鶴ヶ城内の八重のもとへ、日新館が焼失し、重傷者たちが自害したという知らせが届く。怒りを抑えきれない八重は、城外で敵を討つため夜襲に出る。城内の守備は整いはじめていたが、新政府軍は最新の兵器と共に続々と会津に集結していた。籠城戦が始まった会津のお城・・・
一方、中野竹子は母・こうや妹・優子ら女性たちで婦女子隊を結成し、薙刀を武器に新政府軍に戦いを挑んでいた。しかし、奮戦むなしく竹子は敵の銃弾に打ち抜かれてしまう。
仲間が次々と戦死していくなか、八重の耳に懐かしい彼岸獅子の音色が聞こえてくる。(公式HPより)
悲惨な場面が多くなる中でも
八重さんは誰よりも勇ましく、これが創作であったら
惚れ惚れするような働きですね。
働きと言えば・・・
以前見た、「八重の桜特別展」のカタログに載っていましたが、
籠城した女性たちはおよそ600人だったそうで、炊飯や看護の他
弾丸の製造もしたのだとか・・・ドラマでは、当然のように動いてますが、
籠城した時の動き方とか普段から心得ていたのでしょうか?
武士の家の子女ばかりでしょうし、武家の女性としての勉強は
当然していたでしょうし、時勢的にそれなりの覚悟はあったのかとは
思いますが、大きな戦も久しく無かったのに、
混乱なく、城に入り、砲撃までされてよく働けたなと感心します。
女性だけで600人、男性も合わせたら単純に倍として1200人は
いたということなんでしょうか?後記:約5300人だったそうです。
戦国時代のドラマなどでは考えたこともなかったのですが、
籠城戦の舞台裏(?)も考えてしまいます・・・
城を枕に、って言えばカッコよく聞えますが、
それだけの数の命を枕に、ってことなのですよね。
これを決めるのが殿なのに・・・頼母さんの思いがなぜ解らん!って
さすがに今回の殿には、悔しく思いました。
そして、大蔵さんの彼岸獅子・・・痛快な逸話ではありますが、
これで籠城を長引かせたような感じで、観ていて複雑でした。
八重さんが助けた男の子も絡んでくるし、
城に入ったのはいいけれど出られるの?被弾したらどうするの?とか
妙な心配もしてしまったり(^^;)
日新館焼失の話も切なかった・・・敵に渡さないように火をつけ、
動けない者は自害・・・さすがにそこは話しだけにしてありますが
聞くだけで、落ち込みました。
籠城は一か月にも及ぶそうですから、まだ続くのね~
次回は覚馬さんのお話があるようですから、少しは明るい話題が
観れるかな?
第26回


第25回の感想で触れました新政府軍のかぶり物について、
番組のHPの“やえ♥ブロ”に答えが載ってました♪
・・・ちはるさん、情報をありがとうございました(^^)
番組終了でHPがなくなるかもしれないので
載せちゃいます♪
13.07.05 気になるコト...新政府軍のヘッドファッション(1)いや~スッキリしました(笑)
どんどん鶴ヶ城に迫り来る新政府軍・・・の、頭についているあの"毛"。・・・気になりませんか?
あれは「赤熊(しゃぐま)」といって、兜(かぶと)につけたり、兜の代わりにしたりする、とても高価な装飾品。
ヤクという動物(ウシ科の哺乳類)の尻尾の毛を染めてつくられます。
実は「八重の桜」で板垣退助(加藤雅也さん)がつけている赤熊だけじゃなく、大山弥助(反町隆史さん)がつけている黒熊(こぐま)、それから白熊(はくま)なども!
ヤクはチベット~ヒマラヤ山脈の高地に生息する動物なので、貴重な舶来品(輸入品)になります。
これが鎧(よろい)ファッション全盛期の戦国時代に大流行!
武田信玄の肖像画にも、白熊がついた兜をかぶったものがありますね。
戦国時代の勝者である徳川幕府の居城・江戸城には、この赤熊、黒熊、白熊がいっぱい収蔵してありました。
時は下り、江戸城を無血開城させた薩長土らの新政府軍。江戸城を接収したときに、この財宝をちゃっかり着服。
奪った財宝を身につけることで、「勝ったぞー!」って誇示してるんです。
ちなみに、赤熊は土佐、黒熊は薩摩、白熊は長州・・・という分類があったとかなかったとか。
ここらへんは実ははっきりしていないのですが、幕末を描いたドラマや映画ではよくこの色分けがされているので、遠くから見ても「あ、土佐の人!」「薩摩の人!」「長州の人!」と分かるようになっています。
確かに信玄公の肖像画にもありますし、
地元にある川中島の戦いを再現した像でもかぶってた様な気が・・・
兜を被ってないから同じものとは思わなかった(笑)
しかも、着服品?敵から取ったぞ~って、見せびらかしてたのね(^^;)
と言うことは、江戸城開城前には被ってないのですね・・・イメージ的には
京都にいる時から被っているような気がするけど、それはないってこと
なのですね。
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