どうしたらいいか解らない状態でいたことでしょうに、
そこへ追い打ちをかけるような
しーすーいぇ(十四爺)からの申し出とぱーいぇ(八爺)の告白・・・
観ている方もこの急変に驚きます。
31話で承歓ちゃんを通じて、十四爺の密偵でもある
侍女・芮侍からの言葉"全部捨てられるなら2つの7は応じる"を聞いた
時から、考えていたのでしょうか?
すべての元凶は自分にある以上、紫禁城にはいられないと
考えた末の選択だったとは思いますが
それにしても、十四爺の隠し玉にはびっくりです。だって、23話で浣衣局へ移された理由を十四爺はるぉしーに
訪ねていたから・・・“これ”をもらっていたのに、訊いたのね・・・
るぉしーの申し出がなくても、出そうと思えばいつでも出せたのよね・・・
それ思ったら、泣けました・・・ここからは、ず~と涙です。
八爺の告白も、これ以上四爺の神経を逆なでして
どうする?って思いましたが、これもるぉしーが十四爺のもとに
行かせたい=紫禁城から離れさせたいとの思いからの
援護射撃だったなんて・・・こういうのが積み重なって、
数年後の処分に繋がっていくのだと思うと、また涙。
別れのシーンでは、未だ紫禁城に繋がれている八爺の悲しさと、
るぉしーを送り出すことが今の幸せと考える優しさにただただ涙・・・
過去種種 譬如昨日死 過ぎたことは変えられない
以後種種 譬如今日生 今を生きてこそ未来は開かれる
明の袁了凡の「了凡四訓‧立命之學」にある言葉だそうです。
袁了凡は変えられぬと思っていた運命は行い如何で変えられると
実践した人らしいのですが、この言葉は八爺の先が見えている
るぉしーには切ない言葉として聞こえたのでしょうね・・・
此生無縁 一切 留待来世・・・去!
今生は無縁なれど、来世では また会おう・・・行け!
八爺に背を向けたるぉしーが思わず戻って八爺に抱きつきますが、よしよしとるぉしーの背中をとんとんする八爺・・・どこまでも優しいのね。
一方の四爺は、独りでるぉしーを見送って・・・辮髪の思い出は私も、好いシーンだなって思っていたから、心に刺さりました。
ホントは許したいはず・・・でも先帝の遺勅がある以上、十四爺の
申し出は許すしかない、それは皇帝としての義務みたいな状態に
なっているのが切ないです。
この世の人ではない・・・そう思えば救われるのか?るぉしーを
紫禁城外へ出してしまった以上、忘れるしかないのかもしれないけど、
これで終わりじゃないよね・・・。
第32話


涙、涙の今回、気になったセリフは多いのですが、最後にるぉしーが
紫禁城を出る直前に祭壇に向かってつぶやくセリフを・・・
但曾相見便相知 相見何如不見時ちょい調べしましたら、ダライ・ラマ6世の「十戒詩」を元に、
別れるならば会わねばよいと言うけれど 出会ったことに後悔はない
安得與君相決诀絶 免教生死作相思
あなたとの縁を絶ち切れば 会いたいと募る思いで苦しまずに済む
創作された詩だそうです。
第一最好不相見 如此便可不相恋太字が原文で、創作された詩はまだ、先があるようです。訳は、捜索中・・・。
第二最好不相知 如此便可不相思
第三最好不相伴 如此便可不相欠
第四最好不相惜 如此便可不相憶
第五最好不相愛 如此便可不相弃
第六最好不相対 如此便可不相会
第七最好不相誤 如此便可不相負
第八最好不相許 如此便可不相続
第九最好不相依 如此便可不相偎
第十最好不相遇 如此便可不相聚
但曾相與便相知 相見何如不見時
安得与君相決絶 免教生死作相思
第33話 さらば 紫禁城
雍正帝に兄弟の争いの発端が自分であったことを告げた若曦に、雍正帝は驚きと怒りを隠しきれず 若曦には会わぬ日々を送る。決意を固めた若曦は、怡親王に頼んで十四皇弟にある言葉を伝えてもらうと、後日 十四皇弟は康熙帝の聖旨を持参し雍正帝に若曦を側福晋として賜ってほしいと上奏するのだった。
この記事へのコメント
涼子
あ~~あと2回になってしまった!
