1890(明治23)年に教育勅語が発表されると、覚馬は天皇への忠義を課す一節に懸念を抱いていた。“苦しむ人々への光は権力や物ではない、真の教育です。”
そんな覚馬のもとに東京から健次郎が訪ねてきた。健次郎は兄・浩に代わって川崎尚之助の会津戦記を仕上げるために、京都でどのように薩長と戦っていたかを覚馬に詳しい話を聞く。しかし、覚馬が薩長にも勤王の志はあったと語ったことに、健次郎も八重も激しく反論する。
その後、同志社の卒業生たちに不戦の精神を説いた覚馬は、荷を下ろし、安堵したかのように病床に就いた。
襄さんが帰国する際に行った演説の一節だそうで、
苦しみのない時代を作り、担うために人々への教育が欠かせないと考えた
襄さんの基本精神が伝わってくる言葉から今回は始まりました。
明治維新から20余年がたち、国は列強に肩を並べようと躍起になっている
時代・・・国を作る、人々の教育にも自ずと力が入ります。
その教育、知識を学ぶことに関しては学校を創るなど、目に見える成果が
あったのだと思いますが、道徳的なことに関しては、後回しにになっていたの
でしょうね。そこで、教育勅語の登場です。
天皇が国民に語りかける形で親孝行をしましょうとか、兄弟、夫婦は仲良く、
学問や仕事に励みましょうなどの12の徳目が語られているもの・・・
最後には国の危機には勇気をもって国のために尽くしましょうとの意味の
言葉があります。
“教育の名のもとに人を縛ることがあってはなんねぇ”
教育勅語を前にした覚馬さんの言葉です。
かつて、自分たち会津のものたちを縛り付けた御家訓、
それを思い出し、現在と重ねる覚馬さん・・・
ドラマを一緒に観ていた80過ぎの義母が、これ暗記させられたわ~と
言っていましたが、戦争をする前って、雰囲気が似てくるんでしょうかね、
そんなことを思いながら今回は観てました。
覚馬さんが亡くなるシーンはまた涙でしたが、
亡くなった者たちへの罪滅ぼしのように生きたようで、
ご苦労様って気持ちでいっぱいになりました。
回想シーンも多くなく適度に入っていて、良かったなぁ。
殿が最後まで肌身離さず持っていたという、御宸翰を山川兄弟に
託すシーンでは、正義とは?と考えさせられもしました。
戦をする両者にあるそれぞれの正義、その正義を翳して闘うのが
戦争なのでしょうが、負ければそれは正義ではないのか?
その前に、人の命を奪ってまで掲げるものは本当に正義なのか?
久々に観た殿は病床でとっても小さく見えました。
御宸翰は会津が逆賊ではないという証ですが、それを出せば
また戦になると、世に出そうとはしなかった殿・・・一つの国に
正義は二つあってはならない、国を思ってのことです。
違った正義を理解できず(しようともせず)、ねじ伏せようとする時代に
向かって行く時代・・・その先に今があるのですが、今は
どうなのでしょう・・・。
そして、日清戦争。
八重さんは、始まってしまったらしょうがないと、できることを
精一杯するのです。
敵味方区別なく看護する従軍篤志看護婦に・・・。
次回は最終回、西郷頼母さん登場?なんだか仙人みたい♪
第48回


さて、お楽しみはもう一つ♪
「馬医」のマーくんです(^^)
今回もクァンヒョン、どうなる~?!ってハラハラドキドキで、
とうとう、義禁府(うぃぐむぶ)という、普通なら庶民は関係ないような
ところに捕まってしまうのですが、王直属の機関ですから
王宮にあるようで、そのせいで捕まったクァンヒョンを王女さまも
目にすることになりまして、前回信じてなかった王女さまも
知ってしまうのです。そんなところで、マーくんは・・・
連行される姿を見て動揺する王女さまにあれは義禁府の兵か?と
聞かれ、そうですか?ってはっきり言わないの・・・気遣いが感じられ
優しさに泣けますねぇ。
クァンヒョンがどうなるかより、王女さまが心配なマーくんとカク尚宮・・・
このあとの王女さまをどうやってなだめたのか、気になります。
それから、もうひとつのお楽しみ・・・
密かに期待のクァンヒョンパパの回想シーンはなかったですが、
パパ愛用の針箱を渡して・・・次回は、クァンヒョンの出生の秘密を
暴露するようで、大いに期待です♪
この記事へのコメント
涼子
『八重』ではジョーに続き覚馬さんと殿があぁ・・・。そして『新笑傲江湖』では16話で大有くんがあぁ(ホントにあんまりな退場・・・)。私を元気にしてくれるのは『馬医』のズッコケ三人組しかない!のに、今回こちらも笑いをとれる状況じゃなかったですね。どうなっちゃうの王女の恋は、いやクァンヒョンの運命は?
