ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝

60年に一度、“黄金の都”は砂漠に甦る。
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ドラゴンゲート 
      空飛ぶ剣と幻の秘宝
龍門飛甲 中国サイト
FLYING SWORDS OF DRAGON GATE
2011年 中国
監督:ツイ・ハーク[徐克]
脚本:徐克、何冀平、朱雅
アクション監督:ユエン・ブン[元彬]
音楽:ウー・ワイラップ[胡偉立]
出演:ジェット・リー[李連杰]
            (侠客・ジャオ[趙懷安])
    ジョウ・シュン[周迅]
             (侠女・リン[凌雁秋])
    チェン・クン[陳坤]
        (西廠都督・ユー[雨化田]
               /フォン[風裡刀])
    グイ・ルンメイ[桂綸鎂]
          (チャン[常小文]韃靼首領)
    リー・ユーチュン[李宇春]
              (盗賊・グー[顧少棠])
    メイヴィス・ファン [范曉萱]
              (女官・スー[素慧容])
    ゴードン・リュウ[劉家輝](東廠首領・ワン督主[萬喻樓](欽差掌印督主)]
    ルイス・ファン[樊少皇](ユーの第一の配下・マー[馬進良])
    シェン・チェン[盛鑑](ユーの第二配下・タン[譚魯子])
    杜奕衡(ユーの第三の手下・繼學勇)
    梁材(龍門旅館の主・老柴)
    韓飛行(チャンの手下・哈剛)
    李炳瀾(侠客・令國洲)
    薛劍(義士・雷崇正)
    張馨予(萬貴妃)
宦官たちが力を持ち、恐れられていた明の時代。皇帝の子を身ごもった
女官・スーの始末を萬貴妃は諜報機関“西廠”の督主である宦官ユーに命令。
捕まる寸前、女侠・リンに助けられるが、なぜかジャオと名乗る。
ユーは彼女たちが龍門を通ると予想し、配下を差し向けるが、
龍門では60年に一度の大砂嵐が来るからと、客を安全な関所まで
送り出しているところだった・・・。

こちらには来ない・・・と半ば諦めていたのですが、
上田のTOHOシネマズで公開中と知り、電車で片道30分・・・
都会なら普通の時間ですが、こちらではかなりの旅(笑)
でも、行った甲斐があったのですよ♪23日に鑑賞♪
3Dは苦手ですが、予告で“超3D”とあったので、どんなの?と
期待は半分で観たところ、久々に観た3Dは確かに進化しておりました。
冒頭の港らしき所を鳥瞰で見せるシーン、もう少しで酔いそうになった(笑)
まぁ、そこだけ我慢したらあとは慣れたのか、大丈夫。
以下ネタばれあります!ご注意を。

最初に登場したのはドラマなどでも悪役でお馴染みの“東廠”・・・皇帝が
側近の宦官を使って宮廷内の事情を探り出すためのものだったのが、
宦官の力を強くさせることとなって、政治的な陰謀の摘発をするように
なったようで、ここでもその力の強さを見せつけますが・・・悪さを告発されて
逆切れしたワン督主に立ち向かうものが出現!リンチェイですね~♪
冒頭から、大バトル・・・相手のワン督主、爺さんの割には強い!と、
よく観ましたら、劉家輝(ゴードンより、リュウ・チャーフェイ)、強いわけです♪
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東廠があれば、西廠があるということで・・・実はここで初めてその存在を
知りましたが(笑)、密偵を使う警察組織らしく、存在期間は短かったようです。
映画の中では、萬貴妃の息のかかった特別な組織みたいな感じで東廠より
優れているのを見せたい雰囲気・・・そこへ宦官姿のチェン・クン登場♪
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西廠督主・ユーは白塗りも似合う、今までになく美しい宦官です。
ユーは萬貴妃のお気に入りの様子・・・萬貴妃は史実でも帝との間に子供が
生まれると宦官を使って常に殺害させたという悪名高い貴妃だったらしく、
ここでも、子を宿した女官を追うように命令しております。
逃げた女官を救うのがジョウ・シュン演じる女侠・リン♪
男装と言うことで声も低く、『画皮 あやかしの恋』の彼女と
同じ人とは思えないほど、男前です♪
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リンは追手から逃れると後は一人で行くように告げますが、空模様の
異変を察して、近くの龍門客棧に・・・『ドラゴン・イン』ですね~♪
ここには、グイ・ルンメイが頭首を演じる韃靼人の商隊がいて
スーを追って来たユーの配下の者たちが来ると途端に反目しあうのですが、
そこにユーにそっくりな書生風の男まで現れて・・・この書生、チェン・クンの
二役ですが、風貌が『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』のレスリーに
そっくりで、現れた瞬間本人?って、驚くほど(笑)
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龍門客棧での展開は、そっくりさんによるドタバタに加えて、基本の展開が
『ドラゴン・イン』を踏襲していているところが面白かったです。
そうそう、大事な(笑)肉に纏わる噂も忘れてません♪
お風呂のシーン、あったらもっと好かったのに(笑)
『ドラゴン・イン』ではこの近くの砂漠で、悪宦官を倒して終わりですが、
この映画の真の主役?砂嵐がやって来ますから、そう簡単に
は終わりませんね~砂嵐・・・来てからも戦ってます・・・
空飛ぶことができる人たちですから不死身なのはお約束ですかね(笑)

