宮廷の泪・山河の恋☆第31話~第36話(最終話)

然我心中向往的生活 離我越来越遠 但這条路是我自己選的
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フリンくんの時代になったと思ったら・・・やっぱり怒涛の展開。
さすがはホンタイジの息子、一途さは父親譲り(^^;)、
でも頑固さは母親譲りですね。
ホンタイジが玉児とフリンを引き離して育てたのは
母と息子の距離を置き、愛情が母親に向かないように仕向けたって
事なのでしょうか・・・“奇病”って言うのが妙な感じなんですが、
愛の病ってことは確かです。とはいえ、母親を憎むってことでも
なくて・・・だから、母親とドルゴンとの仲を知ればどうなるかは
予想もできて、ドルゴンが作った雪だるま、あそこはまずいだろ~って
心配した途端・・・そうなるよね(^^;)でも、ドルゴンの玉児への想いを
心に秘めてこれまで生きてこれたのは、あの雪だるまが支えに
なっていたからなのでしょうね。我慢の末、余命の少ないことも
あっての行動だったと思うと、切ない・・・でも、子として許せない
フリンくんの気持ちも、分かるんだよね。ただ、反抗期っぽくも感じて、
子ども丸出しでしたねぇ(^^;)
ドルゴンが抑えていたような朝廷は、俄かに騒がしくなり・・・
静かにしてた娜木鐘ここで動きましたね(笑)
英親王、突然登場であんた誰?って感じですが(笑)、
ドルゴンの同母弟で、ドドのお兄さんでもあります。
いつの間にかドドにフラれた娜木鐘の妹を
嫁にしてました・・・これにはびっくり(笑)
娜木鐘の息子・ボゴルは、娜木鐘の愚痴を聞きながら育ったのか
いかにも意地悪そうなのですが、根は純真みたい・・・
フリンが執心する宛寧を奪おうと彼なりに頑張ったのにね、
母親(玉児)の力には敵いませんで、これは悔しいよねぇ。その上、
大けがは負うは、出生の秘密は知らされるわで、可愛そう。
罰を受けるのは娜木鐘だけでいいはずだけどなぁ・・・
小玉児の死の真相はついに明かされず、ここは納得がいかないよねぇ。
娜木鐘が去って、やれやれと思ったら・・・
最終話は呆気にとられる程の疾風怒濤の展開でした。
静児、いい子だったね~こんなに優しくて、いい子が呉克善の娘だとは
信じられないのだけど、こういう子は宮廷では生き残れないって
事なのでしょうね。彼女の最後は泣けました・・・フリンくんの償いの意を
こめているのだと思いたいな。
そして、まさかの宛寧の死とフリンくんの出家・・・
こんなことあるのか?ってチョイ調べしてみたら、フィクションでも
ないようで、リアル・フリンは寵妃である董鄂妃の死を悼み、
出家を考えますが、反対され翌年に24歳で病死しているのだとか。
静児については、実際には皇后となるも廃位されています。理由は
無能ということらしいですけど、詳しくはまたそのうちに・・・。
リアル・フリンくん、この若さで、皇后から庶妃まで妃を19人も迎えてますので
女性に対する感覚がずれちゃったのかもしれませんね。
そんなこともあって、リアル・玉児(ブムブタイ)は、
玄燁をフリンの二の舞にさせまいと、相当頑張ったのではないでしょうか・・・
で、妃が30数名ってことに(^^;)
子どもたちは70人以上ですから、凄いことです。
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終わってみれば、玉児の物語・・・ヌルハチから、ホンタイジ、フリン、玄燁と
4代に関わって清朝の土台を作ったような女性だったのですね。
気軽に観てたけど(笑)、女傑だったのね。そうならざるしかない状況に
生きていたってこともあるだろうけど、普通の感覚ではやってられない
だろうなぁと、ただただ感心。彼女だけに限らず清朝の
妃たちの生涯に興味が湧いてきました♪これから、少しずつ調べて
楽しんでいこうと思います。

最後に、リアル・ホンタイジの子どもたち(福臨の兄弟姉妹)について・・・
第1皇子  肅武親王 ホーゲ[豪格](1609-1647)
          生母: 継妃  
第2皇子  ロゲ[洛格](1611-1621)
              継妃
第3皇子  ロボホイ[洛博会](1611-1617)
              元妃 
第4皇子  輔国公 イェブシュ[叶布舒](1627-1690)
              庶妃 ヤンジャ[顔扎]氏
第5皇子  承沢裕親王 ショセ[碩塞](1629-1654)
              側妃 イェヘナラ[葉赫那拉]氏
第6皇子  鎮国公 ゴセ [高塞](1637-1670)
              庶妃 ナラ[納喇]氏
第7皇子  輔国公 チャンシュ[常舒](1637-1699)
              庶妃 イルゲンギョロ[伊爾根覚羅]氏
第8皇子  未命名(1637-1638)
              宸妃敏恵恭和元妃[海蘭珠]
第9皇子  順治帝 フリン[福臨](1638-1661)
              孝荘文皇后[布木布泰]

