儀琳は、怖くなってひたすら念仏、そして教えを講うた時の事を思い出します・・・男と出会ったら終わりだ、恒山派はその地獄から
救うために創立された、男とは必要以上に口を利くなとの師匠の
言葉に、男がいなければ私たちは生まれてないと言ってしまったために
罰を受ける儀琳、罰の間に食事をもって来てくれた姉弟子に私は間違って
いるのかと尋ねると、男は悪くない、男がいるから女は幸せ、胸が高鳴る
相手が現れたらその人のために死んでも惜しくないと姉弟子・・・
どちらが正しいのかよく解らない儀琳は、冲に私をどう思う?と尋ねます。
同じ五岳剣派の門弟同士、妹も同然だと答えを聞くと、吹っ切れたように
冲にまとわりつく儀琳・・・その姿に、ある人を思い出す冲、誰?と聞かれ
小師妹さと即答。お転婆で我儘だけど心は優しい、この世で一番いい娘だ
・・・嬉しそうに話す冲に、私とは比べ物にならない?と儀琳。なぜ比べる?と
質問に戸惑う冲に、分からない、でも私は小師妹が好きじゃない、好きに
ならないでとお願いするも、そんなの無理だと言われ・・・涙ぐむ儀琳は
念仏を唱え始めます。何がなんだか分からない冲は、男の誘惑に
逆らえない時は、念仏を唱えなさいと師匠に言われたと聞いて、ようやく
理解、自分も念仏を唱えます・・・恒山派は女性救済のためのものらしいですが、
定逸さんの過去、気になりますね~何があったのでしょう。
教えに疑問を持っちゃう儀琳ちゃん、自然の成り行きだとは思うけど、
男子禁制の完全純粋培養だったのかしらね?こんな娘、一人で街を
ウロウロさせたらイカンでしょう~定逸さんの心配も解るわ(笑)
冲たちと別れた東方不敗、曲洋と劉正風が心を通じ合わせた滝壺へ・・・
怒りを鎮めるためか、気を発散?水を飛ばせています。そこへ密偵。
曲洋が見つからないとの報告を受けた不敗は不信感を募らせます。
そんなところに人の気配・・・身を潜めて探っていると、曲洋と通じた
劉正風を懲らしめようとの声・・・声の主は劉正風の引退の儀に向かう
嵩山派(すうざんは)の者たち。曲洋と劉正風の交流に快く思わない
者たちが、五岳剣派にもいると知った不敗は対岸の火事の見物と
決め込みます。
一人で歩けるまでに回復した冲、儀琳を帰そうとしますが、世話を
する者がいなくなると拒否され、ならば劉師叔のところへ行って師弟か
師妹を呼んで来てくれと頼みますが・・・小師妹に会いたいのだと
勝手に妄想し儀琳は涙顔。困り果てた冲は、俺は欠点だらけの普通の男、
酒も喧嘩もする、それに尼僧といると・・・賭けに負ける、と諦めさせようと
すますが、儀琳は私のために怪我をしたのだからと離れようとしません。
念仏まで唱え始めてしまい、困惑の冲は二度と泣かないことを約束させ
一緒にいることを承知します。笑って・・・と、首をくすぐる動作をする冲に、
思わず笑顔になる儀琳。コチコチコチって言いながら、くすぐってますが
こちょこちょって、中国語でもほぼ同じ擬音なのね、知らなかったわ

でも、中国語の字幕には出てこないからどんな字を書くのかは不明(^^;)
笑った顔が可愛いと、儀琳のご機嫌をとる冲は食べ物を探しに・・・。
引退の儀を明日に控えた晩、劉正風は曲洋と心を通わした時を思い返して
います。そんな夫に羽織をそっと掛ける夫人。実家に帰えしたはずでしたが、
何があっても家族は一緒と、引き返してきたのでした。私の人生は後悔ばかり
・・・子どもの頃から師父のいいなりで望みもしない武林に入った、望みは
友と音楽を奏でることだった、この引退も正しいのか分からない・・・夫人の
優しに触れ、心の内を明かす正風。もしも・・・と言いかけた夫の口に手をやり、
生きるも死ぬも家族は一緒よ、一緒にいられれば幸せよと、夫人。
そんな夫人をそっと抱き、無事、引退の儀が済めば良いが・・・
そうしたら好きなように生きようと囁く正風・・・。
翌日。引退の儀が始められ、引退したら朝廷の官職に着く、江湖では
義を重んじるが、国では法を守らねばならぬ、両者の衝突は私が
困るので、引退することにした、これからも親しくしたいが江湖の