お話は登場人物の意外な正体、個々の繋がりも面白く
古代のお宝も絡ませて、最後まで楽しませてくれます。
CGは多少違和感を感じるところもありましたが、
3Dの迫力は十分♪鳥が自分の横を後ろから飛んでくる感覚には
びっくりしました(笑)こっちに向かってくるのは普通なのですけど、
後ろからくるなんて、初めてじゃないかな?
編み笠や頭巾の紐のひらひら感も好かったですね~。
宦官たちのアコーディオン・スカートみたいな衣装の
ふんわり感も綺麗でした♪
戦いも、暗器の3Dならではの活躍(?)が凄かったです。

登場人物、かなり多いですが、それぞれ魅力的で
個別に映画が作れそうな感じ♪
ジャオとリンのお話なんて、映画の前と後とで語れそうだよね。
個別に語ってると長くなるのでやめときます(笑)
それにしても、チェン・クン♪素敵でした
地グロな彼ですが、白塗りメイクですっかり雰囲気が変わって
派手な衣装にも負けてないのが凄い♪このメイク、イメージは
ガックンらしい・・・が・・・控え目なガックンかな?(笑)
不敵な表情のユーも、頼りない感じが可愛いフーも
甲乙つけがたく、その中間の『あやかし~』のワン・シェンと、
こんな短期間で見せられて、すっかり深みにはまりそう・・・
もう、はまって抜け出せなくなってるみたい(笑)画像画像
















リンチェイも今までと違って、一人で相手を倒さなかったのが
新鮮な感じ・・・助けられる役って初めてじゃない?そこに
恋も絡んで・・・なんだか、力が抜けた感じが好かったな。
ユーの配下も興味深いキャラクターでしたね♪
ルイス・ファン(『イップ・マン 葉問』のカムですね)演じる二刀流の
仮面の男、どんな顔かと思ったら・・・怖かった~
何があった?って感じですけど(笑)
付けぼくろ(?)が気になる二番手のタンくん演じるシェン・チェン。
ユーになってるフーとのシーンが楽しかった彼は台湾の京劇俳優さん。
素顔は可愛らしい感じの青年です。
あと気になったのは、ジャオと同行していた侠客の一人令國洲(若い方)、
中国サイトでは、名前が李炳瀾となってましたが・・・以前BSフジで放送した
ドラマ『少林寺伝奇』で惠石を演じたリー・ユアン[李渊]ではないかと
思うのだけど・・・中国サイトではよくわからないの(笑)
あと・・・・ワン督主亡きあとの“東廠”を仕切る(?)人、
「三国」の許褚じゃない?似てるよね~