第10皇子 輔国公 トーセ[韜塞](1639-1695)
              庶妃 カイカラ[克伊克勒]氏
第11皇子 襄親王 ボムボゴル[博穆博果爾](1642-1656)
               貴妃懿靖大貴妃 [娜木鐘]

第1皇女  敖漢固倫公主   生母:継妃
第2皇女  固倫温荘長公主  孝端文皇后(哲哲)
第3皇女  固倫靖端長公主  孝端文皇后
第4皇女  固倫雍穆長公主  孝荘文皇后
第5皇女  固倫淑慧長公主  孝荘文皇后
第6皇女  固倫公主 側妃 ザルボルチキット(扎魯特博爾済吉特)氏
第7皇女  固倫淑哲長公主  孝荘文皇后
第8皇女  固倫端貞公主    孝端文皇后
         博爾濟吉特氏巴達禮の長子、巴雅斯護朗に嫁ぐ
第9皇女  不明  側妃 ザルボルチキット(扎魯特博爾済吉特)氏
第10皇女 縣君 固山格格   庶妃 ナラ(納喇)氏
第11皇女 固倫端順長公主 貴妃懿靖大貴妃
第12皇女 郷君  サインノヤン(賽音諾顔)氏
第13皇女 未受封  庶妃 ナラ(納喇)氏
第14皇女 和碩恪純公主 庶妃 サハルヒレイ(察哈爾奇塁)氏
          呉三桂の子・呉應熊に嫁ぐ
養女     和碩公主 代善の子・克勤郡王岳托の長女
そうそう、ついでに清朝の爵位、称号について、少し・・・
清朝では十段階の爵位が設けられ、上からそれぞれ、
親王、郡王 、貝勤 、貝子、鎮国公 、輔国公 、
鎮国将軍、輔国将軍 、奉国将軍、奉恩将軍の順位となります。
爵位は基本、世襲制ではないらしいのですが
ヌルハチの子たちの親王たちなど、特別に世襲を許された者が
数人おり、彼らの事を“鉄帽子王”とも呼ぶのだとか。
皇女については、皇后が生んだ皇女を“固倫公主”、
皇后以外の妃嬪が生んだ皇女は“和碩公主”に封じられるそうです。

最終回から時間が経ってしまいました・・・これで、しばらく華国ドラマは
淋しいなって感じで、気が抜けた(笑)
でも、6月から「項羽と劉邦」放送ですね♪
これで、続きを観るきっかけができたわ(笑)
「三国」とかなり、役者が被ってますので混乱しませんように(笑)
                          登場人物&キャスト
第31話 謎の美しき少年
 お忍びで都の夜を楽しんだフリンは皇宮に無事戻るが、昨夜出会った少年 英俊のことがなぜか忘れられず、フリンと引き合わされた静児もフリンでなく英俊に思いをはせていた。
その頃、英俊と瓜二つの娘、宛寧が屋敷に戻り秀女選びのため皇宮に行くべく父親に許しを願い出ていた。そしていよいよフリンの后妃候補である秀女候補が入宮する。 静児も呉克善からホルチン部の来を託され入宮するが、英俊とそっくりの宛寧に驚く。宛寧は英俊が双子の兄と静児に告げるのだったが…。

第32話 愛を懸けた勝負
 湖へ冰嬉に来た静児と宛寧の前に現われたのは林福だった。3人は冰嬉を楽しむが、転んだ宛寧を林福が助けようとしたため氷が割れ宛寧と林福は湖に落ちてしまう。この事故で静児と宛寧は、林福が皇帝だと知るのだった。
そんな折 ボゴルは宛寧を英俊だと見抜き、フリンに結婚を認めてほしいと申し出る。まだ宛寧の顔と名前が一致しないフリンはこれを承諾してしまう。フリンは玉児から静児を皇后にするよう勧められるが、頭の中は静児と一緒に冰嬉をした娘のことしかなかった。配下からその娘が宛寧であると知ったフリンは、ボゴルから宛寧を取り戻すべく勝負を申し込むのだったが…。

