ミュージカル☆モーツァルト!

帝国劇場、初鑑賞です♪
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『ミュージカル モーツァルト!』
2014年11月18日(火)12:30~
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シェヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
出演:井上芳雄 (ヴォルフガング・モーツァルト)          
    花總まり(ナンネール:モーツァルトの姉)         
    ソニン(コンスタンツェ)                   
    市村正親(レオポルト:モーツァルトの父)         
    山口祐一郎(コロレド大司教)                   
    春野寿美礼(ヴァルトシュテッテン男爵夫人)         
    阿知波 悟美(セシリア・ウェーバー:コンスタンツェの母)  
    武岡 淳一(アルコ伯爵:コロレドの部下)          
    吉野 圭吾(シカネーダー:劇場支配人)           
    柿原りんか(アマデ)            
行ってきました♪
シェルブールの雨傘」から約2ヶ月、待ちわびておりました(^^)
田舎者丸出しですが(笑)、ドキドキの初体験。
帝国劇場って、名前から凄いなぁ~って、勝手にイメージが
膨らんでしまいましたが、思ったより入り口がシンプルで・・・
最近立て直された地方のホールは、土地もあるせいか 
入り口や内装が妙に凝ったつくりですので、
それ以上のイメージが勝手にあったのよね(笑)
中は、豪華っぽいけどレトロな感じで、雰囲気は良かったです。
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さて、本題の「モーツァルト!」。
曲を全く知らずに観るよりは、知っていた方が良いなと思いましたので
動画サイトなどで予習(笑)お蔭で、歌詞やお話の展開に気を
取られることもなく、楽しむことができました♪
予想以上に派手で、圧倒されるばかり・・・お話は破滅に向かう
決して明るいものではないのだけれど、出て来るキャラクターが
強烈で、例えは変だけど、豪華な海鮮丼みたい(笑)
一番のお気に入りは、山口さんのコロレド大司教さま♪
私は偉いのだ!って感じの、上から目線の歌声っていうかな(笑)
嫌らしいのだけど、高貴さも漂ってるのが凄かったです。
何より、マント捌きが素敵でした。生の山口んさんは
5年も前に観た「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン以来で、
あの時大泣きさせられた人と同じ人とは思えなかった程(笑)
同じ人とは思えない方がもう一人・・・コンスタンツェの母さん♪
阿知波悟美さんは、「軍師官兵衛」で光さんの侍女のお福さん。
一緒に行った、ひょんなさんに言われるまで気がつかなかった(笑)
モーツァルトを食い物にするような強かなお母さんですが、
唄も踊りも迫力があって、楽しくて憎めないくらい素敵でした。
素敵といえば、春野さんの唄とドレス♪宝塚の生・春野さんを
観ることが叶わなかったので、嬉しかったです(^^)
春野さんの唄う“星から降る金”のシーンは、親として聞いてると
お父さんの葛藤も感じられて、とっても切なくて・・・泣けました。
お父さん役は市村さん。息子を誰よりも愛して信じてはいるけど
心配でならない・・・自分で育て上げたと強く思う分、子離れできない
親心が切々と伝わって来て、素晴らしかったです。
そして、井上さんのヴォルフガング・・・神童と呼ばれた自分の影を
伴いながらの人生、影は時に生きる糧となり、枷にもなり、最後には
その影と人の欲望に押しつぶされてしまった・・・大胆に、そして繊細に
生きたヴォルフガングでした。これが、井上さんが演じる最後だそうです。
ヴォルフガングが亡くなった年齢となったからだそうですが、
こいうことも、舞台ならではの面白さなのでしょうね。
成長していくのを見られる舞台、素敵だなぁ・・・♪
観る方も、年齢によって感じるモノが違うだろうね。
あまりに素敵だったので、東京に送りだした娘にも、
観なさいって勧めてしまったけど(笑)19歳ですから、
私とは全く違った見方をするんだろうな・・・

すっかり、お上りさんして、華やかな世界に浸った一日・・・
楽しかったです♪地方にいると、なかなか機会がなく・・・
井上さんも最近知ったばかりですからねぇ(^^;)・・・残念ですが、
このままのめり込みそうで怖いくらい(笑)

地方でも、観れると好いのにね・・・長野市の市民会館も
新しくなるので、来ないかな~上田でも松本でもいいけど(笑)

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