孫子≪兵法≫大伝☆第11話~第15話

能使 敵人前後不相及、衆寡不相恃、貴賎不相救あらすじ(BSフジより)&ちょこっと感想
第11話 漪羅囚わる
 孫武は楚から呉に逃げ帰る。孫武を歓迎する闔閭。孫武に逃げられた霊樾は、なおも彼をあきらめきれない。9年後、霊樾は鍾離にやって来た漪羅を捕らえる。漪羅を奴隷にし、孫武をおびき出そうと企んだのだった。  呉では闔閭が楚の討伐を宣言していた。孫武は「まず、楚の同盟国を味方につけ、連合して楚を攻撃するべきだ」と説く。
 ちょうどその時、小国の蔡が楚の囊瓦に包囲されていた。蔡の将軍 蔡鑑が、呉に援軍を求めに来る。闔閭はその願いを聞き入れ、孫武が2万の兵を率いて出発することになった。漪羅が捕らえられたことを知り、助けに行こうとしていた孫武だったが、蔡の危機を救うため断念する。鍾離で漪羅は「孫武は必ず助けに来る」と信じていた…。
 孫武出陣を知った囊瓦は、蔡で孫武との対決を待つ。しかし、孫武が向かったのは、楚の養城だった。囊瓦は撤退し、楚へ向かう。蔡国は危機を脱し、蔡の君侯 昭侯が闔閭に礼を言うため、呉にやって来る。
いきなり9年が経ってしまった・・・変化がないので
よくわからないけど、子どもは成長しておりました。
息子、「三国」のちゃんぁる、孫権の子ども時代を演じた子?
楚を攻めるのに、周りの蔡を抱きこもうとするのですが、蔡の 昭侯の
ダメっぷりは情けなさすぎ(笑)こんな人に仕える蔡鑑の気は知れないが
娘を孫武に預けて、ほっとしたんだろうな。この娘と孫武の息子は
歳が近いので、成長後のドラマに期待したりして(笑)
一方、逃げられた孫武をどうしても諦めきれないレイエツ(霊樾)は、
両親の命日で鍾離に戻ったイラを捉えて、孫武おびき出し作戦を決行。
どれだけ執念深いの~?(笑)
第12話 三国同盟
 「敵の謀略を阻み孤立させる」という孫武の策に従う闔閭は、蔡と唐を味方に引き入れることに成功する。一方、鍾離では漪羅の囚われの生活が続いていた。そんな折、鍾離に天然痘が蔓延し、霊樾の一人息子 楽濠もまた、天然痘に侵されていた。医師でさえさじを投げる天然痘に、霊樾はうろたえる。漪羅は霊樾に治療を申し出る。半信半疑の霊樾であったが、漪羅の煎じる薬のおかげで楽濠はみるみる快方に向かう。
 鍾離で隙をうかがっていた孫武は、漪羅の救出に成功する。だが、漪羅は天然痘で苦しむ鍾離の民を救うため、鍾離へ残ると告げるのだった。霊樾の屋敷へと戻った漪羅は、楽濠の治療を最後まで続けることを条件に、鍾離の民の治療を始める。  その頃、楚の都、郢では、昭王が鍾離にいる姉の霊樾の身を案じ、鍾離へと駆けつける。ところが、昭王の姿を見た霊樾は、すぐさま都へ引き返すようにと、厳しく諭すのであった。
 呉の都、姑蘇では、蔡と唐の協力を取り付けた闔閭に対し、孫武は楚への出陣を進言していた。楚への復讐心を抱く伍子胥は、先鋒隊として出撃を望む旨を闔閭に申し出る。
9年という歳月で孫武などの力で呉を富んだ国にさせたようで・・・
呉軍の強さを唐や蔡の君公に見せつけるシーン、槍みたいのを前の人の
肩に喰い込ませてますが、大丈夫なのかしらね?これも孫武がさせた訓練
らしいのですが・・・ここに、楚討伐の呉・蔡・唐の連合軍ができました。
そのころ鍾離では・・・
レイエツの孫武おびき出し作戦は、おびき出すところまでは
できたのですがね・・・時期が悪かったのか、結果は失敗(^^;)・・・
孫武は簡単にイラを助け呉に。でも、この9年で、イラの孫武への
復讐心は消えたみたいですね・・・代わりに父の治めていた鍾離を
病から救おうと、孫武に別れを告げるのです。呉と楚が戦う運命に
あると知りながら・・・。そして、嘗てこの姉妹の命を救った昭王と
再会・・・この二人の間にも何かあるのかしらね~。
イラと別れた孫武はいよいよ、戦いに身を投じることに・・・。
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第13話 兵とは詭道なり
 呉・唐・蔡の連合軍10万人がとうとう鍾離に向けて出発した。その報は鍾離にいる霊樾と申包胥の耳にも届いた。郢にいた囊瓦は自軍を率いて応援に駆け付けているという。申包胥軍と囊瓦軍を合わせれば16万の大軍になる。漪羅は徹底抗戦を決意した霊樾に、鍾離の民を巻き添えにしないでほしいと懇請する。
 一方、孫武は鍾離の手前60里の地点で、200里先の潜城に進行方向を変えた。囊瓦軍を申包胥軍と合流させないためである。潜城は楚の公子繁の領地だった。恐怖のあまり正気を失った繁を尻目に潜城を陥落させた孫武は、すぐさま弦城に移動する。  潜城に続き弦城を攻略した孫武は、夫概に夷城と夏州城を急襲するよう言い、自身を含む残りの軍を秘密裏に鍾離へ進ませた。孫武の計略にかかり、潜城から弦城、夷城、夏州城へ転々とさせられた囊瓦は、孫武への怒りをぶちまける。
 そんな中、鍾離を守る霊樾は申包胥らを陽燧関に派遣し、連合軍を待ち伏せさせる。
孫武は鍾離を攻めると見せかけて、楚の都・郢を攻める作戦を
とりますが・・・レイエツに見破られてるし~!
能く兵を用うるなら、敵をして前後相及ばしめず
衆寡相恃ましめず、貴賎相救わしめず

