思わぬ拾いもので、孔明に離間の計を仕掛けますが・・・。
第91話 諸葛亮、軍を返す ≪諸葛亮計破陳倉城≫223年、祁山の戦い。
諸葛亮は奇門八卦の布陣を用いて司馬懿を愕然とさせる。やみくもに戦った魏軍は大敗。しかし、兵糧運搬係の苟安が酒に溺れて職務を怠ったため、諸葛亮は追撃をあきらめるしかなかった。苟安が李厳の甥であることを鑑みて、諸葛亮は処罰を軽減する。蜀に戻る途中、苟安は生け捕りにされ、司馬懿から偽の手紙を持たされる。司馬懿は、李厳と諸葛亮を離間しようと企んでいた…。
亮 「この陣がわかるか?」懿 「奇門八卦の陣だ、9つの時から知っておるわ」亮 「ならば、破ってみろ、破られたら、私は漢中に帰り二度と来ぬ」懿 「・・・誠か?」亮 「天に誓おう・・・君子の一言 駟馬(しば)も追い難し」いきなり、こんな会話から始まり、孔明の挑発に乗ってしまったような
司馬懿・・・孔明の奇門八卦ですからね~、よっぽどの自信作なんじゃ
ないかと思うのだけど(笑)
隊に戻り戴陵、張虎、楽綝を呼び、陣への入口出口を教える司馬懿、必ず破れると言ったものの・・・中へ入るとたちまち八方塞がりとなり、
次々と打ち獲られしまう司馬軍。
諸葛亮からの送り物と、生け捕られた兵士3人が、「もう一度兵法を
学び直し、3年後に雌雄を決しよう」との伝言を伝えに贈られる始末。
これには相当頭に来た司馬懿、孔明を狙えと全軍に突入命令。
息子は、罠だと言いますが、耳を貸さない司馬懿は郭淮に
諸葛亮生け取りを命じます・・・が散々な目に会った様子。
既に戦場を離れた孔明、逃げる司馬懿を眺めております。姜維が追撃を願い出ると、やめておこうと孔明。
実は兵糧が足らないとの事。そんなはずはないと王平が質すと、
10日前に届くはずが、届かず士気を落とさぬように隠していたと孔明。
孔明を追って、奇門八卦の陣に闇雲に入った司馬懿の軍は
打ちひしがれて営巣に帰還・・・司馬懿は自分の軽率さ敗因を認め、
後退することに。
孔明のもとに、15日も遅れて兵糧が届きました。
責任者は、李厳の甥の苟安(こうあん)でですが、酔い潰れて遅れたもよう。
道が悪くて・・・などと言い訳をすると、孔明大激怒。本来なら、3日遅れれば死罪ですが、初任務でもあるからと、
棒叩き80回に減刑・・・実のところは李厳の甥で、死罪にすれば恨まれるし、
何より今後、兵糧を運ぶ者がいなくなってしまうというのが理由です。
この苟安、罰を受け国に還される途中、司馬軍の孫礼の軍に捕まり
司馬懿の前に連行。身元を聞いた司馬懿は一計を思いつきます・・・。
成都へ戻った苟安は李厳に司馬懿と孔明の密約を記した司馬懿から
曹叡へ送った密書を渡します。李厳は早速、帝に見せることにしますが、
息子・李豊は司馬懿の離間の計であると、止めようとします。が、李厳はそうかもしれないが、このまま見過ごせぬ、
これで孔明が廃されても、私がいるから蜀は大丈夫だと、聞きいれません。
密書を見せられた帝・劉禅は驚きますが、実は戦いをやめるように
願っていたので、丞相が司馬懿と修好を結び撤退するのは大いに結構と、
呑気すぎる劉禅です(笑)が、問題はそこではなく、