怨恨からは手を引きたいと、口上する劉正風。静かにそれを聞く、客人たち、
少々腑に落ちない様子・・・そうだよね、聞き様によっては、お国でいい仕事
したいから、迷惑が自分にかからないように、縁を切りたいって
勝手を言ってるようだものね(笑)・・・更に正風は衡山派の祭壇に向かい
私がやめても莫大師兄がいるから大差はないはず、武術を出世の道具には
使いません!と、剣を割り誓いの言葉。そして用意された金の盆(=たらい)の前に立ち、手を入れようとした、
その時・・・待たれよ!の声。
盟主の御旗を高々と掲げる崇山派の費彬(ひ・ひん)です。
左冷禅(さ・れいぜん)盟主の命を受け参ったという彼は引退に待ったを
かけに来たのでした。それに同意する定逸・・・結構、ちゃっかりしてますが、
やっぱり内心は快く思ってなかったのね(^^;)五岳剣派のことは
盟主の意に従うが、私の引退に五岳剣派は関係ない、
先に私の意向は伝えてあるのに、なぜ今になって反対し、皆の前で恥を
かかせるのかと正風が言うと、御旗を盾に何が何でも止めると費彬・・・それを聞いて、ふっと笑った正風は事を荒立てたくはないが、
納得できないと、首を切られても志は曲げぬ!と、引退の儀を強行・・・
正風が金盆に手を入れようとするのを阻止する費彬、同時に
人質にされた夫人がその場に連れてこられます。
家族に手を出したらただではおかないと、怒る正風に恒山派と崇山派に
怨恨はないが、正派の正道のために考え直して欲しいと費彬。
正道のためとは?と尋ねる定逸。対して、引退の歳には若いし、武林での
地位も高いのにやめる理由があるのか?魔教の東方不敗と通じて
いるからでは?と費彬。東方不敗にはあった事もないと否定する正風に
曲洋との関係を尋ねます。その話に俄かに動揺する客人たちを前に、
曲洋とは生涯ただひとりの知己であると認める正風。更に、それならば
心を改め曲洋の首を一ヶ月以内に取ってくれば、許すと言う盟主の
言葉を伝える費彬に、友を売るような真似はしない!と声を荒らげます。
定逸に曲洋との関わりを問われると、私たちは音楽を通じてのみの付き合い、
曲洋は魔教の者だが、琴の音から高潔さを感じ、敬慕の情に近い感情を
抱いていると正風は説明しますが、それこそが魔教の手、音楽を利用して
心に取り入り、仲間割れを画策しているのだと、費彬・・・仲間割れを画策って、
そう思っているなら、そうしないようにすればいいのに、この時点で
すご~い仲間割れしてんじゃん・・・って思ったのは私だけじゃないはず(^^;)
定逸に劉殿の人の良さにつけこまれたのだな、と言われ、天門には
卑怯な手口に引っかかって仲間を傷つけないようにと言われ、気持ちを
分かってくれるだろうと思っていた岳不群には、友を大事に思うのはいいが
曲洋には腹に一物がある、そんな男を友と呼ぶのは友に対する侮辱だ、
”大義、親を滅す”(大義のためには親 兄弟をも犠牲にする)とまで
言われてしまった正風、こうなることは初めから分かっていた、だが、
曲洋は五岳剣派との争いには関わらないと誓っており、双方の誤解を
解きたいと語り、現に死にかけの令狐冲を救ったのだ、と誤解を解こうと
しますが、それさえも離反の手の過ぎぬと、ああ言えばこういう費彬。
それでも答えは決まっていると、志を貫く決意の正風に、それならば、
五岳剣派の禍は残せない、見せしめにするとい言いかけた時、
師父に手を出すな!と弟子の米為義(めい・いぎ)が遮ります・・・が、
刹那に御旗で喉を突き、殺されてしまいます。弟子の殺害で流石に怒った
正風、傍らの椅子を投げつけると、隙を見せた費彬から御旗を取り上げ、
首を掴みます。一瞬の出来事に固唾を飲む客人たち・・・そこへ、費彬の
兄弟子・丁勉(てい・べん)が正風の息子・劉芹(りゅう・きん)を抱えて登場。これには、定逸も卑怯だと、口を挟みますが費彬も殺されそうになっている
と、丁勉。家族に手を出さぬと約束すれば、江湖から離れ、曲洋とも二度と
会わぬ、遠くへ行き中原には戻らぬと正風は提案し、定逸や岳不群も
この世にいないものと思えばいいだろうと、同意しますが、それでは
