女帝誕生の裏に渦巻く謀略に挑む!

王朝の陰謀
判事ディーと人体発火怪奇事件
狄仁傑之通天帝國
2010年 中国・香港
監督:ツイ・ハーク[徐克]
アクション監督:サモ・ハン[洪金寶]
脚本:チャン・チアルー[張家鲁]
音楽:ピーター・カム[金培達]
出演:アンディ・ラウ[劉德華]
(ディー・レンチェ[狄仁傑])
リー・ビンビン[李冰冰]
(チンアル[静児])
ダン・チャオ[鄧超](ペイ[裴東来])
レオン・カーフェイ[梁家輝]
(シャトー[沙陀])
カリーナ・ラウ[劉嘉玲]
(則天武后[武則天])
リチャード・ウン[呉耀漢](汪驴)
テディ・ロビン[泰迪羅賓](太醫王博)
ヤオ・ルー[姚鲁](琅琊王李宵)
紀元689年、唐の時代。都では中国史上初の女帝となる則天武后即位式を目前に控え、
権力を象徴する巨大な仏塔“通天仏”の建立が急がれていた最中、安全祈願のために
武后が国師陸離に作らせた札を無礼に扱った者の体が急に燃え出し焼き尽くされる
不可解な事件が連続して起こる。武后は陸離のお告げにより、かつてを武后を非難して
獄中の身となっていた判事ディーを召喚、監視役に武后の側近チンアル、補佐役に
ペイ司法官を伴わせ事件解決にあたらせるが・・・。
2年も前の作品で、前にも記事にしたのですが(その時の記事はこちら)
今年、5月にようやく日本公開となりました♪が、
こちらでの上映はなく、DVDでの鑑賞となりました。
一応、県内の上映は1館だけ、あったのですが、
家からはかなり遠くて・・・諦めました(><;)
香港では第30回香港電影金像獎で13の賞にノミネート、
監督、主演女優(カリーナ・ラウ)、美術、衣装、音響効果、視覚効果で
受賞してますので、かなりの高評価だったのにねぇ、
すぐに公開されなかったのが残念でした。
ここ数年、香港映画の日本公開が少なくて寂しいです。
まぁ、買い付け額が高騰してて、手が出せないってことらしいので、
公開、あるだけでも幸せか?
でも、DVDで観た後、これは映画館で観たかった~!って思いましたよ。
それだけ、面白くて、アンディがカッコ好かったの♪ディーという、キャラクターがまず、面白い。
日本では馴染みが薄く、私も、この映画で初めて名を知ったのですが、
ちょっと、調べてみましたら狄仁傑は600年代後半の唐の時代に
時の皇帝たちに信頼され重用されていた実在の人物。
皇帝に対しても公正な態度を貫いたということで、後世にも語り継がれ
清代には“狄公案”と称される、日本で言ったら大岡越前の“大岡政談”
みたいな(違ったら、ごめんね)物語として世に広まっている人気者。
そして近年はオランダの外交官でもあったロバート・ファン・ヒューリックが
それらの物語を英訳したり、自ら狄仁傑を主人公に、探偵小説を出版、
日本でも、翻訳されて読むことができます。
映画のお話は、それらを踏まえてのオリジナルだそうで、
本来の狄仁傑は髭が立派な、おじさん(じいさん?)らしいので、
アンディではカッコよすぎる~とかの文句(?)もあったくとか(笑)。
お話としては・・・どうだろ~う~ん、普通かな(笑)でも、
トリックは尋常ではないですね~(笑)ありえないだろ~って感じですが、
中国ならあるかも(笑)ツボを押せば変身できるし、空も飛んでますから
何があっても不思議じゃないのですよね。
アンディ以外の、キャラクターも際立っていて・・・まずは則天武后、
貫録のカリーナです。衣装が凄い!『王妃の紋章』のコン・リーにも
負けてない♪頭の飾りも素晴らしいです。武后の側近チンアルには男装もアクションもカッコいいリー・ビンビン。
アンディとは『イノセント・ワールド~天下無賊』以来?
彼女は目が素敵♪劇中でも、ある謎を解くカギとなるだけあって
とても魅力的です♪
狄仁傑の旧友、シャトーにはレオン・カーフェイ。怯えたような感じが
巧いよね~(笑)他にも久々に、リチャード・ウンやテディ・ロビンにお目にかかれて
昔の香港映画を思い出しました♪
新しいところでは、ペイ役のダン・チャオ。中国出身の若手俳優で、
映画デビュー作『戦場のレクイエム』(2007年)では、中国の映画賞、
金鶏百花奨の助演男優賞及び新人賞を受賞し、注目株のようです。
物語的には普通でも(笑)、作りはツイ・ハークらしく、
アクションはサモ・ハンらしく、見応えのある作品です♪
『少林寺』は、もしかしたら、観る人を選ぶかもしれないけど、
本作は誰でも楽しめるんじゃないかな♪
ただし、ダンゴムシ系が苦手な方はご注意を(笑)
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』を楽しめた方には
たまらない作品だと思うな、お薦めです♪
本作には関連はないのですが、時代背景とか調べてると、
面白いよね~則天武后の時代って、
来週最終回を迎えるBSフジで放送中の「ケベク」の時代なんだよね~
武后が送った兵と新羅が百済を滅亡に追いやるのですよ・・・
ちなみに日本は百済と同盟を結んでいたので、援軍を送り、
唐に大敗・・・中大兄皇子の時代ですね♪
主題歌≪丹書鐵契≫唄:陳楚生
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この記事へのコメント
涼子
前記事のページにコメントした直後に、新しい記事に気付きました。なぜ則天武后(前記事へのコメ参照)、なぜカリーナ(トニーの妻なので私のライバル?!)…。宇宙人セレンディピティが襲来しすぎです。でも確かにこのところ寂しい香港電映界。ご紹介の映画見てみたいです!
ひらで~
確かにセレンディピティ、いっぱい(笑)
この映画観た夜に、美食紀行で則天武后って
私もびっくりでした(笑)
「ケベク」の時代背景のことにも・・・
でもそうやって、どんどん世界が広がっていく
のが、すごく楽しいです♪
「桃(タオ)さんのしあわせ」も、こちらでの
上映が2月にあるので、楽しみです♪
トニーの新作、
「大魔術師Xのダブル・トリック」は
とりあえず(?)<冬の香港傑作映画まつり>
http://www.cinemart.co.jp/theater/special/hongkong-winter/で公開されますね。
全国は難しいかもしれませんが(^^;)
マリー
確かにだんご虫苦手だとツライよね。私映画館に2回観に行ったけど、あのシーンは正視できず・・・><;
だいたいあんな虫いたら怖いし~。
シリーズ化希望だけど、どうだろう?今のとこそんな話出てない?
でも、暗黒世界でしか生きられなくなったディーの活躍、観たいな♪
ひらで~
劇場で、2度も観られたのですね~
羨ましい!!
どうしても観たくてブルーレイ買って
しまいました(笑)
ダンゴムシ、私もダメです(^^;)
映画館のスクリーンで・・・考えただけで
厭ですが、アンディは観たかったよ~。
ぜひ、シリーズ化してほしいですよね。
暗黒世界のディー、好いですね~♪
観たい!