玉女剣法を習っていいとお許しが出たことを報告。一緒に喜ぶ冲が
相手は師父か?と尋ねると林師弟よと霊珊・・・他の剣法ができるのか?と
心配する冲に、辟邪剣法しかできないけど、早く得したいから怒らないで
欲しいと頼むと、玉女剣法は華山派を代表する技だから、習得するのは
嬉しいし、なにより、弱い平之が相手なら師姐(ししゃ)として気分いいだろと
喜び、習得しても玉女には見えないな、平之の方がよっぽど玉女だと、
からかいます・・・確かにそうね~(笑)
華山。
俄かに突風が吹き、葉や花びらが舞い上がる中、寧中則が玉女剣法を
霊珊に見せると、平之の辟邪剣法で試させることに。
余裕の動きで、平之を手で突くと剣を取り上げる霊珊・・・もう一度、と
再び剣を交えると、今度は平之の帯を切り、着物の前がハラリ・・・弱すぎて5手も続かないわ、と呆れ、青城派のほうがマシねとまで
言ってしまう霊珊。言い過ぎだとたしなめる寧中則はショックを受けている
平之を慰めますが、私が弱いのです、と辛うじて答えます。
稽古を切り上げた寧中則は娘の心無い言葉を責め、今は弱くても
追い越すかもしれない、うぬぼれは武術の敵よと戒めます。
その様子を物陰から覗いていた岳不群、辟邪剣法はよくできてはいるが、
技が平凡なのが不思議な様子。そして“葵花宝典”と“辟邪剣譜”には何か
関係があるのでは?平之がその秘密を隠しているのではないかと
疑念を持つようになり・・・。
霊珊の言葉に奮闘した平之は夜中、一人密かに練習を開始。怒りに任せ
石台を一刀に切る平之・・・力がないわけではないようです・・・そんな、平之は
父から教わった辟邪剣法はできているのに、崋山派ではできないのかと
考え、徳諾が教えていた方法と、師父の方法との違いに気づきますが、
何としても、師父に気に入られて強くなることを再決意。
稽古が終わって、楽しい食事の時間・・・ちょっとお行儀の悪い(^^;)大有は
平之が来ていないことに気がつきます。 徳諾が稽古だというと、偉いけど、
真似できないと他の弟子たち・・・話はなぜか蛇の話になり、大有は
蛇を捕まえ汁を作ろうと提案し、盛り上がります。そこへ霊珊が、左盟主から
贈り物が届いたから見に行こうと、入ってきます。なぜ贈り物が?と徳諾が
尋ねると、 誕生祝いに招待したいらしくてと霊珊。二人の会話を聞いた
大有は何時行くのかと尋ねます。師父の留守の間に下山して遊びに
行きたい大有、ウキウキです♪
霊珊も平之がいないことに気がつき、食事も取らずに稽古を続けていことを
知ると、様子を見に行きます。力まかせにやってもダメよと助言をしても
無視された霊珊はムキになり、それでは仇は打てないわと、平之の
気を引きます。これには仇は必ず討ってみせます!と言葉を返すと
再び剣の稽古を続けようとする平之でしたが、途中から霊珊が拳法で
相手をすると、剣を飛ばされあっけなく、負けてしまいます。
ほらね、と得意げに言う霊珊に、わかっているけれど、仕方がない事、
こうしている間にも両親の死に顔が浮かんで、仇を打てと言った気がして
ならないと、焦っている心情を吐き出す平之。気持ちはわかるわ、という
霊珊は、今日から私が稽古をつけると提案。そして、まずは立ち方ねと、
基本姿勢をとらせると、数時間そのまま・・・その間、霊珊は居眠り・・・
しばらくして目を覚ました霊珊は基本姿勢を取り続ける平之にしばらく
続けて、残りは明日、と声をかけると戻ろうとします。明日も立ち方よと
言われた平之は稽古をやめると師父の娘だからといっていい気になるなと
