誰もが知らなかった「孫悟空」

西遊記~はじまりのはじまり~(吹替え版)
西游降魔篇
JOURNEY TO THE WEST:
CONQUERING THE DEMONS
2013年 中国
監督・製作: チャウ・シンチー [周星馳]
アクション指導: クー・ヒンチウ
脚本:チャウ・シンチー
デレク・クォック[郭子健]
ローラ・フオ[霍昕]
ワン・ユン[王芸]
フォン・チーチャン[馮誌強]
ルー・ジェンユー[盧正雨]
リー・ションチン[李尚正]
アイヴィ・コン[江玉儀]
音楽:レイモンド・ウォン黄英華
出演:ウェン・ジャン[文章] (玄奘[陳玄奘]):斎藤工
スー・チー[舒淇](段[段小姐]):貫地谷しほり
ホアン・ボー[黄渤](孫悟空[猴妖]):山寺宏一
ショウ・ルオ[羅志祥] (空虚王子[空虛公子]):神谷浩史
リー・ションチン[李尚正](沙悟浄[水妖])
チェン ・ビンジァン[陳炳強](猪八戒[豬妖])
チォン・スーハン程思寒(玄奘の師匠[師傅]):茶風林
クリッシー・チョウ[周秀娜] (スーメイ[四煞])
シン・ユー[行宇](虎筋蟷螂アニキ[北斗五形拳])
チャン・チャオリー[張超理](脚じい[天残脚]):羽佐間道夫
チウ・チーリン[趙志凌](段の手下[二煞])
花おばさん:野沢雅子
唐の時代。川辺の集落に半獣半漁の妖怪が出現。妖怪退治に名乗りをあげた妖怪ハンター・玄奘は、村人の協力を得て、妖怪を陸に揚げる。改心させるために「わらべ歌三百首」を唄うが、効果なし。そこへ女性妖怪ハンター段が現れ、手際よく妖怪を封印してしまう。妖怪退治に失敗して落ち込んだ玄奘に、師匠は「お前にはほんの少し何かが足りない」とアドバイスするが・・・
ほんとは、字幕版が観たかったのだけど、
上映時間が合わなくて・・・でも、吹き替えが良かったよ~♪との
情報を得て、吹替え版を観て来ました。涼子さん、ありがと♪
斎藤工さんは、映画については詳しい方ですので、
きっと吹き替えもこだわりを持ってるのだろうなぁ~と
勝手に期待を持って観ましたが、天然・玄奘のウェン・ジャンの
雰囲気を壊すことなく演じられていて好かったです。
その前に、こういうしゃべり方(演技)もできるんだ~て、
ちょっと、意外でもありました。周りも、しっかりしてのも好かったですね。
貫地谷しほりさんも元気があって、可愛らしかった(^^)
ただ、スー・チーの声にしては若いような、可愛すぎるような(笑)
物語については、キャラクターは超有名ですから、
何でもありってことで、楽しい話ならそれで充分、
いきなり玄奘は妖怪ハンターで出てきても、文句はありません(笑)
これは、宣伝のたまものでもありますけど・・・それだけではなく、
冒頭から、容赦なく飛ばしてくれて、シンチーの世界にどっぷり
ハマりこんでしまいました。
まず出て来たのは頭が虎で尻尾が魚(馬の脚付き)の
水中妖怪・沙悟浄。沙悟浄はカッパというのは日本独自の解釈ですが、
ここでは、溺れた子どもを助けたのに、誘拐犯と間違えられ
投げ捨てられた川で魚に喰われた恨みから妖怪になったのだとか。
人助けが容易にできない、お国柄を風刺してるようで、痛い話です。
こんな感じで、シンチーらしさが次から次へとでてきて
楽しいったらありゃしない(笑)出演者も楽しい♪
玄奘のウェン・ジャンは『海洋天堂』で、悟空のホアン・ボーは
『101回目のプロポーズ ~SAY YES~』でそれぞれ大いに
楽しませていただているので、ここでも期待が大きかったのですが、
期待以上の働きで、大満足でした♪それにシンチー独特の、
ちょっと行き過ぎ感のあるギャグが抑えられていて、
毒はあるけどストレートな感じも二人に合っていたような
気もします。特に、ホアン・ボーは凄いよね・・・シンチーは
『チャイニーズ・オデッセイ』で悟空を演じているから、本人を前に
やりにくかったと思うけど、爺さん姿の悟空にはやられました。
スー・チーに関しては、間違いないでしょうって感じでしたが、
堂々とした姐御で、間違いなく好かったわ♪脇も、楽しすぎる・・・空虚王子はショウ・ルオについては
よく知らないけど(ごめんね)、声が神谷浩史さんだったのが
私的にはツボでした♪ツボといえばもう一つ、
高家荘で、猪八戒の餌食となる二人連れ・・・一応名もあって、
男性が楓、女性が雲蕾と言うらしい・・・男性が『少林サッカー』で
奇妙な歌を唄いだし、町中ダンスを繰り広げる男・醬爆 さん、
女性は最近観た華国ドラマの苛め役でおなじみ(?)の
タン・イーシン[唐藝昕]ちゃんだったりする。
内容としては、『チャイニーズ・オデッセイ』の玄奘バージョンって
感じでしたが、別物として観ても大丈夫な作り。まぁ、主題歌とか
セリフに関連したところがありますし、笑わせてくれて最後には
泣かせてくれるのは同じですから、観てれば、観てるなりに
楽しめますが・・・それより、『チャイニーズ・オデッセイ』の
玄奘バージョンといえば、ニコくんが玄奘を演じた
『西遊記リローデッド[情癲大聖]』というのがありまして、
これも、なかなか面白いので、興味あったら観てください♪
と、どさくさに紛れて、ニコくん映画を宣伝♪(笑)
この記事へのコメント
もみじ
面白かった!
