第42話 秦兵の反乱八か月ぶりに再開いたします・・・この間、他のドラマに気を取られ
魏兵だと名乗る男性が突然劉邦の実家を訪れ、劉家の状態を知ると無理やり住み着こうとする。呂雉は義兄夫婦と相談して彼を追い出そうとするが、思わず殺してしまう。項羽の軍営では、秦軍の一部が食料を強奪しようとしていた。それを知った司馬欣は章邯に知らせるが、踏み込んできた季布に捕らえられ、項羽のもとに連行される。章邯は項羽に「少数の秦兵の反乱だ」と話すが、実際は2000人規模の反乱だと判明し……。
ほったらかしでしたが、今週からBSフジで放送が始まったので、ついに
その気になりました(笑)放送ペースが速いのですぐに追いつかれそうですが
マイペースで楽しみます♪
秦軍の投降で戦いが終わるのかと思いきや、彼らの待遇を巡って
大事に・・・項羽による秦兵20万の生き埋めです。
食べるために兵になったのに、食べることができないならば反乱を起こしても
仕方ないとはいえ、ほかにやれることは本当になかったのでしょうか。
20万って想像できない数ですけど・・・これを実証するような発見が10年前に
あったとのこと・・・先日NHK・BSプレミアムの「古代中国よみがえる伝説」の
“項羽と劉邦”でやってましたねぇ。10年前、河南省義馬二十里村に残る
項羽が掘らせたと伝わる楚坑から人骨がザクザク・・・でも、2200年も前の
事ですよね~ホントか?て感じでしたが、このドラマの映像が使われてて、
お~!って、そっちの方に見入ってしまった(笑)
ドラマでは、そうしなければ楚軍も大変なことになる状況に追い込まれていて、
決断に当たっては秦への憎しみが後押ししたような描かれ方ですので
項羽ばかりを責められないような気もします。
以下ネタばれしてます、ご注意を・・・
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沛県、劉邦の実家。
自分は魏の兵だ、一休みさせて欲しいなどと言いながら家に上がり込んだ男に対応してもらおうと、隠れていた義兄を納屋から呼ぶ呂雉・・・まだ、隠れていたのか?(笑)そんな男ですから、当てにはなりませんねぇ、男を前に狼狽える義兄は何もできず、呂雉は自分で撃退!これで義兄夫婦も恐れる嫁になるのか・・・。
項羽の幕舎、夜。
ひとり物憂げな項羽に、虞姫が早く休むように誘いをかけますが、先に寝ろとの返事。すると虞姫は私変わったと思わない?と覗きこみ、項羽の膝の上に乗ると重いでしょ、たくさん食べさせてくれるので太っちゃた♪あんなにいらないから兵に分けてあげてと、さりげなく項羽の憂いを軽くしようとします。項羽は軍の事は構うなと言いますが、巧くやれるのは分かっている、だけどあなたの体が心配なの♪と、虞姫。こんな風に言われたら、項羽も敵いませんねぇ~さっそく虞姫を抱き上げて

そのころ、項羽の兵となった秦兵の兵舎では・・・反乱を企てていると話していた隊長が司馬欣の命をうけた男(伍長)を呼び、今夜反乱を決行すると打ち明け、そのためには将軍の力添えが必要だから章邯、司馬欣、董翳のうち楚人の不満を持っている者を探り出し指揮を頼んでほしい、我々は乾いた薪のようなもの、一度火がつけばすぐに燃え上がるに違いないからと伍長に協力を頼みます。伍長はさっそく司馬欣に報告しますが、反乱軍の隊長に見つかりあっけなく

司馬欣から話を聞いた章邯は、その場へ向かおうとしますが、季布によって囚われの身に。龍且が対処している間、項羽は章邯たちの縄をすぐに解き、一部の兵が騒ぎを起こしただけだ、大したことはできまい、お前たちを信じていると太っ腹なところを見せつけます。章邯が私は武人、一度誓えば違えることはない、しかし兵たちは楚軍と同じように扱ってほしい、騒ぎを起こした兵たちの命を救ってほしいと訴えると、項羽は既に食料を同じ量出すように命じてあるし、兵たちも殺さないと返答しますが、そこへ、やられました~!と倒れ込んできたのはボロボロの龍且(^^;)100名程と聞いて侮っていたところ、その数は増えつづけ、2000を軽く越している模様。なんたって薪だからねぇ

雍王に章将軍と改めて呼んだ項羽は、機会があればまた私と戦いたいか?と問い、いいえ、私の願いはただ一つ兵を殺さないでほしい、処分は任せてほしいとの答えを聞くと、逃げずに戦えと誘います。戦いを放棄した章邯がどうも許せないみたい・・・項羽の言葉の意味を理解した章邯ですが、戦う気力がない、以前のわたしではない、国も家族もないのです、戦いに疲れました、ただ兵だけは私の命と引き換えに助けてほしいと願います。その答えに項羽は失望し、憤慨。こうなっては、章邯の願いも聞き入られることはなく、反乱軍はすべて殺されることに・・・ただ、周りが異様に静かにしていると報告を受け、項羽はこれからの策を練ります。皆を集めて20万の秦兵をこのまま養えるかどうか、その前に自分たちが飢えてしまう、仕方ないから殺してしましょうと、あっさり口にする項羽。これには世間の目や良心から范増や鐘離昧躊躇しますが、ほかに策を出せと言われても何もあるわけでもなく、とうとう折れる范増。そして故郷に帰りたい者は帰らせ、残った者を崖の近くに駐留させ、眠ったところを攻撃、混乱に陥った秦兵を谷底へ落とすという計画が立てられます。
何も知らない秦兵たち・・・突然の攻撃に大混乱、逃げようとするも楚の兵に押され次々と谷へ。これを眺める項羽、楚国の受けた屈辱を果たした、倒れた兵に奉げると一人、涙しますが・・・。
全てを終えて兵舎に戻る項羽、足取りはかなり重そう・・・そんな彼を迎えたのは、虞姫の琴の音。隠れるように入って来た項羽に、誰もあなたを止められない、憎しみを消せると思っていた・・・と涙ながらに、残忍な仕打ちを咎め、自分の無力さを嘆く虞姫。秦への憎しみを植え付けられ、憎しみを糧に育てられたと打ち明ける項羽、この事態で秦兵を生かす術がなかった、これが戦だ、戦の残酷さだと心苦しそうに訴えます。しかし虞姫はもう限界、安らかに暮らすことがこんなに難しいのものなの?と項羽の心を遠ざけてしまいます。
咸陽。
蕭何が見回っていると、ある男を鞭を打つ盧綰の姿が目に止まります。聞けば、男は秦の治粟内史(穀物や財産の管理)、金のありかを知っているはずだからと白状させていたと盧綰。もう秦は崩壊した、金はないと蕭何が呆れて言うと、だったら気晴らしに打つと盧綰のほか、取り巻きが盛り上がります。その様子に悩む簫何は劉邦に相談しようとしますが、胡亥くんの妃と一緒だから今日は会えないとのこと。これには簫何も起こりますが、取次に当たった夏侯嬰に、三日休めと命が下ったのだから無駄でしょうから別の方法を探しましょうと宥められます。仕方なく、簫何は軍規担当の曹参と相談することに。
章邯の幕舎。
司馬欽が訪ねて行くと、白装束に身を包み秦兵たちを供養する章邯の姿。心中を察する司馬欽はあなたのせいではない、項羽のせいだと慰めますが、投降した私のせいだ、本来なら私と戦場で死ぬはずだった・・・と章邯は自分を責め続け・・・。
第41話


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