上杉攻めのための徳川軍に従っていた真田家に大阪で三成や刑部が打倒家康のために挙兵したという報せがもたらされる。どちらに味方すべきか、犬伏の地で白熱した議論を戦わせる。一方、きりは三成らの人質となていた玉を救出に向かう。そして、三人が下した結論とは?「犬伏の別れ」編と題したPR動画のお蔭で、
どれだけ泣かされるのか~と、構えて観始めましたが・・・
想像以上に泣かされました。。。。。。
女性陣がこぞって登場してた初めのうちはまだ
余裕だったのだけど(笑)、大谷さんから
「兵を挙げるからには必ず勝つ!その気概なくしてどうする!!」
と、叱咤された三成さんが、心の壁みたいなものがふっと消えて
あふれ出てくる涙に、その想いの深さが感じられて
一緒に泣いておりました。
これまでも三成さんが躊躇していると大谷さんが代わって
やってあげるとか、後押しする場面がありましたが、
最後までそういう関係が変わらないのもいいですね。
関係が変わらないといえば、会津のお二人・・・
兵を募るとの進言に、慈悲深い返答をする景勝さんに
向ける兼続さんのまなざし、お約束化してきたような(笑)
関ヶ原後の登場もありますように、期待しちゃいます♪
期待といえば、秀忠くん。
ひとりでできるもん!って思っていたのに、お守り役を
つけられちゃって、やる気喪失(若干)。
お江さんに「できます!!」と、呪文をかけられておりましたが
どこまでできるでしょうか?
やる気といえば、いつもやる気満々のきりちゃん(^^)
はりきりすぎて、春ちゃんとやりあってましたが、
これからも大丈夫でしょうか、心配ですが、
真田の女ですからね、巧く切り抜けることでしょう。
真田の女といえば、稲さん。
やっと、嫁として昌幸さんに認められた~って感じの
安堵の表情に、こちらもホッとしました。これで、
沼田でのお話に繋がるのでしょうね。
三成さんたちの動きを知った昌幸さん、一度決めた
上杉軍への寝返り、もとい、表替えを再考することに・・・
やって来ました、犬伏の別れのシーン。
どちらかが生き残る・・・真田を残すために昌幸さんが
考えたのだとばかり思ってましたが・・・。
武田の領地に固執する昌幸さんに
「夢物語はもう、終わりにしてください!父上!!」
と、現実を見させようとする信繁くん。父に従いたいけど、
父の考えでは真田を潰すだけ、徳川の力も認めつつ、
心は豊臣、三成側・・・その苛立ちが感じられました。
徳川か豊臣か、悩む昌幸さん、頼ったのはくじ引き・・・
ここでそう来たか~と驚きましたが、信幸さんが・・・
もう、父に振り回されていたころの信幸さんではありません、
冷静に世を見据え、二手に分かれることを提案。
「我らは決して敵、味方に分かれるのではない。
豊臣が勝った時は、お前はあらゆる手を使って俺を助けよ、
そしてもし、徳川が勝ったならば、俺はどんな手を
使っても、お前と父上を助けて見せる。」
やられました、号泣です。
いつの間にか、頼もしくなって・・・
そして、兄弟二人が語り合うシーン。
「ババ様の言葉を思い出すな、我らはこの時のために
生まれてきたのかもしれぬ・・・いずれまた三人で
飲める日が来ることを祈ろう。」
真田の活路を見出し、己が定めを見据えた信行さん、
語るうちに感極まって泣き出す信繁くん、
部屋で一人酒を呑みながら息子たちの会話に耳を傾ける昌幸さん、
別れる切なさを以上に、温かさを感じる、素敵なシーンでした。
三谷さんなら、なんらかの仕掛けをしてくるとは予想してましたが、
これは予想以上で、感動しながらも、その後の展開にも
合点のいく展開でした。
“背水の陣”のお話・・・“後がない”ってことだけじゃ
ないって、「項羽と劉邦 King's War」を観て学習しましたが
まさか、ここで出てくるとは(笑)
でも、昌幸さんの韓信の評価は、敵を作りそうだな(笑)
いよいよ、関ヶ原・・・でも真田は上田に集結♪
どんな展開になるのか、楽しみです(^^)
第34回


キャスト
真田信繁・・・堺雅人
真田信幸・・・大泉洋
きり・・・長澤まさみ
石田三成・・・山本耕史
春・・・松岡茉優
稲・・・吉田羊
堀田作兵衛・・・藤本隆宏
佐助・・・藤井隆
大谷吉継・・・片岡愛之助
矢沢三十郎頼幸・・・迫田孝也
こう・・・長野里美
直江兼続・・・村上新悟
与八・・・今野浩喜
玉・・・橋本マナミ
小早川秀秋・・・浅利陽介
本多正純・・・伊藤孝明
江・・・新妻聖子
長束正家・・・木津誠之
島左近・・・玉置孝匡
板部岡部雪斎・・・山西惇
毛利輝元・・・浅地直樹
上杉景勝・・・遠藤憲一
阿茶局・・・斉藤由貴
高梨内記・・・中原丈雄
片桐且元・・・小林隆
宇喜多秀家・・・高橋和也
徳川秀忠・・・星野源
茶々・・・竹内結子
大蔵卿局・・・峯村リエ
河原綱家・・・大野泰弘
湯浅五郎・・・片岡愛一郎
豊臣秀吉・・・小日向文世(回想)
薫・・・高畑淳子
寧・・・鈴木京香
本多正信・・・近藤正臣
徳川家康・・・内野聖陽
真田昌幸・・・草刈正雄
この記事へのコメント
キョーコ
徳川と豊臣に分かれる案ですけど、提案というよりは宣言みたいでしたよね。
「決めた!」ときっぱり言い切ったゲンザブローに、昌幸パパが「良き策じゃ」とボソッとつぶやいて。
ここまでなんだかんだで子離れ親離れできていない3人が、ようやく自立できたような気がしました。
ひらで~
信幸さん、弟のこれまでの働きから
こうなることを予感してたかも。
最悪の事態も考えて、真田の活路を考えて
いたんじゃないかな。
パパから丸投げされてもいいように、
「史記」とか読んで勉強してたのですよ
・・・きっと(^^)
でも、確かに、これは子離れ親離れですね♪