まぁ、皇后を敵に回してしまったからには、覚悟はしてただろう
けれど、華妃ほど後ろ盾が大きくない甄嬛ですから、
皇后も容赦なし(^^;)皇帝の弱みに巧く利用してですから、
皇帝にとっても、痛いところで、かと言って下手に出るわけにもいかず、
甄嬛の宮廷から離れたいという願いを聞いてしまった結果の尼寺。
日本だったら、静かで良さそうですけど、清国の尼寺は騒がしい(笑)
どういう理由で尼になったのかは解りませんが、仏に近づこうなんて気は
更々ない方ばかり。皇后から援助を餌に頼まれたとかなら理解もできますが、
自らですからね~それに結核かもしれないと、追い出してしまうのも
物語そっちのけでびっくりです(笑)
宮廷に繋がりがあるのなら、もう少し品があってもよさそうなのに(^^;)
でも、ここでも甄嬛がめいっぱいいじめられないと、
浮上した時に面白くないかもしれないので、ここはこれでいいのか(笑)
皇帝から離れた途端の、果郡王のアタックも驚きですわ~
一応、勅命なんだし、ホントに自由の身なのか?とか
皇帝の許しなくて良いのか?と心配です。
甄嬛も、はじめのうちは拒んでるけど、こうした愛を望んで
いたのですから、受け入れるのも解りますけどね。
心配いっぱいの二人ですけど、果郡王のお母様まで、そのつもりに
なってるのは心強く思って良いのかなぁ(笑)
可哀そうだったのが温太医・・・どれだけ想われているのか甄嬛も
解っていただろうに、私の幸せを願ってね~♪みたいな言い様は残酷・・・
気位の高いお嬢様気質を持っているのでしょうね、実は・・・皇子なら
OKなのか~?って、ここはちょっと嫌な奴だと思ってしまった(笑)
でも、自分の心を偽るわけにはいかないだろうし、温太医には
沈眉荘がいるから大丈夫でしょう♪・・・落ち込む温太医を叱る姿は
カッコ好かったよ。早々に皇帝を見限って我が道を行こうとする彼女は
強い人だと思ってましたが、やっぱり強かったですね。
一方宮廷では・・・敵対勢力を押さえる動きが相変わらずありますが、
皇太后の若いころの話が出てきて、その後始末に驚きでした(^^;)
母の子を思う強さも感じましたが、この母あってのこの息子って感じで、
こんなことの繰り返しでは、心が休まる日はこないだろうなぁ~と
哀れみさえ感じてきます。これから、継承問題も勃発しそうですし・・・
皇后の動きや、何を考えているのか解らない安陵容(皇帝の病気は
実は彼女の企み?)の動きも目が離せないですし、
果郡王に気がありそうな女性が出演したと思ったら、皇帝に目をつけられ
ちゃっているし、また一波乱の予感です(^^;)浣碧も果郡王に気がありそう・・・
観ている方も気が休まらないですね~(笑)
さて、今回のお気に入りは・・・
49話の冒頭で果郡王が甄嬛に一気に思いの丈を語るところ・・・
芭蕉不展丁香結 芭蕉は展びず 丁香は結ぶ直訳すると・・・硬く丸まった芭蕉の若葉、硬く結ばれた丁子のつぼみは、
同向春風各自愁 ともに春風に向かいて 各自 愁う
共に春風に吹かれながらそれぞれの悲しみをかかえ、愁いているのです。
芭蕉は男性を、丁子は女性を現していますが、私がそうならあなたも・・・
という果郡王の期待感が凝縮されていて、好いですね♪
これは、唐代の詩人・李商隱の「代贈二首(代わりて贈る二首)」。全文は・・・
樓上黄昏欲望休、玉梯横絕月中鉤。第50話での甄嬛と果郡王の恋文のやり取りに出てくる「九張機」も
芭蕉不展丁香結、同向春風各自愁。
東南日出照高樓、樓上離人唱石州。
總把春山掃眉黛、不知供得幾多愁。
気にはなりましたが、二人で勝手にやってなさいって感じですので(笑)、
原文だけ載せときます(下記、文字化けしてたらごめんなさい!!)
