妻を衙内に襲われた怒りから、陸謙と衙内を太尉府前で待ち伏せする林冲。事態を重く見た高俅は、陸謙に林冲を陥れるよう指示する。一方、鄭を殺し追われる身となった魯達は、逃亡先の山西で翠蓮と再会。彼女を妻に迎えた員外に、五台山での出家を勧められる。衙内に対する林冲さんの怒りは相当なもので、
加担した陸謙をとっちめようと追いかけますが、
こういう方は逃げ足も速い(笑)そして、逃げた先は太尉府、高俅の家。
さすがに中まで追えない林冲さんは門の前で待ち伏せ。中では衙内がどうしたものかと思案中・・・何やら閃いた衙内は
花瓶を手にると、とんでもない行動に(--;)
そのうちに高俅が帰宅。事情を知って、待ち伏せする林冲さんに
不敵な笑みをみせるだけで、家の中へ・・・他人の血で暴行されたように装った衙内は、助けてくださいと泣きつきますが
またやったのか~相手が林冲なら仕方ないと呆れた様子の高俅。
そこで衙内は、手も出してないのに殴られた、殴られたのは高家を
侮辱してのこと、奴は父上をバカにしていますと怒りあぶり出し作戦へ。
それでも反応が薄いので、今度は開き直り、私が悪いので、父上を
困らせない様、斬られてきますと、同情引き出し作戦へ・・・ところが
高俅の返事は「殺されて来い」(笑)
これで観念したかに見えた衙内、急にへなへなとくずれ、病です~
動けませ~ん、林冲の妻への恋煩いで、このままでは
死んだ方がマシです~と、ダダこね作戦へ。これを見た高俅、
困った奴だとばかりに、宥めて、たかが師範の妻のために命を
粗末にはできんと、陸謙と富安に対処させることを約束。
親バカとも思えるけど、何かと林冲を疎ましく思っていたのかも
しれないですね。
林冲さんは、たぶんこの人の言葉なら聞くであろうと呼ばれた張師範に
宥めれて今日のところは引き下がることに。
所変わって、山西(さんせい)は、雁門関(がんもんかん)。
鎮関西をはずみで殺めて、逃亡生活に入った魯達さんが、40日ほどかけて
やって来たところ。街中の手配書をみて、懸賞金の値が上がってないと
ボヤく余裕がある、相変わらずマイペース。
そこへ、金翠蓮の父親が現れ、まぁびっくり(笑)
事情を聞けば・・・って、端折られてて、良く分からないのだけど、
とにかく、東京に向かってはいたが気になっていたのでしょうね、
そうこうしてるうちに金翠蓮は趙員外という、地元のお金持ちを
結婚したのだという・・・え?あれから40日だよね、結婚って
どういうこと?あの流れでは、恩人のために尽くすべきでは?って
思ったのは私だけ?(笑)魯達さんだって、好みのタイプっぽかったのでは?
って、てっきりそうなるとばかり思ってましたが・・・まぁいいか。で、そういうことならこれでお別れって言う魯達さんを引き留め
金親娘は家で食事をご馳走。金翠蓮は、嫁いですぐにダンナに頼んで、
魯達の名を書いたお札を作ってもらい、朝夕とお線香をあげて拝んでいるの
だとか・・・そうか、恐れ多くて嫁にしてくれとは言えなかったのか~とは
私の勝手な理由付けですが、金翠蓮の行動、やっぱりわからんわ(笑)
そんなところに、追手が!・・・と、追手をみると、夫の趙員外。見知らぬ男が入り込んで妻と酒を飲んでいると聞いて追い出しに来たと言う。
まぁ、当然ですね。この員外さん、好い人らしくて妻の恩人は私の恩人と
魯達さんを手厚く迎え入れ、次の日の朝になると、役人が聞きつけて
やって来るからと、逃げる手配までしてくれます。
そこは、ここから30里ほどの五台山にある文殊寺という道場。
そこの智真長老は兄貴分だし、先祖が寄進してからの縁があり
自分も誰か一人を得度させたいと思っていたのだと言う・・・ってことは
俺に坊主になれと?と、ちょっとびっくりな魯達さん。でも、
何も失うものはないし、身を隠すのが先とばかりに、文殊寺へ。
出立際に、夜なべをして作りましたと靴を渡す金翠蓮・・・やっぱり
気があるんじゃないのか?
