孫子≪兵法≫大伝☆第1話~第5話

陥之死地、然後生3月末より放送されている『孫子≪兵法≫大伝』ですが、
何かと忙しく、漸くまとめて観ることができました。今日の時点で
既に8話まで放送されてますが、がんばって観ていきたいと思います♪

あらすじ(BSフジより)&ちょこっと感想
第1話 二つの謀反
 紀元前515年、斉では有力氏族間の勢力争いが激化していた。孫武の叔父であり、斉の大司馬である司馬穰苴が政敵の罠によって官位をはく奪された。死の直前、司馬穰苴は孫武に、「斉を出よ」と言い残す。孫武と身重の妻 帛女は、逃亡の途中で、政敵の追っ手につかまるが、呉王の叔父で君子と名高い季札が通りかかり、助けられる。
 季札は孫武を旅の道連れに誘うが、公子光が王位を狙い謀反を企んでいるとの知らせを受け、急きょ呉へ引き返そうとしたその時、何者かに命を狙われる。  その刺客とは公子光の側室の妹、漪羅であった。  漪羅は自身の姉を王后にするべく、王位継承権を持つ季札の命を狙ったのだった。しかし、孫武は漪羅の命を奪わず、見逃して呉へ帰国させる。
 季札一行が、呉の都 姑蘇に到着すると、すでに公子光が計画どおり、謀反を起こし、兄の呉王 僚を倒した後だった。だが、光は自らの名誉が傷つくのを恐れ、叔父である季札に王位を譲ると申し出たのだった。
紀元前515年・・・「三国」の時代より700年程も前のお話なのですね~
ドラマの雰囲気からはそんな昔だとは感じられませんが(笑)
お話は孫武が国を追われる所から始まりました。
逃げる途中、呉王の叔父・季札に救われ、呉に行くことになりますが、
季札の命を狙う女性・漪羅とも出会い、初回から、危険な雰囲気。
呉では謀反の動きがあるのですが、季札との関わりが、少々複雑・・・
呉国初代王・寿夢には諸樊・余祭・余昧・季札の息子がいたのですが、末っ子の
季札が出来がよいので、寿夢は後継ぎにしようとしましたが、兄を差し置いて
それは出来ないと辞退。仕方なく(?)兄弟が順番に後を継ぐのですが、
余昧のあとまた季札が辞退したので、余昧の子・僚が後を継ぐことに・・・
それを不服としたのが諸樊の子・光で、たまたま、この時期、楚を追われた
伍子胥がそばにいて謀反に及んだ(「史記」)だそうで、そこに季札が来ると
邪魔なんですね~って、このことはドラマを観たあとに調べて知ったのですが、
中国の視聴者は知ってて当然な事なんでしょうね~
魚腸剣(ごちょうけん)の謂れとなるシーン・・・宴会の魚料理のお腹の中に
剣を隠して、料理人に成り変わった刺客が僚に近づいて・・・は有名なんでしょうね。
そういうエピソードを散りばめて、構成されているようです。それはともかく、
その季札を演じるのは、ウー・マ[午馬]さんで、
香港映画ではお馴染みなので、ドラマの内容には馴染みがなくても(笑)
妙な親近感を覚えました♪
呉王 僚の暗殺実行犯・専諸を演じるのはリャオ・ファン[廖凡]らしい・・・
一瞬でわかんないよ~(^^;)
第2話 即位号令
 季札は結局即位せず、姑蘇を出て田舎で隠居することになった。紀元前515年、公子光が即位して呉王闔閭となった。  季札は孫武に、闔閭のもとで、孫武が記した兵法に沿って闔閭の兵事を補佐するよう命じる。孫武は、自分は呉の軍事のために生きると決意する。
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 即位後の闔閭は、眉妃に飽きて冷たい態度を取るようになった。眉妃は妹の漪羅に姑蘇を出たいと弱音を吐くが、漪羅は、故郷 鍾離の地を闔閭の力で取り戻すために、辛抱して王后の座をめざすよう説く。
 そんな中、孫武の兵法を闔閭の重臣である伍子胥が読む機会が訪れる。その優れた内容に感動した伍子胥は孫武と面会する。すぐさま闔閭に孫武を呉の大将軍とするよう求めるが、認められなかった。いずれ追い出されてしまうと不安な眉妃は、伍子胥に相談するが、伍子胥も漪羅と同様、耐えて王后になるよう眉妃を諫める。伍子胥の紹介をへて孫武にも策を請うが、後宮で用いるための策は出せない、と拒まれる。
孫武が足を踏み入れた呉国ではとんでもない状態に
陥ってますが・・・李礼さん、孫武にこんな状態の呉を救うように言って
また旅に出ちゃいましたが、これで退場なのかな?それは寂しい・・・
他のお馴染みさんは夫概役のリー・チーホン[李子雄]だけど、どれだけ
活躍してくれるのでしょうかね~
それにしても闔閭・・・飲んだくれていていいの?国を奪ったあとの混乱期、
他の国に狙われるとか心配ないのでしょうかね~それとも、演技なのか?
孫武は後宮のいざこざに引き込まれちゃってるし(^^;) 漪羅は
物語のオリジナルなのでしょうが、主役のような感じ・・・両親の敵討の目的も
あっての行動のようですが、かなり自由な事をしていて大丈夫なのか?と
思ってしまう(笑)
第3話 死地に活路を開く