第40話~第45話


第46回 廃妃、尼寺へ
皇宮を離れると決心した甄嬛は、生まれたばかりの朧月を敬妃に託し、沈眉荘や温侍医に見送られ、甘露寺へと修行に向かう。甘露寺の住職から“莫愁”と名付けられた甄嬛だったが、寺の管理を行う静白法師たちに妬まれ、産後間もないにも関わらず炊事洗濯、掃除、芝刈りなどといった重労働を強いられていた。そんな折、甘露寺で懸命に働く甄嬛の前に果郡王・允礼が訪れる。允礼の描いた朧月の似顔絵を見た甄嬛は、娘の成長に喜びをかみしめるのだった。
第47回 長相思の主(あるじ)
つらい修行を続ける甄嬛だったが、ある時、皇后や妃嬪たちが祈祷のため甘露寺を訪れる。甄嬛がこき使われている様子を見た皇后や祺嬪は、甄嬛を大いに辱め、甄嬛の返り咲きはないと確信しほくそ笑む。一方の雍正帝は甄嬛の名を禁句にしたものの、ずっと未練を引きずっていた。朧月公主の満一歳の宴席の帰り、雍正帝は誰もいない碎玉軒に立ち寄り、甄嬛との思い出をかみしめる。
そんな折、甄嬛は1人の高貴な尼と出会う。それは果郡王・允礼の生母であり、長相思の以前の持ち主であった舒太妃、沖静元師だった。
第48回 一途な想い
つらい修行の日々で甄嬛の体は日に日に弱っていったため、甘露寺の尼僧たちは甄嬛が肺病にかかったと因縁をつけ甘露寺を追い出す。だが新しい住みかとなる凌雲峰へ行く途中、甄嬛は倒れてしまう。そこへ果郡王が現れ、甄嬛たちを清涼台へと運び懸命に看病するも、甄嬛の高熱は一向に引く様子はない。そこで果郡王は自らの身を雪で冷やし、その体で甄嬛の熱を下げようと試みる。果郡王の献身的な看病もあり、ようやく甄嬛は目覚めるのだったが…。
第49回 天地で唯一の愛
果郡王と共に長相思と長相守を奏でた甄嬛だったが、どうしても果郡王の愛を受け入れられずにいた。だが昼夜を問わず自分を見守ってくれる果郡王の姿に心を打たれた甄嬛は、槿汐たちの後押しもあり、嵐の夜、ついに果郡王の愛に応えるのだった。
一方、皇宮では雍正帝が功臣の隆科多を粛清しようと躍起になっていた。雍正帝への嘆願は無駄だと悟った皇太后は、ある晩、密かに隆科多の監禁場所を訪れる。2人は昔から情を交わしていた仲だったが…。
第50回 断ち切れぬ未練
温実初が甄嬛の元を訪れると、そこには仲睦まじい甄嬛と果郡王の姿があった。問い詰める温実初に対し、甄嬛は果郡王への愛を打ち明けたため、温は大いに落胆する。そんな温実初の姿を見た沈眉荘は、自分への戒めも込め、あえて厳しい言葉で叱咤激励する。
そんな折、甄嬛の誕生日が訪れる。相変わらず政務に没頭する雍正帝は久しぶりに後宮に足を運び安陵容の元を訪れるが、急に高熱を出し倒れてしまう。そして果郡王をはじめとした皇弟や妃嬪が看病する中、雍正帝はうわごとで甄嬛の名をつぶやき…。
九張機 宋詞、作者不明
一張機。采桑陌上試春衣。風晴日暖慵無力。
桃花枝上,啼鶯言語,不肯放人歸。
兩張機。行人立馬意遲遲。深心未忍輕分付、
回頭一笑、花間歸去、只恐被花知。
三張機。吳蠶已老燕雛飛。東風宴罷長洲苑、
輕綃催趁、館娃宮女、要換舞時衣。
四張機。咿啞聲裏暗顰眉。回梭織朵垂蓮子。
盤花易綰、愁心難整、脈脈亂如絲。
五張機。橫紋織就沈郎詩。中心一句無人會。
不言愁恨、不言憔悴。只恁寄相思。
六張機。行行都是耍花兒。花間更有雙蝴蝶、
停梭一晌、閒窗影裏。獨自看多時。
七張機。鴛鴦織就又遲疑。只恐被人輕裁剪、
分飛兩處、一場離恨、何計再相隨。
八張機。回紋知是阿誰詩。織成一片淒涼意。
行行讀遍、厭厭無語、不忍更尋思。
九張機。雙花雙葉又雙枝。薄情自古多離別。
從頭到底。心縈繫。穿過一條絲。
この記事へのコメント
涼子
9月になりましたね~。やっぱりちょっと涼しいでしょうか。でも昨日は大きな竜巻が埼玉~千葉で発生したとのことで・・・本当にすごかったようで、怖いですね(「ツイスター」という映画を思い出しました。あれも怖かった・・・)。
『八重』のところにコメしたかったのですが、週末はまたちょっと駿府藩に出張していて、『項羽と劉邦』は追いついたものの(胡亥くんが死んでしまいました~(T_T))、『八重』が見れていない!いいところなのに~我慢できずにひ~娘娘の第35回のネタバレ記事を読んでしまい、余計に見たい思いが募る私・・・登場人物が他のドラマ等と混乱したり、かぶっているために妄想モードに入るのは私もよくあるので、わかります!『項羽と劉邦』で項羽と虞姫がラブラブなのを見ていると「呂布、貂蝉はどうした!」(あるいは「静姝、司馬懿おじいちゃまを捨てて、やっぱり若い男に?」)と突っ込みたくなります(で、『ガッチャマン』どうでした?)
