宮廷の諍い女☆第36話~第40話

若倚功造過 必致反恩為仇敦親王の横暴ぶりを契機に、甄嬛と皇帝が密かに手を取り合って、
年羮堯を中心とする反皇帝派の一掃計画が開始されました。
皇帝も甄嬛が華妃への処罰が年妃に落とすぐらいに止めたことに
納得がいってないことを重々承知しているからでしょうね。
甄嬛と手を組むのは彼女の為ににもなりますが、手を組むと言うより
手を貸すように仕向けたような感じではありますけど(^^;)どうなんでしょう。
見方を変えれば、3年かけて甄嬛をそうなるように仕向けて
利用したとも言えなくもないところが、何となく怖いけど。
年妃を子が産めない体にしようとしてたのは初めからですからね~
いずれは、そうしようと計画されてたとかね・・・
そう考えると年妃も可哀そうな感じがするかな・・・でも、やり過ぎでしたね。

甄嬛の立場からすれば、好機ではありますが、表には立てませんから、
裏にまわることになるのですが、敵の目を欺き宮廷の奥底に潜むような
形になるように慎重に事を運ばねばなりません。そのためには、
近しい沈眉荘も騙すことに・・・
年妃は宮廷に返り咲きしますが、彼女も慎重に行動・・・皇帝の機嫌取りに
皇帝に気に入られた侍女の頌芝を差し出すあたりは、策にハマってるな~と
面白く観てました。やっぱり、彼女は正直だわ・・・そう言うところが、
今までの後宮・大奥ものにはなかった悪役だな~と、
気に入ってしまったところでもありますね。
年妃のモデルとなった年貴妃(敦肅皇貴妃)は、1女3男を儲けますが
いずれも夭折、彼女も年羮堯の死の前に病死してますので、
それの意味するとろを探れば、ドラマでの扱いも可哀そうかも。
・・・これで終わりにしてほしくもないところです♪

代りに、悪女っぽくなって来たのが皇后・・・年妃が失脚すると見込めば、
彼女なりに、後押し。甄嬛と皇帝の行動に不信感を持って、安陵容に
見張らせるあたりや、曹貴人の告発を促すような場作りには感心しました。
曹貴人も、巧くやってますね、母は強し、ってことでしょうね。
皇后付きの太監・江福海が、年妃に年羮堯の失脚の報告をするところの
表情が面白かった♪なんだか、関根勤さんと小堺一機さんを足して
2で割ったような御顔立ちで、キモカワな感じでちょっとお気に入り♪
福ちゃんと勝手に呼んでます(笑)
年妃がいなくなったら寂しい・・・事はなく、ちゃんと次の妃たちを
用意するのも皇后のお仕事なのですね~どんな方がやってくるのか
楽しみです♪浣碧と流朱のお相手も、気になります(^^)

さて、今回のお気に入り・・・は特に出てこなかったので(笑)
年羮堯の傍若無人を諌めようと送った文(奏摺:上奏文への返事)と
年羮堯が皇帝に送って、失脚ボタンを押してしまった一文。
まずは奏摺。
凡人臣(下者)圖功易 成功難 臣下は功を企むに易く 功を挙げられず     
成功易 守功難           功を守れても 守りとおすは難し
守功易 終功難       功を守りとおしても 終わらせることはできない 
為君者施恩易 當恩難   主君は恩を施すに易く 恩に値し難い  
當恩易 保恩難       恩に値しても 保つのは難し      
保恩易 全恩難       恩を保てても 全うするは難し
若倚功造過 必致反恩為仇    功臣に過ちあれば 恩は仇となる
此従来人情常有者         それがこの世の常である
太字はドラマに出てきたものです。
途中は例によって私のなんちゃって訳なので信用しないように(笑)