 呉王闔閭の寵愛を失い悲観する眉妃を救うため、妹 漪羅は孫武の元を訪れる。孫武は漪羅に“死を示し生を求める”という言葉を授ける。漪羅はその暗示を元に一計を案じた。眉妃が自殺を図ることで呉王の寵愛を取り戻そうというのだ。けなげな遺書を残し自殺を図る眉妃。すんでの所でそれを助ける漪羅。しかし、その様子に計略を感じた呉王は眉妃を冷宮に閉じこめた。
 漪羅は再び孫武を尋ねて知恵を借り、その言葉どおり眉妃は絶食を始める。機を見て漪羅が呉王に姉の命を救うよう嘆願したが、逆に王の怒りを買い、王は眉妃を死罪にしようとする。漪羅はそんな王を前にして、自分が身代わりになることを申し出た。慌てて王子 夫差や伍子胥がとりなすが、漪羅本人は頑として死を望む。死ぬことを恐れないその度胸に感心した呉王は眉妃を許し、漪羅を養女に迎え呉国の姫君とするのだった。
「死地(しち)に陥(おとしい)れて後(のち)生(い)く」
孫武の最初の働きは後宮で、ってことだったのかな?
それにしても、漪羅が闔閭の養女ってことは夫差の義妹ってこと?
その夫差さん、漪羅を狙ってますが、いいのかな~
彼の頭、どうしてあんなに変な髪型なの?とても頭悪そうに見える(笑)
でも、好きな女性の為に怖い父親の前に立ったのはポイントUP♪・・・か?
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第4話 不戦屈敵の奥義
 夫差は漪羅が誰に会っていたのか気になり問いかけるが、伍子胥に会っていたとウソをつかれ、冷たくあしらわれる。
 呉王闔閭は朝から眉妃と皿妃をそばにおいて酒を楽しんでいた。そこへ伍子胥が来て再度孫武の兵法を賞賛し、孫武に面会するよう勧める。 闔閭はかなり酔った状態で孫武に接見し、孫武が兵法13篇について説明している間もいびきをかく始末。さらには王妃たちを指揮して兵法を見せるよう提案する。闔閭が兵法を単なる遊びとしかとらえていないことに内心腹を立てる孫武であったが、すぐに了承した。
 宮中に戻った闔閭は王妃たちに甲冑を与え、王妃たちもそれを着て喜ぶ。興に乗った眉妃は夫差から剣術を習っていると、将来王になったら漪羅を妻にすることを条件に関係を迫られる。危ういところで漪羅が現れ助かったが、漪羅は、夫差に言われたことは考えずに翌日の軍事訓練をしっかり受けるようにと、眉妃を諭す。
 翌日、広場では甲冑を身につけた女たちが集まり、訓練が始まる。漪羅はひとり部屋にこもり、鍾離侯だった父と母が、楚の令尹囊瓦の奸計にはまり処刑された日のことを思い出していた。
やっと、孫武が闔閭の下へ・・・と思ったら、兵法を後宮の女たちで試すことに。
疎まれていた眉妃も復活して、甲冑が着れると喜んでますが、
根が単純なのかしらね(^^;)案の定、夫差に付け込まれてしまいすが・・・
妹のほうが強かった。夫差があとを継ぐとわかっていても、
この夫差では頼りないんだが(^^;)その先(呉の運命)を見据えての
キャラクターなんだろうか。
第5話 試される兵法
孫武の訓練が始まろうとしていた。女たちを率いるのは、闔閭の妃、眉妃と皿妃である。訓練に先立ち、「見事に訓練を成し遂げれば大将軍にする」と闔閭は孫武に約束する。
 しかし、軍事の経験などない女たちが軍隊として機能するはずもない。孫武の号令が空しく演習場に響く。やがて、軍法官を呼び出した孫武は、明白な号令に従わぬ隊長の刑罰を問う。それは「死罪」だった。隊長役の2名の王妃、眉妃と皿妃が引き出された。この意外な事態に、闔閭ら居並ぶ王族たちは唖然とする。慌てて孫武を止めようとする闔閭。しかし、孫武は「前線にあっては、たとえ大王の命令でも従えぬ場合がある。」とこれを退ける。
 全権を孫武に委任したばかりに、口出しの出来ない闔閭がその場を去り、2名の王妃の処刑は執行される。これを機に女たちは、孫武の号令にきびきびと従うのである。見事に訓練を成し得た孫武だが、この一件は、夫差、そして眉妃の妹漪羅の恨みを買うこととなった。一時的に釈放を許された孫武に、妻の帛女は呉を出ようと告げる。
“孫子勒姫兵”(孫子、姫兵を勒す)の段・・・闔閭としては
軽くその兵法とやらを観てやろう、なぐらいだったのでしょうかね。
でも孫武にも意地があったのか、大真面目で命かけてやってます!
とばかりに、だらだらやってる女たちを相手に、
「将軍の命令が既に明確なのに実行されないのは、隊長の罪!」と
王のお気に入りを処刑してしまったから、さぁ大変!
王も止めに入ったのですが、
「前線にあっては、君命でも従いかねます」と処刑を断行。
姉を殺された漪羅は孫武に嫁いで復讐したいと言い出すし、
漪羅じゃなくてホントは眉妃がほしかった夫差はすぐにでも殺す!と
言ってるし・・・もとを正せば王の戯れとはいえ、全権は与えたのですから
罪を孫武に負わせればそれこそ、王は笑いものになりそう・・・。
二人の妃はかわそうでしたが兵法とはそういうものだと、王にはもちろん
国中に知らしめた孫武です・・・処分は如何に・・・。
孫子≪兵法≫大伝☆キャスト              第6話~第10話

