中国ドラマ「三国志Three Kingdoms」87☆危急存亡

守る兵のいない空城で一人悠然と琴を弾き、
司馬懿の大軍を迎える孔明・・・。
第87話 泣いて馬謖を斬る
     ≪諸葛孔明空城退敵≫
司馬懿は西城に進軍するが、城門を開け放して琴を奏でる諸葛亮を見て、伏兵が潜んでいると判断して退却する。諸葛亮のもとに、街亭を失った馬謖と王平が現れる。趙雲ら老将軍たちがかばう中、諸葛亮は軍の規律を守るため、泣く泣く馬謖の処刑を命じるのだった。諸葛亮も自らの進退を劉禅に問い、降格となる。一方、司馬懿も勝利は讃えられたが、諸葛亮を逃したことを責められる…。
228年。
 西城(司隷の西隅)。司馬懿の大軍が迫るのを前にして、城門の上で一人琴を弾く孔明。城門は開け広げられ、掃除をする者がひとり、ふたり・・・穏やかな景色に穏やかな琴の音・・・。
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暫し、聞き入っていた司馬懿は突然、全軍撤退を命令・・・
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司馬昭に、兵のいない空城では?と進軍を薦めるも、諸葛亮は伏兵を置いている、ここで引かねばやられてしまうと司馬懿。

 撤退の様子を窺いながら、琴を弾き続ける孔明でしたが、またも糸が切れ・・・
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自分の手を見つめ、天は我を助けた給うたと涙します。
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孔明は自分を知る司馬懿なら、伏兵を置いていると勘繰り、撤退するだろうと読んでいたのでした。自分に迷いや恐れがあっては琴の音に現れてしまうことまで考えての事です。
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そして、司馬懿を知音(ちいん:自分の琴の音を理解する者=互いによく心を知り合った友)と悟ります。好敵手出現に喜んだのか、気を引き締める思いだったのか・・・

 撤退後、司馬昭から伏兵はいなかったと知らされた司馬懿、孔明は神の如くの策略家である、奴には敵わぬ、天はなぜ私を助けぬと嘆きます。

漢中の丞相府。
 陽平関を守った魏延の働きを労う孔明でしたが、まだ帰らぬ趙雲を案じて心ここにあらず状態。そんな所へ帰り血を浴びた趙雲が戻って来ました。聞けば一人戻って、敵将を切り追撃を阻止・・・この働きに孔明は恩賞を授けようとしますが、勝利したわけでないのに受け取れぬと辞退。趙雲の言葉に、志も天を衝くほど気高いと褒めちぎる孔明の様子を見ていた、魏延、なんで俺にはくれない?という顔つきで不満そう・・・。そこへ馬謖と王平が帰って来ました。まずは王平を呼び、事の次第を聞く孔明。やることはやったが力が及ばず詫びる王平。そして馬謖を呼びます。命令にに背き皆を窮地に追いやったことがどんな罪になるのか自分で申してみよと孔明が馬謖を問うと、全ては自分の責任、軍令に従いますと、処刑を覚悟。
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趙雲、魏延ら皆が今までの功績から、死罪は重すぎる、罪を償う機会を与えるよう懇願。
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王平だけは賞罰の明確さが肝心と許してはなりませんと訴えます。意見が二つに割れ、悩む孔明。馬謖も亡くなった兵たちに顔向けができないと深く反省・・・今までの蜀軍でしたら、関羽の前例もありますから、許されるところなのでしょうが、ここは軍規を正すために孔明、泣いて馬謖を切ります。孔明の傍にずっといて、可愛がっていた弟子を切る判断は身を切るより切ないことだったでしょう。
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馬謖も、孔明の判断には納得してたと思うな・・・そう思いたい。
 魏延から最後の杯を渡され飲み干した馬謖、魏延に大業を成し遂げたその時は私もあの世で共に喜びますと告げ、
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孔明のいる方に向かい暇をいただきますと最後の言葉を残し刑に処されます。ここでの魏延、好い人なんです。
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まさか、馬謖の処刑で魏延に泣かされるとは思ってもみなかった・・・。

