3つのエピソードがありました。
まずは第14話~第20話。
龐吉の処罰を強行してしまった包拯さんでしたが、
さすがに仁宗より罰を受けまして、祥符県に飛ばされ、そこで起こった
連続殺人事件を期限までに解決せよと命じられます。
旅立つ包拯さんを案じ、仁宗は展昭を四品帯刀護衛と召し、
同行させますが、展昭に惚れた蕭璟も後を追って祥符県へ。
包拯さんを疎ましく思う陳琳は、配下の護衛・丁兆惠の兄・丁兆蘭が
祥符県の捕頭であることを利用して、ある事件をでっち上げ包拯さんを
排除しようと考えます。これが、外側から絡めとるような、知らず知らずに
深みにはまってしまうような策でして、偶然のいたずらもあったり
関わった人の性格もあったりで、観ている方も抜け出す糸口が見えない程。
最後には、包拯さんに冤罪の罪を着せようという魂胆で、無実の人を
死刑にしてしまうのか~!?ってとこまで行って、まさかの展開・・・
善悪って、人の柵(しがらみ)によって左右されるのものでもあるんだな、って
考えてしまいました。
第20話~第29話は、蕭璟、宋を救う!?の巻・・・というのは、大袈裟ですが、
宋と遼の関係が怪しくなってしまうお話です。
初めは宋の攻略目的で宋の民となって入り込んでいた遼の間者たちですが、、
長年の暮らしで、家庭を持ち、宋は平穏な国だと思うように。そんな折、
遼の主戦派から、本来の仕事を全うしないと殺す!と 急き立てらたから
さぁ大変!彼らは何とか逃れようとするのですが、魔の手は容赦なく
何も知らない家族にまで及び、犠牲者が増えるばかり。そこで彼らは
包拯さんに助けを求め・・・。前エピソードでのもやもやを吹き飛ばすような、
ちょっと大掛かりな展開となってます。
そして最終話までのお話は、仁宗の出生に纏わるお話。
生母は別にいた!ってことなのですが、これが世間に知れれば
宋朝転覆の一大事とばかり、陳琳が守ってきた秘密だったのです。
ただそのやり方がまずかった(^^;)ひょんなことから包拯さんに
怪しまれることになり、真相を知られると口封じを試みますが・・・。
それぞれの思いやり、忠義や孝行といったものが、複雑にからまって
不思議とドタバタしてていて、先が読めなくて面白かったです。
陳彬と包拯の頑固親父に挟まれて困っている仁宗が印象的(^^)最後は、それで本当に問題はないのか?って感じでしたが(笑)
一応、ハッピーエンドでめでたしめでたしで好かった♪
包拯さん、不思議な方ですよねぇ。思慮深いというか、のんびりしてると
いうか・・・ドラマも展開がゆるいところもあるので、そう感じるのかな?
その昔は悪役の印象が強かったアレックス・マン[萬梓良]が
こんなに温厚だけど、頑固な正義の人を演じてるっていうのも
不思議な感じでしたが、ファンとしては観れて好かったな♪
仁宗演じたフォ・ジョンイェン[霍政諺] がまた、好いのよね。
勝手に〝じょんじょん”って呼んでますが(笑)、ファンは必見です。若い皇帝ってことで悩みながらも、仲間に恵まれて成長する姿が
爽やかでした。最後はちょっとマザコン入って、これから妃を迎えたり
するのに大丈夫か?とか、余計な心配してしまったけど(笑)
史実でも仁宗の時代は“慶暦の治”と評価されるほど安定した世で
あったらしいので、この人柄は頷けますね。展昭演じたチウ・マンチェク[趙文卓]は、特に好きって事はないけど
安心して観れらる方ですので、相応の役処。真っ直ぐで、律儀な感じが
好かったです。
展昭のおかっけ娘・蕭璟を演じたのは、シュー・チーウェン[徐麒雯]。ワガママで勝気なお嬢様には、いい加減にしなさいよ!ってところも
あったけれど、紅一点の存在で、憎みきれない可愛さがありました。
可愛いといえば、髪飾りや髪型も可愛いかったですねぇ。
衣装も女性だけでなく、よく見ると凝ってるのよね。
撮影が冬場だったらしいのもあって、重ね着してるのだと思うけど
襟の重ね具合とか、衣装の生地もモコモコ感が何とも良い感じ。
玉堂さんの白っぽいのもカッコ好かった・・・でも帽子は変だったな(笑)
「大岡越前」とか「水戸黄門」とか、一話完結ドラマを観ていると
数話で一話という展開は、のんびりして見えたり、焦れるところも
ありましたが、エピソードごと、語らんとしていることが奥深く感じらて、
これはこれでいいのかな・・・。
欲を言えば、五兄弟の活躍、もっと観たかったかも。
七侠五義 其之壱(1話~13話){
七侠五義☆登場人物&出演者
七侠五義☆主題歌&エンディング
余談ですが・・・白玉堂・展昭と、二人まとめて画像検索すると・・・
そこにはかなり、お耽美な世界が(笑)
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