本日、24日は実は誕生日です・・・もう、いらないけどね(笑)
お仕事もお休みでのんびりと、過ごしてます・・・Youtube で
『ドラゴン・イン』など再見したり(笑)・・・中国語字幕ですが
よろしければ、↓で観れます♪
【中国电影】【新龙门客栈 (1992)】【张曼玉/林青霞】【国语中字】
ド兄さん、若い!でも、綺麗じゃない(笑)文字わかんなくても
観てるだけで楽しいです♪
ブリジット・リンが凛々しい!最近の中国の女優さんにはいないよね・・・
綺麗な方はいっぱいいるけど、可愛らしさも色気も凛々しさもあるって
他に思い当たらないなぁ。マギー・チャンの可愛らしさも特別だよね。
思入れも強いのかもしれませんが・・・。
ついでに・・・
『ドラゴン・ゲート』、もっと多くの映画館で上映があればいいのにね。
宣伝も少ないよね。昨日、観た時、実は一人だったのですよ!
田舎の映画館ではたまにありますが・・・何だか、もったいない。

この記事へのコメント

  • 涼子

    ひらで~さま

    お誕生日おめでとうございます!
    (一日遅れですみません・・・)
    いくつになっても、ありがたくお祝いしましょうよ

    ドラゴンゲートの記事を見て、やっぱり映画見たい!と思った時にはすでに遅く・・・中部地方では軒並み今日で上映終了じゃないですか!!!
    (とても間に合いません。ヒドすぎる・・・(T_T))

    ジェットリーはもちろん、宦官のチェン・クン見たかった・・・。私も3Dは苦手でしたが(目が疲れるから)、この映画はアクションをぜひ3D(進化した?)で見たかったと思いました。

    レスリーそっくりのチェン・クンですか・・・。ああレスリー懐かしい。あのころの香港映画はホントに楽しかった。またディープに語り合いたいです(相手してくださいね)
    2013年01月25日 08:48
  • ひらで~

    涼子さん♪
    ありがとうございます♪
    そうですね、迎えられることが
    ありがたい・・・年寄りみたい?(笑)

    『ドラゴンゲート』上映、終わりですか~!
    残念!!先週始まったばかりだったような
    気がするけど・・・早すぎですよね。
    久々に3Dを観ましたが、初めのころより
    観易くなってますね。
    作る方も、慣れてきたのか3Dの見せ方が
    上手になったというかツイ・ハークだから、
    上手なのかはHK映画での3Dは初めて
    でしたので、解りませんが(笑)

    記事UPの後、チェン・クンをいろいろ
    検索したら、最近共演したカリーナ・ラウが
    レスリーに似てるって言ってた記事が
    ありまして、やっぱり似てるよね~♪と
    安心(?)しました(笑)
    80~90年代のHK映画って、
    面白かったですよね~♪おバカなものも
    多いけど、愛おしい感じがします。
    語っていただけるのでしたら、
    こちらこそ、お願いしたします♪
    2013年01月25日 13:20
  • マリー

    こちらにコメントまだだった・・・ゴメンね。
    そしてお誕生日だったのですね?もうすぐ1カ月経っちゃうけど、おめでとうございました~。

    チェン・クン、素敵だったね~。
    えっ?彼は地グロなの?白塗り似合っていたね~。黒でも白でもイケルのね(笑)
    「ドラゴン・イン」観たいけど、やっぱ日本語字幕が観たいな・・・今度探してみようっ。
    2013年02月20日 23:03
  • ひらで~

    マリーさん♪
    訪問&祝いのお言葉
    ありがとうございます(^^)

    今年は、チェン・クンですよ~♪
    気の移りが早いですが(笑)
    移ったというより、お気に入りが増えて
    嬉しい!って感じです。
    チェン・クン祭、計画してますからね(笑)

    「ドラゴン・イン」はDVDあるのかな?
    もしかしたら、VHSしかないかも・・・
    2013年02月21日 15:35

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Excerpt: 映画「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」★★★★ ジェット・リー、ジョウ・シュン、 チェン・クン、リー・ユーチュン、 グイ・ルンメイ、メイヴィス・ファン出演 ツイ・ハーク監督、 158分、2013..
Weblog: soramove
Tracked: 2013-01-28 23:37