 北伐失敗の責任を取るため、孔明は劉禅に職を解いて欲しいと上奏。
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臣本庸才
  臣 凡才にして
不能訓章明法      
  軍律を守ることあたわず
臨事而惧至街亭之失  
  事に臨みておそれ街亭に失うに至る
咎皆在臣 
  その咎はみな臣にあり 
授任無方
  もはや大任に値せず
知人不明 慮事多暗  
  人を知らず 事に暗く
罪何難逃         
  罪を免れがたし
請陛下罷免臣職     
  臣の職を解き
以正皇威         
  皇威を示さんことを
臣跪地伏首 
  臣 地に跪(ひざまず)き
死待天命 
  伏して命を待つ
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孔明の上奏に劉禅は職を解けば人材を失い、解かねば法が明らかにならぬ、どうすればいいか?と李厳に問います。李厳は官位を落とし、職務は丞相のまま、統帥権も執らせるようにしては、と提案。劉禅はその提案を受け入れます。

 一方、曹魏の洛陽宮では・・・曹叡が司馬懿の働きを褒めながら、自分は大司馬・驃騎大将軍にしたかったが、西城での撤退は孔明を逃したでけでなく、保身のためにわざと逃したとの讒言や、申儀が司馬懿に自ら即位することを進言したとの弾劾の上奏があり難しい・・・と告げます。あれは伏兵がいると判断しただけで、それ以上のことはありません、潔白ですと訴える司馬懿に
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叡は全ては中傷だとしながら、何もしないわけにはいかず、軍権を一旦剥奪し休ませることに・・・ただし、洛陽の目の届くところで・・・ここの判断は曹叡独自のなんでしょうか?司馬懿を用いたい時には直に来られるようになのか、何も出来ないように見張ってるのか、曹叡の司馬懿に対する目が気になります。 

司馬懿の自宅。
 琴を弾いている司馬懿に静姝が羹を差しだします。そこに司馬昭・・・外が虎賁軍に囲まれている事にこれは軟禁だ、蜀では負けた諸葛亮は官位を落とされただけなのに、魏を救ったはずがこれではひどすぎると帝を批判・・・確かに蜀と魏では対応が違いすぎるのが興味深いところ。前回、司馬懿が勝手に増兵して処分されたけど、孔明の場合は3万も隠し持ってても怒られなかったどころか、褒められてるし(57話)孔明って、やっぱり特別な存在ですね。
 そんな息子につい手を上げる司馬懿・・・初めて私を殴りましたねと、司馬昭・・・え?この父子関係、なんだか面白い(笑)静姝が司馬昭を助け起こそうとすると、静姝を払いのけ勢い余って倒してしまます。すると司馬懿が慌てて静姝を・・・その姿を見た息子の思いは・・・違うドラマになりそうだ。
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荒れる息子に、冷遇も時の運、何度も苦しめられた、何度でも耐えられる、朝廷がまた我らを欲する時が必ず来る、耐えろ!と息子を一喝して、司馬懿は静姝と部屋に消えるのでした・・・。

そして、その日は直に訪れます。
 228年、呉の周魴の偽降の計に嵌った曹休が石亭で陸遜に大敗した後、亡くなり、司馬懿は曹叡に呼ばれます。御車で玉階まで来るのは特別な計らいのようですので、曹叡が司馬懿にかける期待は大きい。しかし召された司馬懿は患っており、ヨロヨロ状態・・・呉討伐に出るつもりだがどう思うかと司馬懿に意見を聞く曹叡に魏の大患は呉ではなく蜀の諸葛亮で、北伐を諦めていないのでご注意をと司馬懿。更に、呉との境は守るだけにして戦わず、蜀への備えを強めるべき・・・殊に、境を接し中原の入り口となる陳倉の守りを強固にするように進言。そこで、曹叡は司馬懿を雍涼の大都督になって陳倉を守るように願いますが、司馬懿は病気を理由に辞退。ならば代わりの者を推挙せよと曹叡。司馬懿はのらりくらりと宛てにならない者の曹家の者の名を挙げていきます・・・司馬懿もここで嫌味の一つでも言ってみたかったのでしょう、
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曹叡も厄介な爺さんだと思ったかどうかは分かりませんが(笑)、最後はちょっとキレ気味・・・ようやく司馬懿は郝昭の名を挙げました。曹真とは違い大言壮語せず、功を焦りませんと、またしても嫌味付き(笑)それでも、曹叡は郝昭を征西大将軍とし陳倉に向かわせました。