九地篇にあり、敵に組織的な行動をさせないよう説いているそうです。
孫武の兵法を読みこんでるだけあるというもの・・・が、レイエツの読みも
そこまで・・・孫武は行先を守り1万の潜城に変更し、あっと言う間に落とすと、
おねむの闔閭を連れ弦城へ・・・柏挙で会いましょうと孫武は夫概と別れ、
鍾離へと・・・。レイエツは孫武の裏をかこうと躍起になってます。
待ち伏せしようと申包胥を差し向けることに・・・軍がいなくなるとの心配に、
私がいれば何万もの兵士に匹敵すると言い放つとは・・・
その自信はどこから?それに感心するのか~!?申包胥!
散々、追わされている囊瓦は・・・姿が見えない敵に怒りまくってます(笑)
第14話 奔走
陽燧関で呉軍を待ち伏せしていた申包胥軍に、山の左右から大軍が襲い掛かる。申包胥の待ち伏せを事前に察知した孫武が、それに先んじて兵を潜伏させていたのだ。予期せぬ敵の襲来に、申包胥軍は壊滅的な打撃を受ける。この大勝利に上機嫌の闔閭に対し孫武は、申包胥を追い柏挙へ向かうよう進言する。敗走する申包胥は囊瓦と合流すると見込んだ孫武は、柏挙こそが囊瓦との決戦の地になると確信したのだ。  一方孫武は、申包胥が鍾離城に残した食糧を回収すべく、呉軍と別れ兵1万を率い鍾離へ向かう。鍾離城の主、霊樾姫は刻々と近づいてくる孫武軍を、ただなすすべもなく城門の上から見守るしかなかった。すると突然、孫武軍の前に漪羅が立ちはだかる。そして漪羅は孫武に、鍾離の民を戦火に巻き込まないよう必死で訴える。
 呉軍と楚軍の決戦は避けられないと思われたが、霊樾のもとに孫武から書状が届けられる。そこには、9年前に命を救われたことへの謝意とともに、霊樾に重大な決断を迫る内容が記されていた。書状を読んだ霊樾は郢に戻る決心をし、鍾離を去る。
 霊樾は楚の危機を救うため、申包胥軍、囊瓦軍に加え、沈戊戌の軍を呼び寄せるよう伝え、決戦の準備を進める。
楚は私が救う!とばかりに孫武の裏を
かいたつもりのレイエツでしたが、孫武の敵ではありませんでした。
女心を見事についた手紙一つで鍾離城から追い出します。
ただね、その息子が孫武に敵意むき出しで、この子が大きくなったらと
思うと、先が思いやられます。無血開城となり、食料を持ちだそうとする
孫武でしたが、食料は民のもの!と立ちはだかる者が・・・孫武の
真の敵はイラでした~。イラの前に孫武、あっけなく敗退です(^^;)
闔閭と合流した孫武は、囊瓦と漢水を挟んで対峙しますが、
なかなか仕掛けないのも孫武の戦い方。
レイエツも焦りは禁物と、逸る囊瓦を抑え、援軍を待って
孫武を挟み撃ちにしようと考えてますが・・・
どこまで押さえることができますか。