そして、皇帝の怒りを買った一文。
夕陽朝乾
年羮堯からの皇帝を讃える上奏文に書かれていた一文ですが、本当なら
朝乾夕惕(朝は務め夕は慎む:日夜務めて怠らず注意を払って
慎重である)と書かねばならないのを、ひっくり返して文字まで違えて
書いてしまったものです。読んだ皇帝に“朝乾夕惕”が出来てないと
悪口を書いてあると捉えられてしまったのですね。
単純に間違えとも取れ、言いがかりの様な気もしますが、
きっかけが欲しい皇帝にとっては絶好のチャンスとなりました。
雍正帝は年羮堯以外にも、郷試の試験問題に「維民所止」という文を
使った者に対して、維と止は雍正の頭をはねた文字だ!といちゃもんを
つけたりしてますので、なかなか細かい人でもあったようです。
・・・日本にもいましたね~鐘文に文句をつけた方が(^^;)
口は災いの元とはよく言いますが、残る文章にも気をつけねば
ならないのですね・・・肝に銘じます。
第31話~第35話                   第41話~第45話            
第36回 雪解けの時
雍正帝より息子と娘に異例の厚遇を受けた敦親王だったが、それだけでは飽き足らず生母を貴太妃に追封するよう雍正帝に迫る。そのうえ年羹堯までもが貴太妃に追封するよう提言してきたため雍正帝は激怒してしまう。甄嬛が敦親王の望みをかなえ年妃の封号を戻すよう雍正帝に進言したため、年妃は華妃として復活する。一方 この件を耳にした安陵容が、甄嬛が雍正帝に年妃の封号を戻すよう進言したことを沈眉荘に明かしたため、沈眉荘と甄嬛の間に亀裂が生じるのだった。
第37回 揺れる友の絆
甄嬛は華妃の封号を戻すよう進言した件を釈明しようとするも、沈眉荘は温侍医が甄嬛を慕うことに不快感を抱いていたこともあり、なかなか溝は埋まらずにいた。皇后から指示を受けた安陵容は、甄嬛と沈眉荘の仲を引き裂こうと策を講じるが、その意図を沈眉荘に見抜かれてしまう。一方、華妃の元には以前どおり雍正帝が頻繁に訪れていたが、雍正帝が侍女の頌芝に興味を示したため華妃は大いに激怒する。そんな中、甄嬛は華妃包囲網を敷くべく華妃の側近である曹貴人との協力関係を深めていく。
第38回 苦肉の策
今年の夏も円明園での避暑が決まったが、沈眉荘が皇太后の看病のため紫禁城に残ると申し出たため、甄嬛は心を痛める。そんな中、朝廷では年羹堯の横行を弾劾する動きが増し、甄嬛の父である甄遠道らを中心に年羹堯の罪を問う声が日増しに強まっていた。事態を危惧した華妃は自分以外の者から雍正帝に兄の取り成しをさせるべく、侍女の頌芝を雍正帝に差し出す。寵愛を得た頌芝は官女子を飛び越えて答応に封じられ、華妃の地位は安泰に見えたが…。
第39回 皇帝、動く
円明園での宴の最中、寵愛を受けている頌芝に対し甄嬛が挑発的な態度を取ったため、雍正帝は激怒し、甄嬛に蓬莱洲で謹慎するよう命じる。この件に疑問を感じた皇后は、安陵容に甄嬛と一緒に蓬莱洲に行くよう指示をする。一方、朝廷では年羹堯と敦親王を粛清すべく水面下で調査が行われていた。そして秋となり紫禁城に戻った雍正帝の元に果郡王が密書を提出する。その密書では敦親王が年羹堯に雍正帝の皇位を奪うよう頼んでいた…。
第40回 栄華からの転落
敦親王が幽閉処分となり、年羹堯への風当たりはますます強くなっていく。そんな折、書状が雍正帝の逆鱗に触れてしまったため、ついに年羹堯は降格処分を受ける。これを好機と見た甄嬛は、曹貴人にこれまでの華妃の悪行を洗いざらい告発させる。華妃付の周寧海が拷問によりすべてを自白したため、華妃は答応に降格する。そして年羹堯への追及の手を緩めない雍正帝はついに年羹堯に自害を命じ、年氏一族は栄華から奈落の底に突き落とされるのであった。

この記事へのコメント

  • ともちゃん

    ひらで~さん、皆さん、こんにちは。

    一昨日は雷あり、土砂降りの雨あり、今日は又、猛暑日となり不安定な日が続いておりますが、皆さんお気をつけてください。

    さて、「諍い女」も此処で大きな一つのヤマ場を迎えましたね。
    いよいよ「年コウギヨ」を中心とする反皇帝派の一掃に皇帝が立ち上がりましたね
    前回の場面で陛下と「シンケイ」が園庭にて二人でひそひそと何か話し合っていて最後に陛下が「シンケイ」に耳打ちしていたのはこの事だったのですね、
    この計画には皇后も勿論承知だったのかしら?
    その後、後宮にて陛下と皇后、「シンケイ」を交えての大芝居をしたのですね・・

    本来なら華妃にも賄賂の件などもあり、当然、「死」のご沙汰が有っていい筈ですが流石の陛下も長い間の「情」には勝てず表向きには「答応」に降格となったわけですね、

    後宮とは本当に恐い所ですね、味方だと思っていたら明日には敵と成ってしまうほど・・・本当の心の中は誰にも打ち明けられないところですね、

    もっと恐いと思ったことは皇太后の存在でした。
    やはり後宮での出来事、後始末は全て陛下と皇太后との意見で全てが決っていたと思いました。
    今迄、華妃に取り入ってき「曹貴人」もこの二人の話から想像しますと、何れ、二人から命を絶たれそうなきがしました、