崇山派が劉正風の脅しに負けたと噂になるからダメだと突っぱねます。
・・・はぁ~?って感じですけど、こういう考え方をするのが崇山派なのね(笑)
それなら、離すものか!と手に力を入れる正風。だったら、覚悟しろ!と
ためらうことなく夫人を殺害。酷い仕打ちに、力が抜ける正風・・・。
定逸に咎められるも、正邪の区別がつかぬ正風に情けをかければ後悔すると
御旗を振りかざして、丁勉はどこまでも強気です。
定逸は、力になれなかったと劉正風に詫びると去って行きます・・・これも、
はぁ~?って感じです(^^;)が、手に負えないって思ったのね。強気の丁勉は、
岳不群に妻子には罪はない、子を離すように言われ
さもあらんと応じるかと思えば、幼い息子を脅して命乞いをさせます。
死を恐るなと息子に願う父に向かい、曲洋を殺して助けて欲しいと願わさせ、
父は間違っている、死んで当然だと言わしめます。恐怖で気を失う息子・・・
その場の倒れている3人を見据えた正風は、自分の命は自分の手で断つと
皆に背を向けると、自ら死に至る点穴を・・・倒れ込むその時、曲洋が現れ
助け起こすと、こうなったのは私のせいだと詫び、そんなことはないと庇う
正風と、がっちり手を握ると兄弟の絆を確かめ合います。熱い友情、良いわね~
この二人、生きてる次元がそもそも違うって感じです♪
曲洋は丁勉たちに、この仕打ち、それでも正派か、ただ江湖から身を引き
音楽に専念したいと言っただけなのにと呆れると、邪派と手を結んだ罰だと、
費彬と丁勉は剣を向けます。初めは互角でしたが、冲のために内功を
使った曲洋はついに、二人の気に飛ばされてしまいます。曲洋は二人が
向かって来るのを見ると、黒血神針(こっけつしんしん)を投げ、気を
そらすと正風と共に、逃れます。追う、崇山派たち・・・。
その場に残った客人たち・・・事の成り行きを見定めると流れ解散・・・?
青城派の一行・・・なぜか方向が帰り道とは正反対。不思議に思う弟子に
岳不群が林平之を口実に林夫婦を返せと言ってくるはずだからと、余滄海。
そんなところに華山派一行。岳不群が林夫婦の居場所を尋ねると、
教えてやると言いながら、剣を向ける余滄海。とっさに受けてたつ岳不群・・・
剣の闘いはいつしか掌の闘いとなり・・・余滄海が気を強めると、岳不群は紫霞神功で撃退。跳ね飛ばされた余滄海に、
夫婦を返せば許してやる、平之は武術を習得したら改めえて復讐に
行かせると岳不群。余滄海が言葉を返そうとすると、林夫婦が木高峰に
連れ去られたとの知らせ・・・。
それを聞いた岳不群、すぐさま助けに向かいます。
そのころ・・・冲はお食事中。儀琳はどこからか聞こえてくる音楽にそわそわ。
祭りだと思った二人は見に行くことに。素敵な曲に、結婚式かしらと言う儀琳に
自分の一生を託すんだ、いい曲に決まっていると冲が答えると、私の一生も
冷狐さんに託すと儀琳。それを聞くなり、ダメだ!俺を愛してない、と冲。
周りに男がいないから、俺がよく見えるだけで、それは愛じゃない、愛とは・・・
心で感じるものだ、相手が幸せなら自分も幸せ、つまり・・・一生懸命に
愛を説明する冲に、小師妹ね、と儀琳。小師妹が羨ましいとこぼず儀琳に
儀琳さんも、きっと会えるよと、冲。
音楽がはっきり聞こえるところまで来ると、そこには劉正風と曲洋。
曲洋はかつて稽康(三国時代の魏の文人で“竹林の七賢”の一人)は処刑前に
琴をなでて、「広陵散」(得意とした琴の曲)が途絶えると嘆いたが
我々の「笑傲江湖」には及ぶまいと笑わせるも、今の心境は(かばった友人と
一緒に死罪となった)稽康と変わらないなと吐露すると、正風も一緒に
演奏できて心残りはないが、この曲が途絶えてしまうと語ります。
そして、息子が死を恐れ、名声に傷が付いたのは自分が甘やかしすぎたと
情けなく思うとも。曲洋は、それでも百年後には土の中、二人のこの曲を
思う存分弾けば、新たな名曲として語り継がれようと、慰めます。
そんなところに、高笑いの費彬。死んでもらおう・・・
それを聞いた冲、俺の出番だと、おせっかい心が顔を出します(笑)