そして、文殊寺。智真長老、優しそうな住職さん。伊東四朗さんかと思った(笑)
皆の見守る中で剃髪が始まります。頭が終わると、髭だけは残してほしいと
魯達さんは訴えますが、「寸草残さず六根清浄なり」と長老。
全てを捨てろということなんでしょうねぇ。髭を剃られて涙する魯達さんに
もらい泣きしそうになったわ・・・。そして、「霊光一点 千金の価値あり」と智深の名を授かります。
これを持っていれば、宋の法には問われないという度牒(どちょう:お坊さんの
証明書)をもらって「三帰」(仏へ帰依、仏法の帰奉、師友を帰敬)と
「五戒」(殺生・盗み・邪淫・飲酒・妄語の禁止)を説いてもらい、
魯達はこの世から消え、魯智深が誕生します。
こうして寺での生活を始めた智深さんですが、出家を望んでいたわけでは
ありませんから、修業僧としての自覚は全くありません。食事になれば
作法もあったもんではなく、勝手に食べます。見かねた維那(いの:僧たちの
責任者の様な方)が注意しますが、食事は楽しくたべよう!と、お構いなし。
維那さんは、こんなお尋ね者は寺が迷惑を被るので追い出してほしいと
長老に泣きつきますが、員外さんの顔を立てて、このまま好きにさせることに。
員外さん、どれだけ寄進してるん?って思ってしまったけど(笑)
ここは、長老の懐の広さでってことに・・・。
腹の虫が収まらないのか維那さんは、追い出し作戦を考えます。
寺の修理工が忘れて行った酒をわざと部屋に置き・・・
見つけた智深さんはラッキーとばかりにがぶ飲みです。
次の日、朝のお勤めに寝坊した智深さんは、長老に呼ばれると
酔って門番を殴り、物を壊して、騒ぎ、「五戒」を破った、
趙員外からの恩がなければ追い出すところ、二度めは許さないと
戒められます。酒は飲むが飲まれないと思っていた智深さんですが、
記憶にないことだし、確かめに行くと、どうやらそうらしい。
「俺の霊が悪さをしたのだ、霊に代わって詫びる」って、謝っているのか
いないのか、よくわかりませんが、彼らしい言い方で笑った。
そうして、殴ったという門番の機嫌をとって、掃除に使う桶を手に・・・
掃除を代わりにするかと思ったら、寝てしまいました。
そこに長老・・・呆れるも、そのまま寝かしておくことに。
智深さん、まるで子どものままですけど、それだけ純粋なんでしょうね。
悪い人ではないけど、周りの人は大変だわ・・・それより、林冲さんが
どうなるか、嫌な予感がいっぱいです。
第5話


タイトル一覧
今回の初登場人物&キャスト* - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - *
趙員外ちょう・いんがい・・・ツァオ・アンディ[曹安迪]
雁門関のお金持ち、金翠蓮の夫、魯達を文殊寺へ逃す
智真ちしん長老・・・マー・ウージュン[馬子俊]
文殊寺の住職
維那いの
文殊寺の僧
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108人登場まであと94人・・・足踏みだねぇ
登場人物&キャスト一覧
この記事へのコメント
おりんご
林沖をなだめた張師範は林沖の奥さんのお父さんです。お義父さんの忠告を聞いていればどうなっていたのだろうかなんて想像したこともありましたが、それでは林沖ではなくなってしまうよな~と思いました。
李達、この回に登場してたんですね。覚えなかった~!演じている人は「三国志~ThreeKingdoms」の張飛、「項羽と劉邦~KingsWar」の樊かいです。この人30話くらいからいろいろやってくれます。面白いです。
ひらで~
高俅が出て行っても事態は収まらいだろうと
考えてのことで、お義父さんを呼んだので
しょうね。しばらく待ってた林冲さんも
怒っても何も変わらないって、思うように
なっていたのではないかな。
それから、ごめんなさい!
魯達さんの名が一か所、李達になってたわ。
それで、漢字の似ている李逵(り・き)さん
登場と思われたのですね。
彼はまだです。
演じている方はカン・カイ[康凱]さん。
魯達演じる演じてるジン・ソン[晋松]さんに
雰囲気、似てますね(^^)
登場人物が多いので、気をつけなればって
思ってはいたのですが・・・すみません。