秀吉の死期が近づく。遺言状をめぐり対立する三成と家康。寧は権力争いに心を痛める。一方、茶々は、秀頼を秀吉に会せようとしない。信繁は茶々を説得して親子の対面を実現させようとするが・・・。そして三成は、昌幸に家康暗殺を依頼。出浦は単身、徳川屋敷に忍び込むが、そこには本多忠勝が待ち構えていた!秀吉さんの終焉の時・・・
皆さん、それぞれの思惑のために、勝手放題でしたねぇ・・・
国のこれからを担う人たちによる遺言状のでっち上げ合戦とは
どこに、義があるんだろう?
滑稽な権力争いに埋もれる秀吉さんの死。
亡くなった後の事は確かに大事だけれど、
これほど哀れな最後はなかったような気がします。
最後の面会で茶々さんの押し殺していた悲しみが現れたシーン、
死に向かう秀吉さんを拒んでいた茶々さんだけが、本当に
悲しんでいたように感じて、思わず涙・・・。
息子を会わせたくなくないって言うのは建前で、本当は自分が
秀吉さんの死を認めたくないって思っていたんだろうなと、
予想以上の複雑な心情に、またやられた~って思いました。
寧さんは、もう全てを受け入れているのでしょうねぇ。
それにしても正信さん、悪い人ですねぇ・・・家康さんが
天下取るのをためらっているのを、強引にやらせちゃう感じで
こういう人を最強のナンバー2って言うのでしょうねぇ。
義に反することも、ためらうことなく、裏で処理しちゃう力がないと
できないこと・・・近藤正臣さん、こういうの巧いです。
巧いといえば・・・蝋燭の炎を消しちゃった小早川秀秋さん。
蝋燭の炎が消えたら命も消えるなんて話を聞いた時から
誰かが消すんだろうな~って思ってましたが、秀秋さんが
あっさりと(笑)後々、豊臣家の炎を消す役割の暗示でしょうね。
そして、あんたは魏延か~?って思ってしまったけど、
そう思った人は多いはず(笑)
一方、真田家では前回黄昏ていた昌幸パパは、素敵なジジとなって
孫とのひと時・・・しかし語る桃太郎が昌幸バージョン(笑)
卑怯で何が悪いっていうのが、家訓になりそう・・・なんて
思っていたら、三成さんからの秘密指令が下されて、
待ってましたとばかりに出浦さんが家康暗殺に・・・
ところが、折からおこうさんとの間に出来た息子のことを
義父・忠勝さんに打ち明けられずに悩んでいた信之くんが
家康さんに相談に行っていたことから、思わぬ展開に・・
なんだか東映の時代劇みたいになっていて、ハラハラしました。
気付くのが、信幸さんだってところで、ここでもやられたわ~って
感じで、今後更に気が抜けなくなってしまいます。
出浦さんもこれで退場しちゃうのかな?
第30話


キャスト
真田信繁・・・堺雅人
真田信幸・・・大泉洋
きり・・・長澤まさみ
石田三成・・・山本耕史
稲・・・吉田羊
佐助・・・藤井隆
大谷吉継・・・片岡愛之助
こう・・・長野里美
小早川秀秋・・・浅利陽介
阿茶局・・・斉藤由貴
出浦昌相・・・寺島進
片桐且元・・・小林隆
徳川秀忠・・・星野源
茶々・・・竹内結子
本多正純・・・伊藤孝明
大蔵卿局・・・峯村リエ
豊臣秀頼・・・石田星空
豊臣秀吉・・・小日向文世
本多忠勝・・・藤岡弘、
薫・・・高畑淳子
寧・・・鈴木京香
本多正信・・・近藤正臣
徳川家康・・・内野聖陽
真田昌幸・・・草刈正雄
この記事へのコメント
キョーコ
わはは~、ロウソク吹き消しに魏延、それもアリかも。
モモタロウのシーン、昌幸ジジにつかまり立ちするベビーの着物がはだけてまたアレがのぞきやしないか気になって仕方ありませんでしたよ。
それにしても、あんな今にも泣き出しそうなベビー二人かかえて、よどみなく演技できる草刈正雄に脱帽です。
通りすがり
ひらで~
孫の一人は、どうみてもママを
探してるような動きでしたねぇ(笑)
確かに、それでも動じなかったジジは
さすがでした♪
“早丸”を録画して観てますが、
アレに全く気がつきませんでした(--;)
本丸以降はカットされたってこと?
どんな風にカットされたか気になる・・・
土曜日の“再丸”再放送、観たかった。
ひらで~
コメント、ありがとうございます。
三谷さん、魏延に少なからず
思い入れがあるようで・・・
「三国志」ファンも喜びますね♪