真田丸☆第28回 受難

振りまわされながら生きておるのは、殿下お一人ではございません。
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秀吉に再び男子が生まれ、居場所を失った秀次は関白の座を放棄し聚楽第から出奔、信繁を頼って京の真田邸に身を寄せる。一方、信繁は秀吉から、大谷吉継の娘・春との結婚を命じられる。秀吉の怒りを恐れた秀次は、信幸を伴い高野山へ向かう。秀次の娘の運命を託された信繁は、命を救うため、堺の伝説の商人・呂宋助左衛門のもとを訪ねる。
秀吉さんへの不信感を抱いてしまった秀次さん、
相手の気持ちを重んじる優しさが災いして、どんどん自分を
追い詰めてしまい、逃げる道を選んだようで・・・それしか
できなかったとなると、可愛そうになるのだけど、
秀次さんが頼ったきりちゃんは、同情することなくバッサリ(^^;)
さすがですわ(笑)
行方不明となった秀次さんを探す信繁くんも、きりちゃんを頼りに
探しあて、なんと自分の家というか、真田の屋敷に匿うことに。
ここで、信幸くんがお相手することになるのですが・・・
秀次さんは事が秀吉さんに知れたと知ると更に逃げて、高野山へ。
お供をする信幸くん、励ましているはずが同情されてるし(笑)
この、信幸くんのお蔭で、切羽詰まった秀次さんの心が少し
緩んだような感じのシーン微笑ましくもあり、悲しくもありで、
好いシーンでした。
信幸くんも秀次さんと話すことで、弟に抱いていた負の感情も薄れ
いつもの信幸くんに戻ったのもいいなぁ・・・昌幸パパさんに
対しては、手に追えない親父で変わらないのも好いし(笑)
その昌幸さん、なんだか変な遊びを覚えたみたい・・・佐助くんまで
使うとは、いいのか?って感じですが、出浦さんも絡んでるので
何か企んでのことかな?
そうとは知らずに薫さんは、嫁教育に勤しんでますが、嫁も強者、
薫さんの秘密を掴んで、実家へ報告・・・それを阻む、おこうさん、
さすがは真田の女です、ますます頼もしくなっていきます♪

一方徳川さんは、事の成り行きを楽しそうに見物。
本多正信さんの息子・正純さんと共に、秀忠さん登場・・・
真面目なような不真面目なようなどっちに転ぶか想像が
つかない感じの方に見え、これからの登場が気になって
しまう・・・秀次さんの話で埋もれても仕方ないのに、
こんな登場されたら忘れられないですよねぇ・・・巧いわ(笑)

秀次さんに対して、秀吉さんは時期をおいて許すつもりでしたが、
疑心暗鬼になってしまった秀次さんは信じることができなかったのか、
許された先にも絶望しか見出せなかったのか、自刃という選択を
してしまいます。娘からの贈り物を見て決心したのでしょうか・・・
キリスト教については無知なので、マリア様らしき女性の絵や
キリストの磔の場の絵について、持っていることがどんなことなのか
よく分からないですし、秀次さんが信者であったのかも知らないのですが、
・・・信者なら自殺は禁止されているはずだから、それはないかも・・・
救いを求めていたのではと察せられました。
自刃直前のこれで解放されると安堵と、未練のあるような悲しみの
混ざったような表情、観ていて切なかったです。
タイトルの“受難”、日本語のそのままの意味では厄介なことに
巻き込まれるような事の意味ですが、キリスト教においても
大きな意味があるようで、キリストの磔の絵もその意味があるのだとか・・・
なんだか、意味深なタイトルなのは確かなようで。
そして、
変わり果てた秀次さんを前にする信幸くんと信繁くんの表情の違いが
秀次さんから引き継いだ想いの違いの様で興味深かったわ・・・。

最後に、なんだかおまけのような登場だった呂宋助左衛門さん、
「黄金の日々」は親が観てたようなあやふやな記憶しかないので、
大河オタクの三谷さんによる、大河ファンへの贈りモノのようで、
大河の歴史も感じるシーンでありました。

秀吉さんの退場も近いようですし、昌幸さんの行動も気になる
次回、楽しみです♪
第27話                              第29話

キャスト
 真田信繁・・・堺雅人
 真田信幸・・・大泉洋
   きり・・・長澤まさみ
 石田三成・・・山本耕史
    春・・・松岡茉優
    稲・・・吉田羊
   佐助・・・藤井隆
 大谷吉継・・・片岡愛之助
   たか・・・岸井ゆきの
小早川秀俊・・・浅利陽介
   こう・・・長野里美
 本多正純・・・伊藤孝明
 大蔵卿局・・・峯村リエ
 福島正則・・・深水元基
 出浦昌相・・・寺島進
 片桐且元・・・小林隆
 平野長泰・・・近藤芳正
 徳川秀忠・・・星野源
 豊臣秀次・・・新納慎也
   茶々・・・竹内結子
 吉野太夫・・・中島亜梨沙
    捨・・・鳥越壮真
 助左衛門・・・松本幸四郎
 豊臣秀吉・・・小日向文世
    薫・・・高畑淳子
    寧・・・鈴木京香
 本多正信・・・近藤正臣
 徳川家康・・・内野聖陽                                                 
 真田昌幸・・・草刈正雄

この記事へのコメント

  • ケフコタカハシ

    こんにちは。
    様々な対比が見事に効いた演出ですよね。
    どんどん崩壊していく秀吉の一族と、より絆の強くなる真田の面々とか。
    それにしても薫さんの秘密はいったい何なんでしょね?これもきっと今後のどこかに繋がってるんだろうなぁ。
    2016年07月20日 00:30
  • ひらで~

    キョーコさん♪
    トラ&コメありがとう(^^)
    薫さんの秘密、気になりますね~
    あとあと、真田を救う切り札に
    なったりして(笑)
    2016年07月21日 09:12

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大河ドラマ「真田丸」第28回感想
Excerpt: 「おぬしをズシュウと呼ばせてくれ」と昌幸パパ。あれ?パパもイズノカミじゃなかったっけ?ゲンジローはサエモンノスケって呼ばれてるし、何が何だかわからない~。 私はどこへ行ってもうっとおしがられます..
Weblog: 鬚禿観察日記ヒゲハゲカンサツニッキ
Tracked: 2016-07-19 22:50