第21話 沛県を守れ食料確保に余念がない劉季たちでしたが
秦軍を迎え撃つ準備に追われる沛県。蕭何は劉邦に、沛県の少ない兵力では長くは持たないと進言するが、劉邦は自分たちの力で守り抜こうと考えていた。いよいよ戦いが始まるが……。呉中の項梁のもとには、ト山の山賊、桓楚と余英の情報が入ってくる。2人を項軍に迎えたいと考えた項梁は項羽を説得に向かわせる。桓楚と余英は、禹王を祀ったほこらの前にある大きな鼎を項羽が動かせたら、項軍に加わると約束する。
秦軍も黙っていられません。迎え撃つ劉季たちは如何に・・・。
食料より、兵力の項羽たちは勢力確保に余念がなく、
山賊となり時勢を見計らっている桓楚と余英をスカウトに・・・。
以下ネタばれしてます、ご注意を・・・
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章邯軍営本陣。
体調不良で休んでいた司馬欣に章邯は項梁について偵察するように
命令。司馬欣と董翳が趙高から遣わされた見張り役と承知の章邯は
少しでも離れてもらいたいと考えているのでしょうか・・・あなたしか
頼めないと煽てることも忘れません(^^)
沛県。
秦軍の攻撃を恐れた民が逃げていく中、沛公たちは抗戦の準備中。
蕭何は沛公に三策・・・上策:魏から兵を借り、秦軍の退路を断つ
中策:沛県を放棄、一旦薛(せつ)県に引く、下策:沛県を守る・・・を
提案。そんなところへ秦軍の大軍。その多さから、守れる可能性は
3割にも満たないだろうと蕭何は言いますが・・・。
丸太や油などで迎え撃つ準備を進める中で、樊噲は身の軽い男を
見つけ、傍に置くことに。
そして戦いが開始され・・・秦軍の兵力との差は武器などを見ても
かなりあり、矢の数も凄いし火球などの攻撃も凄まじいものが
ありましたが、沛県を死守。戦いの後には敵味方の死体の山・・・
その山の上で、勝利の歓声を上げる盧綰や樊噲たち。
その夜は夜襲に警戒・・・我々は県令を殺してここを奪った、外に出れば
賊となり、逃げれば生き延びられるが、故郷を捨てることになる、
ならば沛公と共にここを守りぬこう!と最後の
食料は奪いまくってますから、たっぷりあります、3日の辛抱です。
一方、雍歯の軍は城外へ・・・。
沛公は、この戦いで自信を持ったのか自分たちで守りぬく、
蕭何の下の策を取ることに決めますが、そこに雍歯逃亡の知らせ。
驚く沛公たち・・・ところが、雍歯が秦軍を追って撃退し、帰還すると
命令違反で本来なら斬首だが、今回は褒美をやると自ら雍歯の
馬を引く沛公・・・これには他の者たちが不満を隠せません。
呉中の項梁軍営。
涂山(とざん)に、桓楚と余英という強力な武将がいるという
情報を得た彼らは早速、スカウトに・・・項羽が行くことになりましたが、
項梁は少々心配の様子・・・ところが項羽は“良禽は木を選んで住む”
(良禽択木而栖)と言うように、私がありのままを見せれば
解ってくれると自信満々。そう言えば英布はどうなったん?(笑)
桓楚と余英にあったことがあるという李布と鐘離昧は涂山(とざん)は
神の宿る山とされ、民も信仰心が熱い、そんなところにいる桓楚と余英は
余程の男だと、注意を促しますが、攻略法のヒントになるかも(^^)
桓楚って、13話で殷道の首をとった時、殷道が探してた逃亡中の
西楚の将軍のことですよね?
沛県。戦勝祝いの宴の最中。
蕭何までも雍歯の功績を讃えるものですから、盧綰は不満気です。
気持ちは解るけれど、いい加減大人になりなさいよ~(^^;)
そんなところへ魏からのお手紙。諸侯に封じるから魏王に降れ、
さもなければ、攻めるとの内容。これには応じられない沛公は
私は楚人ですからお断りします、どうしても基準を望むなら
こちらへ来てね、大きな鍋に湯を張りお待ちしてます♪と、丁寧なお返事。
強気な沛公ですが、楽しそうに代筆する蕭何、好いなぁ♪
魏より心配なのが先の戦で破った監御史の反撃・・・待っているより
こちらから討って出ることにしますが、出撃となれば城をまもる者も
必要で、誰にするかを思案する沛公。悩んだ末、雍歯に決定。
その理由は・・・男ならではのものです(笑)でも、他にいないのか?
涂山。
快く、項羽と同伴した龍且を迎える桓楚と余英。桓楚・・・「三国」の
曹仁だよね♪このシーン、呂布に孫堅に曹仁って「三国」度高い(笑)
それも、ガタイの大きな人ばかり・・・周りは涼しげですが熱気ムンムン。
項羽は早速本題へ・・・一緒に戦いましょう!このまま山奥で一生を
終える気ですか?と誘いますが、慎重なこの兄弟は気持ちはありますが
まだ準備が足りません、秦の力は侮れないと、やんわりお断り。
そこで項羽は、秦を倒すにはどうすればよいかを訪ね、
秦を倒すには一人で万人を倒せる武将が必要、そんな人物が出ない限り
時代は変えられない、まだそんな人物が現れてないのですと、答えると
それはオレ様のことだと項羽・・・かなり謙っていましたから、我慢の限界も
ありますが、自信もあります、疑うのならひと勝負と、立とうとすると
慌てた桓楚は涂山にある禹王(伝説的な帝で、夏朝の祖)の祠の
前にある銅製の大きな鼎(中国古代の礼器、生贄を煮る為の物、
四本足のは方鼎、権力の象徴でもある)を動かせたらすぐに山を降りますと
提案。短気な項羽は祠へ急行。
禹王が氾濫する河を堰き止める際に使ったとの伝説を持つ鼎だけあって
実物を見るとかなり大きく、重そう・・・さすがの項羽も表情が強張ります。
龍且も無理だと思ったのか、こんな小さな鼎を持ち上げるのは簡単に
できるが、怪我をしているから、あとで見せるから・・・とか、引き下がろうと
しますが、心を決めた項羽は静かに歩み出て、鼎に手をかけると・・・!
人間業じゃない!(真乃天人哪)と桓楚は驚愕。
第20話 第22話
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