三人吉三 さんにんきちさ2008年に平成中村座「夏祭浪花鏡」から始まった
作:河竹黙阿弥
演出・美術:串田和美
出演:中村勘九郎・・・和尚吉三
中村七之助・・・お嬢吉三
尾上松也・・・お坊吉三
坂東新悟・・・十三郎
中村鶴松・・・おとせ
真那胡敬二・・・海老名軍蔵/八百屋九兵衛
大森博史・・・太郎右衛門/長沼六郎
笈田ヨシ・・・安森の家来弥次兵衛/堂守源次坊
笹野高史・・・土左衛門伝吉
片岡亀蔵・・・研師与九兵衛
節分の夜、同じ吉三の名を持つ3人の盗賊が出会い、義兄弟の血盃(ちさかずき)を交す。
僧侶崩れの和尚吉三、振袖姿のお嬢吉三、浪人のお坊吉三。
数奇な運命に導かれ翻弄されながらも、がむしゃらに命を賭して生きる3人。
そして、名刀「庚申丸」と「百両の金」が様々な人々の手を巡りもたらす悲劇の連鎖……。
信州まつもと大歌舞伎、今回で4度目。1年置きの掲載で、
ない年は別の形で観に行っているので、恒例化してるような感じで
今年も23日に行ってきました♪(13時開演)
コクーン歌舞伎の再演なのですが、松本でしたら旅費は渋谷へ行く
1割で済みますからね(笑)
前回の『天日坊』は松本に住む友人の計らいで桟敷での鑑賞でしたが
今回は、諸事情により(笑)二階席。奥まで見渡せるので、これはこれで
好かったなって思ってます・・・ラストのことも考えるとね(笑)
「三人吉三」は題名は聞き知ってましたが、お話は知らなくて
どこまで理解できるか心配でしたが、意外と単純。
登場人物たちの関係は込み入っていますが、
話の内容は分かりやすく、セリフのテンポもいいので
今までで一番面白いって思えるものでした。
「庚申丸」という名刀が盗まれるところから始まる悲劇ですが、
スキャンダラスな過去とか人との繋がり・・・運命のいたずらって言うのかな、
それがてんこ盛りで、「庚申丸」を手に入れるために用意された
百両がコロコロと持ち主を変えていく様は目が離せずにいると
ラストの大仕掛けにびっくり♪
筋書は単純だけどキャラクターの関係の奇抜さと
見せ場の派手さで楽しませてもらったって感じかな。
このお芝居ができた当時、こんなに詰め込んだお芝居に楽しむ江戸の
人たちをも想像したら、余計に面白く感じました。
それにしても、七之助くん・・・“くん”はもう失礼ですね、可愛らしさに
加えて、艶やかさも感じられて、好いですね。
尾上松也さんは、初めて観ましたが、丁度「情熱大陸」を観たので
初めての感じがしなくて、TV通りだ♪って(^^)
そして、勘九郎さん。前回はまだ勘太郎さんでしたが、今回は
堂々とした貫録がついての登場。お声や言い回しが、ふとした加減で
勘三郎さんにそっくりだな~って思いました♪
24日(本日)が千秋楽、明日には追加公演があるそうですが、
期日的に最後でなくても千秋楽って言うのですね・・・。
この記事へのコメント
ひょんな
気温以上に熱くなっている松本大歌舞伎に行ったのですね。
うらやますぃ~~。
勘九郎さんは益々お父さんに似てきてドキッとする時があります。
七之助さんも楽しみですね。
歌舞伎鑑賞からすっかり遠ざかってしまいましたが、いつか復活しますよ~。
ひらで~
こんばんはお暑ぅございます。
今宵は熱帯夜になりそう(^^;)
暑い中、行ってきました松本へ♪
始まってもう8年、4回目・・・
中村兄弟の成長も見ることができて
嬉しいです(^^)
復活の時、お待ちしてますよ♪
新しい歌舞伎、行く機会を探ってますが
その前に、ミュージカルなんぞに行って
みようかと思ってます(^^)