 司馬懿が帝に召されたのに、将軍職を辞退したとの話を聞いた司馬昭、早速お父さんを問い詰めます。それに対し、まだ時期ではない、それに大都督になっても大将軍に曹真が着くと司馬懿。勝てば曹真の手柄、負ければ司馬懿の責任となると気が付く司馬昭・・・こうして、魏での処世術を父親から学んでいくのですね~。ところで、この昭くん、211年生まれだそうですから、228年現在、17歳・・・?うそ~っ(笑)

 一方、漢中の右将軍府の孔明は・・・魏と呉が戦っている間に力を貯めている様子・・・北伐の用意まで怠りません。しかし、次の北伐で陳倉から入るつもりだった孔明は陳倉を守る郝昭が司馬懿の元にいた者と知ると顔を俄かに曇らせて・・・。
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第86話                    第88話

「泣いて馬謖を切る」・・・どれほど有能な人でも、決まりを曲げて許してはいけないという意味でとして使われ、ドラマまでも馬謖を切ることが切なくて泣いていますが、「演義」では、馬謖を用いた自分のミスを嘆く場面であるようです。それは前回、劉備に言われていたのに用いた自分が悪かったと泣いていますので、ドラマでは両方を描いたってことになりますね。
それにしても、このシーン、仕方がないとは思っても孔明の泣き顔観てるだけで切なかった。。。。。

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この記事へのコメント

  • 涼子

    ひらで~さんの言うように、この回は孔明ファンには悲しすぎます・・・(でも今は、悲しみを分かち合う仲間がここにたくさんいるので、ちょっと嬉しいですが)。馬謖なんか大嫌いだ~(孔明様に辛い思いをさせたから)。皆さんが人形劇三国志とか、歳がばれそうな話をしていたので私も参戦。私も実はその世代で(ヤフーブログには書いてあるけど)、何を隠そう、孔明の死ぬ回には喪装で放送を見ていた過去があります・・・。またここでも「その日」がやってきますね、今回はどうしよう(真剣に悩む・・・)。
    2012年08月01日 17:57
  • ちはる

    苦悩する孔明も絵になるなぁ~と不謹慎なことを思いながら途中まで冷静に見てましたが、魏延と馬謖のやり取りには泣かされました。末期の酒?っていうんでしょうか?孔明とは反りが合わない魏延ですが、なんだかいい人に見えてしまいました。

    87話で趙雲も見収めでしたね。孔明の空城の計をやるなら、趙雲の空城の計も見たかったなぁと思いました。正史エピソードなのに(泣)

    残り数話は孔明と司馬懿の頭脳戦がメインになりますね。このドラマの司馬懿さん好きなんです。孔明の天敵ですが、なんだが憎めないキャラで見ていて面白いです(笑)

    ひらで~さんのブログ拝見して、ルー・イーが出演した「八人の英雄」を見始めました。エディソン・チャンさんのハジけっぷりにびっくりしましたが、ドラマ自体は面白そうなので続けて見ようと思います。
    2012年08月01日 20:12
  • ひらで~

    涼子さん♪
    孔明の涙、切なかったです。
    仲間・・・そうですよね。
    私も心強い。

    人形劇世代、ここにも♪(笑)
    あの人形劇は、素晴らしかった
    ですよね。動きも驚くほどで、
    同じはずなのに表情が変わって・・・
    孔明の森本レオさんの声も魅力でした。

    喪装とまではいかなくとも、
    その日は心静かに迎えようと、
    思います。
    2012年08月01日 23:04
  • ひらで~

    ちはるさん♪
    私も初めのうちは孔明の涙に
    綺麗だなとか思ってたんですけど
    やっぱり、話しが進むと感情が
    入りこんできて、
    魏延と馬謖のシーンは涙でした。
    魏延と馬謖は以前にも一緒に出てきた
    シーンがあって、仲良しさんなの?
    って思ってましたが、まさか、
    ここでこう来るとは・・・やられた
    って感じです。