怒って去ろうとしますが、その口の聞き方は何よ!と憤慨する霊珊の肩を
いきなり掴むと、唇を奪います。驚く霊珊に、これが俺だ、仇は討てない、
何も恐れない、好きなようにしろと開き直り、殺したければ殺せ!と
怒鳴ると、二度と俺をバカにするなと警告するように言うと去って行きます。
さすがの霊珊これには、驚きながらも反省の様子・・・
その夜。
鏡を見ていると、平之の顔が浮かび、霊珊は鏡の彼に語りかけます・・・父さんに
言いつけてもいいの?でも言わない、かわいそうだから・・・けれど、鏡の中の
平之は笑っています。笑わないでよ!と、声を上げると、鏡には自分の姿。
我にかえった霊珊は冲に会いに行こうと思い立ち部屋を出ますが、既に夜。
諦めた霊珊、プラプラしながら平之の態度に悪態をついてようやく落ち着きます。
ふと見ると、ひとりで草笛を吹く平之の姿。その表情は鏡の中とは違い、苦しみを
帯びているようで、昼間の出来事は霊珊は自分が悪かったことに気がつきます。
平之が気配を感じて振り向き、目が合う二人・・・バツの悪さを感じた霊珊は
部屋に戻ろうとしますが、裸足で出てきたたために何かを踏んでまた足の裏に
怪我を負ってしまいます。直ぐに駆け寄って心配する平之につれなくする霊珊。
そんな霊珊を手すりに腰掛けさせると手当をはじめる平之・・・水につけないで、
と言うと、おんぶを促します。優しくする平之の態度に霊珊は怒ってないの?と
尋ねると、怒ったら気が済んだ、僕も悪かったと平之。霊珊をおんぶすると、
父さんがよくおぶってくれた、守ってくれると感じた、だけどもういない・・・と
憂いを語ります。そんなに悲しまないで、きっと見ているわ、と霊珊に慰められ
必ず仇を打つと改めて誓いの言葉を口にする平之です。
次の日。平之が一人で剣の練習をしていると、何もなかったかのように霊珊が
現れ相手をし始めます。驚く平之に動きを遅くするからと、霊珊。
そんな二人を通りがかった徳諾と大有たちが見て、霊珊がわざと負けているのに
驚きます。師兄たちが見ていることに気がついた霊珊は大有にそう言われて、
私は師姐よ、師兄が師妹に手加減するのと同じ、当然でしょう、大有も師姐と
呼ぶ?と胸を張りますが、呼ぶわけないと言われ怒り出し・・・。
思過崖。
霊珊の運んできた食事を美味しそうに食べる冲は、母さんからとお酒を注ぎながら
寒さで風邪をひかないようにとの言付けを口にする霊珊に、ここは寒いから
毎日来なくてもいい、会いたいけど、病気なったら困ると、告げます。
寒い間は1日置きだけど、暖かくなったら毎日ねと、渋々承知した霊珊は
冲が食べている餃子は私も手伝ったし、中身のキクラゲや筍は平之と
採ったのと自慢します。平之?と思わず聞く冲に、武術も上達したし、期待してると
答えると、林師弟の見方が変わったなと指摘され、私は師父だからと言い訳。冲が先輩だからといっていじめるなよとからかい半分で言うと、霊珊は平之は
夜も稽古をしているし、剣のことばかり聞いてくるからつまらないと愚痴ります。
その言葉に、稽古に付き合って、早く仇を打たせてやれと言うほか、何もして
あげられない冲です。
華山、坐禅の修行中。
不群に茶を運んで来た寧中則は左盟主の誕生祝いに行くか尋ねます。
劉正風に対してやり過ぎを気にして、折れてきたのかもしれないと、招待の
意図を推し量る不群は、出ないわけにはいかないと答え、贈り物は?と
聞かれると、難題だと考え込んでしまいます。