    華妃もこのまま黙っている人ではありませんし、どのような復讐をしてくるのか?興味津々です。
    2013年08月15日 14:35
  • ともちゃん

    ひらで~さん、皆さん、暑過ぎます。

    と言えど、今朝秋の虫の鳴き声を聞きました。
    秋が既に足元まで来ていることを実感しました。

    私は残念ながら観ていませんし、知りませんでしたが、
    UPされた「遊遊三国志」の動画を見せて頂きましたが素敵な男性人が出られていますね、皆さんが「素敵!」と言われていることが分かりました。

    私も記憶に残っておりました「後宮~の乱」の、ピーターホウ(?)素敵ですね、是非観て観たいなと思いましたが、現在、何処かで観ることが出来ますか?教えてください。

    「諍い女」の方ですが、これから華妃がどの様な復讐をするのか楽しみ(?)にしてましたが、結局、華妃の仕掛けた「シンケイ」の館に火を放ったのが逆に「シンケイ」の罠に落ち行ってしまい、これが陛下の怒りを頂点に達することとなり、対に華妃にも自害が命ぜられ、最後の「シンケイ」との会話では華妃がこの後宮に来てから如何に陛下の寵愛を得る為に必死の苦労をしてやっと手に入れたこの座を、よもや、陛下自信から剥奪、自害を命ぜられるとは思っても見なかったと恨み言を言って居ましたね、少し可愛そうな気もしましたが・・・・
    後宮では過去からずっとこのようにして何人もの女性達が争い、命を落としていったのでしょうね・・・・・

    此処へ着て急に展開が早くなり、やはり「曹貴人」も陛下と皇太后により命を落としましたし、」シンケイ」自身の身の上にも何か大きな事が起こりそうな気がしてなりませんが、どの様な展開が待っているのでしょうか?
    とても心配です。
    2013年08月17日 11:21
  • ひらで~

    ともちゃんさん♪
    こんばんは
    返事が遅くなりました、すみません!!
    毎日、暑いですね~
    それでも、夜は大分気温が下がるように
    なりました。虫の音はうるさいくらいです。

    皇帝を脅かす存在になれば
    排除されるしかないのですよね・・・
    年家は即位する前からのお付き合い、
    即位してからも何かと役に立っていたのに、
    臣下であることを忘れてしまっては
    皇帝も黙っていられなくなったのですね。
    諌める者がいなかったのも、不幸でした。
    粛清される方の身になれば、どれだけ
    尽くしたかを考えればこの仕打ちは
    信じられないものでしょうけど・・・
    華妃の最後は、臣下故の不幸を見た
    気がしました。

    游游三国はドラマ三国志の孔明によって
    廃人にされた(笑)者の集まりです♪
    「三国志」のキャラクター×役者を
    とことん楽しむ場でもあるかな
    「宮廷の諍い女」の皇帝が曹操で
    出てますので、楽しめるかも♪

    ピーター・ホーは現在WOWOWの
    「項羽と劉邦」で項羽を演じてますが、
    他ではどうでしょう・・・
    放送の予定がありましたら、
    お伝えしますね♪
    2013年08月17日 20:50
  • ともちゃん

    ひらで~さん、

    ひらで~さん、早速私の愚問にお答えしてもらい有難う御座いました。
    実は私の勘違いしてたと思いますが、・・・以前の「クイーン後宮」で「黄維徳」ショウイク を演じられていた俳優さんはビクター.ホアンとなっておりましたが・・・・・
    ピーター.ホーさんとは違いますか?

    遊遊三国で、素敵な人だな~と思ったのはビクター.ホアンさんと言う方でした?

    お名前が良く似ていますので私が全く勘違いしてました
    ひらで~さん、ごめんなさい。

    私も「韓ドラ」を先に観ていましたので「三国志」と言う素晴らしいドラマを未だ観ておりません(レッドクリフは観ましたが、)のでこの様に素敵な殿方が出演していられるなら是非何処かで観ようと思っております。
    2013年08月19日 16:10
  • ひらで~

    ともちゃんさん♪
    お目に止まったのは、
    ビクター・ホァンでしたのね~(^^)
    実は、ピーター・ホーも「三国志」に
    出ていますし、紹介しました動画にも
    出てましたので(笑)
    ビクター・ホァンは「三国志」では
    周瑜役で出ています。今現在、TV放送
    されているドラマは無いようですが、
    DVDになっているのでしたら
    「クィーンズ-長安、後宮の乱-」の他に
    「流星蝴蝶剣」「大唐游侠伝」「封神演義
    ~逆襲の妲己(だっき) 」があります♪
    私は「クィーンズ~」と「大唐游侠伝」を
    観ただけですが、「大唐~」は主役なので
    お薦めです♪
    2013年08月20日 16:58

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