    司馬懿、あまりの不遇さに
    同情してしまって、
    どうして孔明と敵になってしまった
    のだろうと思うほど。
    これも演じるニー・ダーホンの
    不思議な力なんでしょうね。

    「八人の英雄」初めのうちは
    カッコいいのですが・・・
    気が付けば、妙なお笑いの世界に
    入り込んで抜けられない(笑)
    ルー・イー、若くてポチャッとした
    感じが可愛いです♪
    2012年08月01日 23:14
  • さっちゃん

    泣き方の様子・・・
    男性の泣き方で一番うまいと言われた遊佐さん。
    明日の放送でつーろんが亡くなったと報告を聞いてヨロヨロと崩れ落ちる孔明。
    動画でなく本物見れます!!うれしい!!
    大好きなシーンの一つですが、堀内さんのアフレコの様子が目に見えるようで笑えそうです。
    しゅーゆのシーンでも笑ったんですが・・・
    笑いの吹き替えは声が高くなるんですあの方。
    あまりそばで様子は見たくないというのがアフレコの時の鉄則ですね。

    さて内緒で「チュモン」も再度見ねば。
    大変だ^~長くて。
    2012年08月02日 08:57
  • ひらで~

    さっちゃんさん♪
    声だけで、泣くというのは
    難しいでしょうね。

    訃報を聞いた時の孔明、
    まともに観られない・・・切なすぎです。
    でも、裏側から見ると、違って見えますね。

    アフレコの様子、DVDとかに
    特典で入っていると好いのにネ。

    「チュモン」にも?
    韓ドラは長くてね~(^^;)
    2012年08月02日 17:42
  • さっちゃん

    ひらで~さま

    「チュモン」の吹き替えには大きな事件がありました。
    チュモンが若い時代からある程度の年齢になるあたりで声優さんの交代がありました。
    若い時代はアニメの「蒼天航路」の曹操をしていた宮野くん。
    後半からラストまでが小杉さん。
    大騒ぎでした。ご存知でしたか?
    ちなみに小杉さんは堀内さんの高校の同級生です。
    よっぱらいコンビです(笑)
    2012年08月03日 11:30
  • ひらで~

    さっちゃんさん♪
    「チュモン」ではそんな事が・・・
    存じてなかったですが、
    若い時と歳をとってからと
    成長を見せるにはそういう手段も
    あるのでしょうか・・・よくわからず
    なんとも言えません(^^;)

    宮野さんは娘が大好きな方ですが、
    「蒼天航路」は観てないと思う・・・
    私も未見です(^^;)

    小杉さんと堀内さん、高校の同級生で
    二人とも声優さんって凄いですね。
    酔っ払いコンビでも素晴らしい!(^^)
    2012年08月03日 20:26
  • 緑のえりまき

    こんにちは。私も人形劇を会社の人に勧められて去年の今頃、NHKのオンデマンドで観ました。それが三国志との出会いです。その時は関羽が好きでした。無論、孔明さんも。素晴らしかったです。表情があって。カメラワークも段々と上達したなって感じがあって、どんどん迫力がでましたよね。
    その後、横山三国志を読み、吉川三国志を読み、正史を読み、このドラマを見つけました。森本レオさんの声も素晴らしくて、ドラマを見るまでは森本レオさんの声のイメージで本を読んでいましたが、今ではすっかり堀内さんの声になりました。どちらの声も素敵です。
    2012年08月04日 12:01
  • ひらで~

    緑のえりまきさん♪
    三国志世代ではないけれど、
    人形劇ファンがここにもいらした♪(笑)
    オンデマンドで観ることが出来るのですね、
    それで、時代を感じるのは歳のせい?(笑)
    関羽、カッコいいですよね~私も
    大好きで、人形展で観た時は大感激!
    ポスター、即買いでした(笑)

    森本さんの孔明は、良い意味で隙がない感じ、
    ルー・イー×堀内さんの孔明は弱さもあって
    身近な感じ、それぞれ、雰囲気が違って
    いるけど、孔明のイメージにちゃんとあって
    いるから不思議(笑)どちらも好きです♪
    2012年08月04日 22:43
  • まろ