孔明が黙っていたことであり、主君が帝か孔明かわからない、
軍を掌握している孔明が謀反を起こしても止められないなどと
良くない話しを挙げ連ね劉禅を怖がらせる李厳です。
孔明の真意を確かめるために、劉禅は李厳の薦めで孔明に帰国を命令。
劉禅の書を受け取った孔明・・・書を読んで、以前自分が司馬懿に計った
離間の計の仕返しだと見抜いたものの、帰らねば不忠となると、
魏延、王平を残し、護衛に姜維と50ほどの兵を連れて帰国。
李豊は孔明に事の仔細を書いて送り、心配して迎えに行きます。
大軍を率いてないと斥候から聞いて、ニコッとする李豊くん、
孔明に心酔してるんだろうな・・・若い子たちの憧れかもしれないね、孔明は。
孔明への追及に乗り気ではない劉禅に、孔明も曹操と同じだと言いきる李厳。
そこに私は忠臣だが、曹操は奸臣、正反対で同じではないと孔明・・・かなり、
怒っている様子で、劉禅にも長安を攻めようと、今いいところなのに、なぜ
呼び戻したのかと刺々しい雰囲気で問い、劉禅が思わず、会いたくて・・・などと
うそを言いますと、大軍を動かすには大変なんですよと孔明。怒られているような劉禅は李厳につつかれ、
仕方なく司馬懿の密書を差し出し、孔明を問い質しますが・・・
孔明は李厳に密書の入手方法、苟安の居所を問い、姜維に苟安の罪を
説明させ、証人まで連れ、これは司馬懿の離間の計であると訴えますが、
李厳は密書が証拠と引きません。そこに李豊が歩み出て、
父に離間の計ではと止めようとしたが聞き入れらず、丞相に書を送ったこと、
仔細を知りながら、大軍を置いてわずかの手勢で帰ったことから、
そんな気はありませんと、父親の罪をを白状してしまいます。
劉禅は疑ったことを詫びますが、命をかけて戦った者たちの成果が
無に帰してしまったことが惜しまれると孔明。
誰が悪いとか言わないあたりが孔明らしい・・・良い意味でも悪い意味でも(笑)
劉禅は、李厳を投獄・・・命だけはと涙ながらに訴える李豊、良い息子だ・・・。
李厳が囚われている牢を酒の用意をして訪ねる孔明・・・先帝より託された夢を実現させようと、お互い忙しくしているうちに
こうなってしまった、私に恨みでもあるのか、と問うと、恨みはない、
ただ北伐に反対なだけだと李厳・・・蜀の国力を知っている李厳には
北伐を続けることがどれだけ国を疲弊させるかわかっているからこその行動、
ここで止めねば、と考えたのでしょう。孔明も、そこは心を痛めるところ、けれども、何もしなければ魏に滅ばされると、
孔明。天が味方すれば中原がとれるからと諭しますが・・・。
李厳に対して、劉禅は兵糧確保ができず、兵糧が送れなかったことから嘘の
情報を流し戦いを止めたことを咎めるとして、身分を庶民に落とす処罰を下し、
孔明の推挙で李鵬を李厳の後任に任命・・・この劉禅、頼りないけど素直な分、
善悪も率直に理解できてる、良い子に見えるが、気のせい?(笑)
父の命を救い、自分を重用してくれる孔明を新居に案内する李豊くん、嬉しくてたまらないって表情ですが、情けでそうしたのではないぞとか、
言われちゃえば、命がけで孔明に尽くすでしょうね~それがねらい?
