徳川軍が大阪城に迫る中、茶々は幸村と密かに会い、ある願い事をする。一方、秀頼の御前で五人衆を集めての軍議が開かれる。幸村だけは、家康のいる京へ攻め込むことを主張するが、みな反対する。次第に勝永は幸村の意見を認めるようになるが、又兵衛だけは籠城すべきだと猛反対し続ける。そして、ついに秀頼が決断を下すときが訪れる・・・。
関ヶ原への遅参をまだ引きずっている(らしい)秀忠さん、大阪へ。
軍の中には信之さんの息子たち。
将軍様の見回りにしっかり応えたのは、弟くん。
お兄ちゃん、やる気なしですが、これが後にどうなるか今から楽しみ♪
とか、思っていたら、信之さんが松さんに、ある願いを託し・・・
息子たちを送り出した後に、弟が幸村と名を変え、大阪城に入ったと
知ったのですから、ここは息子たちと戦となるの案じてのことと思っていたら、
真逆の心配で、信之さんの弟への想いが胸に沁みてきました。同時に、
夫・小山田さんがそばにいるからとはいえ、松さんに頼んで大丈夫か?
とか思いましたが、ここは松さんにしかできないことをしそうで
ますます今から楽しみです・・・だって、あの兄弟、戦では・・・(笑)
家康さんは京で且元さんをお出迎え。やつれた且元さんが痛々しい。
そんな且元さんを家康さんはダークな世界へ誘います。
大阪城で幸村さんと再会した茶々さんは、二人だけの思い出のある部屋で
密かに心の内を打ち明け、秀頼さんを死なせないでほしいと頼むのですが、
これは母ですものね。気持ちは分かる・・・でも、
秀吉さんは愛した人たちには入ってなかったんだねぇ(--;)
背中ハグが意味深でした♪
そして軍議。
籠城策に対して、幸村さんは京の家康を攻める策を進言。
最初は誰も支持せず、4対1、それが3対2になって・・・
ここは、陪審員裁判劇を観ているようで、面白かったですねぇ。
幸村さんが拗ねてみたり、話が行き詰まって休憩したりとするうちに
反目し合っていた人たちが、次第に打ち解けて最後には
全員一致で家康の首を取りたい!と幸村策に乗るのですが、
そこで、好い人そうだった有楽斎さんの本性が顕わに・・・
これでダメになるのかと思いきや、大野治長さんが、まさかの
助け舟。こういう人だったの?って驚きながらも、この展開には
泣きそうでした。そして秀頼さんも・・・。
でも、観ている方は、そうならないって知ってるんだよね。
だから、これがどう覆るのか?茶々さんがどう反対するのか?に注目。
幸村さんに、この城なら勝てるか念を押してたから、討って出るような
危ないことするより籠城して相手が根負けするのを待っていた方が
得策って思ってるんじゃないかとか、とにかくダメ!って我が儘言うとか
予想してたのですが・・・
「その者が、裏切らぬ、と言えますか?」
茶々さんのこの一言、効きました・・・。
裏切りが世の常の戦国を生き抜いてきた茶々さんの言葉には、
誰も反論できないのではないかな。
何の見返りも求めてない幸村さん以外は、確かに信じられない、
信じる確証もない・・・
五人衆が加勢に至る理由を打ち明けるシーンは、お互いの理解を
深めるシーンかと思いきや、目的のためなら裏切りもあるかもしれない
人たちだと分かるシーンでもあったのね。まさかここに繋がるとは・・・。
家康さんに情報を漏らす且元さんのシーンも効いてます。
今回の展開は、苦労して険しい山道を登り、素晴らしい景色を拝んだ途端、
足元が崩れ落ちる・・・なんだか、そんな気分。
やられた感、ハンパない展開で、これまでのBEST1かも♪
第42回 第44回
キャスト
真田信繁(幸村)・・・堺雅人
真田信之・・・大泉洋
松・・・木村佳乃
高梨内記・・・中原丈雄
真田大助・・・浦上晟周
矢沢三十郎頼幸・・・迫田孝也
真田信吉・・・広田亮平
真田信政・・・大山真志
小山田茂誠・・・高木渉
本多正純・・・伊東孝明
大蔵卿局・・・峯村エリ
木村重成・・・白石隼也
明石全登・・・小林顕作
初・・・はいだしょうこ
豊臣秀頼・・・中川大志
織田有楽斎・・・井上順
片桐且元・・・小林隆
大野治長・・・今井朋彦
長宗我部元親・・・阿南健治
徳川秀忠・・・星野源
毛利勝永・・・岡本健一
茶々・・・竹内結子
後藤又兵衛・・・哀川翔
本多正信・・・近藤正臣
徳川家康・・・内野聖陽
この記事へのコメント
キョーコ
且元さんのシーンは、本当にダークでしたねぇ。
絶対しゃべるだろうなーとは思ってましたけど。
ひらで~
TB&コメ、ありがとうございます(^^)
家康さんの、且元さんへの寄り添い方が
また嫌らしいったらありゃしない(笑)
言わなきゃ、いる場所がなくなっちゃうって
追い詰められてしまったのでしょねぇ。
義が欲に負けた、切ないシーンでした。