酒見 賢一 著 文芸春秋社刊

第壱部☆こんな、孔明見たことない!酒見 賢一さんの著書で初めて読んだのは「墨攻」でした。
喧嘩無敗を誇り、いじめた相手には得意の火計(放火)で恨みを晴らす――なんともイヤな子供だった諸葛孔明。奇怪な衣装に身を包み、宇宙の神秘を滔々と説いて人を煙に巻くアブナイ男に、どうしてあの劉備玄徳がわざわざ「三顧の礼」を尽くしたのか?(文芸春秋サイトより)
きっかけはこの小説を漫画化したものを
原作としてアンデイ・ラウの映画が
作られると知ったから・・・
短編ながら、かなり面白くて、他の作品を図書館で探したところ、
「泣き虫弱虫諸葛孔明」がヒット。
試しに読んでみたところ・・・やる気がなさそうな孔明と、
どう見ても真っ当ではない劉備たちの世界に大笑いさせられ、
初めて三国志を読んだ時の突っ込みは
間違ってなかったと実感(笑)。酒見さんの突っ込みが読みたくて
読んでいた感じでした。文庫で出ていたので、即買い。

第弐部☆孔明、いいかげんにしなさい!続きは文庫が出た時に読みました。
三顧の礼を受け、とうとう劉備軍団入りした孔明。涙枯れ果てるまで泣き尽くす漢(おとこ)・劉備や、刀ひとふりで数十個の首を落とす殺人マシーン張飛、ひたすら義に殉ずる頑固一徹の関羽らとともに、曹操との死闘が始まって――。ますます快調の酒見版「三国志」第弐部は孔明出廬後から長坂坡の戦いまでが描かれます。(文芸春秋サイトより)
気にいった割にはそこまで待ってたの?
って、感じでしたが(笑)
新野からの旅の様子が、強烈です。
ただ飲んでただけ?な感じでしたね~。
どこにそんな魅力があるのか、いまだに解らない劉備ですが、
ここにそう書いてあるんだからそうなんだろうと、
妙に納得してしまう不思議さ(笑)

第参部☆孔明、赤壁の戦いに挑む!ドラマ「三国志」の放送
仁義なき荒くれ広島ヤクザを彷彿させる「呉」の面々をいかにして孔明は説得し、ともに魏との戦に臨んだのか? その特異な弁舌の後に迎えた赤壁の戦いで、孔明はいかなる活躍を見せたのか? 孔明にさまざまににツッコミを入れる作者の筆致も冴え、そのキレは映画「レッドクリフ」を軽々と超える! 好漢・周瑜の死も胸に迫る読み逃し不可の1冊です。(文芸春秋サイト・担当編集者から一言)
ど真ん中に発売された3作目。
自分でも盛り上がっているから、
文庫化まで待ってられず、発売日に購入。
ところが・・・赤壁はドラマの方が面白かったのですよ・・・広島弁(?)を
しゃべる呉の面々、やくざのようでそれはそれで面白かったのですが、
突っ込みが少なくなっててなんだか、普通の展開に・・・
あれだけ好き勝手なことをしていた劉備や孔明が普通になってる・・・
普通っていうのはうまく説明出来ないけど(笑)。
周瑜と孔明のバトルも思ってたよりあっさりと描かれてたような。
文庫本になったら、薄くなるんじゃないかと思うほど・・・いらぬ心配だが。
でも、カッコよく描かない酒見版「三国志」の方が、現実的なような気がして、
いちいち、そうだよね~と納得してしまうのは相変わらず。
*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*:;:*
少しずつ、いろんな「三国志」に触れていますが、
どこまで行けばいいのでしょうね~(笑)
禁断の本も読み進んでいます♪
漫画もお薦めがいっぱい!
このまま、行くとこまで行くしかないか~?