出て行った冲に、二人を殺せと命じる費彬。冲は華山派はむやみに
人を殺しません、崇山派の名高い費彬殿が、負傷者相手に手を下すとは
思えません、それでは魔教と変わりませんと、挑発。二人殺すも
3人殺すも一緒だと、費彬が言うなり、無益な殺生はやめるべきです!と
儀琳まで出て来きたものですから、恒山派まで仲間かと言うなり、
二人に剣を向けます。応戦する二人ですが、敵う相手でもなく、途中から応援に入った曲洋と正風も跳ね飛ばされてしまいます。
これまでかと、思った矢先、二胡を奏でながら莫大登場。費彬は莫山に劉正風は魔教と繋がっている、殺すべきか?と問うと
当然殺すべきだろうと莫山。ならば手を貸してほしいと言われた
莫山は、正風の前に立つと俄かに二胡より剣を抜き、振り向くと
費彬を一突き・・・費彬が絶命すると、再び二胡を弾き何事もなかったように
去って行きます。あとにはあっけにとられた4人と死体が一体・・・。
顔つきは超普通なのに(ごめんね)、なんだかかっこいいぞ莫山さん♪
嫌な奴を退治してくれたのはいいけど、これで泥沼です五岳剣派は(^^;)
第7話


登場人物&キャスト
儀琳ちゃんがはぐれてしまってからの大騒動も
冲が見つからず、うやむやになってしまったような・・・でも
みんなの一番の目的は引退の儀に出席すること・・・思い出したかな(笑)
迎えた当日、とんでもない横槍が入り、悲惨な結果へ・・・怒涛の展開に
ついていくのがやっとです(^^;)
引退の儀・・・厳かな雰囲気ですが、中国語だと“金盆洗手”。
字のごとく、金の盆(たらい)で手を洗うのが儀式だそうですが、
日本語で言ったら、“足を洗う”ってことだとか・・・まっとうな生活に
戻るって意味ですね。江湖はヤクザのような面もありますから、
そういう意味に転じたようですが、日本にはこの儀式が
入ってかなかったのでしょうかね・・・ちなみに“足を洗う”は仏教から
きた言葉だそうです。
この記事へのコメント
ちはる
嵩山派の連中ってこんな人たちばかりなんでしょうか。正風に対して反対したくもなりますが、夫人や子供を巻き込むようなことなんでしょうか。ちょっと腹立つです。
曲洋と正風の垣根を越えた友情は清々しいですね。お互い話合えば分かり合えるとかじゃないのかと思いますが江湖ではそう簡単にはいかないのでしょうね。
費彬は正風を追いかけ一緒にいた曲洋や助太刀した冲までも殺そうとして嫌なヤツですね。青城派もしつこいと思いましたが嵩山派もしつこいですね。8話は見てスッキリしないことが多かったですが、フラッと現れた総帥の一突きでスッキリしました。さすが総帥カッコいいわ♪
『項羽と劉邦』と『画皮』『馬医』『トンイ』を録画したまま放置していたら、容量が足りなくなってきました。そんなわけで『馬医』を見ることにしました。『イ・サン』で好きだったホングギョン様が王様なのね♪10話まで見ましたがスッキ王女が可愛いくて和みます。クァヒョンが好きで妄想までしてる姿は可愛らしい♪カク尚官とお二人一押しのマ武官が振り回されてて見ていて楽しいです。それにしても、針治療って意外と効果があるのですね。『項羽と劉邦』も見なきゃですが、かなり前から放置しててどんな話だったか思い出せない。どうしましょ(笑)
ひらで~
こんにちは(^^)
嵩山派・・・虫の着ぐるみみたいで
衣装が変(笑)
やることも変!!
正邪の境って、何なんでしょうね~
こっちが正で、そっちが邪、って言ったもん
勝ちなのかしらね、江湖の世界って(^^;)
曲洋と正風のつながりは、説明つかないですよね
深すぎて・・・びっくりするほど。
『馬医』、面白いでしょ♪
『イ・サン』と、出演者がカブっていて
観てると、妙な気分ですけど(笑)
これで、『ホ・ジュン』観ると、もっと
妙な気分になりますよ。
ちはるさんも、マ武官応援隊、いかがです?
あの三人は、クァンヒョンに危機が迫る展開に
なっても別次元にいるようにほっこりさせて
くれるので、毎回楽しみです♪
『項羽と劉邦』、私も溜まりつつあります。
なのに、また別なドラマ観始めてしまった・・・
どうしましょ(笑)