宮廷の泪・山河の恋☆第26話~第30話

身体累了 休息就好 這心累了 那才是折磨人
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最愛の女性に皇子誕生で一人喜ぶホンタイジ、
女たちの静かなる闘いを自分の力でねじ伏せられると
思っていたのでしょうかね・・・そこに海蘭珠への想いがあったにせよ、
余りに勝手な振舞いに、哲哲もブチ切れました!
使い勝手のいい女でいるのもこれ限り!!って感じでしたが、
真実を海蘭珠に教えただけですからね、ホンタイジの意をくみ取り
ここまでやって来ただけで、自分からは特に悪いことは
してないのよね・・・自責の念に駆られる姿が痛々しい。
反対に、教えられた海蘭珠の過剰反応にびっくり。
あっという間に(でも2年の月日)記憶喪失となり
嫌な記憶は幸せな記憶に塗り替えれて幸せになるかと思いきや・・・
ホンタイジの何気ない一言で急転・・・
皇帝の崩御までの4話は怒涛の展開でした。
25話を使って語られたのが強制終了させられたような感じ(笑)
これからの展開上、邪魔になったとしか思えないような小玉児の
突然の退場にもびっくりです。
ホンタイジの最後は、自業自得ですね・・・でも、納得もしてたようですし
「宮廷の諍い女」の四朗よりはマシですわ(笑)
ホンタイジの崩御のあとのゴタゴタもあっさりと語られて
気がつけば子どもたちは大人になって、順治帝フリンくんは嫁取りの次期。
妃候補には呉克善の娘が立てられますが、彼女は従妹になるんだよね。
娜木鐘の息子・ボゴルも関わり、ドラマは新たな展開となりますが、
どうなるんでしょうねぇ・・・あと6話でまた怒涛の展開になる・・・?
   そうそう、ドラマが終了したら何やるのかとBSジャパンのHP覗いたら、
   『宮廷女官 若曦(ジャクギ)』続編、2014年秋BSジャパンにて
   放送決定!ってありましたねぇ♪「歩歩驚情」の原題のまま
   でしたが→HP
   現代劇なんですよね・・・気にはなってたけど、どうなんだろう・・・
   ついでに・・・『項羽と劉邦 King's War』をBSフジで6月3日から
   放送開始♪『大風水』の後らしい。
   41話で感想止まってるので、これを期に再開できそう(笑)
                  登場人物&キャスト
なんだか、展開がさっぱり読めなくて、
好きにやってくださいって感じなので(笑)、別のところで自分なりに
楽しもうと、ちょい調べに勤しむこの頃・・・勤しむっていうのは嘘ですが(笑)
前回にも触れた海蘭珠が住む、関雎宮(かんしょきゅう)について、
名の由来について少し調べてみました♪
関雎[關雎]とは『詩経』の中にある男女の恋を詠った詩で、
原文は以下の通り
關關雎鳩 在河之洲 
   關關(かんかん)たる雎鳩(しょきゅう)は 河の洲にあり
窈窕淑女 君子好逑 
   窈窕(ようちょう)たる淑女は 君子の好逑(こうきゅう)なり 
參差荇菜 左右流之 
   參差(さんさ)たる荇菜(あさざ)は 左右に之を流(もと)む
窈窕淑女 寤寐求之 
   窈窕たる淑女は 寤(さ)めても寐(ね)ても之を求む 
求之不得 寤寐思服 
   之を求むれども得ざれば 寤めても寐ても思服す
悠哉悠哉 輾轉反側 
   悠なる哉 悠なる哉 輾轉(てんてん)反側す
參差荇菜 左右采之 
   參差たる行菜は 左右に之を采る
窈窕淑女 琴瑟友之 
   窈窕たる淑女は 琴瑟(きんしつ)もて之を友とせん
參差荇菜 左右芼之 
   參差たる行菜は 左右に之を撰ぶ
窈窕淑女 鐘鼓樂之 
   窈窕たる淑女は 鍾鼓(しょうこ)もて之を樂しましめん
訳は・・・相変わらず大雑把な訳ですが(笑)
ミサゴのつがいが河の中州で仲睦まじく鳴き合っている
美しくしとやかな女性は君子の妻としてふさわしい
不揃いでも左右に二つそろえてアサザを求めるように
美しくしとやかな女性は寝ても覚めても恋しく思うものなのだ
そんな女性をもし得られなかったらば、寝ても覚めても思い続けて
悶々としてひたすら寝返りを繰り返す
不揃いでも左右に二つそろえてアサザを摘むように
美しくしとやかな女性とは琴と大琴の合奏のように親しむものなのだ
不揃いでも左右に二つそろえてアサザを選ぶように
美しくしとやかな女性とは鐘と太鼓の合奏のように楽しむものなのだ
こんな感じ・・・孔丘さんもこの詞について語ってるくらい(論語♪)
有名な詩だそうで、“関関雎鳩” ( かんかんしょきゅう )は
仲の良い夫婦の代名詞のようなものだそうですが、
こんなこと、このドラマを観るまで知りませんでした(笑)
雎鳩こと、ミサゴという鳥は猛禽類、鷹や鷲の仲間ですから、野性的ですよね、
それを例えにするとは何とも勇ましいと言うか・・・なんで?って感じですが(笑)
皇帝が自分たち夫婦の事を称するにはいいのかも(^^)
“窈窕淑女”も美しくしとやかな女性の代名詞らしく、日本で言ったら
“大和撫子”ってことでしょうか。
アサザはジュンサイの事の様で、毎日の“おかず”に欠かせなないって
感じでしょうかね、美しく従順な女性を妻として迎え、
その妻は、空気のように自然と寄り添う存在で
打てば響くような互いに高め合う夫婦の形・・・理想の夫婦です。
リアル・ホンタイジが海蘭珠にそんな関係を求めたと思うと、
なんだか切ないよね・・・
ホンタイジは哲哲と布木布泰(ドラマでは玉児)を娶るも、
二人とも皇女ばかりで皇子を産めずにいたところに、海蘭珠を娶り、
彼女が皇子を生んでしまったこともあって大事にしたのでしょうが、
その皇子は夭折、悲しんだ海蘭珠は病死、
ホンタイジも二年後後を追うように亡くなったのだとか。
勢力拡大には姻戚関係を強めるのが手っ取り早い時代、
恋愛なしに夫婦となるのが普通だったのでしょうね、
それも一夫多妻、そこに愛を求める方が無理というもの、
でも、一緒に居れば情が湧くのも当然で、
男女の情ですから、どこでどうなるかは分かりません。
かといって、このドラマはちょっとやり過ぎのような気も(笑)
この詩に詠われている女性は、男性の女性に対する願望そのものって
感じなのに、ドラマにはこれだけ女性が出てきても一人も相応する女性が
いなかったいうのが凄かった(笑)

