項羽と劉邦 King's War☆第2話 楚人の誇り

大丈夫当如是。 彼可取而代之。
第2話 楚人の誇り
項梁、項伯、項羽は六国の人々と会合を持つが、集まった人々に秦討伐の意志はなかった。怒った項梁はその中のひとりを殺してしまうが、秦の役人・司馬欣は彼らの大義に敬服して3人を逃がす。その後、3人は3年後に江東で会うことを約束し、項梁と項羽は呉越に、項伯は別の地へと別れる。同じころ劉邦は盧綰の借金を肩代わりし、事情を知らない父親から折檻されていた。彼は役所に行く途中、始皇帝の巡幸を目撃し……。
項羽と劉邦、各々始皇帝の巡幸に遭遇し、
その様子で、どんな人物なのか、その対比もできる今回でした。
解り易く、初心者には優しい作り。
週2回(の計算)で、ゆっくり、じっくり楽しめそうです。ところで・・・
ドラマには関係ないのですが・・・本日4月26日は、劉邦を演じる
チェン・ダオミンさんのお誕生日だそうで・・・
 生日快樂 

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以下ネタばれしてます、ご注意を・・・
項梁邸にて・・・集まった六国の者たちの中の一人が、
本心を語り始めます・・・秦のお陰で平穏で厚遇を受けているのだし、
武器は持つことを許されず、武器と成りうる刃物や馬も全ては登録制という
厳しい目があっては何もできないのだから、復興などあり得はせぬ諦めろ、
元より我等は酒が飲めればいいのだ、密告もしないから・・・
そう言われた項梁、いきなり・・・
散々、項羽に押さえるように言っておきながら?
意外と短気なのね(^^;)で、また殺した理由が彼らしい。
秦を庇ったからで自分に逆らったからではない・・・って、
個人的なことではなく、あくまで国の為、ってことらしいが、
他の者は、当然引きますわな~。
びっくりな展開でしたが、秦の締め付けや項梁等の置かれた立場が
解るようになってました。
その晩、取り調べを受ける項さんたち・・・調べに来たのは司馬欣。
自首したので、いくらかは軽い処罰になるだろうが、刺青をして投獄は
免れぬと言う司馬欣に項兄弟は賄賂でご容赦願いますが、
司馬欣はそんな小さな男ではなかったのですね~
賄賂に怒った司馬欣は梁に刃を向けますが、それを素手で
制する項羽の「国は消えても誇りは消えぬ、楚人は死を恐れない」の言葉に
感服するのです。この3人の身の上を知っていたのですね・・・
汚職役人と思われたのには憤慨したが、民は苦しんでいるのは確か、
心では応援していると、司馬欣は彼らを逃がすのです。秦の役人として、
やることはやるけど、心の中では、秦の締め付けに反感を持っているのですね。
自分はできないけどやろうとしている人を止めることはしない・・・
いや~カッコいい♪演じるウー・シャオトン[呉暁東]さん、
渋い雰囲気でなかなか好いなぁ~と思ってたら、
中央電視台版の三国志「三国演義」(1994年)で
孫権を演じた方だとか・・・その後も時代劇に多く出演しているようです。
どーりで、落ち着きが感じられるわけです♪また出ると、好いなぁ。。。。
こうして、三人はお尋ね者となり同志を集める旅に出る・・・のか?
なんだか、嬉しそうな項羽です(笑)。

中陽里では盧綰(ろわん)が闘鶏で負けが混んでるのにやめられない状態に
陥ってます・・・闘鶏って、こんなに昔からあるのね~
・・・兄貴分の劉季(劉邦)は止めますが、あと、一回!と
一発逆転を狙います・・・が、当然のように(笑)負けてしまい、
お金がないので指をつめることに。弟分のツケは兄貴分が払うと、
止めに入った劉季は指などは何の価値のないから、自分の家の物を
代わりに差し出します・・・とここまでは、カッコ好かったのですが、家には
父親がいまして息子の不祥事に大激怒!お尻ぺんぺんです(笑)
なんだか、可愛いお父さんです♪
ここまでの劉季、一見、適当にやっているように見えますが、
父親に誤解されても盧綰を庇う人柄が見え、彼らの強い繋がりを感じます。
ある日、劉季は蕭何の労役の軽減を陳情の同行。
亭長(宿駅の長)である劉季なら、実情が解っているから
説得の助けになるというのです。
そうして軍の役所に向かう途中、劉季たちは始皇帝の巡幸にであいます。
巡幸中は外に出ることは許されていないようです・・・見ることも許されて
いないようですが、見てしまうのですね~その荘厳な巡幸を見た劉季
“これぞ男というものだ”(大丈夫当如是)、いつかああなりたい!と、
心に野望の火を灯します。

