陰陽師(TVドラマ)
2015年 テレビ朝日
監督 :山下智彦
脚本 :金子成人
原作 :夢枕獏
ED曲:石井竜也「愛してるだけじゃない」
出演:市川染五郎(安倍清明)
堂本光一(源博雅)
山本美月(青音:白拍子)
國村隼(蘆屋道満)
川原和久(藤原兼家:師輔の三男、右京太夫)
和田正人(藤原道長:兼家の息子)
六平直政(藤原兼通:師輔の次男、中宮権太夫)
志垣太郎(藤原師輔:右大臣)
上杉祥三(藤原伊尹:師輔の長男、左近中将)
雛形あきこ(荼枳尼:道満の式神)
和田聰宏(卜部覇矢手:道満の配下)
神保悟志(賀茂保憲:陰陽頭)
池畑慎之介(青い貴人)
冷泉公裕(村上天皇)
河合ひかる(夢虫:清明の式神 )
尾花貴絵(茅草:清明の式神)
柳亮(長屋王)
押田瑞穂(長屋王の后)
ナレーション :中村育
久々の映像化、楽しみにしてました♪
NHK版の五郎ちゃんの清明さんも好かったけど、
清明さんといえば、萬斎さんをイメージしてしまうほど映画版の
印象が残っている者にとっては、染五郎さんはどうかな?って
思ってしまうのは仕方ないかな。
でも染五郎さんは舞台で清明さんを演じたということですし、
映画版を知らない若い子たちには、その時代の清明さんで
なくちゃね、ってことで・・・
お話は、映画版に少し被るような感じの展開でしたが
頑張って脚色したな~って思いました。
登場する女性の名が青音で同じだったりするのはわざと?(笑)
藤原氏に関した禍の元としては、かなりの大物でしたね。
アクションもなかなか凝っていて、見栄えも好かったです。
ただね、清明さんと博雅さんの関係が普通の男友達っぽかったのが
残念だったなぁ・・・博雅さんが清明さん疑うなんてありえない(^^;)
堂本光一さんの博雅さん、綺麗な感じで良かったけれど、
凛々しすぎて、博雅さんの天然さがちょっと足りなかったかな。
原作では女性に対しては奥手なのにね(そこが好いのに)。
でも、それが”堂本光一さんの博雅さん”なのですね♪
笛に関しては、青音が心惹かれたのがなぜ“葉二”じゃなくて
“橘林”なの?って「陰陽師」ファンは思うよねぇ。
展開に欠かせないドラマのオリジナルアイテムとはいえ、
そこは、笛の名手だから、笛のコレクションもかなりあって、
「今日はなぜか、これが吹きたくなった」とかのセリフが
あれば、博雅さんの天然パワーが引き立ったのではとも
思いますし、原作ファンや映画ファンも納得できたかも。
それとも、これから“葉二”を手にするのかな?
面白かったのは、胸から上だけになってしまった兼家さん。
原作の「首大臣」(「酔月ノ巻」)からの話で、ホントは首だけなんだけど
さすがにTVでは首だけっていうのは不気味すぎたのか、
胸から上になってました(笑)原作では見つけ出した胴体部分が
兼家さんの生身の胴体を縮めたような作りで、手足が動くのよね。
清明さんがそれをくすぐると、兼家さんがこそばゆくなるの(笑)
そういうシーンも期待してたのだけど、無くて残念(^^;)
まぁ、それも不気味ったら、不気味だから仕方ないか(笑)
ドラマで「陰陽師」、スペシャルドラマだけではもったいないので、
シリーズ化してほしいくらいですね♪
この時代のお話って、あまり映像化されないのは手間とかお金が
かかるせいかもしれないけど、もっとあっても良いよね~って
最近、中国や韓国の時代劇を観るようになって思います。
紀元前の時代劇とか普通にあったりして、時代考証してるんかい?と
思うことはあるけど、そこは中国だから(笑)
・・・もしかして、日本だと時代考証うるさすぎて
作りたがらないのかもしれないですねぇ(--;)
ついでに・・・もし奈良や平安時代のを作るとしたら
紫宸殿(太極殿)は、CGでいいからもう少し大きくしてほしいな(笑)
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