ちなみに、関雎宮は瀋陽故宮(盛京皇宫)として中国の遼寧省瀋陽市内に残る
清朝の離宮にあり、見学も可だとか。
画像がありました・・・予想以上に質素です。これも離宮として手直しされている
ようですので、当時はもっと質素だったのではないでしょうか。
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 ( Photo by (c)Tomo.Yun )
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 ( Photo by (c)Tomo.Yun )
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( Photo by (c)Tomo.Yun )
第26話 嵐の終わり
 海蘭珠を皇后にするという決定に、ドルゴンをはじめ朝廷の重臣や各族長たちは何度もホンタイジをいさめるが、ホンタイジは耳を貸そうとしないため、玉児は哲哲を第八皇子の母親にすれば、第八皇子も幸多き子となり生き長らえると献策する。だが皆の進言もむなしく、ホンタイジは海蘭珠を皇后に封じることを決め、皇后の座に執着していた哲哲は絶望するのだった。だが皇后冊封の前日、哲哲は海蘭珠のもとを訪れ、実は卓林を殺した本当の黒幕はホンタイジだと告げる。いよいよ冊封の日、なかなか姿を現さない海蘭珠を迎えにホンタイジが寝宮を訪れると、そこにいたのは皇后の衣装を燃やす海蘭珠の姿だった…。
第27話 草原の花、散る
 海蘭珠が意識不明になってから2年がたった。明の将軍 洪承疇を登用するため、ホンタイジは玉児に洪承疇の説得を命じる。玉児は洪承疇の亡き妻に生き写しだったからだ。玉児はホンタイジの身勝手さを恨むも、死を覚悟のうえで牢獄に向かうが、ドルゴンに恩のある秀珍が身代わりを買って出たため、洪承疇は狙いどおり清に仕えることに応じるのだった。ホンタイジはまたもドルゴンと玉児に出し抜かれたと玉児を責め、2人はもみ合いになる。すると、そばで眠り続けていた海蘭珠が意識を取り戻し…。
第28話 失った記憶
 2年ぶりに目覚めた海蘭珠は記憶喪失になっていた。ホンタイジは海蘭珠が過去を思い出さないよう、宮殿全員にかん口令を敷いたため、海蘭珠はホンタイジの愛を感じながら心穏やかな日々を過ごし、玉児とも徐々に姉妹の情を深めていく。だが哲哲は、海蘭珠がまた身ごもったことで自分の地位を脅かされること脅威を感じていた。そんな折、洪承疇が明の主要軍事拠点を地図にしたことで、ホンタイジ自ら明へ出征を決める。ホンタイジは留守中に海蘭珠に毒牙にかからないよう宝剣を託すのだったが…。
第29話 鏡の中の花
 ある夜 玉児のもとに海蘭珠が流産した知らせが入る。身の危険を感じた玉児はフリンをドルゴンのもとに託し海蘭珠のもとを訪れる。フリンの贈った凧に海蘭花の毒が塗られていたことを知った海蘭珠は玉児にホンタイジから与えられた宝剣を突きつける。玉児は昔、命を懸けて海蘭珠を救ったことを訴えるのだった。だがその翌日、海蘭珠が死んだ姿で発見される。急遽 出征先からもどったホンタイジは恐ろしい形相で、玉児や哲哲たちに海蘭珠の死の責任と取るよう迫るのだった…。
第30話 新帝誕生
 3年ぶりにフリンと玉児を引き合わせたホンタイジは容体が悪化、ついに崩御する。だが後継者が決まっていなかったため、その座をめぐりドルゴンとホーゲが激しく激突、清には内乱の危機が訪れようとしていた。そんな中、哲哲は玉児の子 フリンならばドルゴンも擁立するだろうと踏み、まだ幼い玉児の息子フリンが皇帝の座に就き、ドルゴンは摂政王に封じられた。ドルゴン率いる清はついに念願の中原を制覇し天下を統一、都は紫禁城に移ったのだった。そして摂政王ドルゴンと皇太后玉児に支えられ、フリンは成長していくのだったが…

