楚の国を追われたフーヤー、頼ったレンチョンとも会えぬまま、
崖から突き落とされ、命も途絶えてしまうのか・・・と思いきやパンユーと
名を変え、別人となって、仇討ちの機会を待つことに。
まぁ、崖から落ちても死なないのはお約束ですけど、別人となるのも
復讐劇のお約束(笑)助けた笛の男は、実は蜀の皇子様。皇太子でしたが、楚に言ってる間に
廃太子となってしまいます。母親との確執が臭ってきてそんなに、
我が子を嫌う原因って?と、とても気になりましたが・・・
その謎をかなり引っ張るかと思いきや、ここで?って感じで明かされまして、
観てる方がびっくり(笑)でも、母親は泣けるよね・・・皇后じゃなかったら、
こんなことにはならなかったのだろうなって、可哀想でね、思わず涙でした。
パンユーに直接原因があるわけじゃなく、彼女にとっては理不尽な理由で
皇后に嫌われてしまうのですが、これは母と子・チーヨウの問題ですから
どうしようもない。意地悪されても大丈夫そうだなパンユーのことより、
この親子がどうなるかが気になります。皇后も皇后という立ち場を恨むしか
ないと思うのだけど、積年の恨みでできた壁は厚い・・・もしかして、
パンユーがその壁を?って期待も出来そうですけど、どうなりますやら(^^)
この母、皇后を演じてるのがクララ・ウェイ。古い香港映画ファンですと、
ベティ・ウェイの方がしっくり来るかな?妖女っぽい、皇后が似合ってるというか
迫力があって良いですね。皇后になるために邪魔者は抹殺してきたという
怖い人ですけど、末っ子に甘くて、パンユーを嫌っていても、息子に嫌われたく
ないから、ちょっと我慢したりする普通の母の顔もあって、面白い。面白いといえば、嫌々ながらもチーヨウのためならと、パンユーの侍女になる
ユンジュ、秘密の通路でチーヨウがパンユーに会いに来るたびに、伸びたり
パンユーの代わりに死にそうになったりと、かなり面白い設定で、この人が
いる限り、大丈夫だって、妙に安心してしまいます(笑)
演じる方、どこかで見た?って思ってたら、「宮廷の諍い女」の皇后の
侍女・剪秋ではありませんか~(@@)
同じ侍女でも雰囲気違いすぎて楽しいです。
ついでに・・・蜀の皇太子、シーチンくんもどこかで?って思ったら、
「三国志」の劉琮くん♪でした~(35・36話)。彼のお母さんも、溺愛してたけど、
守ってあげたくなるんだろうねぇ。シーチんくんがどこまでパンユーを守れるのか、
期待しいたいところです。それから、もうひとり・・・皇后の命を狙った男、
親衛隊の隊長、ハン・ミン。この人もどこかで?って思ったら、
「宮廷女官若曦」の敏敏ちゃんのお婿さんでした♪皇后と対立して、
ひと暴れしそうな雰囲気です。
それにしても、チーヨウは一体、何がしたいのだ?
パンユーを自分で傷つけて、パンユーの苦しみも我が身にって思いながら
なんだろうけど、雨に濡れてぶっ倒れたチーヨウ・・・誰かに対して怒りまたは
恨みを抱いているようで、何かしたいって考えているのだろうけど、
パンユーの存在で思わぬ方向に向かっているみたいで、自分でも
わかんなくなっちゃってそうだ・・・育ての親がパンユーにそっくりって
いうのが、パンユーとの関係にどう絡むのか楽しみなところでもありますが、
育ち方が尋常じゃないから、思考回路も尋常じゃなくてね、
変に期待しちゃいそうだ(笑)そのあたりは
レンチョンも似たようなものですね・・・早く出てこないかな。
おまけ・・・“虎毒不食子”は、皇后があまりにもチーヨウに辛く当たるのを
みかねたチーヨウ付きの宦官が皇后に言った言葉です。
虎は残忍だが自分の子は食べないことから、どんな悪い人間もわが子には
愛情を注ぐことの例えだそうで、中国では成語となっているのだとか。
例えが極端すぎる~びっくりです。
第1話~第5話

登場人物&出演者
第6話 蜀の国へ
崖から川へ突き落とされたフーヤーは、また笛の男に助けられ、ホァ爺と再会。復讐を心に決めたフーヤーは
男の言うがまま蜀に入り、県令の娘、パン・ユーとして生きることになる。3年後、すっかりパン・ユーとして暮らすフーヤーの前に現れた男は、パンユーを皇太子妃となるべく、皇宮で生きるための教育を始める。男の正体はモン・チーヨウ、蜀の第一皇子だが廃太子となっていた。フーヤーがパンユーとして皇宮へ入ったその日晩、皇后が狙われる事件が起き・・・。
第7話 お妃選び皇后は事件の首謀者は廃太子となったことへの恨みをもつチーヨウだと疑っていた。皇后の言葉に異を唱えたチーヨウ付きの宦官をチーヨウが強く叱責することで、チーヨウは罰を逃れる。
バンユーは傷ついた刺客らしき男を匿い、手当するが男は気がつくと礼も言わず去っていく。
皇太子妃選びの日。パンユーもほかの候補者たちと皇太子のところへ行こうとすると、妃選びに興味がなく、遊びたいと願う皇太子が悪戯を仕掛ける。その気持ちを感じ取ったパンユーは皇太子の相手をして、気に入られるが、皇后の姪で、皇太子妃となるように育ったドゥー・ワンは承知しない。パンユーを蹴落とすために両親について調べると・・・。
第8話 かんざしの謎
パンユーの両親は、騒ぎの拡大を懸念する皇后によって、服毒自殺する形で処理される。この件でパンユーを排除できなかったドゥー・ワンは皇太子の気を引くために、骨董品の鑑賞会を開くことにする。パンユーは出品するものはなかったが、見事な鑑定をして皇太子の気をますます引くことになる。だが、そこに母の形見のかんざしを見つけると、取り乱しかんざしを持って部屋に籠ってしまい、大騒ぎとなる。かんざしに執着する理由を知りたい皇后は、皇宮の秩序を正すことを理由に、腹心の護衛官を使って取り戻させようとするが・・・。
第9話 顔の傷
チーヨウに説得され、ドゥー・ワンに許しを請うパンユーは顔に傷を負わされてもかんざしだけは手放そうとはしなかったが、皇后の命でかんざしはドゥー・ワンのものになってしまう。かんざしをつけて喜ぶドゥー・ワンだったが、怪物のような者にかんざしを盗まれてしまう。
傷は自分で治せると言うパンユーはホァ爺直伝の塗り薬で治してしまう。そんなところへホァ爺がやってくる。チーヨウの手配だと聞いたパンユーはチーヨウのことを思い直し始める。
パンユーとの結婚を強く望む皇太子は、皇后に直訴。子に嫌われたくない皇后は許す気になるが、ドゥー・ワンはどうしても許せずに・・・。
第10回 嫉妬と愛と
皇太子がチーヨウに描いてもらったと喜ぶパンユーの画を見た皇后は、チーヨウを生んだ直後の悲しい出来事を思い出し涙する。皇宮には皇太子となる子を自分の手では育てられない決まりがあり、愛するチーヨウは、皇帝の寵妃に渡ってしまった。触れることもできずに育ったチーヨウが、寵妃の死後も自分を母として思っていないと思い込んでいる皇后はチーヨウを激しくムチで打つ。チーヨウが打たれるのを目撃したパンユーは自分が原因だと思い込む。そんな時に、パンユーは皇后から皇室の者しか食せない貴重な血燕の巣のスープを下賜されるが・・・。
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