この記事へのコメント
さっちゃん
重たい内容の三国志の中で本当にゲラゲラ、ゲスゲス笑えて気分がすっきりします。
三顧の礼あたりの隆中がオペラハウスのようになっている描写など信じられないことばかり。英語で翻訳されていたり、呉の国は広島なの???と錯覚したい。
そりあえず3巻とも読了です。
重たい三国志といえば宮城谷さんの「三国志」11巻目が9月に出ます。
これも長いけどマジ読んでいます。
孔明が亡くなるまでになんと10巻を要する大作です。
つまり11巻目は死後の話へと続くのです(たぶん)
ひらで~
騙されたと思って、読んでほしい
本ですよね~(笑)
○○伝とか、勝手に創作されたような
お話まで、読み込まれていて、
嘘がないように思えます・・・それが
酒見さんらしいのですが(笑)
宮城谷さんの「三国志」、本屋さんで
よく見かけますが(笑)、
そんなに書き込まれていたのですね。
メモしました~♪
涼子
ちょっとご無沙汰すると、いつもながらついていけない状態に・・・。私としては「三国女子」がここにはたくさんいて&「天華」にも寛大で、本当に嬉しいです。長年日陰の小説と思っていたので、男性の教授の理解者がいたり、ここの皆様にも好きになっていただけると、勇気を出して?紹介した甲斐があります。私もせっかくなのでちょっと読み直しました。やっぱりひどい話なんですけど、最初に読んだときはわからなかった『話の奥深さ』がもっとわかるようになっていました。「天華」は「三国廃人」の行き着くところ、と言われています。このサイトの「三国廃人女子」(名前が長くなったぞ・・・)の皆様もここまでくればゴール!? まあ今は当時よりさらに関連本等が増えているので、まだまだでしょうか。ひらで~さん、ここのみんなで行くとこまで行きましょう!
31日のページのルー@孔明様がまたステキ・・・
お気に入り孔明シーンなんて、数えはじめたらまた仕事にならないですよ~。
一番初めに頭に浮かんだのは、嫁取りに江東に行く劉備に後事を託されて泣くところでしょうか(泣き顔がかわいいから)。その劉備が帰ってきたときの泣き顔も好き!(私はMだったのか・・・?)他には、張飛にいじめられてキレるシーン(怒るのを最初我慢しているところ→羽扇の毛づくろいまで)、辞職するふり?をして船着き場まで行き、関羽と張飛に抱えられて戻されるところ・・・だめだ、言い終わらない。ひらで~さんへ、皆様も多分選べず困ると思うので、「お気に入り笑顔編」とか「お気に入り泣き顔編」とかに分けましょう!どうでしょうか。
さっちゃんさん、つたない小説を読んでいただいて、本当に感謝です。女性の感情移入できる『私が出てくる三国志』をいつか作りあげたいのです。ご協力、ご意見をぜひぜひお願いします。
さっちゃん
ご協力できることさせていただきます。よろしくです。
それと孔明の泣き顔、笑顔編いいですね~~大賛成。
ひらで~さまにお願しちゃおう!!
同盟を結びましょう(笑)
涼子さまがあげたシーンの泣き顔私も大好き。
それと最後の方で「ばしょく」の刑を命じて涙が伝うところとか、泣き顔ではないけど軍を戻して皇帝に背を向けてしまうところどか、きっとフルフルしていて泣き顔を見られたくなくて後ろを向いたとか?考えていました。
私個人的にあのあたり好きなんです。
でも嫁取りに行くあたり、使者の話を外からこっそり聞いてニヤリとか、この笑顔もかわいい。
でもこの後を託され泣く前に劉備はあれだけこだわる義兄弟なのに、逆らえば殺してもいいと密約のようなものを書いて渡すんですよね。それを孔明は燃やす。
つらいけどキレイなシーンだと思う。
劉備が戻ってきて建物の中にひもで下げられた物が揺れていますよね。船着き場にいるんですが・・・あそこで色々あって、ほんの少しムッとしたようなスネ多様な表情が口元に浮かぶところもさりげなくいいですね。
暗黙の了解でできているシーンかな?
私はSだから思うことでしょうか?
本当にきれいな泣き顔と笑顔だと思います。
あんなお顔で涙流されたら・・・狂い死にしてしまいます!!
我が家の「こうめい」はあまりにもイメージが違うので・・・そういえば最近フルネームで息子を呼ばないな~~と思う私。
以前ホームの反対側で「こうめい!!~~~」と叫んだら思わず皆さんにみられて恥ずかしかったのでやめました。
またやってみようかな?いたずらに。
ひらで~さま
さ、私は涼子さまと勝手に同盟を結んだので孔明の笑顔、泣き顔編よろしゅう!!