道すがら、孔明は李厳はどうしているか尋ねます。
それが、仕事をしているときは塞ぎがちだったのに、庶民に落とされると
明るくなったと李豊、それを聞いた孔明・・・羨ましい、私も南陽に帰り
余生を送りたい、とポツリ・・・そうだよね、それが本音だよね、でもできないのが孔明なのですよね・・・
懐かしそうに、そして切なそうに遠くを見つめる孔明に目が潤みます。
こうなると、早くこんな思いから解放させてあげたくなる・・・。
劉禅から与えられた新居を見て、洛陽を落とすまではここには入らぬと、心を新たに北伐へ向かうことを決めた孔明です・・・。
第90話


あと一歩というところまでは行くのですがね~
必ず誰かに足を引っ張られる孔明、悔しいだろうなっていつも思う。
今回は故意的な妨害もあり、ダメージも大きかったのだろうけど、
国を守りたいという気持ちはこのドラマの李厳も一緒だっただろうし、
兵を出す庶民の気持ちの方が、私には理解できるから、
ここはどっちが良いとか悪いとか言えないな。複雑な思いをしながら
見てました。
この記事へのコメント
さっちゃん
さて若手の人たちが世代交代で出てきて孔明はますますお父さんのように教えていて・・・
みんないい子ね。
本当に泣けそうだった。
でも皇帝に背中を向けていた孔明は悔しさと怒りが現れていたような感じ。セリフ回しもこわもてだったり、威嚇を秘めたり。
堀内さんはうまいな~~と感心して見てました。
娘いわく「おじさん頑張るわ~~」と。
思わず顔見合せて「だよね~~」と。
娘も長い付き合いになってきました。
今日もつらいな~~
私は孔明が馬車に乗るときの髪型。
冠の後ろの部分が三つ編みになってお団子になっているあそこが大好き。
涙も出てきます。かわいいんだあの髪形が。
涼子
というのは、私は今までルー・イー@高齢孔明様を、実はあまり受け入れられなかったのです。老けてるだけでなく、悲壮&お疲れで悲しかったので。でも91話で落ちました(fall in love)・・・。なぜかちょっと若返った気もしますが、ロマンスグレー全開でとっても素敵。今まで司馬懿にくっついている静妹の気持ちが理解できませんでしたが、やっとちょっとわかった気がする(いやでも、孔明様と司馬懿はあまりに違いすぎますが (^^;) )。
それにしてもこの新三国シリーズの『老けメイク』技術はすごすぎる・・・と思っているのは私だけ?ルー・イーは若いときだけの役で、高齢孔明様は違う役者かと思ったくらい(それともルー様の演技力がすごいのか?)。
BS 放送が終わって、このサイトの連載が(とりあえず)終わると思うと(ですよね?)、本当に悲しい。この新三国シリーズも最高だし(もちろんルー・イー@孔明様が最高なのですが、私もマジで『ルー・イー@孔明様検索システム』が欲しいです)、ひらで~さんの思い入れの入った楽しい解説も大好きでした。こんみん、つーろん、つーちんの呼び名も好き。あと少し、ひらで~さんがんばって下さい!
(さっちゃんさんが、こんみんの三つ編み姿が好きと書いていましたね。確かにあれもいいです!三つ編みしてあげたいくらい・・・あ、みんなそう思ってますね)
さっちゃん
うれいいコメントありがとうございました。
この三つ編みの姿と、まだ黒い髪のまま琴を弾く(糸の切れる)と魚を見ていたと思われたあの立ち姿大好きです。
北斗七星の衣装ですが、あれいろいろパターンがあるようで襟元に3段くらいの飾りがついている場合はなんと袖口にまでまるでドレスのように長く柔らかい素材が使われ手もとを前に持ってくると裾に向かい本当にドレスのように見えます。
おしゃれな衣装だと思います。
若い時代の作品で「大えんじゅ」(樹の名前です)この作品のルー・イーもきれいです。
個人的に時代物の方が好きな私。「セブンソード」もいいです。
さ、最後のスパートです。
頑張りましょう???何を?
