第60話 戻らぬ韓信新参者は辛いよ・・・のお話でしたねぇ(^^;)
戚夫人と如意に出会った陳平は、如意に帝王の相があると言い出す。その夜、戚夫人は劉邦に如意を太子に立てる話をして、彼の怒りを買う。彼女は陳平を呼び寄せ、如意のために力を貸してほしいと頼み込むが……。そんな中、独自で兵を集めている韓信に対して劉邦はエイ陽に戻るよう催促するが、韓信は無視する。引き上げれば項羽らから攻撃されると危惧しての行動だったが、それを知らない盧綰らは韓信に腹を立てて……。
上手に世を渡り、すべてをさらけ出して、劉邦に気にいられた陳平、
面白い人ですねぇ。ほんとは背が高く、美男だったらしいので、ドラマでも
そうだったら、好かったのに(笑)
戚夫人、いつの間にか満おばさんが消えてるけど、母は強し、一人でも
頑張ろうとしたのよね・・・呂雉さんがいない間にって考えた気持ちは分かる。
問題は、韓信くん。戦マニアが災いしましたねぇ(^^;)
ここを離れたら、危険ですってちゃんと話したのか?曹参、周勃を兄貴分だと
頼ったのだから、二人に説明に行かせれば良かったのに・・・って
ドラマ観て単純に思ったのだけど(笑)
それにしても、盧綰って・・・こんな役目ばっかりだなぁ(--;)
ところで、WOWOWのあらすじ(上記)、エイ陽だけど・・・ケイ陽では?
滎陽の滎(ケイ)は榮(エイ)には似てるからなぁ。
滎の字、もしかしたら、文字化けしてるかも。してたら
すみません!!榮の字の”木”が”水”となります。
以下ネタばれしてます、ご注意を・・・
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滎陽、漢王宮。
楽と盈が異母弟・如意とすぐに打ち解ける姿を見て安堵する戚夫人。楽と盈のお守り役を任された盧綰から、呂雉が混乱で行方知らずとなり項羽の手に落ちたのかもしれないと知らされます。
戚夫人と如意に遭遇した陳平は、如意の顔を見るなり、礼をして頭を下げます。驚く戚夫人に、洛書という亀甲占いの予言書にあった天子の兆しのある相があり、お顔を見たら自然とやってしまいましたと告げて去って行きます。如意が生まれた時の事を言い当てられ、信じた様子の戚夫人・・・。
その夜、劉邦の部屋を戚夫人が訪れます。劉邦が楽と盈を寝かせつけたところを見た戚夫人は、子ども世話をさせてほしいと願い出ますが、自分と生死を共にしたので慣れている、余計な心配はしなくていいと、戚夫人を案じる答え。そんな劉邦をまじまじ見つめると、お願いしたいことがある、私や小太子、そして民の為にお体を大切にしてほしいと告げる戚夫人。小太子?誰の事だ?劉邦は驚いて尋ねます。難産で死にかけた時、王様はこの子は小太子だ、俺に似て強いと励まして下さった、その一言で勇気付けられたと聞くと、冗談だとやり過ごそうとする劉邦ですが、私には本当だと信じたと打ち明ける戚夫人に、太子の言葉に心が揺れたか?これまで言って来たが、太子の言葉を発した者は誰だろうが殺すと告げます。慌てて、そんなつもりはなく、如意が太子になれないことは分かっている、二度と口にしませんと頭を下げる戚夫人、夫を亡くし、心が死んでいた私を拾い、守ってくれた王様のそばにいたいだけですと泣きつきます。分かったかから、俺を煩わせるなと許す劉邦ですが・・・。
戚夫人は陳平を呼びつけると、奥方様が項羽に捕まったと聞いたが助かるのか?と切り出し、私たちは新参者同士、私には後ろ盾がいないので、如意の為に力を貸してほしい、如意はあなたを失望させないと、用意してあった包みを渡しながら頼み込みます。戚夫人の心内を察した陳平は、国事と私事を混同するなと王様が定めているので受け取れないと断りますが、簫何は盈を気に入っている、いつの日か・・・と言いかけ、陳平様なら分かるはず、これは尊敬の念の表れですと言われると、受け取ってしまいます。
戚夫人のところから、包みを持って出て来る陳平を見た盧綰はさっそく、劉邦に面会し、陳平は故郷にいる時兄嫁と密通した、魏から楚に降ったが項羽の処罰を恐れてここに来た、賄賂をもらって官職を世話している、重要な役から外すべきと進言。劉邦は、乱世に正直者は必要ない、有能な者こそが必要だと気にしない様でしたが、盧綰が後宮で目にしたことを話すと・・・。
