第25話 偽りの敗戦項羽の懐に入った劉邦・・・飲み込まれないようにしたいところ。
項軍の食料を奪おうとして見つかってしまった紀信。劉邦とは無関係を装ったが、曹参に引き取られて陣営に戻る。劉邦は盗みについて、民から奪ったのでなければいいと告げて不問に付す。一方、張良は項梁が自分を配下にしたがっていることを感じて、韓王の皇子・成を探して国を復興させたいと話し、陣営から去る。その後、劉邦は項羽から襄城攻めを命じられる。項羽には劉邦らを項軍に取り込むという目的があったが……。
都では愛する夫を趙高の手から守ろうとする晨曦が
張林と共に動きだし、一つの成果を上げることに。
愛ですね♪
以下ネタばれしてます、ご注意を・・・
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お腹をすかせた劉邦の配下の紀信は項梁軍の食料を盗み、
簡単に見つかってあえなく御用に(^^;)
曹参が確認しに行くと、龍且によって鞭打たれているところ・・・
劉邦の仲間か?と聞かれても知らないと答える紀信、そいうところは
律儀なのね・・・曹参が紀信を連れ帰り、劉邦に報告すると、
民からじゃなければいいじゃないか、と太っ腹。
項梁の陣幕。
項梁は張良のヘッドハンティングを試みますが、
楚をはじめ、魏・趙・斉も復興を果たしたが、我が韓だけがまだなのです、
成皇子を立てて復興を果たしたいので、力を貸して下さい、復興を
果たした後には楚の支持者となりますと張良は項梁に協力をもとめ、
これから迎えにいきますので、ここには残れませんと、お断り。
これには項梁も笑顔で送り出すしかありません。
密かに抜け出し、相手を欺く、金蝉脱殻(きんせんだっかく)の計で
項梁の手から抜け出すことに成功し、韓に行くことになったと
劉邦に報告する張良・・・。この計は、「三国」でもありましたね♪
呉に嫁取りに行った劉備が呉から抜け出す時に使ってました。
お互い、いつでも協力することを約束すると、
張良は劉邦に今は大木である項軍に身を寄せ、雨風を凌ぐ時期、
項羽の性格を配慮して堪えることを忘れずにと言葉を残し、お別れ。
定陶、章邯軍営。
晨曦からの品をを受け取る章将軍・・・白い布のようですが、それを
眺め、憂いの顔を見せる章邯。
咸陽。
女官の姿になり密かに張林侍医と通じている宦官の遅冕(ちべん)を
訪ねる晨曦と燭花。崇信の屋敷にいるという遅鞭に、大金を用意し、
崇信に会える手配を頼む晨曦ですが・・・信用できるのか?怪しい(笑)
劉邦の宿舎。
張良が去って、寂しい雰囲気の劉邦たち。張良は自分たちとは違う
項羽と似ていると劉邦・・・自分たちとは違うから、一緒にいたいと
願うのは無理な話と言いたげです。でもいつか大事を成せば
優秀な人材が集まるから、いなくても大丈夫だと劉邦・・・健気だねぇ。
それより、項羽が自分たちを援助するのは先鋒に立たせる気だ、
このまま手下にはされない、いずれはここを離れると本心を
蕭何や曹参に語る劉邦・・・燕雀安(いずく)んぞ鴻鵠の志を知らんや
(燕雀安知鴻鵠之志=小人物には大人物の志を理解できない)と
蕭何・・・劉邦の理解者ならではの言葉です。
章邯軍営。
景駒が項羽たちに殺されたことを知った章邯は、偵察を頼んだ司馬欣から
報告を聞こうと呼び出しますが、体調不良を理由に帰ってしまいます。
そんな姿に董翳は憤りますが、項羽についての情報は入っている、
ただ軍議で口を開くきっかけを作ってやりたいと思い遣る章邯・・・
こんな気遣いまでするなんて、好い人だけど、甘すぎないかい?二人の
会話を聞いていた司馬欣の今後の動きが気になります。
司馬欣が出て行ったあと、襄城を守る計画を練る二人。項羽を迎え撃つのは
老兵・王離将軍と決めました。
項羽の軍営。
劉邦について語る項羽と范増。大した者ではないと項羽が言うと、本人は