    空城の計、孔明さまの心中を思うとほんと切なかったですね。
    慎重に戦を重ねてきて、一番の要所を奪われるという。
    馬謖のバカバカ~
    孔明さまの前ではあんなにイイ子ちゃんだったのに、現場に出てのあのかわりよういかがなものかと('・_・`)
    まあ、姜維の出現でちょっと焦りもあったのかな…
    処刑シーンは泣けましたね。

    ところで、またあつものが出てきましたね。
    (確か3回目)
    どんだけあつもの好きなんだ、司馬懿(笑)
    2012年08月10日 13:34
  • ひらで~

    まろさん♪
    最後の最後で足をすくわれる・・・
    ずーっとそんな感じですよね、孔明って。
    馬謖、魔がさしたって感じですかね。
    私も、あの変わりようは別人?って
    思えるほどでしたから。

    司馬懿の羹・・・中身、何でしょうね。
    って、気になるの、そこ?(笑)
    2012年08月11日 10:15
  • SAKU

    中国男子です。
    偶然でこのブログを発見した。
    びっくりしたのは主婦たちが三国誌を議論していること、女性的な繊細さで考えること。しかも、こんな長ーい1話1話ごとにちゃんと書くのはさすが日本人らしい、
    これはこれは、すごいなと思っていました。
    2016年07月20日 15:47
  • ひらで~

    SAKUさん♪
    こんばんは(^^)
    コメントありがとうございます。
    ここに集った主婦たちは、若いころから
    小説や漫画、人形劇などで興味を
    持っていたので、このドラマに魅かれたのは
    当然のことだったのだと思います。
    1話ごとに語れたのも、それだけ、
    このドラマが魅力的だったのです♪
    今思えばほぼ毎日で、時間的に大変だった
    はずなのに、語る(書く)ことが楽しくて
    苦になりませんでした。自分でも
    毎日よくやっていてすごいなと思います(笑)
    もう、今はできないです(^^;)
    2016年07月21日 23:18
  • SAKU

    うそ!
    2012年のブロック文にコメントを入れたら、返事が出てきた、これって【縁】?ということですかね?まあ、あんなにお時間をかけて、喜怒哀楽をしながら書いたものだから、戻ってきてみても気持ちはわかります。

    中国で三国志についてのドラマや映画がいっぱいあるが、確かに今回のバージョンが結構気に入られますね、失敗も何箇所があるといわれているけど。
    1、呂布:罵倒されたね、幼稚余り、威武不足
    2、貂蝉:おばちゃんだからね。
    3、袁紹:不器用すぎ、こんな人だったら、盟主になれる     か!と、完全に曹操のすごさを引き立てるため     の貶めですね。
    等々。

    ちなみに、ぼくは曹操が一番すき、演義の中でも、正史の中でも、すごい英雄ですね、特に彼の詩文を読むと、胸を張られますね。その中、特に<<短歌行>>が大好き。

    酒に対しては当に歌うべし、人生幾何ぞ
    譬(たとえ)ば朝露の如し、去りし日は苦(はなは)だ多く。。。。

    逆に、曹操と比べたら、劉備陰険すぎて、男前でないようか感じ。孔明様は完璧だからそこ、ファンにならなかった(怒られるかな!?)、まあ、何もかも自分で自らやるから、いいマネージャーではないね、彼本人が死んでいたら、引き継げる人材がいなかったね、人材の断層はまさに彼の管理の責任だね。

    でも、ルーイバージョンは女性ファンに好かれても文句なしですね。

    中国の中に興味を持っていたら、いつでも聞いてください。
    2016年08月23日 13:57
  • ひらで~

    SAKUさん♪
    こんばんは(^^)
    昔の文ではありますが、コメントが
    入ると分かるようになっているので、
    「縁」というより、「礼儀」中国語ですと
    「礼貌」ってことかな。

    中国での本作の評判、面白いですね。
    貂蝉はおばちゃんなのですか?
    日本では、貂蝉を演じた女優さんが
    綺麗なので評価は高いですよ(^^)
    袁紹は確かに、盟主としては能力が
    低すぎですよね(笑)

    曹操がお好きなのですか。私もです♪
    英雄というより、政治の能力が高い人だと
    思いました。
    SAKUさんの孔明の評価は、興味深いです。
    なんでも自分一人でやってしまって
    後継者の育成が足らなかったというのは
    確かにありますね。
    でも、日本では孔明が一人でがんばって
    いたのに、途中で力尽きちゃったところに
    魅力を感じるところがあるのですよ。
    とはいえ、私もこのドラマの孔明が
    陸毅だから好きなのですけどね♪

    <<短歌行>>、
    對酒當歌 人生幾何 
    譬如朝露 去日苦多
    日本語で読むなんてスゴイ!!