この記事へのコメント

  • 涼子

    ひらで~さま&チームの皆様

    昨日からいきなり『宮廷泪』が違うドラマみたいになってしまった・・・。今までの『宮廷の諍い目』状態から、大人になった子どもたちのお話へ?しかも東方不敗を思い出させる男装の麗人は何者?(呉克善の娘もどこかで見た顔という気がしますが、勘違いかしら。あえて言えば、ルビー・リンに似てるか?)。もう少しでドラマは終わりだよねえ、確かに先が読めません。ひらで~さんの言うようにこのところ怒涛の展開だったので、いきなりペースダウンした感じ。しかも小玉児の娘が「小小玉児」(いや違いますが、役者が同じだったものでつい)。

    土曜日が休みではなかったので『大風水』の消化不良中。こちらも王が殺されてジェットコースター様の展開(『宮廷泪』でホンタイジが死んだので、マジ混乱する)。2つのドラマとも月日が一瞬で2年、5年とたつのですが、いったい皆様何歳なのやら(特にヒロインたちが歳をとらないもので←うらやましいなあ)。

    ひらで~さんのおかげで関雎宮の意味が分かりました。清朝だと近代なので、歴史的な建造物等も残っていて楽しめますね(三国時代じゃ無理だなあ)。『孔子』はまだ大人になりません。『ロング・グッドバイ』はあと1話になってしまった!今夜は楽しい『BB』ですね。『馬医』はクアンヒョンの逆襲が進行中。『官兵衛』は見れなかった~。2016年は真田ですか、三谷さんのだとどうなるのかなあ。それより『宮廷泪』の次は何でしょう。能天気な?『新笑傲江湖』がなんだか懐かしいです。
    2014年05月13日 17:50
  • ひらで~

    涼子さん♪
    こんにちは
    不思議な構造のドラマですよね(笑)
    意味ありげに出て来た割には
    何もなかったとか、突然消えるとか、
    ここで出て来るのか~!?って・・・
    先が読めなくて楽しいけど(笑)
    玉児はこれから西太后さながらに
    清朝の姐御として活躍するはずですが、
    どういう風に描かれるのか・・・
    というか、このドラマの主役は誰?(笑)
    呉克善の娘は多分、初めて・・・誰かに
    似てる感じはしますが(笑)
    男装の娘の方は「新笑傲江湖」の
    老不死ちゃん・・・真ん丸の老頭子の娘で
    冲が自分の血を飲ませる娘です。ついでに
    フリンくんは不群の子ども時代を演じて
    ますけど、覚えてないよね(笑)

    「大風水」もなんだか妙な展開に
    なってきましたねぇ(^^;)
    李成桂将軍が面白く描かれていて
    イメージが変わってきます♪

    関雎宮については、ここで初めて
    知ったのですが、なかなか興味深くて
    ホンタイジを見直しました(笑)
    宮廷物は一夫多妻の悲劇を重点に
    描かれているようで、女はこれだけ
    ひどいことしても皇帝のせいに
    しちゃうのが凄いよね。
    皇帝、可愛そう・・・
    そうそう、「泪」の次は韓ドラみたい。
    華ドラが少なくなって寂しい・・・。
    2014年05月14日 14:07

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