劉邦はすぐに陳平を呼び出し、俺に気に入らないことがあるのか?と切り出し、ないと答える陳平にではなぜ俺を裏切った?と尋ねます。妙な噂を信じたのでしょうと否定した陳平、賄賂をもらい官職を世話したことを質されると、確かにしましたと跪いて白状し、金をもらっても誰彼かまわずと言うことではない、私の責務は人材を推薦すること、能力がある者は私に賄賂は渡さないので私から要求した、無能なものほど多くの金を渡そうとしたが、それは絶対に貰っていない、もし今までの人選に不満があれば期待に背いた私の罪と開き直ります。それを聞いた劉邦は、面白い奴だと笑って告げると、これからは誰であろうと金銭を貰ったら処罰すると今回は不問とします。部屋の外で密かに二人の会話を聞いていた戚夫人は、諦めたように外へ。劉邦は、陳平の去り際に故郷では評判が悪いそうだが、と声をかけますが、陳平は笑ってそれは噂ですと答えます。
しばらくして、劉邦は韓信が要請に関わらず戻って来ないばかりか、兵を増やし王の兵より多くなっているのに王様が何もしないのを案じる張良、韓信が独立して王様に背くのではないかと疑る盧綰たちを宴席に呼びます。滎陽には王者の気があるとご満悦の劉邦、暮らしが安定しているのは簫何のお蔭だと乾杯、ただ韓信については気がかりだと、張良に様子を尋ねます。送った文を韓信は読んではいるが、返事がないと答える張良。王様に対して傲慢な態度だ、裏切っているのではと盧綰らが口にすると、劉邦は韓信を疑うことは俺を批判するのと同じだ、韓信なりの事情があるのだろうと話を打ち切り、張良にもう一度連絡を取るよう命じます。簫何に、兵の増員を早急にし、軍規を正すことお触れをだすと話をさせた劉邦、彭城での間違いを二度とさせないことを肝に銘じさせます。そして、張良に漢の為に働く賢人を集めてほしいと頼みます。
外黄、韓信の軍営。
滎陽に来いとの書簡を手にする韓信。行かない限り、王は安心しない、今の大将軍は天下を分かち治められるほどだからと韓信が置かれた状況を蒯徹は分からせようとしますが、天下に興味はない、戦がしたいだけだと韓信。大将軍がそう思っても通じません、行くべきだと進言する蒯徹ですが、韓信がここを離れられない理由は重々承知の上、考えた末、漢王に条件を出すよう提案しますが・・・。
滎陽、漢王宮。
張良の書いた韓信への手紙にダメ出しした劉邦は、自ら書くことに。内容には時間と場所と、目的が大事だと張良に言われ、目的は武器を取りに来ること、、場所は滎陽、時間は七日以内としますが、韓信の韓の字はどう書く?と張良に尋ねる劉邦・・・張良、相変わらず冷静なのね(笑)そして手紙は韓信へ。
外黄、韓信の軍営。
劉邦自筆の手紙を受け取った韓信、灌嬰や周勃に早く行くよう促されますが、彭城には数万の兵がいる、彭越や英布もどちらの味方なの不明の状況で兵を引き上げたら、この三者に囲まれ必ず負ける、それでも来いと言うのか?と動かない訳を話します。しかし、戦の上ではそうだが、王の命令は絶対だ、行かなければ諸将に非難され邪推されることになると反対され、韓信は“軍命は受けても、受けてはならない君命もある”と口にしてしまいます。すると、周勃たちは何であろうと私は王様の命令に従います、よくお考えをと告げ、韓信に背を向け・・・。韓信は、すぐに蒯徹を呼びますが、行方知れず。
韓信は自分で蒯徹を探し出すと、王からの手紙を見せます。一読した蒯徹は漢王を甘く観ていたと笑って言うと、その下品な手紙から、漢王は昔とは違う、この手紙はお前など怖くないと書かれていると説明。大将軍が集めた兵は大将軍の命令に従う、漢王は指図できない、その力は独立するのに充分だ、項羽は劉邦の兵や糧秣が不足していることを知っている、でも漢王は落ち着き払っている、漢王は功績は認めるが負い目は認めたくない人だから、大将軍のお蔭で助かっても大将軍のお蔭だとは認めない、行かなければ命令に背くことになる、だがもし行けば攻められる上に、兵をすべて王に渡こととなり、下手をすれば斬首となると蒯徹の話を聞くも、俄かに信じられない韓信。漢王は自分の過ちを大将軍に押し付けていると言われ、やり場のない韓信に、今は実力がすべて、実力がなくては生き延びることができないし、天下もとれない、私なら絶対に行かないと蒯徹は自分の考えを伝えます。韓信はようやく腹を決め・・・。
滎陽、漢王宮。
韓信が十里南のところまで来たとの知らせを受けた劉邦、韓信を衛兵で囲むように命じます。
滎陽、城門。
なかなか開かない門を前にする張良たち。しばらくして門が開くと、中から夏侯嬰。韓信から剣を取り上げ、兵を外に留まらせると、衛兵で韓信を囲み中へ。
第59話


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