宮廷の諍い女☆第61話~第65話

問世間 情為何物皇子と公主(皇女)を無事出産した甄嬛・・・これで安心とは
簡単には行きませんね(^^;)
まずは、懐かない朧月のこと。幼いですからね、ここは離れていたことが
大きく影響してますよね。帰ってきたから、今日から私がお母さんです、
なんてできませんよね。広いとはいえ、同じ宮中にいるのですから
敬妃にお任せが無難でしょう。はじめからそうしておけば、蘇公公や
槿汐があんな目にあうこともなかったのでは・・・これは、結果良しなので
一安心なのですが・・・
祺貴人、やってくれたよね~単に騒がしい女と思っていたけど、
皇后を後ろ盾に陰険その物・・・でも、私通してる!と相手に出したのが
間違っているのが彼女らしいおまぬけさ(^^:)これで、墓穴だよね~なんて
思っていられないのが、このドラマの怖いところ(誉めてます)。
黒幕が黒幕ですから、粘るったらありゃしない(^^;)
双子の父親が皇帝であるかないか・・・血液検査にまで発展。
甘露寺から連れてきた証人は甄嬛を目の敵にする静白。
血液検査は・・・陽性(・・・っていうのか?)、皇帝は大激怒、
万事休すか甄嬛・・・と思いきや・・・ここからの急展開が凄かった(^^;)
検査に使った水には細工がしてあり、やったのは誰?ってことに・・
あ~あ、やっちゃったね・・・これで、甄嬛に敵なしだ、と
思うそばから、次なる悲劇が。この雪崩のような展開は何なの?
祺貴人の冷宮送りに清々したわ~などと、歓ぶ暇なく
悲しみなのかにつき落してくれて・・・観ている方が追いつかないわ(^^;)
温実初と沈眉荘のことは、甄嬛の相手として温実初の名が
上がった時にある程度予想できましたが、目の当たりにすると
さすがに辛くて悲しい・・・沈眉荘が幸せを感じなら愛する人の腕の中で
逝ったのがせめてもの救いです。いずれは何か起こると思っては
いましたが、こんなに早く訪れるとは・・・。
ホントに先が読めないお話です・・・先が読めいと言えば
甄嬛の妹たちのことも。浣碧が果郡王に嫁ぐとは・・・それも
いとも簡単に。実の妹なのにと我慢していた浣碧のことを思えば
愛した人のもとへ嫁ぐのは幸せに感じられても、果郡王にとっては
不幸このうえないことですよね。皇帝は、養うだけでいいからとか
沛国公の娘も一緒に嫁がせる始末で、皇室の婚姻の味気なさが
よく解ります(^^;)ただ、こんな状況でも、甄嬛のいる皇室に
留まる果郡王の行く末が心配です。
妹と言えばもう一人、若さいっぱいの玉嬈ちゃん。態度も扱いもまだまだ
子どものようですが、姉に負けないくらい気が強そう(^^)
そんな彼女に目を留めたのが慎貝勒(允禧)くん、康熙帝の第21皇子です。
趣味も合いそうで、好い感じです。皇帝が玉嬈に手を出さないことを
祈るばかりです(^^;)
そこで、今回のお気に入り♪
玉嬈が皇帝からもらった画をきっかけに二人が口にした元好問の“雁丘詞”。
問世間 情為何物 直教生死相許
天南地北雙飛客 老翅幾回寒暑
歡樂趣 別離苦 就中更有癡兒女 君應有語 
渺萬里層雲 千山暮雪 隻影向誰去

橫汾路 寂寞當年簫鼓 荒煙依舊平楚 
招魂楚些何嗟及 山鬼暗啼風雨 
天也妒 未信與 鶯兒燕子俱黄土 千秋萬古
為留待騷客 狂歌痛飲 來訪雁丘處
前半部分の意味は・・・
教えてほしい、情とは何物なのか・・・生と死が一緒に存在する訳を
世界を飛び回るつがいの鳥よ、その老翅(羽)は幾度も寒暑に耐えている
逢う喜びと別れる悲しみの中にあるこの哀れな女に答えておくれ
幾重にも重なりう雲、 夕暮れの山々に降る雪の中を飛ぶ二つの影は
誰へと向かうのか・・・な、感じでしょうか。違ったらごめんね(^^;)
元好問は金代(1115年 ~1234年)に活躍した詩人、文学家。
人間に捕まって死んだ伴侶のそばをいつまでも離れずに飛んでいたが
ついには自ら死んでしまったという雁のつがいを弔うために埋めた塚を
雁丘と名付け、のちに(1205年)詠んだのがこの詞だそうです。
ドラマの中で忠貞(よく仕え、節操を守ること)の鳥だと雁は言われてますが、
甄嬛と温太医の冤罪の顛末から沈眉荘の死までを見た若い二人が
このように感じていたのかと思うと切ない感じがしてきます。