第15話 漢水での鬩ぎ合い
 漢水を挟んで対峙する楚軍と呉軍。楚軍は沈戊戌の軍が来るのを待って呉軍を挟み撃ちにする計画だ。その前に囊瓦に渡河させたいと考える孫武。呉の食料補給を断つために秘かに渡河した楚兵を、孫武は放置し、わざと補給を断たせる。楚を油断させる計略だ。孫武の思惑通り、囊瓦の配下たちは「この機に呉を攻めるべきだ」と進言する。しかし、囊瓦は動こうとしない。
 呉軍の兵糧はあと3日分しかない。いらだつ闔閭。孫武は季札を呼び応援を頼む。季札の弟子として漪羅もやって来た。孫武は、季札・漪羅・蔡鑑・老兵 常を楚軍に送り込む。蔡鑑と老兵 常に下剤を飲ませ、呉軍内で下痢が流行っていると囊瓦に思い込ませるのだ。この計略のために命を落とす蔡鑑と老軍常。2人の命がけの計略の結果、楚の兵士たちはいっそう「呉軍は窮地にある。すぐに攻めるべきだ」といきり立つ。しかし、それでも囊瓦は「姫君に沈戊戌を待つよう厳命された」と言い、渡河攻撃をしようとはしなかった。
囊瓦、予想外に素直にレイエツの“待て”を聞いてますね~
そこを何が何でも漢水を渡らせたい孫武は
策を練りますが・・・今回も犠牲者を出さねばならない策のようで(^^;)
敵陣で構える呉軍の弱点をわざわざ見せて、
機を逃してはならない!と、思わせて攻撃させるのは解りますが・・・。
蔡将軍、もっと活躍の場が欲しかっただろうな・・・娘をしっかり育てなきゃ、
孫武はいかんよね。常さんも息子の為と従ったのでしょうね・・・
李札さまだって、イラの咄嗟の出まかせがなければ
どうなっていたことか・・・。孫武の策って、小さな犠牲で大を助けるって
感じで、聞いたとことろはいいような気もしますが、
言いくるめられているような気分にもなるんだよね~
囊瓦も、妙に慎重だし・・・って、とこで続く、って引っ張りすぎ!(笑)

第6話~第10話                    第16話~第20話

この記事へのコメント

  • ちはる

    ひらで~さま、皆様こんばんは。
    9年間があっという間に経っててビックリしました。孫武の息子の成長で年月が経ったのがわかるくらいで、戦いはどうなったのって思いました。孫武の兵法で兵を鍛えてたということでしょうか。

    蔡の王のダメっぷり酷すぎますね(笑)こんな上司嫌だわ~国より財宝が大事とか言ってて、よく国が保ったですね。このダメっぷり見ていて嫌いじゃないですけど。。。

    孫武の兵法は「戦わずして勝つ」が理想で、いかに自軍の損害を少なく抑えるかという合理的な考えのようですが今までのやり方を見ていると何だか腑に落ちない気がします。

    近頃『イ・サン』にハマってて大河ドラマも朝ドラも中国ドラマも後回しにしていてなかなか追いつきません。明日から『楚漢伝奇』も始まるのに全部観れるかしら(笑)
    2013年04月19日 20:16
  • ひらで~

    ちはるさん♪
    あっという間の9年、みなさま
    お変わりなくお過ごしのようで(笑)
    息子の名、じじ?じし?聴いてるだけだと
    よくわからないです(^^;)
    “馳”くんなのかな?そのうちまた出るか?

    蔡の王にはびっくりでしたね~
    でも、あそこまではっきりダメだと
    解りやすくていいかも(笑)
    ただ、こんな王に仕えて、最後には
    無理やり下痢させられて、オレ様囊瓦に
    殺される蔡鑑が不憫で
    「戦わずして勝つ」のは好いけれど
    もっとスマートで爽快な戦法は
    思いつかんのか~!孫武さ~ん!
    って、感じです(笑)

    私も、溜まりつつあります・・・
    毎日って、辛いかも(笑)
    他に観たいのもあるのにね~
    『楚漢伝奇』は週2回の割合いだから
    なんとかなりそう・・・
    これから、ゆっくり観ま~す♪
    2013年04月20日 17:08
  • ともちゃん

    ひらで~さん、皆さん今日は!

