真夜中の五分前☆僕は美しい双子の姉に恋をした。

一年後、再び“彼女”は秘密をかかえて現れた――。 画像
真夜中の五分前
深夜前的五分鐘
2014年 日本(東映)・中国
監督: 行定勲
原作: 本多孝好 『真夜中の五分前 
       five minutes to tomorrow
            (side-A・side-B)』
脚本: 堀泉杏
出演: 三浦春馬 (リョウ[阿良])
     リウ・シーシー[劉詩詩]
    (ルオラン[若藍]/ルーメイ[如玫])
     チャン・シャオチュアン[張孝全]
    (ティエルン[天倫])
     ニュウ・ベン[牛犇](時計屋の主人)
 上海で時計修理工として働く日本人の青年リョウは、通っているプールで知りあったばかりの女性ルオランに、双子の妹ルーメイへの婚約祝いのプレゼント選びを手伝って欲しいと頼まれる。魅力的なルオランにひかれるリョウだったが、ルオランはルーメイの婚約者ティエルンに思いを寄せていた。妹への嫉妬心に悩んでいるルオランをリョウは優しく受けとめ、少しずつ彼女との距離を縮めていく。そんなある日、ルオランとルーメイが旅先で事故に遭ってしまい・・・。
春馬くんとシーシーちゃんの共演作、
観て来ました♪絵葉書もいただいて嬉しいです(^^)
シーシーちゃんは今年の後半、ほぼ毎日観ていた感じがする(笑)
普通なら、飽きると思うのだけど、彼女は嫌な感じが全くしなくて
役ごとに楽しませてくれるので、映画も期待してました。
映画を観て、最初に思ったのが、声が低い(笑)ドラマだと、吹き替えで
元気な女の子な感じのはっきりモノ申すような声ですので、初めて
地声を聞いて、思ったより落ち着いているのに、ちょっとびっくり。
だけど、ドラマの声は違和感を感じていたので、地声の方が
好いのに~って思いました。
春馬くんは中国語で頑張ってました♪たまに相手の話す意味が
理解できない時があるのですが、その時の表情がまた好いのよね(^^)
何より、時計を直すところが好いのよ♪綺麗な指先で・・・
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以下、ネタバレありです♪

物語は双子ならではの苦悩に、彼女たちを愛した男が翻弄される・・・
って感じで展開するのだけれど、この双子に観ている方も
翻弄されちゃうのよね。入れ替わりという、単純なものでもなくて、
自分はどうあるべきかってことまで、考えさせられて
なかなか、奥深いものがありました。テンポがゆるいので
考える時間があって、観ながら謎めいてくる物語を
余計に考えてしまうところがこの作品の罠かもしれない(笑)
先に見つけたものを双子の妹にことごとく奪われる姉ルオラン、
亡くなった恋人が忘れられずに5分遅れて生きる男リョウ、
今の少しだけ、女は先を、男は後を生きている、そんな感じの二人が
今を生きることができるようになるまでの物語・・・って感じに
私は受け止めたけど、生き残ったのはどちらかは
はっきりさせてないので分からないままでしょうね。
でも、物語の初めのほうで、壊れた父親の時計が価値のあるのなら
直したいって言う男に、時計屋の主人が「価値は自分で決めろ」と
答えるシーンがあるのですが、映画を観終ると
「自分の価値は自分で決めろ」って言われているような気がして
あ~そうか・・・って思ってしまった。
観た後に、じわじわと来ますね~(^^)
好い映画でした♪
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そうそう、中国の方に時計を贈ってはいけないとは初めて知りました。
「時計を贈る」の中国語「送鐘」は「死者を送る」のような
縁起の悪い言葉「送終」と同じ発音だからだそうですが、
日本では贈答品に時計って普通にあるから、知らないと怖いよね。
ちなみに、腕時計は「手表」ですのでOKらしいのですが
それでも贈らない方が無難だそうです。
あと、扇子や傘も、「別れる」を連想させる発音のなのでNGだとか。
ほかにもありそう・・・(^^;)

今年の映画は、これで見納めかな・・・
今年初めて観た邦画は「永遠の0」でしたので
今年は春馬くんで始まり春馬くんで終わりそうです(^^)

この記事へのコメント

  • 涼子

    ひらで~さま&ちはるさま&チームの皆様

    今年もあと1日を残すだけになってしまいました。今年もおかげさまでアジアンドラマにハマりまくった1年でした(楽しかったです。充実していました)。来年も素敵なアジアドラマに出会えますように(去年もそんなこと言っていたような・・・)。確かに、今年の最後はリウ・シーシー漬け?でしたかね(この『真夜中の5分前』も興味がわきました)。『弘文学院』がお休み中で残念、早く続きが見たい!ウォレスに私も早く会いたいです(やっぱり古装ですよね)。

    ひらで~さん、ちはるさん、チームの皆様、こんみん&アジアドラマ廃人涼子に今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。こんみん熱はまだまだ冷めやらず、最近『三国志男』という本をついに購入(しかも紙ではなくWeb の本です)して読んでしまいました(抱腹絶倒に面白かったです。しかし三国志遺跡巡りは、夢が壊れるので行かない方がいいかもと思ってしまったけど・・・)。皆様どうぞよいお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。
    2014年12月30日 15:12
  • ひらで~

    涼子さん♪
    今年も、コメントをたくさん
    ありがとうございました。
    一緒に、楽しむことができて
    嬉しかったです。
    「三国」は特別な作品ですから
    これからも、ちょこちょこ
    ネタを拾っていきますので
    お付き合いの程、よろしくお願いします。
    よい、お年をお迎えください♪
    2014年12月30日 23:53
  • ちはる

    ひらで~さま、涼子さま皆様こんにちは。

    「真夜中の五分前」面白そうですね。
    「続編若曦」や「傾城の雪」でも登場した双子ネタがこの映画にも出てくるのですね。
    中国では双子は鉄板ネタなのかしら(笑)

    今年も今日で終わりですね。今年もたくさんの中国ドラマを見ました。
    映画はあまり見られなかったのが心残りです。ひらで~さまのレビューを拝見したら見たい映画がたくさんあるのでDVDを探してみようと思います。

    来年もたくさんのドラマが上陸しますように。
    どうぞ良いお年をお迎えください。
    2014年12月31日 10:05
  • ひらで~

    ちはるさん♪

    双子、中国の方はお好きみたいですね。
    原作は日本のなんですけどね(笑)

    今年も、お蔭さまで楽しく過ごすことが
    できました。好きなドラマを観て、
    好きな事を書いて、こうして語れるのは
    幸せです。ありがとうございました。
    来年も、楽しみですね。
    好いお年をお迎えください♪
    2014年12月31日 23:59

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