それから・・・びっくりしたのが、安陵容の冰嬉(ビンシー)、スケートですね。
こんな時代にあったのか?と調べてみたら、元や明の時代にはしっかりあって、
清の時代には盛んになり軍でも必須となり訓練していたようです。
北の方は冬には氷の世界となりますから、わかるような気がしますが、
皇帝のまで披露する大会もあったそうですから、唄は歌えないし、舞いも
いま一つなら冰嬉に目をつけた安陵容は偉いよね・・・ただ、厳冬限定なのが
辛いところですけど(^^;)彼女も、どうなるのでしょうね~
まだ、皇后もいることですし、何かやりそうで、気になるばかりです(笑)
第56話~第60話                   第66話~第70話
第61回 無敵の貴妃
皇子と公主の双子を産んだ甄嬛は、ある日、敬妃を永寿宮に招待する。朧月を手放したくないため蘇培盛と槿汐の仲を皇后に報告していた敬妃は罰を覚悟するが、甄嬛は敬妃を許すだけでなく朧月が嫁ぐまで養育することを依頼、敬妃は甄嬛に忠誠を誓うのだった。こうして端妃や敬妃などを味方につけた甄嬛は貴妃に封じられ、後宮指南役の権限を与えられる。一方の皇后は甄嬛の台頭に焦りを隠せず、仲間割れをする安陵容や祺貴人を叱責する。もともと安陵容を見下していた祺貴人は、密かに毒を用いて安陵容ののどを潰してしまうのだった…。
第62回 貴妃包囲網
美声を失った安陵容だったが、必死で冰嬉の修練を重ねた結果、雍正帝の前で見事な舞いを披露し再び寵愛を手に入れる。
甄嬛の妹玉嬈が紫禁城に入宮する。しばらく甄嬛の下で暮すことになったのだ。だが甄嬛の喜びもつかの間、果郡王が病に伏したとの知らせが入る。甄嬛は案じる気持ちを抑え浣碧を果郡王の屋敷へ看病に遣わせるのだった。
そんな折、甄嬛は皇后の宮より招集を受ける。到着すると皇后ならびに妃嬪全員が集合しており、祺貴人が甄嬛と温侍医が密かに情を交わしていると訴えるが…。

第63回 運命の後宮裁判
温実初との私通を疑われた甄嬛は、雍正帝に自分は潔白であると強く訴える。だが祺貴人は斐雯だけでなく、甘露寺で甄嬛につらい苦役を課した静白までも抱き込み、甄嬛が疑わしいような証言を行わせる。そこで皇后は雍正帝に親子を判別する血液検査を行うよう提案、親子ならば水に垂らした血が混ざり合うというのだ。結果、温実初と第六皇子の血は混ざり合い、雍正帝は大激怒する。だが水に問題があると疑った甄嬛はとっさに機転を利かせ…。
第64回 朋友の死
温実初と第六皇子が親子でないことが証明され、祺貴人は冷宮送りとなり、斐雯と静白は死罪に処される。また血液検査で水に細工をしたと疑われた皇后は、雍正帝の命令により後宮の管理を甄嬛や端妃、敬妃に奪われてしまう。一方、温実初は自らの潔白を証明するべく去勢したため、それを知った沈眉荘はショックで産気づき大量に出血してしまう。命の終わりが近いと悟った眉荘は、甄嬛と温実初に生まれたばかりの公主を託す。甄嬛は初めて公主の父親が誰かを知るのだったが…。
第65回 秘密の切り絵
ある日甄嬛や寧貴人、皇族たちが参加する宴席で、雍正帝は果郡王が大切にしている小袋を見つける。その中に入っていたのは、甄嬛の顔をかたどった古い切り絵だった。甄嬛に似ていると疑う空気が漂う中、浣碧が自分の切り絵であると雍正帝に弁明する。上機嫌になった雍正帝は浣碧を果郡王に与えると宣言、果郡王はこれを断るが、結局は雍正帝の命令に逆らえず、浣碧と沛国公の令嬢を同時に側室として迎えることになる。甄嬛は浣碧の幸せのために、義理の妹として浣碧を嫁がせることに決め、愛する果郡王の元へ浣碧を送り出すのだった。

この記事へのコメント

  • ともちゃん

    ひらで~さん、皆さん、こんにちは。

    台風の被害は大丈夫でしたか?

