腐敗した官制下では鄭を裁けぬ現実を知る魯達。彼は父娘が東京へ逃げる時間を稼ぐべく肉屋で鄭に難癖をつけ、さらには三発の拳で鄭を殺してしまう。一方、東京では、張氏に心奪われた衙内が、手下の入れ知恵で林冲の親友・陸謙を買収し、張氏を奪う策を講じる。金父娘を助けようと上司にかけ合うも、どうしようもできないと言われ
逆上した魯達でしたが、さすがに恩のある上司を殴るわけにはいかず、
“松陰堂”と書かれた扁額に八つ当たり(--;)
これでは金父娘にあわせる顔がないと萎れながらも、皆の待つ宿へ
向かった魯達。期待を込めた顔で、出迎える金翠蓮・・・何も言えずに曇った表情から事が運べなかったことを悟った彼女から、これまでの礼を
言われた魯達は、なけなしの金を出して父親に東京へ戻る路銀として
手渡します。史進たちにも催促。史進は快く出しますが、李忠は出すことは
出したのですが、ほんのわずか・・・なんで俺が?って感じで困惑するのが
正直で面白い・・・で、結局出さないし(笑)そして魯達は鎮関西が
二人を追うことを想定し、史進たちを付き添わせると、宿にいた
鎮関西の手下を押さえつけ、父娘を逃します。
そして、魯達は鎮関西が肉屋を営む状元橋へ・・・
そこは、屠殺からする処らしく、まさに一匹の黒豚くんがされるところ(^^;)
ところがこの黒豚くん、元気があって逃走・・・したかと思ったら、やって来た
魯達にけ飛ばされ宙に・・・これは只ならぬと居留守を決め込んだ
鎮関西でしたが、あっけなく見破られ、愛想笑い。そんな鎮関西に魯達は赤身十斤を細かく刻めと命じます。普段通り、手下にやらせようと
していた鎮関西、魯達に自分でやれと言われて一瞬カチンと来たようですが、
相手は提轄ですから、ここは素直に従います。
一斤は600グラムでしょうか?調べてないけど、少なくても50㎏は
あるんじないかな?鎮関西が黙々と肉を細かくし、包んで渡すと、
次は脂身だけ細かくしろと命じます。真夏なのか、暑がる魯達・・・の割には
息が白いのが妙なんですけど(笑)・・・鎮関西も汗を拭き拭き、ひたすら
刻み作業。ようやく終わったと思ったら、次は軟骨を刻めと命じられ、
さすがにキレた鎮関西。肉切り庖丁を持ち出して・・・ここからの
二人のバトルは、“R15+”並の血の量があって、一回観ればいいわ
3発の拳を喰らった鎮関西、様子がおかしい・・・これはヤバイ?と
思ったのか、死んだふりしてもダメだぞ~とか言いながら、魯達は
さっさとその場を離れ、さっさと荷造りすると、史進たちの元に急ぎ
経略府を後にします。入れ替わるようにして入って来たのは、渭州の長官。
鎮関西の家族が、魯達を人殺しとして訴えて来たが、魯達は経略府の
役人なので、経略府の長官(小種経略)の許しがないと逮捕できないからと
やって来たところ。小種経略は仕方がないと、許しを出し(二人の会話の後ろで
魯達に壊された扁額を掛けなおしてるのが何だか楽しい)、渭州長官は
魯達が逃亡したことを知ると一千貫の懸賞金を掛けた手配書の掲示を指示。
そうして、魯達は指名手配犯に・・・。
一方、東京では。
林冲さんの奥さまに横恋慕した高衙内が、恋煩いでのたうち回っております。
食事もせず、何もできずにやつれる・・・どう見ても、健康そうだが(笑)・・・姿を
見かねた、取り巻きのひとり”乾鳥頭(ひぼし)”の富安(ふうあん)が、
一計を耳打ち。一計とは衙内の父親の部下である陸謙を使うというもの
でしたが、陸謙は友を裏切ることはできないと、富安の申し出を断ります。
ところが、衙内が権力と富をチラつかせたのもですから、すんなり協力。
林冲さんを陸謙が家から誘い出し、留守になったところで奥さまをご主人が
倒れたと連れだして・・・計画は半ば成功するのですが、奥さまと一緒にいた
小間使いの錦児が異変に気がつき、林冲さんに助けを求めに。
奥さまが衙内の餌食になる寸前、林冲さんが駆け付け助けます・・・いや~カッコいいわ♪
衙内はそそくさと逃げてゆきますが、後が怖い・・・
しかし、悪賢い高俅がなんでこんなバカ息子を養子にしたのだろうか。
他にいなかったのか?(笑)
次回が気になるところですが、今回観ていて?なところが一つ・・・
魯達さんが金パパに渡したお金ですが、この時代って銭じゃないのかな?