笑えたのは『新笑傲江湖』の16話の田伯光の「黒ヒゲ危機一髪」かと思った「樽詰め崖転がし」でした(これは超楽しかった)。とてもるぉしー(『宮廷女官若曦』)の時の第九皇子とは思えない。今年もおかげさまでまた皆様といろいろなアジアドラマをご一緒に楽しませていただきましたが、その中で私の今年のベストはやっぱり『宮廷女官若曦』です!『諍い女』も印象的でしたが、るぉしーにはかないません(特に♂が・・・)。
ひらで~さんが言われていたように『清州会議』の記事のページで参戦?していらしたキョーコさんのサイトに『新三国』の記事があり、涙が出るほど懐かしかったです(ルー@こんみん『HERO』の始皇帝がチェン・ダオミンだと初めて知りました。そーだったのね)。ひらで~さんが『傾城の皇妃』を見ているようですが、ちはるさんも悩んでいるようにアジアドラマの録画容量&自分の頭の容量もすでにいっぱいでこれ以上入らない(見れない)・・・。
ところで今更ですが、『新三国』のときから今の『新笑傲江湖』に至るまで、ひらで~さんの解説記事を読みながらユーチューブの中文入り映像を見るのに、パソコンの画面を切り替え切り替え四苦八苦していましたが、「携帯でひらで~解説を見ながらパソコンでユーチューブを見ればいい」という簡単なことにようやく気付き、快適な視聴ライフになりました(え、皆様とっくにやってました・・・?)
ひらで~
八重さんは長生きしてますから、
周りの方が先に・・・というのが
多いかも。悲しいけど・・・
マーくんも、今回ばかりは
活躍できず・・・残念でした。
そして
大有くん、私もびっくりでした・・・
あんなに突然、しかも簡単に退場とは
思ってもいなかった(><)
でもドラマはどんどん妙な感じに
なっていってます。
伯光の登場シーンは楽しいので、
期待しちゃいますね~やってることは
結構残酷なんですけど(笑)
今年もあと少し・・・映画ブログでしたが、
ここんとこすっかりドラマブログになってるので、
ドラマの総評とかやりたいなって思ってます。
たくさん観たなって、自分でもびっくり(笑)
まぁ、毎日ややってるから当然なのでしょうけど、
まだ観たい!って思うものがたくさんありすぎて
自分でも、どうなる?って感じです(笑)
スカパー入っちゃうし(でも2局だけ)、
誰か止めて~!って(^^;)
録画容量の壁、怖いですね~
私もヒヤヒヤです。
「HERO」は未見でした?
観てていても、トニーさんやド兄さんが
目立ってましたからね・・・リンチェイも♪
(主役なのに・・・も、って失礼か)
私も、そーいえば、ダオミンさんだったなって
感じで、「インファナル・アフェアⅢ」の
印象がめちゃ強いです。「唐山大地震」では
ルーを平手打ちしとるし・・・YouTubeで
観れますぞ♪劉邦がこんみんを・・・と
妄想も可です・・・って、誰もしないか(笑)