    「孫子の兵法」中々追いつかなくて・・・・昨日は録画の13,14話観ましたが、あっという間に9年が過ぎ去って行った割に孫武、イラ姫、等周りが年を取っていませんね、

    あれだけ世の中に知れ渡った「兵法の書」、当然、楚の大将始め鐘離城の主の姫などもこの書を熟知しており
    その裏を欠く戦法を摂りますが、更にその裏を斯く孫武の戦術は見事でしたね、

    孫武の「戦わずして勝利する」兵法ですが、今迄、呉を守る為に、又勝利する為に何人もの忠義な家臣達が、孫武を信じて喜んで自分の命を犠牲にし、呉の何万人の兵士達を救って勝利に導いてきたのですね、

    これから一寸気になる事を孫武が言っていたのが心配です。
    それは大王の弟の(名前が分かりません)ことです、今迄は孫武と共に一緒に戦ってきましたし、孫武に対しても一目置いてたと思われましたが・・・・寧ろ
    大王の息子の方が最初から何をしでかすか判らない人物でしたが・・・
    孫武曰く 「大王の弟はとても野心の強い男だ」と言っておりましたので、これから先この二人は戦うことになるのでしょうか?・・・・・・
    2013年04月21日 11:28
  • ひらで~

    ともちゃんさん♪
    よっぽど歳をとらないとっ男性陣
    老けないみたいですね~(笑)
    女性は殆ど変わりませんし
    時間の経過が解りませんね(^^;)

    大王の弟、夫概ですね・・・
    呉を離れている隙に
    後に勝手に王を名乗って呉を
    乗っ取ろうとしちゃうのです。
    どのように描かれるか
    興味のあるところですね。
    2013年04月21日 23:12
  • ともちゃん

    ひらで~さん、皆さん、こんにちは!

    2~3日寒くて雪の降る日もありましたが如何でしたか?


    新しく「項羽と劉邦」が始まっていて観たいと思っていましたがwaowaoですよね・・・・・観る事が出来ません。
    又、何処かBSで放映してくれるのを待ちます。
    涼子さんのお話しですと、「孫子の兵」より戦の場面が迫力がある?との事、確かに戦うシーンが短くて迫力に欠けますよね。

    ご免なさい、昨日までの録画(16~20話)迄、先に観てしまいましたコメントですが、大王の弟である夫概は明らかに自分が大王の影武者として大働きした結果、楚のトウガ(?)をやっつけて呉軍を勝利に導いた恩賞が不満として、自分も大王に成れると錯覚し、孫武に近ずき自分の味方に引き込もうとしてますし、これから先、夫概の動きが心配になってきました。

    「孫子の兵法」は全てが戦わずして勝利するのかと思いましたが、その後の呉の強敵であるシンボリック(?)の20万の兵に対して僅か6万の孫武の精鋭部隊が見事
    実際に戦って勝利したのは此処まで強兵に仕上げた孫武の力があったのですね。
    2013年04月25日 11:11
  • ひらで~

    ともちゃんさん♪
    おはようございます
    先日の日曜日は雪が積もって、
    さすがにびっくりでした(笑)

    「項羽と劉邦」はきっと、そのうちに
    「孫子~」のように、他の局で放送されると
    思います。他にも面白いのがありますから♪

    「孫子~」私も観てはいるのですが
    感想書くのが遅れれて・・・どこでも
    コメントはOKです(^^)
    楚の将軍たち、ドウガ、シンボジュツ
    ・・・字幕がないと、よくわかりませんよね
    たちに、少ない戦力で勝ったという意味では
    歴史的な勝利だったらしいですね。でも、
    人道的な部分はまだ未発達だったようで、
    ドラマでは、部分を描いているところもあって
    少々、暗めな展開になりそう・・・
    2013年04月26日 08:38
  • ともちゃん

    ひらで~さん、皆さん、おはようございます。

    ひらで~さんの方はやはり雪が降りましたか・・・・
    大丈夫でしたか?

    涼子さんへ
    昨日の私のコメントの中で、涼子さんにお詫びしをして置かなくていけないことが有りまして・・・・済みませんでした。
    実は、私の解釈の勘違いでして、涼子さんがコメントで「項羽と劉邦」とでは役者さんの混乱(混戦?)ぶりは「孫子~)を上まっている・・・・・と言われたことを、私は戦いに迫力が無い、と勘違いしてコメントしてしまいました。ご免なさい!

    ひらで~さん、国、人、の名前が覚えられず教えていただきまして有難うございました。
    今後も間違った名前を記述すると思いますので宜しくお願いします。
    2013年04月26日 11:02
  • ひらで~

    ちはるさん♪
    雪、我が家には何もありませんが
    農作物などはかなり被害が出たようです。
    今日も寒いです。

    字幕も出ず、セリフを聞いているだけだと
    覚えられませんよね(^^;)
    HPの粗筋にある漢字も難しくて、
    何て読むのか解らないことがあります。
    もう少し、親切であってほしいですよね。

    上の私のコメント、変なところが
    ありました。下から二行目、
    部分の前に“そんな”が入ります。
    ごめんなさい。
    2013年04月26日 21:39

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