    「諍い女」もいよいよクライマックスを迎え、これからまだまだ大きい山を迎えるのでしょうね。

    「シン・ケイ」と「果郡王」の関係が何時ばれるかと冷や冷やしながら観ておりましたが、、あの宮中裁判では本当に驚かされました。
    あの時代に既に現在の「DNA鑑定」と同じような血液を用いて判定していたのにはびっくりしました。

    皇后の強かな小細工によりシン・ケイと果郡王の関係ではなく温実初との思わぬ関係を疑われてしまい、結果、温実初は無実を証明するため自ら去勢をしてしまいましたが、(これで証明したことになるのでしょうか?)

    それを聞いて温実初の子供を宿していた「沈眉壮」は産気ずき、無事に女の子が誕生しましたが難産、病弱な為沈眉壮はなくなってしまいましたね、

    後宮に一緒に宮入りし、唯一お互いを信頼していた、たった一人の朋友の死にシン・ケイは大きなショックを受け、改めてこの後宮で自分と自分の家族が生き続けていくためには自分が守るしかないと強い覚悟をしたと思いました。

    そして今だ、皇太后の助言もありその地位に君臨し続けている皇后と安陵容との諍いは益々度を増してきそうでどんな戦いを仕掛けてくるのか、シン・ケイは最後まで自分の身を自分で守って行けるのでしょうか?
    2013年09月19日 14:17
  • ちはる

    ひらで~さま、皆様こんばんは。

    あの時代スケートあったのですね。知らなかったです。安陵容、歌の時もそうでしたが今回も涙ぐましい努力の末にスケートで魅せましたね。彼女の努力はスゴイと思いますが、何考えてるのか分からない言動が残念な方です。

    後宮裁判は見ごたえありましたね。
    DNA鑑定のとき、甄嬛が陛下の血は恐れ多いとかなんとか言って、子供と温ドクターの血を差し出して上手く切り抜けましたね。抜け目がないというかあざといというか(笑)
    あの場面で鑑定の不正にもすぐに気づくあたりもすごい。二回目の鑑定で温ドクターとの子ではないとわかりましたが、結局陛下の子であるかは分からないままですがいいのかしら(笑)
    2013年09月19日 18:48
  • ひらで~

    とも娘娘さん♪
    おはようございます

    血液検査、驚きでしたね。
    そこから、沈眉壮の死までの展開に
    繋げるとは、感心しました。
    ドラマも早いもので、
    残すところも10話程・・・
    まだ皇后が残ってますから、
    これからの皇后の巻き返し
    そして、甄嬛の“倍返し”が見物ですね
    皇室の行く末は観ている方は
    知ってますから、ここにどう絡むのか
    楽しみなところです♪
    2013年09月20日 09:38
  • ひらで~

    ちー娘娘さん♪
    おはようございます

    安陵容のスケート、驚きでした。
    Youtubeにその部分のメイキングあったので
    観てみましたが・・・そうだろうな~な
    作り方をしてました(笑)
    スケートは、画などの資料も実際に
    あって、観ることもできます。
    それにしても、そこに目を着けて
    頑張る彼女の根性は認めてあげたい(笑)

    血液検査・・・皇帝と果郡王と温太医の
    血液型が同じだったらどうしたのかなぁ~とか、
    親子でも血液型が異なることあるよねとか
    水に入れなくてもいいのにとか
    突っ込みを入れたくなったったけど、
    皇后の悪だくみを暴く手段として
    展開上、入れたんだろうなぁ~と
    勝手に納得してます(笑)
    面白かったからね~好いのです。
    父親疑惑、これで忘れてくれると
    ありがたいけど、果郡王が墓穴掘りそうで
    怖い気がする・・・浣碧ともう一人の
    妃で我慢できそうにないものね(^^;)
    2013年09月20日 09:57

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