堀内賢雄さん長丁場おつかれだったね~~
ひらで~
孔明と司馬懿、戦うことが生きがいに
なってるような・・・このために
生きている感じです。
若者たち・・・父子の姿がいろいろ
あって、興味深いですよね。
ダメ父でも息子が良いと、救われる。
孔明って、長セリフが多いから、
堀内さんも大変でしょうが、
それだけ聞きごたえ(?)がありますね。
後ろの三つ編みのお団子・・・冠の
後ろってあまり映らないというか、
気にしてないかもしれませんが
良く観ると、凝った作りになって
いますよね。あのシーンは
私も泣けました。劉禅も良い表情
してたし・・・。
ひらで~
出張とは、残念ですがお仕事なら
仕方ないですね。
帰ってきたら、またゆっくりと
観てくださいね。
ロマンスグレーの孔明も素敵ですよね。
ルー・イーは老けメイクしてもかわいい♪
白いひげでニコっとされれば、
即!一時停止ですが(笑)、憂いでいても
見入ってしまいます♪
そんなシーンが多くて、ブログを仕上げる
時間が~!(笑)でもあと少し・・・
もう少し、お付き合いくださいね。
ひらで~
涼子さん当てですが、横から失礼して。
78話の糸が切れる琴のシーンはTV 放送
丸ごとカットだったそうです・・・
83話の魚を見てるシーンのところ、
立ち姿は秀逸でした♪劉禅来なくていい!
とか、思ったほどです(笑)
孔明の衣装、しっかり見たいな・・・
フジTVの力で、衣装展とか
やってくれないかな~時間が経ち過ぎてて
無理か(^^;)
ルー・イー、若い時はぽっちゃりですよね。
かわいいおぼっちゃまな感じ♪
「セブンソード」で初めて観たときは
他の出演者目当てで、気にしてなかった
のですが、今観るとルー・イーの役って
結構重要だったんだ~って(笑)
もしかして、「八人の英雄」で
嵌ったのか?私・・・
さっちゃん
さ、もう一息。
あのお琴の糸が切れるところBSフジで見ていました。
手もとにいただいたDVDがあるのでゆったり見なおして納得。でもあのシーンいいな~~
その場を去る二人の表情も。
北斗七星の衣装は学研から出たガイドブックに出ていました。手をあげていたり袖口をみせている写真が出ています。本当にきれいな衣装で使いまわしもできる便利なものだと思います。
このガイドブックは廃刊されていて見かけないし・・・でも目の栄養です。
全般からのふっくりした表情もいいですよね~~
でも撮影した時の年齢を考えたら若いんだから当然よね。かわいいな~~と叫んじゃう。
だんだん苦悩の表情と涙とかで人間味が出てくるようになっていい役者と思います。
この年齢で孔明をするのは大変だつたと思うけど監督の1発オファーだったし。
冠の下の三つ編みの映像はたまたま動画サイトを見ていて気がついたのです。あのまま馬車に乗り正面向いているあの表情溜まりません。
でも馬車に乗るシーンに使われた動画の音楽もよくて、娘と二人で耳コピーで楽譜を作っています。
もうマニア以上におかしな親子。
「八人の英雄」見てみますね。
ちなみに「セブンソード」の吹き替えは堀内さんではなくて土田大さんです。
昔のビデオにも吹き替えがあるものが出ていたのですが最近ないですから少々さびしいですね~~
ひらで~
あと、一息・・・。
その場を去る二人・・・魏延が
意外だったのだけど、あれで馬謖の
処刑シーンが生きてくるんですよね。
結構、突っ込むところが多いドラマですが、
思わぬ泣きどころしに、しっかり
泣かされています。
ガイドブック、TV放送直前にGET♪
3月上旬に「八人の英雄」観て、
ルー・イーって好いかもって思って、
出演作を何作か観てから中国サイトで
「三国」をお試しで観て、
孔明似合ってる♪って思ってたら、
TVで放送はするし、ブルーレイ発売で
一気に盛り上がって、探したらガイドブックも
あるって言うんで、即買いしたのですが、
もう、ないのですね~。ギリギリセーフ(笑)
「八人の英雄」はコメディですから、
そこ、忘れないで観てくださいね(笑)
吹き替え、全部が同じではないですよね、
吹きかえのないドラマもあるし・・・
「孔子の教え」はどうだろう?
レンタルなくて・・・買わないとダメかな。