
記憶探偵と鍵のかかった少女
MINDSCAPE
ANNA
2013年 アメリカ・スペイン
監督: ホルヘ・ドラド
脚本: ガイ・ホームズ
音楽: ルーカス・ビダル
出演: マーク・ストロング (ジョン・ワシントン)
タイッサ・ファーミガ (アナ・グリーン)
ブライアン・コックス (セバスチャン)
サスキア・リーヴス (ミシェル・グリーン)
リチャード・ディレイン
(ロバート・グリーン)
インディラ・ヴァルマ (ジュディス)
ノア・テイラー (ピーター・ラングドレン)
アルベルト・アンマン (トム・オルテガ)
ジョン・ワシントンは他人の記憶に潜入する
特殊能力を駆使し、難事件を解決していた
“記憶探偵”だったが、妻の自殺でショックを
受けてからは、その能力に支障をきたし、
現場から退いていた。
しかし、生活のために仕事を求めた彼は上司のセバスチャンから、アナという16歳の少女が
絶食をしている原因を彼女の記憶から見つけ、解消してほしいという依頼を受ける。
それは今までの仕事に比べれば、簡単な仕事のはずだった・・・。
マーク・ストロング目当てで観てみました♪
主演です

役処は、邦題からもすぐ分かってしまうのですが(笑)
他人の記憶に潜入し、隠された悪事を暴く記憶探偵・ジョン。
設定では、嘘発見機より信頼できるとのことで、
事件解決の手段として市民権を得ているという状態だそう。
でも、記憶って、良いように書き換えられるんじゃないか?って
思ってしまったのだけど(笑)
お話は、記憶探偵として活躍してたジョンが、奥さんの自殺で
精神的ダメージを受けて以来、潜入した記憶に、奥さんの遺体を
見つける自分の記憶が混ざってしまううえに、身体的ダメージも
受けるようになって仕事ができなくなっていたところから始まります。
そんな彼に、絶食を続ける少女の記憶から原因を探り、なんとか食べさせる
ように仕向けてほしいと上司のセバスチャンが簡単な仕事を与えます。
ところが、この少女・アナの記憶が忌まわしいもので・・・。
で、やっぱり書き換えられたところもあって、しかも
他人の記憶に自分の記憶が混ざる障害まででてきて
どうなるジョン・・・なんだか、レオくんの映画でもこんな感じの
あったなぁとか思いつつ・・・あ~やっぱりな、なラスト。
なかなか、面白い設定でしたが、広げた割にはまとめ方が
ちょっと強引な感じでしたねぇ。
眼力が魅力の一つでもあるマークには似合ってる役ではありましたがジョンの過去が悲しすぎて溺れているような状態ですから、
だんだん弱々しくなっていくのが、辛かったなぁ(--;)
でも、こういうのもありなんだよねぇ。一応、ジョンは立ち直った
わけだし・・・意外と積極的で、そこに驚いた(笑)
記憶の描き方も、現実との境目、記憶と記憶の混ざり具合の
あやふやな感じが面白かったけれど、もう少し嫌な感じにしても
良かったかも・・・少し前にチンワンの『MAD探偵 7人の容疑者』を
観たものだから、これ香港映画だったらとか、つい思ってしまった(笑)
アナを演じたタイッサ・ファーミガは小悪魔的な可愛さが秀逸。
彼女の映画かもねぇ。。。。。
この記事へのコメント
春風まぁさ
私の映画評論はよく一流と言われますが、私から見ても分析が鋭いです。
才能あります。
ひらで~
コメント、ありがとうございます。
好きな映画の感想を
好きなように書いているので
評価していただいて
嬉しく思います♪