奇皇后☆第４３話・第４４話

廃位の上奏～皇帝の分身

４３　５年の間に戦況は不利になり、タファンは酒に溺れ、被害妄想の幻聴に悩まされていた。タファンは二度と酒を飲まないとヤンに約束するが、ヤンとワン・ユの密書の報告で彼女の裏切りへの不安を抱えていることは言えずにいた。一方、皇太后とペガンは、ワン・ユが敵に火薬の材料を売っていたという密告を受け、ワン・ユの廃位とヤン処刑のための策略をめぐらす。皇太后に育てられている皇子マハは、ヤンを母の敵だと信じ憎んでいた。

４４　罪人として捕らえられたワン・ユが元の都に到着し、民衆は仲間のヤンも殺せと騒いでいた。タファンはヤンを守るため、ワン・ユの調査が始まる前に自ら殺そうとするがヤンに止められる。タファンの力を借りずにワン・ユと自分の潔白を証明すると決めたヤンは、行省の長官たちに協力を求め、重要な秘密を明かす。一方、皇太后はワン・ユに取り引きを持ちかける。ヤンに罪を着せれば、処刑を免れさせてやると言われたワン・ユは…。

５年間も戦を続けてはかなり国力も落ちるだろうに、
タファンはその間、ヤンへの不信感を酒で紛らわせていたとは
皇帝としては、暗君を絵に描いたような感じですが、タファンなりに
ヤンの不義を認めまいとしての逃げ道だったのでしょうね。

偽の密書はタファンにはゆっくり浸み込む毒のような作用で
王様とヤンを追いこむことになるのですが、その間ヤンが
何もしないでいるわけがない・・・可愛いアユちゃんを救うために、
ヤンも元の国にしっかりと根回しをしてたわけで・・・

対して、王様は実の子には騙され、囚われて、拷問受けて
処刑寸前・・・なんとかヤンの尽力で処刑は免れたものの、
廃位されて流刑に。搬送途中に襲われて・・・と受難続き。
観ていて辛いものがあったけど、あれで命は落とすまい、と
思ってはいますが・・・

崖から落ちて行方がわからない場合は生きているのが
お約束ですから（笑）でも、これが華史ドラだったら断崖絶壁なんだけどね・・・
の前に、王様に刺さった矢はいつの間に消えたん？・・・
の、すご～く前に、王様の嫁はどうなったん？
王様不在で高麗はどうなるん？気になって、しょうがない（笑）
王様の実の子、マハ皇子、貫録のふてぶてしさを見せますが、
知らぬとはいえ、肉親の言葉は心に残るようで、これから真実を
きちんと知ることになるんだろうね。ヤンも息子だとは知らないから
皇太后を引きずり落とすコマとして使うはずだけど、こちらも観て方は
辛いものがあるなぁ・・・

王様とペガンをまとめて始末しようと、好機にかけたタンキゼ、ここにきて
しぶとさを見せ付けるよねぇ。ビョンスもタンキゼを見限るかと思ったら、
しっかりフォローしてるし。折角の好機に仕留められないあたり、
相変わらずのお間抜けさで、敵役としては物足りないけど（笑）
状況を複雑にしてくれる面白い存在ですので、活躍（？）に期待してます♪
期待といえば、メバクの頭領の正体・・・コルタかな？って思ってたら
タンキゼが女性の手だとか言うし・・・皇太后のわけはないだろうし、
でも、コルタは宦官だから女性化してても不思議ではないので、
やっぱりコルタ？
そうそう、皇太后、メイクが一気に怖くなりましたねぇ。老けメイクの
代わりかしら？年齢がわからいのも、不気味です（＾＾；）

それから、ここ数話おとなしかった皇后、そろそろ動くかな？
タファンがヤンを避ける様子を見て、ほくそ笑んでましたねぇ・・・