項羽と劉邦 King's War☆第56話 東からの奇襲

覇王還是那個轉身上馬毅然離去的少年
第56話 東からの奇襲
虞子期は項羽に、まず斉を平定した後、全軍で彭城に戻って漢と戦うべきだと訴える。だが項羽は、少数の兵で劉邦を倒してみせると彭城に戻ることを決める。一方、劉邦は張良からも項羽の攻撃に備えるべきだと言われるが、聞く耳を持たない。そんな中、劉邦に呼ばれた張耳と陳余は鉢合わせしてしまい、取っ組み合いのけんかを始めるが……。その後、彭城の近くに項軍が現われたと知った劉邦は、韓信に将兵を預ける。
劉邦と韓信って歳の差はどのくらいなのかな?
劉邦は、どちらかというとやんちゃな人たちというか、食べるために
戦うような人たちの気持ちは分かるんだろうね。
だけど、食べることより戦が好き♪な感じの韓信のような人には
付き合いがなかったのかもしれないですね。新人類扱いかも(笑)
行き当たりばったりのところは相変わらずのようですが・・・それでも
頭は柔らかいので、間違ったら謝っちゃうところは、憎めないところ。
項羽は、虞姫と再会・・・なんだか、虞姫を遠ざけた寂しさを
斉攻撃で紛らわせてたんじゃないかと思われるよな展開で、
再会した途端に気力満タンになるのが、女性目線だと
好い感じに見えてくる・・・ような♪

以下ネタばれしてます、ご注意を・・・ 
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城陽郊外、項羽の軍営。
 虞子期に、范増の言う通り斉を平定してから彭城を取り返すべき、もし戦っても鉅鹿の時の様にはならないと進言しますが、亜父(范増)が思いつくことは、韓信も思いつく、劉邦など簡単に倒せると少数での攻撃を計画。虞子期は必死で止めますが、虞姫がいる・・・真の目的を語ると進軍します。
 
蕭鎮郊外、范増の軍。
 逃げて来た虞姫を迎えた范増、項羽に会いたいと願う虞姫を軍事に口を挟むなと遠ざけます。項漢軍の動きから、項羽の軍は不利だと蒲将軍は訴えますが・・・。

項羽の軍。
 軍令違反で捕えられていた季布に面会した項羽。言ったことは間違いではない、違っていたら処罰を受けると頑なな季布でしたが、虞子期と鐘離昧が機会を与えるよう請うと、項羽は縄を切り一緒に戦おうと許します。その言葉に、戦えるのは名誉だと答える季布・・・項羽に心酔。

彭城郊外、韓信の軍営。
 韓信は劉邦に酒で誤魔化され、ふて寝中。蒯徹は大将軍は感情で動くべきではない、王宮に出向き王に謝罪すべき、戦に勝っても先はないかもと諌めますが、韓信は頭の中は戦の事でいっぱいだ、楽しみを奪われるのなら殺された方がいいと鼻から聞く気はなく、蒯徹をクソジジイ扱い。呆れながらも蒯徹は、寝ている場合ではないと叱咤しますが、動かない韓信、静かすぎて怖い・・・張良に言われたことが分からないと呟きます。

彭城。
 韓信は項羽が攻めて来ると戯言を言う迷惑な奴だと劉邦は張良に愚痴をこぼしますが、張良はもし本当なら今の彭城の状態では心配だと訴えます。50万の諸侯の大軍がいるし、5日で来るわけがないと安心しきっている劉邦、諸侯は烏合の衆、項羽の軍を見たら逃げ出してしまう、我が軍も命令が徹底していない、これでは何もできないと言われ、軍を休ませているだけだ、何が悪い!と怒り出すます。それでも一応、張良の意見を聞きますが、兵を統率して韓信に送るよう言われると、2万の兵を与えたら同等に振舞った、これ以上与えたら独立する!と更に不機嫌に。張良は動じず、韓信は大将軍、扱いを間違うと大変なことになる、これまで他の者にして来たように韓信も褒めて慎重に使うべきと説きますが、俺が指揮権をやったのに俺を非難したのだからそんなことはできないと劉邦。張良は諦めずに韓信は大局を見ていると擁護を続けると、劉邦は二度と奴の話をするなと耳を塞いでしまいます。
 その夜、魏豹は薄姫の寝所へ。不機嫌な薄姫は戸越しに韓信が郊外で戦に備えていることを確かめると、すぐに荷造りをするよう進言。突然の言葉に驚く魏豹、項羽は私に手を出せないし、劉邦は手を出す気がない、ここに納得して来たのになぜ?と尋ねます。薄姫は戸を開けると駄々をこねる子どもをあやすように、荷造りは嫌ですか?と優しく微笑み、魏豹を動かします。
 その頃、劉邦は諸侯を招集しようとしますが、殆どが遊びに夢中のようで応じません。陳余は来たと聞いて納得した劉邦、張耳も来たと聞いて慌てます。二人を会わせるなと命じられた盧綰は漢王は別の用があるからと張耳を街の店に連れて行き接待。ところが勝手に店を抜け出した張耳、劉邦が陳余から超耳の首を取ったことに礼を言い、酒を酌み交わしているところに、王に会わせろと入って行き・・・陳余と張耳は顔を見合わせた途端、取っ組み合いの喧嘩を始めてしまいます。頭を抱える劉邦でしたが、二人を引き離すと二人を呼んだのは二人の件について話がしたかったからだと開き直ります。我々が苦労して戦って来たのは、天下の為だ、仲間が殺し合うのは見たくない、協力して楚と戦うのだ、従ってくれるのなら水に流し、ダメならば二人からは手を引くと諌めた劉邦、二人が従うと見ると陳余には張耳から奪った土地をそのまま与え、張耳には簫可が管理している肥沃な河内郡の土地を与え、半ば強引に納得させると、俺たちは仲間、やり直そうと乾杯します。
 街の様子を見に来た劉邦、人がいないことに驚きます。諸侯たちの間の揉め事を恐れ、民たちは隠れていると聞いてようやく、まずい状態であることに気がつきます。そこへ楚軍が東より来たとの知らせ。寝耳に水の劉邦、急いで将兵を集め韓信に指揮させるよう命じます。
 魏豹のところでは荷造りで忙しくする薄姫が、劉邦の陳余たちの仲裁や韓信へ兵を預けた行動に感心しきり。さすがの魏豹も自分の話ではないと感づきますが、薄姫には体よくあしらわれ、荷造りをするしかありません(笑)