『諍い女』は、何と蘇公公を味方につけるために槿汐お姉さまが・・・(何より、廃妃がまた宮廷に戻ろうとすること自体すごいのですが)。そして尼姿の甄嬛と雍正帝が・・・!(やっぱり『則天武后』の流れか?)さらに予告を読むと、甄嬛は「染子の策」(注・5代将軍・徳川綱吉の幕府側用人、柳沢吉保の側室。諸説あるが、一説では柳沢吉保の子を身ごもったまま綱吉の側室になり、将軍の子どもとして産んだとか。その逆バージョン説もある)をやるのか~~!!!(計算が合わないのではと心配)子どもと一族を守るために雍正帝の気をひこうと、必死の演技をしまくる昨日の甄嬛でした(すごかった~)。それにしても果郡王があっさり消されてしまいましたが・・・このままなのか?(あんまりだ~)
ともちゃn
昨日の天気は荒れ模様でしたが、皆様の所は大丈夫でしたか?私の居る千葉はお蔭様で難を逃れました。
「諍い女」の方も大変な荒れ模様の様子になってきましたね、
「果郡王」との真実の愛を受け入れ、これから新しく第二の人生を歩き始めようとした矢先、果郡王は陛下より地方へ討伐の命が下り、「シン.ケイ」との90日間の別離が待っていました。
まさか、陛下は尼寺の「シン.ケイ」と、果郡王との関係を知っていたのか?その為にシン.ケイと離れさせたのかしら?
此処宮廷で起きた事は何処からか判ってしまうという秘密の守れない所でもありますから・・・・
実の姉である「純元皇后」を皇后の座から引き降ろし、自分が皇后の座に居座ったと言う・・・本当に皇后の真の姿を見たという感じのあの芝居を堂々と陛下の前で演じた独壇場は凄いという他ありませんでしたね。
果郡王の安否がとても心配ですが、・・・・・
無事に「シン.ケイ」の所へ90日過ぎて帰って来られるのか
噂の通り既にこの世から消されてしまったのかしら?
ひらで~
一昨日の荒れようは凄かったですね。
幸いこちらは何もありませんでしたが
深夜の列車事故で、昨日は大騒動。
私には直接関係ないのですけど、
今朝の朝刊の見出しとなるくらいでした
ので、びっくりです。
『ガッチャマン』予想以上に
面白かったです。感想、頑張ります(笑)
「諍い女」の展開は驚きですね。
利用できる者はなんでも使う、みたいな
感じです。果郡王、あっさり退場?
そう思わせて、実は・・・ってこと
ないかな、と期待してます。
「八重の桜」、好い展開でしたよ♪
オダジョーくん、好いよね(^^)
とか言いながら、「新撰組!」を
再見したくなりました(笑)
ひらで~
千葉にお住まいでしたか~(^^)
都会ですね♪
甄嬛と果郡王、真実の愛を見つけたと
思ったら・・・非情な運命は避けられない
二人なのでしょうか。
このままでは、あまりにも救われない・・・
淡い期待を持って観てますが、
まずは甄嬛が浮上して皇后と
張り合ってもらいたいものですね。