市川海老蔵特別公演「源氏物語」☆上田

"日本最古のラブストーリー"が新たによみがえる 画像
市川海老蔵 "新・源氏物語" 誕生
市川海老蔵特別公演「源氏物語」
2015年3月18日(水)14:00~
上田市交流文化芸術センター
大ホール(セントミューゼ)
出演者
市川海老蔵   
片山九郎右衛門(シテ方観世流能楽師)
観世喜正(シテ方観世流能楽師)
坂口貴信(観世流能楽師)
亀井広忠(能楽囃子・野流大鼓方)
彌勒忠史(カウンターテナー)
市川ぼたん(日本舞踊市川流) 他




18日、上田市交流文化芸術センター・開館記念の
市川海老蔵特別公演「源氏物語」を観て来ました♪
上田市交流文化芸術センターは昨年建てられたもので
市民会館+美術館、な感じです。上田駅からも近いし
お隣がArioなので、何かと便利なのがいいよね・・・
昼公演でしたので、お昼をArioで、と思ったら、
混んでいたのでパンなどを買って、芸術センターの
中庭みたいな所のベンチでのんびりと(^^)
食事も済ませ、中に入ると木の香りがして
なかなか好い感じ♪席は二階・・・結構な高さがあって
慣れるまでは怖いですけど(笑)思ったより観易かったです。
開演前に、歌舞伎、オペラ、能楽の出演者の方々による
説明のようなものがありましたが、オペラとのコラボ・・・ぐらいの
情報しか頭に入れてなかったので、そ~なのか~と、
ちょっとこちらも軌道修正(笑)
「源氏物語」と一口に言っても長いお話ですのでどうなるのかな?
と思ってましたら、有名なところをイメージで語るような感じで
光の君の苦悩を浮き彫りにすることで、光の君の存在理由を語る・・・
そんな風に私には思えましたが、観る者によって受け止め方は
変わってくるでしょうねぇ。
お話は4部構成で、第一部は桐壺の更衣の死後、後宮に入った藤壺の女御に
光の君が横恋慕するまで、第二部は御所での宴で光の君と頭中将が舞う最中、
藤壺の懐妊を光の君が知り、藤壺と決別するまで、第三部は光の君と
夕顔の関係に嫉妬した六条御息所が生霊となり夕顔を亡き者にしてしまうところ、
そして第四部は愛する者を失い、絶望する光の君が生きる望みを取り戻す・・・
大雑把でも物語を知らないと、辛いかもしれませんねぇ。
語り部として紫式部が登場し、なぜこの物語を書いたのかも同時に
訴えるているような感じもします。
能楽は光の君のお父様・桐壷帝、頭中将、六条御息所として登場。
頭中将と舞うところは、正直に言うとやっぱりここは雅楽で観たかったけど
六条御息所は本体と生霊と二体同時に登場し、生霊が妙にリアルで
迫力があって、能楽での表現の凄いところを観た!感じ。
鬼女の面は初めて観ましたが、怖いけど悲しさの方が感じられ
のんびりした能楽のイメージが変わりました。
夕顔を演じた方が女性だったので、あれ?って思っていたら
市川ぼたんさんで、海老蔵さんの妹さんでいらっしゃいました。
知らなかったです(^^;)
オペラの曲は、歌詞が分からなかったのが残念でしたが、
物悲しくも美しい曲でしたので、イメージ的には、光の君の憂いが
しっかり伝わってきました。
海老蔵さんは、想像以上に美しかった・・・メイクは歌舞伎とは
違って瞼や鼻に影を入れたりしてるように観えましたが・・・声もなかなか♪
今度は歌舞伎で観たいな。能楽も♪

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