韓信の軍営。
 劉邦が韓信に兵を預けたことに礼を言うのが先だと蒯徹は進言しますが、守る方が先だと防備を固めます。

項羽の軍。
 彭城の北20里のところに陣を引くことに。そこへ范増より漢軍は平原に陣を敷いた、急ぎ前進せよとの知らせ。ふと見ると、虞姫の姿・・・項羽は一目散で駆け寄ります。虞姫の姿を見れば安心するだろうとの范増の計らいでした。戦と戦をする項羽を憎みながらも、離宮で難にあったことであなたに会えなくなることが一番怖いと気付いたと打ち明ける虞姫。幼いころより叔父と世を渡り、秦打倒を夢見て来た、栄誉や勝利はまるで夏の淮河のように、戦があれば勢いよく流れるが戦が終わればすべてが変わる、晩秋の淮河はただ静かだ、そんな時私は孤独を感じる・・・項羽の話に私が間違っていた、あなたは颯爽と馬でかけて行く少年、誰にも止められない、私はあなたを悩ませるだけと答える虞姫。違う、あなたに会えたことは人生の最大の喜びだ、私に安らぎをくれた、美しい玉は持っていると壊れそうだが、箱に入れてしまっておけば寂しくなる、あなたは自由が似合う人、縛り付けてはいけないのだと項羽。虞姫は項羽の手を頬にあてると、今も寂しい?と尋ね、項羽のすべては一瞬で終わる、愛する人と共に座り夕焼けを眺め、人生を終えると約束の言葉に、待っているわと答えます。
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 項羽が兵を整えると、虞子期から谷の両側に漢軍が兵を置いていると知らせ。項羽は季布には迂回して西に陣を敷く漢軍を派手に攻め、平原の敵を引き付けるように命じ、虞子期には季布の軍の側面を守るように命じます。彭城の弱点は東と見た項羽、韓信の裏をかく、私には大軍は必要ないと強行突破を狙います。危険すぎる、こんな作戦聞いたことがないと季布たちは止めますが、項羽は兵法は作り出すもの、一緒に無茶をしようとどこまでも強気です。

蕭鎮郊外、范増の軍営。
 平原の西で戦いを始めたと龍且から告を受けた范増でしたが、項羽の所在が分からずやきもき。まさかとはと、項羽の動きを考えた范増、それでは無駄死にだと思いながらも、龍且に韓信の脇をつき混乱させるように命じます。項羽の動きを読んで賭けに出る范増、賭けが当たるよう願い、全軍で南門を攻めることに。

彭城西、韓信の軍営。
 楚軍が彭城を攻めているとの知らせを受ける韓信。にやりとしただけで動きません。脇では蒯徹が酒を呑み赤い顔。韓信が咎めると、韓信様は戦が始めれば喜ぶが、私は楽しめない、実は戦は初めてで緊張してると打ち明け、二人で大笑彭城い。自信満々の韓信、緊張せず勝利を待てと、祝い酒。
 その頃、項羽の軍は彭城の西に到着。勝つ機会は一度しかない、それで十分だ!お前たちと彭城へ帰る!と士気を高めると 一気に彭城へ。

彭城。
 韓信が南で応戦していると、項羽が東から騎兵で攻めて来たとの知らせを受ける劉邦。気がついた時には敵は城内に。慌てて逃げる劉邦・・・。
第55話                         第57話
項羽と劉邦 King's War☆キャスト
項羽と劉邦 King's War☆INDEX
虞姫を助けたのは韓信でしたが、虞姫だってわかっていたのかな?
単純に女性だから助けたのか・・・たまに、このドラマ、展開が唐突なので
悩みますねぇ(笑)

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