ひらで~
「天華」を読破された方は、ここで
再燃というところでしょうか(^^)
私も読み始めて、若い時に読んだのなら
また違った印象を受けていただろうな
って思いました。大人になって・・・
もうおばさんですが(笑)・・・読むと、
アノところはそういこともあるわね~と
愛し方の手段として受け入れられますけど、
乙女(笑)のころでしたら、
衝撃で忘れられないこととなったでしょう。
関連本も、こんなにあるとは思わずに
手を出し始めましたが、どこまで
行ってしまうのか、私にも解りません。
一緒に・・・お願いしますね(笑)
孔明のベストシーン、
表情ごとに分けても好いかも♪
探すの大変ですが、がんばってみましょう。
ひらで~
お二人に強烈なタッグを組まれてしまえば
もう、やるしかないでしょう(笑)
がんばって、写真、UPしますわ♪
また33話から見直しです・・・なんだか、
それも楽しいかも(笑)
こうめい~って叫ばれれば、そりゃ
見ちゃいますよ(笑)
知らない人がいないんじゃないかと
思うくらい超有名人ですからね♪
さっちゃん
息子が幼稚園の時、友人はなかなか「こうめい」と言いにくかったようで「か~めちゃ~~ん」と読んでくれていました。
小学校5年生の時の担任の先生は事前に調べたと思います。苗字も名前も読み方を。
上から下まで正式に読んでくれました。
私の苗字すご~~~~~~~く簡単な文字なんですがほとんど読まれません。正しく読んでくれません。
全国に2000名くらいだと息子が・・・
さて、昨晩用事があって書庫の中から陳 舜臣さんの「諸葛孔明」を出してきました。これに確かこんなことが・・・と思いだしたのですが。
後漢の光和4年 西暦181年
この年は「うるう年」で9月が2回あり諸葛の家の次男(諸葛亮)が生まれたのは閏9月朔(ついたち)とありました。
おもろ~~
ちなみに私もうるう年2月の生まれで母が急がないと4年に1度の誕生日だと騒いでいたそうです。
さっちゃん
泣き顔で「子竜」が亡くなったことを聞いた時のあのよよと泣き崩れるあのシーンいかがですか?
あと泣いていませんが「劉備が火攻めで死ぬかもしれない」というあの白帝城へ逃げ込む前の馬良の説明を聞いていて馬良が出て行くと茫然と座り込んでしまうあそこ・・・糸が切れたような感じで涙の堰が落ちそうな・・・
あ~~だめ、泣き顔はつらい!!
「笑顔」「幸せ」の方からお願いします。
画像も貼り付けてくださるとのことでうれしい!!
内緒だけどひらで~様のこのブログ、印刷してファイルしてのんびり読んでいます。
落ち着いたら涼子さまの小説も。
仕事が不定期に始まりあわただしい毎日に戻りました。
涼子
孔明ベストシーンの構想、ありがとうございます。
でも本当に、好きなシーン&好きな表情が多くて困ります。
ひらで~さんが、33話から見直す話をしていたので、思い切ってさらに提案。私は本当は1話ずつやって欲しいのです・・・。33話から1話ずつ見直して、その回ごとの好きな孔明のシーンについて語りたい!そのかわり?アンチ孔明ファンも楽しめるように、ご希望があれば他の人物についても、例えばその回のツーロン(趙雲子龍)ベストシーンとか、つーちん(魯粛)ベストシーンもご一緒に。いかがでしょうか(何話かまとめてもいいですが)。
さっちゃんさん。泣きのシーンは、五丈原に近づくほどファンとしては本当に辛いですよね。辛いけど、でもやっぱりそれもステキ・・・(← ビョーキ=孔明廃人)
ひらで~
只今、画像収集中ですので、しばらく
お待ちくださいね。
そうですね~、好いシーン
いっぱいあるので
話数で区切ってやるしかないかな。
つーろん&つーちんも7好なぁ♪
とりあえず、34~46話の過去記事、
画像を増やしてみました(笑)
孔明のシーンはどれを使うか迷うのですよ、
動画を載せたいくらいですね~。
泣きのシーンはまとめたら辛いです。
56話の泣き顔は可愛かったので、
可愛い泣き顔で?
私としてはドヤ顔も好いかな~って
思ってます。
の前に、動画集Part4をUPしてみました♪
ひらで~
閏月というこては太陰太陽暦という
やつですかね~。
3年に一度しか、誕生日がこない?
