バレット・ヒート 消えた銃弾☆呪いの銃弾の真実を追え!

人は皆 善良・・・私は知りたい、
   善良な人間がなぜ悪事を働くのか・・・
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バレット・ヒート 消えた銃弾
消失的子彈
THE BULLET VANISHES
2012年 中国・香港
監督: ロー・チーリョン[羅志良]
脚本: ヨン・シンリン[楊倩玲]
    ロー・チーリョン[羅志良]
音楽: テディ・ロビン[泰迪羅賓]
    ワイ・カイリャン[韋啟良]
出演: ラウ・チンワン[劉青雲](松東路)
    ニコラス・ツェー[謝霆鋒](郭追)
    ヤン・ミー[楊冪] (占い師・小雲雀)
    リウ・カイチー [廖啟智](丁工場長)
    ジン・ボーラン[井柏然]
             (郭追の助手・小五)
    ウー・ガン[吳剛] (金警察局長)
    ジャン・イーイェン[江一燕]
               (受刑者・傅源)
    ユミコ・チェン[鄭希怡]
              (法医学者・李佳)
    チェン・ガーロー[錢嘉樂]
            (傅源の夫・呉忠國)
    ワン・ズーイー王子義[王海]
            (丁工場長の用心棒)
 軍閥割拠の混乱期、郊外の兵器工場で、銃弾を盗んだと非難された一人の女子工員が無実を訴えながらも、丁工場長の仕掛けた罠により自ら命を絶ってしまう。6ヶ月後、その兵器工場で奇妙な連続殺人事件が発生し、赴任してきたばかりの刑事・東路が派遣される。射殺された被害者は、いずれも弾が見つからなかったため、工員の間では呪いの銃弾で殺されたという噂が立っていた。東路は、射撃の名手・郭追とともに真相を突きとめようとするが、また工員が射殺されてしまい・・・。
 
劇場で久々に香港映画を観たので、ミニ中華映画祭を開催(笑)
まずは、チンワンとニコくんが共演した作品から♪
中国版「シャーロック・ホームズ」だと聞いていて、
異常に期待してたのですが・・・普通にしておけば良かった(笑)
「完全犯罪はあり得ない」、そして「人は皆、善良」の信念を元に
事件を科学的(1920年代辺りの)、実践的に解決する男(チンワン)と
射撃の名手で、洞察力のある正義感いっぱいの男(ニコくん)が
コンビを組んで、射殺なのに肝心の弾がない、不可解な事件を
追うというのが本筋で、ミステリー要素は充分で
チンワンの不思議な魅力全開ですし(笑)、
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ニコくんのガンアクションもカッコ好くて、
ビジュアルは最高なんですが・・・ラストが腑に落ちない。
以下ネタバレあるかも、です。

犯人の意外性については、確かに意外なんですが、
動機が薄くない?事件の発端となる亡くなった女性工員と
何か縁があるとかあれば素直に納得したのにね。
それに、意外とはいえ、途中のチンワンのセリフから、
この人しかいないって予想がつくのだけど、
そのセリフも、唐突で最後まで根拠が不明(^^;)
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消去法ですぐに予想できちゃうのは、犯人らしい人が
少ないっていうのもあるよね。工場長を疎む人(後釜を
狙う人とか、恥ずかしめを受けた人とか)が、数人いると
犯人当ての楽しさもあったのにね。
何より、警官の汚職を暴くのがチンワンの本当の狙いなので、
そこまで暴いちゃうって、どうかなぁ~って・・・
そこに、「完全犯罪はあり得ない」「人は皆、善良」というのが
被るのは分かるのだけど・・・
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というのは表向き・・・ニコくんファンだからさ(笑)
「シャーロック・ホームズ」のような、楽しい二人の
掛け合いを期待してたので、もっと観たかったのよね。
一作で終わるなんて勿体ないなぁ~って。
事件の内容的に、「シャーロック・ホームズ」っぽくするより
金田一さんの事件っぽくした方が、面白かったかも。
そしたら、ラストもうなずける(笑)

ところで・・・この、チンワン、香川照之に雰囲気
似てないかい?(笑)

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