籠城からひと月近くが過ぎた9月15日。八重の心配を受けながら、権八は補給路を奪還するために出陣する。新政府軍は鶴ヶ城に一日に二千発を超える砲弾を撃ち込み、天守閣は無残な姿になりつつあった。頼みの奥州列藩も次々と降伏、敵と化し、四面楚歌の会津藩・・・冬まで
それでも最後まで会津の意地を貫こうと戦う家臣たちの姿を見た容保は、ついに降伏を決意。使者として秋月を向かわせるが、降伏の嘆願が板垣ら新政府軍に受け入れられる前に、権八が敵弾によって倒れてしまう。(公式HPより)
持ち堪えればと、口にするそんな言葉は自分たちでも虚しく思うほど。
そこまで解っていながらも、降伏だけは口にできない家臣たちの姿は
哀れとしか言いようがなく、特に大蔵さんが妻の亡骸を前にして
戦いもせずに戻って来た弟に死を強要する姿は象徴的。
戦って死ぬのが誉れと教えられてきた時代だから
生きているのが恥と考えるのは仕方がないことだけど、
あまりにも理不尽で、武士の世の限界が顕わになったように思えました。
殿もその限界にもっと早く気がついて欲しかった・・・
降伏を家臣たちに伝えるシーン、八重さんの発言には驚きましたが、
このドラマが伝えたいことが八重さんの言葉として発することで
はっきりと解って好かったのではないかな。史実を伝えることより、
きっと大事なことなのだと思います・・・でも、もしかして、史実?
ただね、八重さんに言われなくても、殿には気がついて欲しかったな~
とも思いました。人に言われて生きるのと、自ら生きるのでは
大きく違ってくるような気がするのですけど・・・。
多くの犠牲を出しての降伏は籠城戦開始から約一ヶ月。
思えばドラマも一ヶ月を要しての展開でした。一ヶ月も毎日砲撃の的に
なっている生活って?考えたこともないけれど、精神的にも異常な
状態になるのではないかと思うので、よくぞ耐えたなと感心します。
それだけの教育をしていたのでしょうね。開城時に清める姿には
感涙でした。そのあと、板垣さんたちが入ってきて、自分たちが汚したのに
気がつくシーンは、気分良かった・・・切られたり撃たれたりして倒れるより
内面的に打ち負かすほうが、観ていても好いものです。
降伏後、八重さんは山本三郎と名乗り、男として尚之助さんに
同行しようとしますが・・・尚之助さんが正体を暴き、離れ離れになることに。
尚之助さんの意地の見せ場でした・・・意地と言うと悪い印象だけど、
八重さんに会津を重ねて愛している尚之助さんならでは守り方と思うと、
この意地の張り方はカッコいい♪これが別れるきっかけになるのかも
しれませんが、ボロボロになった自分たちの希望として、八重さんを
残したかったのではないかな・・・。
降伏後は0どころか、マイナスからの出発となる八重さんたち・・・
新たな苦難も待ち受けているのでしょうが、
ここからの期待は大きいぞ♪楽しみです(^^)
第28回


この記事へのコメント
涼子
暑いですね~ホントに全く!
鶴ヶ城がついに開城してしまいました。それまでヒロイン不在?だったので八重の活躍は嬉しかったけど、歴史が分かっていても長く苦しい一ヶ月でした。ああ殿があぁ~・・・広報室が終わってしまったので「癒し」がない!でも尚之助様は確かにカッコよかった。勝地君もやっぱりいいなあ
週末に「項羽と劉邦」に追いつき二人の邂逅(出会い)を見ましたが、性格(意地?)の悪い項羽・・・大体偉そうな男が嫌いなので、項羽がそういう人だと分かっていてもイヤだ~(その性格だから野望がかなわないのだよ、とつい思ってしまう。虞姫も今のところ項羽を嫌っていますが、そのままでよかったのに・・・歴史が変わっちゃうか?)。つーちん(張良)が出てくると嬉しくなります。
「諍い女」が今面白くてたまりません(新ドラなんかどれもかなわない)。夜は家族で「諍い女」鑑賞という、健全なんだか不健全なんだか・・・。中学生の娘まではまりつつあり、いいのかこれで?(さすが、高校生の頃TVドラマ「大奥」にはまっていた私の娘だ。将軍の名前を側室ごと覚えていた私でした・・・)
実は週末WOWOWでやっと「スカイフォール」を見ました!このサイトの皆様のコメを見直して楽しみました。登場人物一人一人がとってもよかったです。ジュディ・デンチの死は悲しかったけど、いい死に方ですよね~確かにうらやましい・・・。ダニエル・ボンドのよさがなかなかわからない私でしたが、スタイルは抜群ですね(立ち姿が素敵←こんみんを思い出す・・・廃人)。そうそう、イギリス王室は王子様が誕生しましたね
ともちゃん
此処一両日気温の低い日が続きましたので一息つけましたが、又今日は暑くなりましたね、皆さん、体調に気をつけましょう。
大河ドラマ「八重の桜」は私も初回から観て来ましたが、初めの頃は、以前の「篤姫」の時のような熱い感情も無く、八重と言う一人の鉄砲の好きな女性が何処まで、どうしてこの戦争に拘わってしまうのか興味があり観ておりました。
今迄、過去に何回も見方を変えて放映されましたが
私は今回初めて会津側(徳川幕府)から観た戦いを始めてみましたが、福島会津の人たちは本当に思ったことは最後まで貫き、団結力があり、誇りのある人達ばかりですね、
私の勝手な見方かも知れませんが、もう少し早く会津のお殿様達が恭順、降伏していれば、女、子供、これからの未来を背負って立つ少年達の命を救えたのではないかしら・・・余りにも会津の意地に拘りすぎたのではないかしら・・・・・
庄之助さんとも離れてしまった八重さんのこれからの生き方が心配ですし、どのような生涯を送られるのでしょうか?