不群たち二人の話を聞いていた平之は雄大な山の絵を得意とする有名な画家を
知っているので、“万岳朝宗図”を注文して、そこに師父が題字を書けば
喜ぶのでは?と提案・・・二人はそれはいい、と同意し平之に絵の買い付けを
任せます。霊珊も行きたいと訴えますが、あえなく却下(^^;)
絵の買い付けに街にでた平之・・・霊珊も内緒でついてきています。それを察した
平之は、霊珊を驚かせて現れます。心配だから守ってあげようと思ったのに!と、
脅かされて憤慨する霊珊に、平之は優しいのですね、恩は返します、と頬に
キスを・・・また、驚かされた霊珊はいい気になって!と平之を叩いて追いかけ
ますが、もう一度?とふざけて言う平之に、今度は真顔になり、あなたが
かわいそうだから・・・さっきのような冗談はやめてと話します。
平之もやり過ぎた事を詫びると、師姐といる時は復讐を忘れて
楽しい気分になると本音を明かします。それを聞いて、霊珊は時には忘れることも
必要よと機嫌を直すと、二人で食事に。
席に着くと、となりで簪の話題で盛り上がる女の子たちの会話が耳に入り、
羨ましく彼女たちを見ている霊珊を見て、思い立ったように平之は待っててと
告げると席を立ちます。
霊珊が待ちきれず、平之を探しにいくと簪を買う平之の姿・・・代金の出どころを
尋ねると、母の玉を質に入れたと平之。ただ、買ってあげたかったと言う平之の
言葉を遮るように、私はただの師姐、そんなことしないでと霊珊が言うと、
分かってます、でも楽しい夜を楽しみましょう、だから受け取ってくださいと
平之は簪を霊珊の髪に挿し、街へ繰り出します。
嬉しそうに並んで歩く霊珊の横で、平之は・・・まだ仇を討つ力がないので
師姐に気に入られて、一日でも早く一人前の男になろうとしている自分を
許して欲しいと心の中で願います・・・
帰り道。平之が薬草を買ったのを不思議に思う霊珊に、あとでわかるよと
もったいぶって平之が答えます。その矢先、霊珊は足の傷に痛みを感じると、
平之はこの方が早いと、霊珊をおぶって帰りを急ぎます。家の近くまで来ると、怖い顔の不群と中則、そして心配げな大有がお出迎え。
霊珊を咎める中則に、平之は師娘(中則)の咳のために薬草を採りにでて、
転んだところに私が通りがかったのです、と買った薬草を差し出します。
すっかり信じた中則、逆に心配するほど・・・そんな甘い親とは違い、
疑いの目を向ける大有・・・。
平之の機転に気を良くした霊珊、稽古中の平之を呼び出ししゃべっていると、
中則に出歩いてはいけないと 窘められ思過崖へ行くのもお預けに。
思過崖。霊珊を待つ冲のもとに来たのは大有。何かあったかと心配する
冲に、理由を一通り話しますが、薬草採りは嘘で平之と一緒にいた、
平之は油断できないと訴えます。冲は平之だけを悪く言うな、小師妹の
性格を知っていればわかるだろうと、特に気にすることもせず、
怪我を心配して霊珊に明日は来なくてもいいと伝言を頼みます。
左盟主の誕生祝いに出発する不群と中則を、霊珊や徳諾たちが見送ります。
不群は徳諾に留守を任せ、中則は大有に冲へ防寒着を届けるように頼むと
二人は出発。
厨房。平之が焼き芋を作っているところに大有。ひとつ欲しいという大有に
師姐の食事です、あとでまた焼きますのでと平之が答えると、大有は
師姐と師兄への態度が違うと嫌味を一言。そして、平之がはちみつを取りに
その場を離れた隙に・・・。
退屈で不機嫌そうな霊珊が匂いに釣られて部屋を出ると、焼き芋を手にする