    中国の詩は、他の歴史ドラマの中でも
    よく読まれてますが、
    中国の方にとって、詩はどういう
    存在なのでしょうか?日常的?
    皆さん、作ったりするのかな?
    2016年08月23日 22:50
  • SAKU

    ひらで~さん
    どうも。

    曹操のあの詩はGOOGLEでサーチしたものです、ぼくはそこまでの日本語能力がないよ。
    現代中国の一般の人はほとんど詩を作らない(作れないともいえるかな!?)です。中国では、漢賦(司馬相如)、魏晋書(竹林七賢、王羲之)、唐詩(李白、王唯)、宋詞(蘇軾、李清照)、元曲(関漢卿、馬致遠)、明清小説(西遊記とか、三国演義とか)という言い方があり、詩を作ったら、唐の時代の人に笑われるっていう話もある。もちろん、唐以降の時代の人は詩も作りますけど、現代人にとっては古風すぎで、恥ずかしいところもあるでしょうね。自分しかわからないものを作ったら、微妙におかしいですね。
    古代は、みんなわかるから、すぐに歌われるし、はやるのもはやいし、なんっていうんだろう、詩というのは現代においてはPOPミュージックのような存在ちゃうの?ぼくは思います。李白=稲葉浩志 って感じかなぁー

    もう1つですね、詩は漢字の組み合わせだけではなく、“音律”、“押韵”などにあわせないとだめなのよ。つまり、漢字の読み方により、音声の規律があり、それに合わさないと詩にならないっす。勝手に漢字だけでの詩を作ったら、打油詩(読みやすい、遊びの詩、、“音律”、“押韵”何もない)といわれる。だから、相当文化面教養面で優れている人ではないと、作れない。唐代の人と現代の人の素養差はここでもわかる。

    唐代の人のように、お酒の見ながらすぐに口から出るよりは、ぼくらは詩を作れば、一生懸命考えないといけないのよ。使い漢字があっても、“音律”、“押韵”に合わないから、代わりに違う発音、同じ意味をする違う漢字を使わざる得ない時もあります。

    現代人はそんな暇もないし、詩に対しては遠くから尊敬を表すだけでいいというような感じ(ぼくもそうだ)。

    ってかなぁ。。。。。。
    2016年08月24日 14:06
  • ひらで~

    SAKUさん♪
    おはようございます
    早々に、お答えしてくださったのに
    返信が遅くなりすみません!!

    中国の詩は、やはり中国の方でも
    難しいのですね。なんだか安心(笑)
    李白=稲葉浩志って、
    面白い解釈ですが、昔の言葉と現代では
    違ってしるでしょうし、それが新しく
    感じるでしょうね。
    日本語でしたら、“押韵”・・・
    “韻を踏む”ということで
    ラップ調の現代の唄などにあって、
    リズムがありますよね。
    でも、言葉は現代語ですので、
    古文からは離れてます(笑)
    最近観た中国のドラマで唐代の詩に
    曲をつけた唄を聴いて驚いたのですが、
    (司馬相如の奥さまの詩「白頭吟」)
    SAKUさんのコメントで、納得しました♪
    ありがとうございます(^^)

