項羽と劉邦 King's War☆第19話 章邯出撃

生死不倶 安危何慮
第19話 章邯出撃
沛県に住む寡婦が雍歯に無理やり襲われたという抗議を受け、劉邦は本人を連行して問い詰める。自分の仕業だと白状して悪びれない雍歯に、劉邦は見せしめのために死刑に処すと告げる。咸陽では、やっと秦国の実情を知ることになった胡亥が章邯の提案を受け、驪山陵の囚人とその監視兵たちを秦軍に編入することを決める。一方、趙高の働きかけによって章邯と晨曦の結婚が進められていたが、章邯は内心複雑で……。
劉季たちの問題は内部にあるようですが、
蕭何のお陰で解決できそう。
将軍復帰を願う章邯に、晨曦との婚儀のおまけを付けて
抱きこもうとする趙高・・・醜い世に二人の愛はどうなるのか。
戦いシーンがますます残酷になっていっているような気がする・・・
気のせい?

以下ネタばれしてます、ご注意を・・・ 
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沛県。
雍歯が女性を乱暴したとの訴えに、沛公は雍歯を捕縛し事実を
確かめ、反省の欠片もない様子に兵士たちへの見せしめに
死罪を申し渡しますが・・・刑の執行直前、女性が雍歯とは
合意の上であったと訴え、処刑は中止。沛公は役所の門を閉め、
今後兵士たちが民の生活に関わることを禁じ、
民を傷つけることは自分たちを傷つけることになる、
一人でも恨まれたら全員が恨まれることになると、
軍規を侵す者への厳格な処罰を改めて言い渡すことに。
曹参から雍歯の事件の経緯と民の反応を聞いた蕭何は、
そんな沛公に普段は野蛮だが、大事の時は的確な判断を下し、
窮地の時には必ず脱する方法を見つける、我々が尽くすに足る
人物であると評し、一度担ぎあげた以上、最後まで運命を共にするのだと
語ります。曹参も合意しますが、気がかりは雍歯のこと・・・密かに
始末しようと提案しますが、沛公が許さないと蕭何は反対。
蕭何は沛公から今回の対処法の是非を聞かれ、これで
好かったのだと背中を押し、雍歯について殺したくない、いつかきっと
役に立つと聞くと満足げに頷きます・・・蕭何、大人だわ♪というか、
劉季の配下が子どもすぎるのですよね(^^;)

咸陽。
胡亥くんは10万の陳勝軍が秦を脅かしていると聞いて憤ってますが、
そのまえに現れた章少府から、10万ではなく20万だと真実を聞かされ
卒倒寸前。章邯は趙高と既にシナリオを作っていたのでしょう、
事実を語りつつ、驪山陵で働く囚人たちとその監視にあたっている
故・蒙恬将軍の兵を使うことを進言・・・いつもと勝手が違い
戸惑う胡亥くんは、趙高の顔色を伺いつつも章邯に任せることに。
章邯の将軍復帰と晨曦との婚儀で力で大きくなるのではと
心配する趙高配下に、人質となるような親族がいなかった章邯だが
晨曦と結婚すれば、操れることになると自分の策に御満悦な趙高。
そこに、あの長衣が・・・趙高、晨曦に警戒心を持った様です。

咸陽后宮。
婚儀を奏上する趙高の真意を見破っている章邯は浮かぬ顔。
章邯の憂いを聞いた晨曦もまた、心の内を語り、
死などは恐れていない(生死不倶 安危何慮)と章邯に想いを伝えます。
章邯も実は・・・と、叶わぬ夢がこんな形で実ろうとは思わなかった、
けれどそれが危険に晒すことになるとは・・・複雑な心境です。
そして正式に将軍復帰と出兵の勅と婚儀の許しが降りました。

驪山陵、建設現場・・・雪の中、寒そうな処です(^^;)
章邯大将軍が到着し、大赦と漢中の賊を討つ勅を伝え、
一人殺せば刑の免除、二人殺せば功を記し、三人以上殺せば家族を
奴隷から解放すると聞いて大喜びの囚人たち。
章邯は去り際、処罰を受け吊るされている死体をすぐに葬るように命じ
死体を下におろしたところ、息を吹き返したのか急に暴れ出し
押さえようとする者をあっという間に倒してしまいます。
名は英布(えいふ)、孤独の身、死を恐れぬと言うその男を
気に入った章邯はいきなり二千の兵を与え、討伐を命令。
秦軍の漢中での反撃が始まりました。

飢えが心配となってきた沛県。
蕭何は状況を危ぶみ沛公に少数精鋭での補給部隊襲撃を提案。
その戦いに勝ち、民にも食料を与えれば信頼されるだろうと・・・沛公は
早速行動に。翌日、秦軍の補給部隊を襲撃し、食料を確保。
捕虜からは敵情も聞き出す沛公でした。

章邯の軍営。
英布は章邯に活躍を褒められますが、お金を要求。
後でまとめて与える、陳勝の首を取れば更に与えると言う章邯に
陳勝も同じことを言っていたと返し・・・翌朝、英布は秦に未来はないと
兵を連れて脱走・・・
この英布を演じているのはフー・ビン[胡兵]のお兄さん♪
厳しそうな感じが時代劇には似合ってるかな。

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