師匠~はお母様のお陰で、
4年に一度にならずに済んだのですね。
お母様に感謝ですね♪
ちなみに、我が家の隣のおじさんはその日の
生まれだそうですが・・・だから?(笑)
ちはる
「泣き虫~」は面白いですよね。一部二部は電車の中で笑いを堪えながら読みました。待ちに待った三部は、変人孔明が普通の人になってしまい残念ですが、酒見版の孔明も好きです。
酒見賢一作品は好きで、孔子の愛弟子、顔回が主人公の「陋巷に在り」も好きです♪
「天華」一巻読み終わりました。
しょっぱなのあははウフフなシーンは意外と冷静に見れて、結局一気に読んでしまいました(^◇^;)
この作者の文章はリズム感があって読みやすく、アレなシーンもさらりと読めました。ひらで~さまのおっしゃる通り、お試しに一巻だけではすまないようです(笑)
続きが読みたいですし、「天華」のCDも聴いてみたくなりました♪あぁ…どんどん廃人になっていく、これも孔明の罠なのかしら(笑)
さっちゃん
「天華」のラブシーンは行為が想像できるようなきれいな流れのある文章だと思います。
「おとがい」なんて言葉は高校生のときに知りましてドキリ。いろっぽいな~~と感心。
1巻目にには「なでたまいた」なんてエロな言葉も出てきます。この先も素敵な日本語が出てきます。おたのしみに。
涼子さま
完全に私、ブラック孔明の罠にはまり虜です。
でも本当に色々な表情、しぐさ、ドキリとします。
「天華」を最初に読んだ頃、山藍紫姫子さんの小説のような古風な香りのする言葉が舞う小説だと思いました。
私の時代にはまだBLなんて言葉はなく「耽美」でした。
今は山藍さんの小説が角川文庫になっていたり市民権をえたんですね~~
ちなみに昔コーエーから出た一連の三国志CDで孔明は亡くなった塩沢さんですね。
なんだか懐かしい気分に浸りました。
ひらで~様
ありがとございます。
あした頑張ってお勧めアドレス貼りますね。
実は名探偵コナンの音楽に合わせて三国志の映像があるんですが、どこに消えたか探しています。
「パイレーツオブカリビアン」のものもありました。
なんだか曲が変わるだけでも映像が・・・
さっちゃん
コナンの音楽でみると思わず吹き出してしまうのですが、笑えて仕方ありません。
ひらで~
「陋巷に在り」は、まだ
読んでないので、近いうちに・・・
「天華」、うふふ♪
1巻読めば、もう次が読みたくなる(笑)
そうですね、リズムが好いかも。
特に難しくなく・・・たまに横文字が
入って、面白い雰囲気。
キャラクター設定も、意外なようで
納得してしてしまうところもあって、
展開にも、興味が湧いてきます。
結果は同じなので、不思議な感じ。
楽しく、読んでいきましょうね♪
ひらで~
私も、それ観ています♪
また、記事にUPしますね(^^)
魔蘭
こちらのコメ欄で、天華が盛り上がっているのは嬉しい事です。また、ひらで~様の感想も読みたいです。
昨年発売された、私説三国志天の華地の風のドラマCDも素晴らしかったです。主役2人の本気の演技に悶絶してしまいましたが、アレのシーンも短めでなんとかなりました。新三国志で孔明の吹き替えをしていた堀内賢雄氏が、格調高い語り口でナレーターをやっています。脇の声優さんの演技も素晴らしく第1巻を見事に表現した素晴らしい作品です。続編は難しいかもしれませんが、聴きたいですね。
ひらで~
こんにちは(^^)
こんな孔明、みたことない!・・・
これは文庫版の帯の宣伝文句ですが、
孔明のほか、劉備たちも、え?って思う
ようなキャラクターで大笑いで、数ある
三国本の中でも、一番好きです♪
「天華」・・・私も参加して
盛り上がりたい!!これから
3巻です♪
CDもお聞きになられたのですね。
アレのシーン、あるのね~、まぁ、
大事なシーンですものね。
まだ、2巻しか読んでないから、
違うかもしれませんが、その先の、
孔明を支えとなるシーンじゃ
ないかと思うのですよ。
違ったら、笑ってスルーしてください(笑)
素晴らしいCDのようですね・・・
堀内さんとはお知り合いらしい、
師匠~こと、さっちゃんさんが
喜ばれることと思います♪