少林サッカーの人の新作っていうくらいしか予備知識無かったので、ストーリーも、終盤になってやっと、あ~そういうことかぁ、それで「はじまりのはじまり」なのか!と。
ウェンジャンとスーチーがまたそれぞれチャーミングでよかったな。
涼子
映画見て下さったんですね、吹き替え版でもよかったですよね。スー・チーがアラフォーだろうと、私は貫地谷しほりが好きなので良しとして下さい。今をときめく斎藤工さんも、声優意外とよかったですよね。空虚王子はキャラそのものが私はツボでしたが(花おばさんも。あの役でいいからシンチーの映画に出して欲しい!)、ショウ・ルオの顔はどこかで見た気がするのですが・・・思い出せません。
それはそうと『続・ジャクギ』の後番組らしい『トキメキ!弘文学院(原題:犀利仁師)』(アジ・リパの社長さんのブログより)とは何だ~?どう見ても『成均館』のパクリのタイトルと、ニッキ―・ウーとリウ・シーシーが学園もの???(あの~何歳の設定なんでしょう←「壁ドン」もあるかな?)面白いらしいけど(多分見ちゃうけど)ついていけるかなあ・・・。『続・ジャクギ』はどんどん悲惨な話になっていっているというのに。
さらにさらに『真夜中の五分前』という映画をご存知ですか?偶然見つけたのですが、三浦春馬とリウ・シーシー×必殺双子戦法(またもや双子ネタ)・・・上映館が少ないので見れそうもないですが、いやはやどんなお話なんだか。
何とか見続けている『孔子』(久々のコメ)、南子(なんし:衛の霊公夫人)が出てきたのですよ!『孔子の教え』を見ていたものとしては、南子はジョウ・シュンがよかった・・・。
視聴中ドラマがすべて佳境に入り、さらに忙しい師走です。それに今日からすごーーーく寒い。日本中そのようですね。皆様体に気をつけて、良いドラマライフをお送りください。
ひらで~
こんばんは(^^)
面白かったですよね♪
日本の西遊記とは違った解釈で
謎なところもあるのですが(笑)
シンチーらしさがいっぱいで、
それだけで楽しいです。
ウェン・ジャンとスー・チーのコンビは
これで終わるのがもったいないくらい
好かったですよね♪
ウェン・ジャンが、こんなに笑わせて
くれるとは思っていなかったので
続きが観たいな♪
ひらで~
こんばんは(^^)
涼子さんのプッシュがなければ
まだ観てなかったと思います。
ありがとうございました♪
斎藤工さんには、かなりクールな
イメージを勝手に抱いていたので
こんな天然な雰囲気も出せるんだ~って
驚きながら観てました(笑)
ルオ・ショウは、日本のTVに何度か
出てるみたいですね・・・私は観たこと
ないので、ちょっと調べてみたけど
やっぱり初観でした。どことなく
アーロン・クオック[郭富城]の若いころに
似てるなぁとか思うのだけど・・・
『トキメキ!弘文学院』の邦題には、私も
大笑い・・・いいのか?って。まぁ、自分も
ブログの画像ページ名にパクッてるので
大きな声では言えませんが(笑)
早く観たいですよね~♪ウォレスがゲストの
回が、今から楽しみです(笑)
『真夜中の五分前』はこちらでは
12月27日から上映予定。
スクリーンで観るしーしーちゃん、
楽しみです♪
『孔子』しっかり観てますわよ~
ようやく国を出ましたね。吹き替えも
息子さんからお父さんの声になって、
一気に落ち着いた感じになりました。
野島昭生さんの声、好きなので嬉しいです♪
『孔子の教え』のジョウ・シュンは
カッコいいよね、私も好きだな。初めて観た
時は、話がよくわからなかったけど、
ドラマを観た今なら分かりそうです(笑)
こちらも、寒くなりました・・・起きたら
雪だったらいやだなぁ(^^;)
キョーコ
京都まで行ってコレ観てきましたよ~。いや別に京都まで行く必要はなかったんですけどね、笑。ホント面白かったです。ついでにトラックバックもさせてくださいませ。
ひらで~
こんばんは(^^)
ホント、面白かったですよね♪
京都でご覧になったのですか・・・
道中記、楽しみにしてます♪
TBもありがとうございます。
こちらからも、させていただきますね♪