
全86話、観終わりました♪
この春に、『王になった男』を
観まして、韓国の王朝ドラマに
ちょっと魅かれ、ノーカットで
放送するのなら、観てみるか~
と、気軽な感じで観始めましたら、
これが面白くて、あっと言う間に
最終話。
父である先王が生きている間は
血の匂いのするような展開。
それはそれで王家の地固めには
避けて通れないのでしょうが、
殺伐たる感じで、怖かったです。
そのお陰で外憂・内憂が少なくなり
世宗が受け継ぐわけですが、
物語の作りが少々複雑ですから気を抜けず、見入ってしまいました。
メインは世子であった長兄を差し置いて三男の主人公が王になるってこと
ですが、高句麗の生き残りがクーデターを狙ってたり、明や倭(日本)が
ちょっかい出したり、外戚の排除など、忙しい。
人物もどんどん出てきては、退場していくので覚えるのも大変・・・
カタカナって、瞬時に読めないものよね・・・って、私だけ?(^^;)
でも、王になるだけあって、その人柄や考え方が周りの人たちを感化し、
一つになっていく展開は観ていて気持ちが好く、引き込まれてしまいました。
王様になってからは、血なまぐさいことは少なくなりましたが、
国を強くすることや、民を豊かにするためにいろいろ考える過程で、
そのたびに、反対勢力が出てきて、これまた忙しい・・・
明もしつこくちょっかい出し続けますし(^^;)
でも、王様は反対者の存在を楽しんでいるところもありますから決して、
力ではねじ伏せないのですね。切磋琢磨してお互い高いところを目指す
姿勢は、見習ってほしい・・・って、誰に言ってるの?(笑)
もう一人の主人公とも言える、天才技術者・チャン・ヨンシルの活躍や
彼ををめぐっての王様の孤軍奮闘、明との対立も面白かったです。
チャン・ヨンシルは身分制度では一番低い身分なのですが、
特出した知能と技術を持っており、それを王様が認めることで、身分を越えた
大出世を果たしてしまうのですね。これは、当時としては異例なことで、
これがドラマの大きな見せ場の一つにもなっているわけですが、身分的に
最高位と最下位の二人が並んで描かれるというのも興味をひくところです。
最後は王様の偉業、“ハングル”を創りあげるお話で幕を閉じるのですが、
これがまたドラマチックで、ハラハラ、ドキドキもの。
“ハングル“については、韓国に住む友人から、発音記号が
文字になってるから、そのまま読めばいいよ、って言われたぐらいしか
どんなものか知らなかったのですが、これほど科学的に創作されていたとは
思いもよらず、感心しました。
まぁ、どこまでが史実かは解りませんし、展開的に都合のよい感じがしないでも
ありませんが、そんなことに囚われて観るよりも、王様や王様を支える家族や
家臣たちの織りなすホームドラマ的な展開にどっぷり浸かってしまった方が、
楽しめますね♪お陰で、もう、どれだけ、泣かされたことか。
毎回の様に泣きどころが用意されている感じ・・・後半は特に、志半ばで
退場されてる方も多くて、切ないところもありましたが、その志を継ぐ者たちが
頑張りますから、またそこで涙です。王様自身、かなり泣き虫な方で、
これでまた泣けるのですよね。王様という特殊な立場にいるせいもあって、
普通の人とは違った見方、考え方もしなければならない厳しさ、寂しさが
感じられました。王様を演じたキム・サンギョンさん、見事でしたね。
一見、普通のお兄さんって感じでしたが、正義感の強さとか、民を愛しむ
優しさがにじみ出ていて、好感を持って観ることができました。
そして、王様を支える家族や家臣たち・・・それぞれ物語がありまして、
これがまた魅力的に描かれていますので、86話という長さも頷けます。
あまり韓国ドラマを観ていないので、殆どが初見の方ばかりでしたが、
オジサマ好きな私的にはファン・ヒ役のキム・ガプスさんにハマりました♪
途中まで王様の強力な敵役だったチョ・マルセンを演じた
チョン・ドンファンさんの目の演技(?)も楽しかったです(笑)
若い(少し若い?)方では殺陣がカッコ好くて妙に気に入ってしまった
イ・チョン(チョン・ヒョンさん)や、渋カッコいい♪護衛官の
カン・フィ( イ・ハンガルさん)とか・・・
一人ひとり語りたいくらいですが、それは別記で、と数話まとめての感想を
少しUPし始めましたが、残りは追々に・・ ・いつになるかは、解りませんが(笑)
おまけ♪「大王世宗」挿入歌 THE WISH by K.WILL
これ聞くと、条件反射の様に泣けてくる・・・
サントラ(Youtube)
この記事へのコメント
ともちゃん
「大王世宗」長編ドラマ「全86話」対に観終えられましたか?
ひらで~さんの解釈、感想読ませて頂き、又挿入歌の「THE WISH BY K.WILL」を聞きまして改めてひらで~さんと同じように何故か涙がこぼれてきました。
私が観ましたのが4~5年前ですが、今思い出しましても改めて素晴らしい、感動作品だと思いました。
韓国王朝ドラマは色々観て来ましたが、何時も最後のラストシーンが単純で、お粗末なドラマが多いと思っていました。、
確かに、これだけの長編物ですから詳しく、最後迄時代の流れと 「大王世宗」の人物像が刻銘に描かれていたと思いました。
本当に過去の時代の権力だけを誇示してきた王様と違い、民を思う深い愛と、未来への希望に向けた朝鮮民国の有り方を心から願っていた、偉大な大王だなと思いました。
ひらで~
韓国ドラマ(歴史もの)を観始めて
まだ日が浅いので、観るドラマ、
端から新鮮な気分で楽しんでいます。
今まで韓国のドラマは長い!と
敬遠していたのが、もったいなかったなぁと
思うぐらい面白く観ています。
「大王世宗」も初めは長い!!と
思ってましたが、あっという間で
もう一度観ようかと思っています。
世宗の時代は三代目ということで
丁度、成熟期。国内も安定してきて
国作りに力が入るのも頷けます。
世宗の人柄も好かったのでしょうね、
きっと・・・家臣たちも、この王様ならと
頑張ったのではないかと想像します。
まぁ、ドラマをそのまま鵜呑みにすることは
ありませんが(笑)、これで李朝についての
興味が大きく湧いてきました♪
知らないことばかりですので、調べたり
他の王様の時代のドラマを見たりと、
楽しみが増えて嬉しいです(^^)
ということで、今、Gyaoで「イ・サン」を
観ています・・・これ、以前10数話観た
ところで、投げ出してしまったのですが
今回は楽しめそうです♪