    日本では中国の詩やは高校の
    古文の授業で漢文編として習います。
    一応、 詩だけではなく、
    史記や論語なども・・・
    中国語に記号や送り仮名をつけて
    日本語として読んでしまうのです。
    これが難しくて・・・
    これで漢文=難解となって、遠い存在に
    なってる人が多いのですよ(--;)
    そのうちの一人が私ですが(笑)
    中国のドラマを観ているうちに
    中国の詩に魅かれるようになりました♪
    まだまだ初心者ですが・・・
    これは覚えておくといい!という
    詩はありますか?中国では誰でも
    知っている・・・というような。
    あと、ドラマの中では筆で字を書く
    シーンがよく出てきますが、
    筆の持ち方が皆さん綺麗だな~と
    感心します。書道(書法)も
    小さなうちから習っているのですか?
    2016年08月26日 09:38
  • SAKU

    ひらで~さん
    こんばんは

    中国の教科書には詩や古文がいっぱいあります。小学校から大学まであるほど。僕は古文が超好きで,ある詩を読んで、この人はあの時に、なんてむなしい、なんて切ない、なんて悲しいと詩人や作者の【心境】と共鳴する時は洗礼になりますね。
    ちなみに、確かに中学校のテキストには曹操の<<短歌行き>>諸葛亮の<<出師表>>がありますね。高校と大学はもっと難しいやつ、屈原の<<離騒>>の1節とか。

    詩も流派があるので、個人的にはある流派限定のような偏愛はないですが、下記のようなものを推薦をすれば悪くないじゃないかなぁと思いますね。
    王翰の<<涼州の詩>>

    李商隠の<<無題1>>(シリーズがあって、第一がもっとも絶賛をされている)
    それで、李白の<<将進酒>>、長いから、自分で探してみてね(笑) 
    李商隠はね、一時期はまりました。

    それと書道についてね、
    専門の塾が沢山あり、子供を送って習わせる親も沢山でね、ぼくもチビの時に、親父に【漢字をきれいに書けないものは中国人にならない】といわれ、可哀想に書道塾に送られましたね。いま考えたら、親父に感謝の気持ちは溢れるほど。

    書道といったら、中国は王体(王羲之)、顔体(顔真卿こ)、欧体(欧陽詢)がメインで、ぼくは顔体派(書けるという意味ではないよ、好きだけ)

    ぼくはね、男というより、女性は漢字をきれいに書けることが憧れるのよ、それ以上の可愛いとセクシーがないと思います。

    偏見ではないけど、字をきれいに書けると書けない人に対しては、ちょっとだけ違う感情をもつかも。

    ところで、返事の中の内容をみると、どうも中国語を勉強しているようですが、もしかしたら、大学で中国語を選んだとか、じゃないですかね?
    2016年08月28日 01:48
  • ひらで~

    SAKUさん♪
    お答え、ありがとうございます(^^)

    >中学校のテキストには曹操の<<短歌行き>>諸葛亮の<<出師表>>がありますね。
    わ~♪三国志ファンにとっては
    羨ましい授業ですね♪
    日本の教科書では、史記の
    「鴻門之会」と「四面楚歌」の
    部分があるくらいです。
    でも、読み下し文が古い文体ですので
    日本語とは思えない状態(笑)
    (過去記事の「項羽と劉邦King's War☆
    第44話 鴻門の会」の末尾に挙げて
    ありますのでよかったら見てください)
    ところで、中国の方が読む「三国志」
    「演義」は原文(古文のまま)ですか?
    変な質問ですみません!!
    日本人が接する三国志は殆どが小説や
    漫画に脚色された物なので、小説家や
    漫画家さんの想いい入れも一緒に
    伝わってしまいます。もし、中国の方が
    脚色されてない三国志にしか触れてない
    のなら、受け入れ方が違うのでは?と
    ふと、考えてしまったので・・・。

    漢詩についてのアドバイス、
    ありがとうございました。お酒に纏わる
    詩が多いのはSAKUさんはお酒好き?
    <<離騒>>はドラマ「步步惊心」
    (宮廷女官若曦)の中で知りました。

    書道について・・・さすがは本場の中国、
    書道は半ば当たり前のことなのですね。
    私も子どもの頃習ってまして、
    当時はなんでこんな面倒くさいことを
    しなきゃならない?って思って
    ましたが、今となっては親に感謝です。
    男女を問わず、字が美しいというだけで
    好い人♪って思ってしまいます。
    書道、子育てが終了したらまた、
    始めたいと思ってます(^^)