第33話 先帝の狙い
 ボゴルと宛寧の結婚を認めてしまったフリンは、行き場のない怒りからドルゴンにも当たってしまう。これを見た娜木鐘とボゴルは、フリンとドルゴンを離間させるべくある策を打つ。紫禁城に雪が降った日、ドルゴンは玉児とともに自分たちを雪だるまに見立て、雪だるまの婚礼の儀を行う。だが その光景を遠くからフリンが見ていたのだった。怒ったフリンは病を抱えるドルゴンにボゴルと共に江南の騒乱を平定するよう出陣を命じる。ドルゴンの無事を祈る玉児の前にようやくボゴルたちの凱旋が伝えられるが…。
第34話 来世ではきっと…
 園遊会の夜、お面をつけた臣下や宮女たちが皇宮でにぎわう中、宛寧に案内されお面をつけたドルゴンの姿があった。病に侵されたドルゴンはようやく玉児を見つけ出し、玉児の腕の中で静かに息を引き取る。
ドルゴンの死により大きな後ろ盾を失ったフリンの座を奪おうと、娜木鐘とボゴルは英親王らと画策を始める。一方ボゴルに嫁ぎたくない宛寧は、玉児に訴え尼寺での修行を認められる。だがその尼寺にボゴルが乗り込んできて…。
第35話 悲しき皇后
 尼寺で宛寧をめぐってもみ合いとなったフリンとボゴルだが、尼寺が火事となってしまい、ボゴルは事故で歩けない体になってしまう。息子の復讐を誓った娜木鐘は、ドルゴンの葬儀の日、英親王に兵を連れて反乱を起こすよう計画を立てるが、この動きを読んでいた玉児が呉克善を動かし反乱は未然に防がれたのだった。さらに玉児は娜木鐘に罠をしかけ、実はボゴルが阿古拉の子であったと白状させる。これによりボゴルには死罪が言い渡されるのであったが…。
第36話 次の時代へ
 フリンの后妃たちには身ごもる者も現れたが、皇后である静児はまだ子を宿していなかった。静児はフリンに気にかけてほしいあまり毒を飲むも、徐々に体は衰弱してしまう。静児の最期が近づく中、静児が英俊の肖像画を大切にしていたことを知った宛寧は英俊に扮する。静児は英俊に抱かれ息を引き取るのだった。 6年後、ついに宛寧も身ごもりフリンは幸せの絶頂に浸るが、宛寧が突然 陣痛を訴えたため皇子は早産で生まれてしまい…。
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この記事へのコメント

  • 涼子

    ひらで~さま&チームの皆様

    何だかこの『宮廷泪』が遠く懐かしく思える、ドラマライフのすべてが韓流に乗っ取られてしまったこのごろです。『宮廷泪』は最初と最後の感じが全く違い、まさかこんな結末とは。確かに静児と宛寧の死、フリンくんの出家と怒涛のように進む中あっけにとられていたら終わってしまいました(でも伏線がちゃんと張ってあって、思いのほか深いドラマだったのかも)・・・。静児も宛寧も後宮には珍しいいい子だったのに(役者もよかった)、もっとこの子たちの話を見たかった気がします。

    でも実は『宮廷泪』の後番組『棚ぼたのあなた』が意外に面白くてハマりそう(後宮の諍い(を見るのに)に疲れたというのもあるかも)。『大風水』は今、戦上の(政治上の?)駆け引きがとっても面白い(それにしても歳をとらない魔女スリョンゲ、まだ♂を誘惑しているが、どう考えてもアラフィフだと思うんだけど・・・)。『馬医』も停滞期?を超えてまた盛り上がってきました。ホントに長かったけど、ようやくゴールが見えてきました。昨日マ武官が戦っていたのはちょっとカッコよかった(後番組は『九家の書』って、本当?「半人半獣として生まれたチェ・ガンチが人間になるために奮闘するストーリー」だそうですが。妖怪人間ベムじゃないよねえ・・・)『官兵衛』は囚われている岡田君がんばれ(あと少しだ、多分)。『孔子』は登場人物が大人になって&増えてきて把握しきれない(心理描写も今一つ分かりにくい。私の理解が悪いのかもしれませんが)。

    そうそうそう、ひらで~さん6月にWOWOW でウォン・カーウァイ特集があるんですって!!「恋する惑星」「欲望の翼」だけでなく「ブエノスアイレス」「楽園の瑕」まで、素晴らしいラインナップ!!狂喜乱舞です(これで『大英雄』があったら完璧ですが、監督が違いましたね・・・)
    2014年05月26日 12:23
  • ひらで~

    涼子さん♪
    一週間があっという間・・・それだけ
    歳を速く取って行くのね(--;)
    「泪」は奥が深すぎ~(笑)
    出演者に惑わされてましたよ・・・
    後宮モノだと中心は愛憎劇にどうしても
    なってしまうのでしょうねぇ。
    でも、これだけドラマでいろいろあって
    ありえないとか思っていたら
    史実の方がもっといろいろありそうなのが
    清朝なんですね~凄すぎる!

    韓流の現代劇は面白そうだけど、
    キリがなさそうなので、下手に手出しを
    しないことにしてます(笑)
    「大風水」はいよいよ終わりますね。
    魔女さんもとうとう・・・あとは
    紫微垣局を捜すだけか?私的には
    イ・ソンゲさんの息子たちが
    出てきて、「大王世宗」に話が繋がり
    この子が後に・・・とか、
    勝手に盛り上がってしまった(笑)
    「馬医」もいよいよ・・・またお父さん
    出てこないかなって期待してますが
    マーくんがカッコ好くてびっくりだわ(笑)
    やっと武官らしい姿を観ることが
    出来ました。後番組については?です。
    もう韓国ドラマはやらないって情報も
    あったりしますが、どうなんでしょう。

    WOWOW、そうそう王家偉監督特集、
    ありますね♪「大英雄」ね、監督違うけど
    「楽園の瑕」と出演者、同じですものね(笑)
    私としては「いますぐ抱きしめたい」を
    入れてほしかったな・・・
    2014年05月26日 20:52

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