最後まで観てみたいですね。
ちはる
暑いですねぇ~暑くて仕事帰りにアイス買いました。家に着くまで溶けそうですが(笑)
やっと会津戦争終わりましたね。長かったです。主人公が一番活躍するところだから仕方ないですが、やっぱり悲劇は見ていて悲しいですし、鬱憤がたまって疲れました。
尚之助さんとはあのままお別れなんでしょうか?尚之助さんがこの後どう生きていくのかも気になりますし、再婚相手のオダジョーさんも気になります。
来週からは明治編ですね。どん底からどう這い上がっていったのか、八重さんや会津の人たちの動きが楽しみです。
話は変わって『トキメキ成均館』観てますが、面白いですしイケメンがいて楽しいです。でも主人公たちよりオジサマたちに目がいってしまいます。博士チョン・ヤギョンとか官僚とか…(笑)やっぱり私オジサマLOVEなんだなぁと思いました。
『項羽と劉邦』もオジサマ率高いですが、どうも三国同窓会な雰囲気で『項羽と劉邦』より『三国』が見たくなるです。最近、実写版三国志のカードゲームを始めたせいか余計に『三国』が見たくなってきました。最初から見直そうかしら…
ひらで~
こんばんは
やっと開城しました・・・一ヶ月は
長かったです。
と言う前に、これまでが長かった(^^;)
広報室は癒しでしたから、寂しいのですが
「馬医」を観てたりするので、切り替わりは
できてるかな(笑)
尚之助さんの姿を観るのもあと少しなので
しょうかね~それも寂しいけれど
オダジョーくんも早く観たいし・・・
勝地くんはこれからは大活躍するのかな?
東大の初代総長さんになるのですよね。
「項羽と劉邦」二人がやっと出会いましたが
まだ先は長い・・・趙高がしぶといから(笑)
「諍い女」、お嬢さんとも観てらっしゃる
なんて、幸せですね~我が家の中学生には
難しいかも(笑)
ダニエル・ボンドはスタイルが抜群♪
解っていただけましたか(^^)
英国のいい男たちのポイントは
スーツ姿のカッコ良さでよね♪
これだけはアジアの体格では
及ばないのですよね。
そうそう、アジアで思い出した(笑)
トニー・レオンの「大魔術師~」明日
WOWOWで放送されますね♪
未見なので今から楽しみです(^^)
ひらで~
こんばんは
今日も暑かったです(^^;)
体調には気をつけてくださいね。
幕末は日本が二つに分かれてお互いの
正義がぶつかりあう戦いでしたから、
勝者と敗者では捉え方が全く違いますね。
どちらも引けないのも解ります。
勝てば官軍の言葉通り、新政府軍は
何処までも正当性を貫かねばならず、
敗者は逆賊として存在させるしかないのが
歴史の残酷なところ・・・。
敗者の名誉回復にも長い時を要した
のも頷けます。
このドラマは単に悲劇ばかりを捉えず
なぜ悲劇を生んでしまったのか?、
そんな部分も丁寧に捉えて描いていて
考えながら観ることができました。
ちょっと、新政府軍が悪者っぽく
描かれているのは、可哀そうですが。
これからは明治の、文明開化の時代♪
早く洋装の八重さんが観たいです(^^)
ひらで~
こんにちは・・・
暑さも一休みかな?でも、雨も
困るなぁ・・・
ドラマの初回、思えばこの戦いから
始まったのですよね・・・半年以上も
かけて描いただけあって、会津の姿だけで
なく、培われた心も感じられました。
降伏した後も苦労は続くのでしょうが、
ここからは新しい日本を作り上げる
人々として八重さんだけでなく
皆の頑張りを観ることができそう。
楽しみです♪
「トキメキ~」は、今回は(?)
残念ながらパス・・・他のドラマを観て
いるので、時間と容量の問題ですね。
また機会があったら観たいです。
オジサマについては、私も同じ(笑)
若い子は時折お顔の判別が出来なかったり
します(^^;)
「三国」私も観たくなります。
やっぱりお話は面白し、出演者も好み
ですからね♪だた、DVDを出すのが
面倒で(笑)
返事が遅くなりごめんなさい!!