    中国語、確かに学生時代と結婚前に
    少しだけ習いました。こちらも、また
    再開したいと思ってます。
    2016年08月30日 13:52
  • SAKU

    ひらでさん~
    こんばんは、返事が遅くなり、すみませんでした。

    書道はね、親が厳しいけど、残念ながらいまの親たち自身はゆとり世代というか、あまり精進していないものばかりで、いい伝統は崩れてしまいそうだよ。

    三国志は古文原文バージョンと白話文(現代の言葉)バージョンがあり、演義は明の時代の作品なので、そんなに難しい古文だと思わないですね。当然、原文のほうはずっと面白い、漢字はね、何文字だけで、人、事件、気分を表すことができるので、逆に原文ではないとこの古典小説の味わいが違うと思う。
    日本の漫画とアニメは中国で大人気で、それらを見てから<<三国志(演義)>>があると分かった子もいますよ。昔にニュースがでたけど、中国の子供は<<ドラゴンボール>>を見て、<<西遊記>>は日本の古典小説と思った子もいっぱいいたらしい。
    ちなみに、ぼくも漫画ファンで、井上和彦が大好きですね、<<スラムダンク>>とか、実はぼくはね、高校でも大学でもバスケットチームの副隊長でしたよ、バスケがまじでうまいっすよ(ハハハハハハ、照れちゃう)

    中国語は勉強を継続すれば、ちょうどいいじゃん!
    わからなかったら、何でも聞けばと思うけど。
    そうだ、ここはブログなので、中国語ゼミを開催をしたら、あほみたいな話になるので、もしよかったら、下記のメールアドレスに発信してくれないかな、コメントのところあまりに長いこと書くもの、なんか迷惑だなとも思いました。
    ljyhcyy@hotmail.com
    (頭文字はLの小文字で、数字の一ではない)
    メールアドレスをつかえば、便利でしょうし、論文ほどの長い文章も書けるから、いいじゃない?

    もし今後ともメールでやれば、ここにあるコメント分を削除したら?で、いいかな、勝手にそう思うけど。。。
    2016年09月04日 22:04
  • ひらで~

    SAKUさん♪
    こんにちは(^^)
    返事が大変遅くなり
    申し訳ありませんでした!!

    やはり中国語も古文、現代文の
    違いがあるのですね。
    日本語の漢字とはまた違った
    意味もあるので原文の本来の意味を
    理解するには、日本語では難しい
    かもしれませんね。

    中国の方でも「ドラゴンボール」が
    初めての西遊記だったら、
    仕方ないかもしれませんね(笑)
    でも、名前が、悟空だと日本人じゃ
    ないから、日本の物じゃないって
    分かりそうな気もするけど(笑)

    「スラムダンク」、お好きでしたか・・・
    私とは、かなり年代が離れているので
    読んだことがないのですが、
    人気の程は、存じてます。
    実は私も中学と、大学ではバスケ部だった
    のですよ。でも私の世代はバレーの方が
    人気でしたので、実は観るのはバレーばかり。
    今はママさんバレーで楽しんでます(笑)

    今後のsakuさんへの質問コーナー、
    お言葉に甘えて、メールにて
    質問させていただきます。
    コメント欄では、スクロールが
    大変ですので、どうしようかなと
    思案していましたのであり難いです。
    お答え下さったらまた、
    新しい記事としてUPしたいと
    思いますのでよろしくお願いします♪
    2016年09月15日 11:45
  • SAKU

    ひらで~さん
    こんにちは

    中秋節なのに、台風の影響で雨だらけ、なんて悲しい4連休なんだ!月餅は相変わらずまずいし。。。

    うん、そうしましょう、今後はメールで連絡を取りましょう。

    ちなみに、中国ドラマはレベルが低いから、あまり見ないですが、何年前には確かにいいドラマがありましたよ。
    <<甄環伝>>(日本語訳は<<宮廷の争い女>>というらしい)というドラマはですね、ぼくは最初から最後まで見ていました。

    超長いかもけど、楽しみしてみればと思います。


    ここでのコメント文は削除していいじゃない、ご検討を!
    よろしく。
    2016年09月17日 15:50
  • JohniFrors


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    2017年12月19日 20:02

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