平之の姿。好物だと喜ぶ霊珊が早速包をあけると、中には炭が・・・。
騙したのねと怒る霊珊に、私じゃない・・・あいつだと言うなり平之は
立ち上がると・・・。
大有が一人で剣の稽古をしていると、いきなり斬りかかる霊珊と平之。
ただならぬ様子の二人に何をする?と大有が尋ねると、平之に焼き芋を
盗んだと言われ、思わずしてないと答えると、今度は霊珊に正派に
嘘は禁物と言われ、開き直って盗んで捨てたと白状。そして
霊珊に理由を問われると見苦しいからと一言いって去ろうとします。
怒った霊珊は力ずくで大有を止め、剣を向けます。慌てて平之は止めますが、
二人で仲良く殺せ!と大有・・・訳がわからない二人に、いつも二人で
べったりしていて、それも大師兄(冲)に内緒で!申し訳ないとは
思わないのか?あんまりだ!と不満を爆発。何が申し訳ないの?平之も
あなたも同じ仲間よ!と霊珊はうろたえながらも言い訳しますが、
何が仲間だ!と大有に言われ・・・。
第8話


登場人物&キャスト
華山派に入門し稽古を始めた平之くんですが・・・
上達の道は厳しいようです。
霊珊ちゃんが、師姐らしく面倒を見ますが、馬鹿にされたと思った
平之くん、大胆な行動にでます。これで二人は大接近♪
思過崖の冲くんはそうとも知らず・・・大有も気が気ではないようで・・・。
散々、観る者に心配かけた(笑)平之くんも、だんだんいい男に
成長していきますね♪それなりの育ち方をしてますから、
当然なのでしょうが・・・先が楽しみです。
というのを別にして・・・笑顔がニコくん(謝霆鋒)に似てないかい?
若いころにそっくりのような気がする。
このままいくと・・・霊珊ちゃんと同じになるかも(笑)
でも、冲くんも不憫でならないわ・・・
この記事へのコメント
ちはる
霊珊と平之くん一気に急接近。このままだと平之くんに奪われてしまう!どうする冲!と大有くんに言われても二人を見ていない冲はピンとこないのか呑気な感じ。もぉーしっかりして!
平之くん両親の仇を討つために不群一家に気に入られて武術を教えてもらおうと必死な感じです。特に師姐の霊珊に気に入られなければと簪を買ったりして距離を縮めていってますね。動機が不純ですが(笑)霊珊は平之くんに傾きつつあるような…冲が不憫すぎる。
今回はほぼ霊珊と平之くんのお話で思過崖中の冲の出番が少なくて寂しいです。思過崖って結局何をするのかよく分りません。一人で厳しい修行をするのかと思ったのですが、普通にご飯も持ってきてくれるし、お酒まで出てきたり…華山派こんな感じで大丈夫なのかしら。
話は変わって『馬医』土日一気に見て今週分に追いつきました♪マーくんホント健気な子ですね!お二人が一押しなのも納得です。王女の無茶な要求にも任務を遂行する姿は可愛くてニマニマしながら見ちゃいます♪頑張れマーくん♪
ひらで~
こんばんは
こちらは急に冬になったようですが、
そちらはいかがですか?
仇討ちのために近づく平之くんですが、
それだけ?って感じもしなくはない
ような・・・可愛いので、悪く言いたく
ないかも(笑)
でも、冲くんも可愛そうで・・・
とはいえ、思過崖、私も想像と違って、
いいところだったのにはびっくり(笑)
のびのび、自由でいいなぁ~
ご飯は持ってきてくれるし、
私が行きたい(笑)
マーくん、一家にひとり欲しいかもって
感じですけど、これも王女さまあっての
ことかな(笑)
王女さま、憎めないですよね~
女性から見ても可愛らしい♪
マーくん、苦労も多いけど、宮中に
あっては良い仕事場だと思うな(笑)