大したことがなくても側近や武将たちが揃っている、優秀な部下が劉邦を
頭にした、そんな劉邦はその辺の盗賊の頭ではないと范増は高評価。
けれど項羽にはずるい男にしか映ってない様子・・・張良が去っても
静かだと警戒する范増・・・張良が去ったのは項梁の離間の計による
ものでしたか~やるなぁ項梁。ここまで言われてちょっと気になる項羽、
劉邦をどうするか考えます。英布の様に兵を分け、部下たちをバラバラに
してしまうことを考え、襄城攻めで試すことに。
項羽に兵を入れ替えさせられ、統率に手こずる劉邦たちは襄城攻めを
命じられ、思案中・・・項伯が目付として同行する中で、自分たちを守る
手筈を考えますが・・・。
翌日、襄城を攻める劉邦軍。後ろには劉邦の戦い振りを眺める項伯と龍且。
こんな小さな街は自分なら簡単だと焦れる龍且に戦いの狙いを語る項伯。
それは解っていますが、どうも戦況がおかしいと龍且・・・
劉邦はもうすぐ落ちるという時、撤退を命じると、苦戦を強いられていると
ウソの報告を項伯にし、項伯、龍且を戦いに引き込むことに。
先鋒の劉邦敗退の報告に激怒する項羽は范増の評価は過大で、部下も
たしたことはなかったと劉邦を蔑みます。
そこへ、来るなり頭を下げ、敗退を詫びる劉邦・・・項羽が敗戦理由を問うと
負けたのは目付の自分の責任だと項伯。項羽が、龍且に後始末を
頼もうとすると、項軍の兵は確かに強いが自分たちとは戦い方が違う、
虎には虎の、山犬には山犬の戦い方があるのです(から、一緒にされては
戦えません)。自分たちだけで戦わせてくれたら、一日で絶対に落とします!
と訴える劉邦。更に、落とせなければ首を差し出します、と覚悟して
戦いに出る了承を受け、出陣・・・このやり取りを黙って聞いていた范増、
何を考えているのか、不気味な感じ(^^;)
章邯の軍営。
章邯が出てくるとそこには司馬欣。神妙な態度で司馬欣は都に残した母の
病を張林侍医が治してくれたお礼を章邯に告げます。なぜ私に礼を?と
章邯が問うと、晨曦様が手配してくれたのでと司馬欣・・・司馬欣も晨曦の
狙いは承知の上、これを機に、趙高の圧力に屈することなく章邯に従うことを
決意・・・晨曦の内助の功ですね♪
咸陽后宮。
遅冕からの連絡がないのにやきもきしている晨曦のところに趙高が見舞いに
訪れ張林侍医が司馬欣の母親を診たことを知っているかと質問。戦地の
夫の部下たちが心置きなく仕事ができるように、そして病となった私が
善行を積みたいからと涙して答える晨曦。この姿に、同情し引き返す
趙高でしたが・・・。
第24話


項羽と劉邦 King's War☆キャスト
項羽と劉邦 King's War☆INDEX
この記事へのコメント
キョーコ
ひらで~
来ましたか~!ダオミン大王♪
お風呂上がり?(笑)風呂に入ってる
気配がないのですけど・・・水浴びか?
だんだん変わる衣装、興味深いですね。
このあたりになると、劉邦も
山賊の頭から脱却しつつありますねぇ。
いろいろ見えてくる時期でもあるし・・・
でも、正直な項羽と違って、何を考えて
いるのかわからない時がありません?
キョーコ
張良とのシーンの時、劉邦の着物の襟が下ろしたてみたいにパリッとしてたんですわ。髪の毛の乱れが全然ないのは、風呂上がり(笑)としても、あの襟のこなれて無さはやはり撮影時期が早かったんじゃないかと。長いドラマだとそういう裏事情を探るのも楽しいですよね。
ひらで~
こんばんは
劉邦にとっては、項羽ってひとまわり近くも
歳下ですから、経験的に対処法がわかって
いたのかもしれませんねぇ~。
そうじゃなくても、ダオミンターワンは
そのままで貫禄ありますから♪
ドラマの衣装、そこまで見れたら
たのしいですよね♪そのうち、三国で
みたことあるような衣装も
出てきますから(笑)
でも、ターワンの衣装はボロくても
凝ったデザインですよね♪