項羽と劉邦 King's War☆第1話 始皇帝巡幸

楚雖三戸 亡秦必楚
第1話 始皇帝巡幸
紀元前224年。斉、楚、燕、韓、趙、魏の六国の併合をもくろむ秦王は将軍・王翦に60万の兵を与え楚国に侵攻させる。楚国の大将軍・項燕は抵抗を続けたが、ついに「たとえ楚国の人間が3家族しかいなくなっても必ず秦の国を滅ぼす」と誓い、自害する。これで勢いづいた秦国は紀元前221年に天下を統一する。そんなある日、静かな沛県豊邑の中陽里に不審な男性が現われる。劉邦ら侠客はその男性を捕えるが……。
「三国」より400年ほど前のお話です・・・解り辛いかな?と思いましたが、
説明セリフ(笑)もあって、それほど難しくはないみたい。
まずは1回目、3者の関係、立場がそこそこ理解できました。
あとは、他の登場人物の名前をしっかり覚えるだけですね~(笑)
「三国」と混ざって整理が大変です(^^;)
 
*.○。・.: * .。○・。.。:*。○。:.・。*.○。・.: * .。○・*.*.○。・.: * .。○・。.。:*。

以下、ネタばれしてます、ご注意を・・・
プロローグは秦が楚に侵攻し、楚の守りの要であった
大将軍・項燕を追い詰めて自害させるところ・・・今にみていろ!とばかりの
呪いの言葉(楚雖三戸 亡秦必楚)を残します。
いきなりの合戦シーンで驚きましたが、これが原因です!って感じの
解りやすい始まりでした。
そして、ドラマを繰り広げる3者の登場・・・まずは始皇帝。
「三国」ファンにはどうしても劉備に見えるが(笑)、それを言ってると
このドラマの主要人物の半分ぐらいがそうらしいので、忘れることに・・・
は、できないか(笑)まぁ、役の違いも楽しみの一つですね♪
で、劉備、じゃなかった始皇帝・・・併合した諸国を巡幸をしております。
黒光りする大軍で、始皇帝は大きな輿車に乗り、政務もこなしながらの
巡幸でその脅威を見せつける役目は充分な程の大行列です。

代わって、登場が劉季(のちの劉邦、季とは末っ子の意味だとか)
・・・といきたいのですが、ここでなぜか大逃走劇が!
中陽里というのどかな村に忍者のような黒づくめの男が痴漢!と
言われながら、逃げ回っている様はなかなかスピード感があって楽しい♪
追うのは犬肉業者の樊噲(はんかい)・・・どうみても張飛だが(笑)
逃げお失せるか?と思いきや、隠れた先が劉邦の家・・・情けなくも
捕まった黒衣の男、何者?散々な目にあった末、男はある牌を見せます。

始皇帝の巡幸、彭城郊外。
登場したのは始皇帝お気に入りのに宦官・趙高(ちょうこう)、
宰相である李斯(りし)。このお二人も「三国」の方・・・袁绍と荀彧ですね♪
輿の中では始皇帝がお仕事中・・・ですが、どうも空の鷹が気になるご様子。
付きまとわれて、苛立ってきたところで鷹は射落とされてしまいました。
射たのは章邯(しょう かん)という武将・・・なかなかの男前♪
始皇帝は楚の地に入ったことで、何やら胸騒ぎを覚えた様子・・・。

牌を見た劉季、何やら察して兄貴分(?)の蕭何(しょうか)を
呼び出し、確かめてもらいます・・・が、
男の正体はなんと朝廷の密偵(朝廷の司馬令)。
巡幸先に先回りし、様子を見に来ていたのですが、それがなぜ痴漢?
しかも、かなりどんくさい感じで、絶対逃げていた奴とは別人だと思うな(笑)
それでも、これは厄介なことになったと考えた末、
劉季たちは、おもてなし作戦に出るのですが・・・

場面はまたも巡幸へ・・・。なかなか項羽出ないね~(^^;)
登場するのは始皇帝の末っ子の胡亥(こがい)と、長男・扶蘇の娘
晨曦(しんぎ)。胡亥くん、同じような年頃の晨曦に“おじさま~”って
呼ばれてます。この胡亥くんは曹丕くんでしたね~。同じような二世役
ですが、こっちの方が気が楽そう(笑)ですが、胡亥くん、自分の立場がよ~く
解ってらっしゃる・・・末っ子で何の取り柄もないけれど、父のお気に入りの
趙高が教育係になっているため、巡幸のお供ができるのだとか・・・
趙高と李斯の立場もよ~く解ってらっしゃるようです。
解っているってことは、周りがよく見えてるって事のような気がするが。
その話に輿の外から章邯が口を挟んできました・・・って、盗み聞き?
どうやら、趙高には注意が必要だから、(扶蘇の娘である)晨曦さまが
心配になったらしい・・・胡亥くん情報では、章邯はやもめ状態だとか。
婿に迎えたらとの勧めに、怒る晨曦ですが、今後の展開が楽しみだね♪
始皇帝の輿では趙高が甲斐甲斐しくお世話をしております。
お口、あ~ん・・・って、なんなんだ~!!(笑)ここで始皇帝、
巡幸をする訳が解るか?と趙高に問います。さし障りのない答えを
言いますと、実は、宮殿では寝むれず輿ならば眠れると始皇帝・・・
って、それが理由?なんとまぁ、迷惑な話だと思うが(笑)

さて、劉季たち。黒衣の男へのおもてなし作戦実行中・・・まずは宴会、
そして女となるわけですが、ここで劉季、彼女である曹氏に男の相手を
しろと言うのですね~事の際で止める作戦らしいですが(笑)それでも
女性から見ればとんでもない奴です。当然、曹氏は拒みますが
拒めば死ぬしかない言われれば・・・でも、心配してたし、何もなくて
喜んでいたから、許してあげよう・・・月が出て、月の物?(笑)
騙されたと、怒って帰る黒衣の男・・・あとをつける男に・・・斬!(ーー;)
男の懐から、牌(密偵の印)を盗む男・・・何者なのでしょう。

最後に登場したのが、項羽・・・地味な格好の呂布です♪
馬に乗って颯爽と登場!一緒にいるのは、叔父さんの項梁(こうりょう)。
巡幸の通る咸陽に入ります・・・と、突然、馬車が暴走。幼子が道に残され、
寸でのところで、項羽が止め、皆から喝采を受けますが、
隠す身の上、目につくような行動は控えねばなりません。
そこで落ち合ったのは項梁の弟(たぶん)、項伯(こうはく)。許攸だ~(笑)
冒頭に出てきた項燕の子であり、孫である彼らは密かに打倒!秦を
胸に、その時が来るまで耐えている感じが、見るからに湧いております。
項羽は短気なところもあるようですが、それを叔父さんたちが宥めます。
叔父さんたちは秦に取り込まれた斉、燕、韓、趙、魏そして自分たちの楚の
六国の者たちと会合を定期的にひらいては秦討伐の意思を確かめて
いるようですが、項羽にはただ、酒を飲みに来ているような彼らには
そんな意志はないと見え、虚しく感じているようです。
叔父さんたちも、それは承知の上での会合、でも、いざとなったら
助けになる者たちだと信じているようです・・・が・・・。

項羽と劉邦 King's War☆キャスト                  第2話
項羽と劉邦 King's War☆INDEX

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