがたかったです(^^)
私は、どちらかというと、三谷さんの
現代劇ドラマは、好みではなくて(笑)
舞台は好きですけどね・・・ドラマでも
ワンカットのドラマ「大空港」みたいな
のは結構好きですが。
三谷さんは脇がおもしろいので、
登場人物が多くなる歴史物が楽しみです♪