さてその輿の中・・・始皇帝は、息子・扶蘇(ふそ)とお話し中。始皇帝は
今通っている場所とその様子を扶蘇に問い、ここ沛県の農民の様子などの
答えに、自分が気にしているのはそんな事より、斉と楚の儒学者や
方士(仙術などを身につけた者、道士)のことだと話します・・・始皇帝は
彼らは議政の邪魔になると考えていたようです。
そして、占いで東南に天子の気あり、と出ていたことで、項燕の言葉が
呪いの言葉として頭から離れない始皇帝でした。昇りつめれば、
見えるのは転げ落ちる姿ばかりってことなのでしょうかね・・・。

お尋ね者となった3人たち・・・とある食堂(?)で、役人に出くわし、
机の上に置いた刀の包らしきものに目をつけられ・・・梁さんったら、また!
完全にひらきなおってますね~もうちょっと思慮深いかと思ってましたが(笑)
そして・・・逃げている途中、項羽は河原で出会った馬と持ち主(?)の
女性に魅せられてしまいます・・・虞姫さん登場♪・・・まぁ、なんと
「三国」の静姝さんではないですか~♪お綺麗な方ですわ・・・項羽に
声を掛けられても無視した彼女ですが、馬の鞭を置いて行くあたり、
計算高さも感じられます(笑)・・・が、そんなことはないと願います。
そして三人の逃亡者は、三年後に江東で会おう!と、
呉越に向かうという項梁と項羽は項伯と二手に別れて再会を誓います・・・
この三人、熱いわ~♪ここだけ観てると武侠ドラマみたい(笑)
項梁と項羽の二人も途中、始皇帝の巡幸に出くわします。
“いつか取って代わる”(彼可取而代之)ドラマ訳いつか引きずり下ろすと、
殺気をこめて巡幸を見つめる項羽、その殺気は始皇帝に届いているのか・・・。

中陽里。どなたかのお葬式・・・で、ひと騒動。
楽師(?)の周勃(しゅうぼつ)が蕭何は5銭払うと言ったのに
盧綰からは3銭しかもらってないと、演奏を拒んでおります。
仲介に入った劉季は2銭払って、その場を収めますが・・・
どうなっているのか。
樊噲は盧綰がかすめ取ったと責めますが・・・。

第1話                            第3話
項羽と劉邦 King's War☆キャスト
項羽と劉邦 King's War☆INDEX

この記事へのコメント

  • ちはる

    ひらで~さま、皆様こんばんは。

    チーム秦は三国のキャストが多いせいか、三国観ている気分になりました(笑)

    中文字幕で観ていたときは字幕を解読するのに必死で俳優さんの顔まで観る余裕がなかったですが、今回は吹き替えなのでゆったりと観れて嬉しいです♪

    秦を倒そうと血気盛んな項家ですが、集会に集まった人に本音を言われて殺してしまいましたね(笑)殺さなくてもいいのに、楚人というか項家は気が短いなぁ~と思いました。

    OP曲壮大な感じの曲ですね。三国の時も思いましたが、耳に残る歌い方で全話観る間に歌詞覚えられそうです(笑)
    2013年04月26日 19:38
  • ひらで~

    ちはるさん♪
    「三国」の出演者、多くて
    そのうち混ざりそう(笑)

    字幕版と吹き替え版、それぞれの
    良し悪しがありますので、
    できれば字幕版も観たいなぁ。
    映画ではあるのにね・・・

    項家の人は血の気が多いのかしらね。
    壮絶な死を迎えた将軍の子供たち、
    しっかり、その熱血を継いでます。
    私も、何も殺さんでも~って
    びっくりでした(笑)
    その後も、問答無用!一刀両断!!って、
    驚きました~。

    主題歌、またYoutubeなどで
    ありましたらUPしたいと思います♪
    2013年04月26日 22:35

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