
大魔術師“X”のダブル・トリック今年のお正月にひっそり公開されてましたが、
大魔術師
THE GREAT MAGICIAN
2011年 中国・香港
監督: イー・トンシン[爾冬陞]
脚本: イー・トンシン
チュン・ティンナム[秦天南]
ラウ・ホーリョン[劉浩良]
原作:チャン・ハイファン[張海帆]
アクション監督: トン・ワイ[董瑋]
コン・トーホイ[江道海]
音楽:レオン・コー[高世章]
出演: トニー・レオン[梁朝偉](張賢)
ラウ・チンワン[劉青雲](雷大牛)
ジョウ・シュン[周迅](柳蔭)
ウー・ガン[呉剛](劉管家)
イェン・ニー[閻妮]
(雷大牛の第三夫人三姨太)
ラム・シュー[林雪] (李奉仁)
チョン・プイ[秦沛](柳萬遙)
アレックス・フォン[方中信](陳國)
ワン・ズーイー[王子義]
(李易、張賢のアシスタント)
澤田拳也(御手洗)
ダニエル・ウー[呉彦祖](蔡中尉)
ツイ・ハーク[徐克](軍閥の司令官)
ヴィンセント・コク谷德昭(軍閥の司令官 )
ロン・シャン[戎祥](軍閥の司令官 )
ン・ ティンイップ[呉廷燁](張賢のアシスタント)
ワン・ウェンチェ[王文傑](張賢のアシスタント)
ワン・ツーウェン[王子文](李嬌)
民国時代1920年頃の北京、天橋。街では軍閥の雷大牛が勢力とその覇権を轟かしていた。彼は世間では恐れられていたが、実生活では愛を受け入れてくれない第七夫人の柳蔭に翻弄される日々を送っていた。その頃、街では一人の天才的マジシャン張賢が現れ、見事なマジックで人々を魅了していた。(作品HPより)
WOWOWで放送されるとは思ってもいなかったので
トニーさんファンには嬉しい限り♪
ただね、トニーさんが出てなかったら、多分公開はなかった
だろうと思われる、ちょっと日本人には痛いお話ですので、
手放しで面白いとは言い難いのが残念かな(^^;)
以下ネタばれありです、ご注意を。
時代背景は清朝が倒れた数年後の中国・・・軍閥割拠の時代
らしい・・・不勉強なので、何となくそんな感じかな?な程度の認識。
このあと、日本が満州国を・・・という歴史になるのですが、
そんなことを臭わしながら、物語は実は愛について語ってたりするから
ややこしい(笑)
今は人妻となってしまった、恋人を取り戻そうと、彼女の夫に近付くと
周りには映画会社を隠れ蓑にした武器商の日本人や清朝復興を
企む者たちがいたりして、その陰謀を阻む手段がマジックで・・・と
結構、面白い設定、展開の様な気がしましたが、やっぱり日本人受けは
悪いでしょうね(^^;)中国との関係が悪化してなければ、また
違ったでしょうし・・・今となっては、日本人が一緒に、この展開の映画を
制作したことがウソみたい。日本人クルーの中に千葉真一さんの名が
あったのですけど、あの千葉さんかな?
出演者の顔ぶれをみると、イー・トンシン監督繋がりみたいな雰囲気で
かなり豪華で、なんだかお祭り映画のようだわ♪と
私的には出演者だけでも楽しめました。
お話の時代的に『北京オペラブルース』を彷彿しましたが、ツイ・ハーク監督や
そこに出演していたチョン・プイさん(イー・トンシン監督のお兄さんです)が、
出ていたせいかな?(笑)
主人公が三人で、って言うのも似ているし・・・『北京オペラブルース』は
女性3人でしたけど・・・旅立つラストも似てるよね♪
肝心なトニーさんですが・・・マジック、お上手でした(^^)
CGもあるのかな?って思いましたけど、ちゃんとやってそう・・・
ただ、この役にはちょっと年齢が行き過ぎてる感じもしましたが、
こういう軽い感じの方が、楽しくて好きだな♪
チンワンも好かったです・・・久々に観たせい、ってことでは
ないですね(笑)
ジョウ・シュンは今が旬♪って感じですね。話題作も多くて
これからも楽しみな女優さんです。
おまけ♪トニーさんとジョウ・シュンが唄う主題歌です。