宋銭って日本にも渡ってきてたよねぇ・・あの銀の塊みたいなお金、
気になってちょっと調べてみたら、元宝(ゆえんぱお)・銀錠(ぎんじょう)
馬蹄銀(ばていぎん)と呼ばれる明・清代の取引などで流通したお金で、
登場は元の時代・・・ってことは、この時代には、まだなかったのでは?
まぁ、このドラマに限ったことじゃないので、いいけどねぇ(笑)
第4話 第6話
タイトル一覧
今回の初登場人物&キャスト* - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - *
渭州府尹いしゅうふいん(府尹=長官)
殺人を犯した魯達逮捕の了承を小種経略より得る
老経略
小種経略の父
富安ふうあん・・・[王信然]
”乾鳥頭(ひぼし)”、高衙内の取り巻き
* - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - *
108人登場まであと94人
登場人物&キャスト一覧
この記事へのコメント
おりんご
高衙内は高きゅうの従兄弟の子供だといわれています。従兄弟の家族がいなくて引き取ったのではないかと思われます。バカでも親戚なのでさぞかし頭が痛いことでしょう。
ちょっとネタバレになってしまいますが、高きゅうは有力者の家を渡り歩いた後に徽宗に蹴鞠の能力を認められて側近になり、今の職についたとのこと。ドラマに登場する童貫は骨董の目利きを認められて徽宗のお気に入りになったそうです。文化人として名高い徽宗のならではだなと感じました。
話は変わりまして私が今、見ている「項羽と劉邦KingsWar」に林沖役の胡東さん、発見一筋縄ではいかない英布をどう演じるか楽しみです。
ひらで~
こんにちは(^^)
親戚の子なら、選べないですねぇ・・・
まぁ、悪役として更に磨きをかけるには
身内も悪じゃないとね(笑)
徽宗さんは、お兄さんが早世しなければ
普通に風流人でいられただろうし、
若くして皇帝になってもいるので
人を見極めるのに趣味が同じとか
考え方が似てるとかの人たちを
周りに置いてしまうのも、仕方ないかな。
それが悲劇のもとになるなんて
思いもしてなかっただろうし・・・
この方の書なんてみると、繊細な感じが
あって、ホントに皇帝だったのか?って
思います。
「項羽と劉邦KingsWar」観てますか~(^^)
英布は寡黙な方で、途中どこ行った?って
感じになりますが、後半、重要人物と
なりますので、お楽しみに♪
おりんご
英布は楚漢戦争の終盤に項羽の元を離れて劉邦につき、劉邦に対しても反乱を起こす人物なので、胡東さんの曲者演技を期待したのですが、終盤まで存在感なしですか。残念ちょっと私の中であれこれ膨らませ過ぎちゃったかな。
ひらで~
こんばんは
このドラマ、秦のパートが結構長くて
趙高さんがしつこいのよ(笑)
楚漢戦争が始まるのは半分が過ぎてから。
劉邦による英布調略は62話です♪
おりんご
今でも使う、馬鹿、アホの元を作ったし、平家物語の奢る人の一例としても取り上げられた人だから。
配信日がとても楽しみです。
ひらで~
こんにちは
“鹿を指して馬と為す”のシーン、
ありますのでお楽しみに(笑)
「項羽と劉邦KingsWar」への過去記事、
時間ありましたら、覗いてやってください♪
おりんご
例のシーン、見ました。有名ですよね。
この時代を扱ったドラマに「大漢風」という中国ドラマがあり、以前GyaOで配信してました。KingsWarより短くて50話ですが、始皇帝の晩年から始まり、劉邦の死まで描かれています。例のエピソードもしかり、呂后の悪女としての片鱗も…。
機会があったら見てみてください。面白いですよ。
項羽は胡軍(フージュン)さん、劉邦は画皮2で鄭吉(ジョン・ジー)の父親を演じた肖榮生(シャオ・ロンション)さんです。呂薙さんどぎつくて怖いです。
ひらで~
こんばんは
「大漢風」、未見ですが、
お噂はかねがね(^^)
胡軍さんの項羽、観てみたいので、
機会があったら、ぜひ♪