なんだか、妙な展開になってきましたが、今から2500年以上も前の
お話で、軍隊や軍規を形造っている途中と考えればいいのですね~
今とは常識が違うと、心に刻んで今後の展開、楽しみたいと思います♪

この記事へのコメント

  • ちはる

    『孫子…』始まりましたね。孫子は詳しく知らないのでハマれるだろうかと不安でしたが、初回からハマってしまい続きが気になっています。

    イラ姫ってそういう漢字だったんですね。難しい字ですね。吹き替えで観ると字幕がないので、ずっとイラってどういう漢字だろうと思ってました。景甜さんとても綺麗な女優さんですね♪

    春秋時代といえば日本は縄文時代?でしょうか?日本は三国志時代の頃でも記録があやふやですが、中国はちゃんと記録が残っていて日本に比べるととても発展した国だったんだなぁ~と思いました。

    王妃殺しに衝撃的でしたが軍の規律を教えるには大事なことなんですよね。大王様も王妃たちで訓練を…なんて言わなきゃ良かったのにと思いました。
    2013年04月06日 20:27
  • ひらで~

    ちはるさん♪
    観たいドラマが毎日のように
    放送されるの、録画を溜めないように
    観るのが大変です(笑)

    「孫子~」暗い雰囲気のドラマですが
    展開が予想外なので、観てしまいますね。
    時代は日本では縄文晩期あたり・・・
    ドラマのような生活をしていたとは
    思えませんが(笑)日本とは比べ物に
    ならないくらい進んでいたのでしょうね。

    王妃殺し・・・非道に思える話しですが
    王として、兵を率いるということの
    厳しさ難しさを誰もが解るように
    語れらているなぁ~と感じました。
    史記では単純に書かれているであろう
    話にコレだけのドラマを作り上げている
    のが凄いですね。
    2013年04月06日 21:34

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