始まるまでは、知っている出演者は少ないし、何より
主役の方がどうやって読むんだろう?というようなお名前の方で
地味~な印象を勝手に持ってしまったのですが、
始まったら、あれ?って感じの面白さ(^^)主役の孔丘(こうきゅう)を演じたチュウ・ガンリーヤオ[朱剛日堯]さんの
一途でひた向きな感じが好かったですし、他の人たちもなんだか
面白い人ばかりで、途中コメディ?と思うほど。
周の時代が終わり、小国が入り乱れている時代背景で
過酷なところも確かにあるのだけど、幼なじみの陽虎と少正卯との
関係を軸に魯国内での三桓氏との競り合いがなかなか面白く、
これなら旅に出たくなるよなぁ~と思えました。
欲のためにとにかく突き進む陽虎と、強かに陰険に物事を取り図る
少正卯・・・面白かったです。悪役とはまた違うのよね。
三桓氏もそうですが、悪人じゃないから尚更手に負えない(笑)
舞台となる小さいけど周りは手を出せないという魯国がまた、
面白い存在なのね。
君主の襄公を演じた・ニィ・ダーホン[倪大宏]さん、楽しいわ~三桓氏に権力や財力を奪われてお供え物のような君主で、
好きにやってくださいな~な態度でいるくせに
隙あらば出し抜くことを狙っていて・・・
三桓氏も興味深い存在でした。君主とは親戚で、仲が良いと
いうわけでもないけど、均衡を保ちつつ国を支えてる感じ。
そんな彼らに陽虎が反旗を翻し、国が混乱。どうしようもなくなって
孔丘に泣きつき、弟子たちの働きもあって、国をなんとか
立て直したところで、今度は孔丘が邪魔になって、ポイッ(--;)
孔丘さんの姿を見てると人心をつかむには仁を持って、
無欲でいるのが好いとは思うのだけど、それで人心を掴んでしまうと、
支配者にとっては驚異の的にしかならないのも、人の世なのね・・・
それでも、戦乱の世にあって己を貫いたことで、後世にまで
名を残し、教えが引き継がれていくのだから、凄いです。
天不生仲尼 万古如長夜
(この世に孔子が生まれなかったら、永遠に続く長い夜のようなもの)
ラストを飾るこのこの言葉は、南宋の儒家朱熹が孔子を讃えた
言葉だそうで、人が持つ心の光を灯した人として語り継ぐべき
人なのだと思いました。教えの中には、身分とか階級を尊重するところも
あるので、今の世では全てを受け入れるのは難しいのかも
しれないけど・・・王道とは人の道なんじゃないかな~って思いました。
弟子たちも、個性的でしたねぇ。
子貢さんのお金持ちっぷりが凄くて、君主より持ってる?とか
思ったり(笑)商才に長けていたのですね。
この子貢さんが、お話を語っていくのですが、
なんとなく距離を置いてるような語り口で、何だろう?って思っていたら
最終回で、あ~そうか~と・・・まぁ、勝手に理解したまでですが(笑)
子路さんも、最後の悲劇はこういう性格なら、あり得るなぁ。
いい男的は・・・ここ重要(笑)・・・おじ様たちが好かったです♪
孔丘のお父さんや孔丘を導いた李札さんの渋さが目立ちました。
季孫父子もなかなか。
若者組では(笑)、「宮廷の諍い女」の果郡王で注目していた
リー・トンシュエ[李東学]さんが弟子の有若さんで出るというので
待っていたら、最後の方に少しでちょっと残念(^^;)
少正卯役の・ユエン・ウェンカン[袁文康]さんは、役的には嫌な
感じでしたが、金城くん似で、これから注目できそう。
孔丘役の朱さんも悪くないよね。この方、中国の少数民族の一つ
白(ペー)族の方だとか。だからお名前も変わった感じなのかな?
WOWOWの中国ドラマ、今年は何かな~?
今、「項羽と劉邦」の字幕版を放送中ですが、
字幕がやっぱり好いな。
「孔子」も少し後で字幕放送があったので、嬉しかったです♪
地名や人名など、音だけじゃ分からないところがどうしても
出て来るのよね(^^;)
登場人物&キャスト
この記事へのコメント
涼子
『孔子』がついに最終回!何だかすごく長かった(間延びした?)気がしましたが、さすがに最終回は秀逸でしたね~。いろいろな出来事を思い出して私も感無量でした。そもそも『孔子』がこんな話だとは思っていなかった(私には「弟子と放浪していた人」という程度の知識しかなかったもので・・・)。私も「天不生仲尼 万古如長夜」いい言葉だなあと思いました。人間的な孔子でしたがよかったですよね(チュウ・ガンリーヤオが好みのタイプでなかったのは残念でしたが←すみませんm(__)m しかしさすがの老けメイク技術!『新三国』こんみんの時も見事過ぎて、最初は別の役者だと信じていた)。
『奇皇后』ががぜん面白くなってきました!ヤンの踊るシーンはさすがに美しくて「この人は男であっても女であってもいいなあ」(そりゃあハ・ジウォンだもんねえ)と思ってしまいました。今後しばらく後宮ものになりそうですが、側室が少ない(いない)ので分かりやすくていいです(大勢のドロドロ後宮にはもう疲れた)。
『弘文学院』を今日分を見ていないのでなんですが、どうなるサッカーの試合、いや女とバレた宋文文ちゃんはどうなるの?(やけに現代的なユニフォームや応援団等々は大目に見ましょう)。ところでひらで~さん、この主題歌の歌詞で日本語が「一生君を愛す」だけど中国語字幕が「1314我愛你」になっているようですが、なぜ数字が入っているのでしょうか?お分かりでしたら教えてください(気になってるんです)m(__)m
ひらで~
こんばんは(^^)
私も孔子さんが、こんなに
揉まれた生涯を送っていたとは
知らなかったので、驚きでした。
映画ではユンファの映画は
すぐに旅でてましたからね(笑)
老けメイクは日本の特殊メイク
アーティストの第一人者江川悦子さんが
手がけているのだとか。凄かったですね。
「奇皇后」はようやくタナちゃんとの
バトルが始まるのね。皇太后も侮れない
存在だし、どんな展開になるのやら。
「弘文学院」もう、なんでもありですね。
楽しいからいいけど(笑)
「1314我愛你」ですが1314の発音が
「一生一世」という“一生涯”とか
“永遠”の意味の言葉に似ていて
「我愛你」も520の発音に近いので
“520 1314”で「一生君を愛す」の
意味になるのだとか。
なので中国では、5月20日13時14分に
告白メールで盛り上がるらしい。
ちなみに・・・発音は
一 生 一 世 我 愛 你
いーしょぉんいーしーうぉあいにぃ
1 3 1 4 5 2 0
いーさんいーすーうーあーりん
な、感じ。
似てる・・・かな?