忙しいといいながら、るぉしーの録画は万難を排してその日のうちに見ている私。だってもう目が離せないじゃないですか!このところの急展開は玉檀の死、彼女と九皇子の関係、るぉしーの懐妊と流産、今の悲劇の発端がるぉしーがぱーいぇを思って昔告げた忠告であったこと、それを皇帝すーいぇに告白してしまったこと・・・木曜日はここで終わり(次は来週)かと思って、テレビの前で「えーーーここでぇ?」と叫んでしまい、翌朝新聞テレビ欄で金曜日なのにるぉしーの放送があることを知ってまた朝から叫んでしまった・・・(家族にあきれられている)。
だから昨日は放送があって本当に良かった~。しかも本当にいい話でした。ひらで~さんも言っているように、るぉしーに味方する皇子たち一人一人が、彼女のために「心の底からの本当の優しさ、思いやり」を示すのだから。昨日のぱーいぇ、すーいぇは本当によかったですね(隠し玉を持っていたしーすーいぇ、もでした)。この物語が人気なのは少女マンガのような恋愛ドラマのためかと思っていましたが、緻密な伏線とたくさんの愛の形がきちんと描かれていることだったんですね。他にも人物の心情を表す、素敵な詩がタイムリーに出てきたりと知的で文学的な面もあり、やっぱり見てよかったです(って、まだ終わってないけど)。ひらで~さんの解説付きで、皆様と感動を共有できて、本当に嬉しいです。
(さ、今からお仕事で~す・・・)
ともちゃん
ひらで~さん、「ジャクギ」放送日時教えて頂きまして有難うございました。
最終回は来週の16日火曜日ですね、ハンカチが何枚必要になるのでしょう?
録画してはその夜観て、次の日にコメントさせて頂いておりますが昨夜観た場面や、素敵な諺も忘れがちになり、再度録画の見直しをしなくてはならず、コメントが一日遅れですみません。
32話では、ひらで~さんも言われておりましたこの諺がとても心に残り、まさしく今の八皇子の心境を表しているなと思いました。
百世修来同船渡
千世修来共枕眠
この諺の訳もして頂き、僅かながらですが私にも理解できました。
33話では皇帝陛下に、八皇子が嘗て「ジャクギ」と恋愛関係にあった事を事細かく暴露したシーンでは私もビックリ!何故その様なことをあの場で白状したのか八皇子の神経を疑ってしまいましたが、・・・
あの後、初めから終わりまで唯一お互いの気持ちを理解し合っている十三皇子の付き添いでいよいよるぉーしー
が紫禁城を出て八皇子に別れを告げる時、るぉーしーの口からあの時(八皇子がるぉーしーとの関係を暴露したこと)の真相を十三皇子に話していましたね、・・
十三皇子もそれを聞いて納得、流石は儀情に厚い八賢王
!!と、言っていましたね、私もそれを聴いてそうだったのかと!納得しました。
最後の別れのシーンでは涙無しでは観られないほど感動して八皇子の優しさがとても切なかったです。
この諺は心に深く残りました。
此生無縁一切留待来世・・・・・去れ!!
ひらで~
お仕事、ご苦労様です。
放送開始時間も、変わっていて
今時の録画機器は、ちゃんとそこも
自動で変えてくれるので
ありがたいですが(笑)、金曜日の
放送は知らなきゃ録画できなかったので
危ないところでした。
皇子たち、みんなでるぉしーのこと
大切に思っていて、悪い人が
出てこないのが好いですよね♪
女性たちも、そう・・・
ドロドロしていなかったのが
ここまで嵌った一番の理由かも。
あと2話で終わりますが、次の番組は
涼子さんが恐れる、あの女帝が
出てくるそうですよ~
しーさんいぇが引き続き出演するので
それはそれで楽しみ♪
ひらで~
放送が変わるとは思っていなかったから
慌てますよね(--;)
でも、待つのが土日だけでありがたいかも。
でもでも、あと2話で終わりなのは
寂しいです。
未来から来たのだから、いずれは
帰る日が来るだろうと思っていましたが
ホントの別れは今回ではないでしょうね。
今からこんなに泣かされていたら、
最終回はどうなってしまうのか・・・
ず~っと泣きっぱなしかな。